2回
2010/09 訪問
鯨の名店仙台「一乃谷」、東京神田に復活
昭和の戦前まで宮城県の郷土料理だった鯨料理の伝統を現代に伝え、庶民的な価格で提供してくれながら、仙台最後の鯨専門店として今年5月に惜しまれつつ閉店した仙台「一乃谷」が、従来よりレベルアップして都内に復活しました。鯨10部位の刺身を常備し、鯨ステーキやから揚げ、大和煮など、腹具合に応じて食べさせてくれます。また、宮城県の郷土料理店として、三陸産牡蠣や各種山菜、また鮑やウニなどの北海海産物まで、いったいどういう仕入れルートを持っているのか激安で仕入れて客に振舞ってくれます。仙台時代は居酒屋然として狭かったですが、神田の新店舗は旧店舗の3倍近い広さで、座席や卓もゆったり、天井も高く、従来より落ち着いて食事ができます。外見に反して実は高齢者に差し掛かっている店主は、2代目を備えながらも東京に進出してますます意気軒昂、宮城県の産物を中心に産地直送ビジネスにも乗り出し、品揃えも価格もレベルアップ。この店が都内に開業した以上、心ある食通なら、一度この店に来れば、もう二度と他の鯨店に行く気はしなくなるでしょう。
2010/09/04 更新
昨夜はマイミクさん主催オフ会に参加で神田「くじらのお宿 一乃谷」へ。仙台時代の20世紀から通う常連でmixi日記での最古は14年前に載せています(^^ゞ でも前回来店の自催じゃっぱ鍋会以来5年ぶり(^^;☆\(▼▼#))) 5年もご無沙汰したんじゃ、もう「常連」なんて名乗れないよねぇ、ただでさえ還暦過ぎて引退するとか昔言っていた老店主だけに、とっくに筆者のことなんか忘れているだろうなぁ!
でも老店主は5年ぶりに来店した筆者を覚えていて「放蕩息子を迎えた父親のように」迎えてくれました。コースでしたが鯨刺盛が7種よりもはるかに種類増えていたり、コースに「これあった?」みたいなメニューが次々と出されたり、諸事気を使ってくれました。でもやはり、鯨刺や鯨ステーキや鯨寿司など、仙台で食べていた頃からの味レベルをもう四半世紀以上一貫して保っていることが、最も嬉しかった。筆者も悔い改めて今後たまにはこの店にも来なくては!と心に刻みました。