Asapu-puさんが投稿したハジメ(大阪/肥後橋)の口コミ詳細

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Asapu-pu

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ハジメ肥後橋、渡辺橋、淀屋橋/イノベーティブ、フレンチ

1

  • 夜の点数:-

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2014/11 訪問

  • 夜の点数:-

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

【地球との対話 2014】Vol. 3

三度目のハジメさん。

この日は母の還暦祝いで訪れました。
プレートならば撮影可能とのこと、そして、私達の写真も撮影可能でした!
(次回からはワインのエチケットも撮ろうと思います><)

『地球との対話2014』
【TASTING MENU STANDARD 32,400円】


■森
コンソメ/セップ
■生命
白子/平目/カズノコ/黒オリーブ
■磯
牡蠣/キュウリ/昆布/ヨーグルト/ムール貝/らっきょう/赤じそ/ウニ/ブロッコリー/アニス
■川
信州サーモン/イクラ/山椒/八丁味噌/マンゴ/プチオゼイユ
■地球
■海
-秋海
ノドグロ/大麦/栗/舞茸/銀杏
-水澄む
手長海老/スッポン/生ハム/クスクス
■破壊と同化
フォアグラ/キノア/黒胡椒
■希望
-露
オリーブ
-草原
仔羊/玉葱/クミン/魚醤
-大地
仔羊/根セロリ/クレソン/蕪/花山椒/黒ニンニク/杜松
■収穫
-実り
牛乳/オリーブオイル/アーモンド/柿
-飽き満ちる
栗/洋梨/椿の葉/灰
■記憶
無花果/五香粉/黒胡椒/黒糖/赤ワイン

ハジメさんのお料理は、
驚きと感激が、一皿一皿ではなく、一口一口にもれなく訪れるんです。

食事という行為から与えられる純粋な満腹感を超えて、
哲学的な幸福感と、リアルな口福感を、優に超えてゆくんです。

彼の料理を食べると、感性が喜んで反応し始めるんです。

そしてこの感覚を一緒に味わい、一緒に興奮してくれる母に感謝。
シンクロするポイントポイントで、
やはり母娘なのだな、と、なぜかハジメさんで噛み締められることが不思議です。

この日のお土産は、メレンゲ菓子が二つ。

そして帰り際、
母の還暦祝いにと、シェフから素敵なお花とメッセージをいただきました!!
感激です。

大切な人との大切な時間を、大好きなお店が共に祝福してくれるなんて、
なんてなんて幸せなことなのでしょうか(/ _ ; )))

これまで、記念日やお祝いでお店から何かを頂くことってまずありませんでした。。。
その素敵なお心遣いに感謝いたします。
やはり、HAJIMEは心温かいお店であり、とても素晴らしいチームであると思います。


尊敬してやまない料理人、米田肇さん。
素敵な時間をありがとうございました。

2014.07***
【地球との対話 2014】Vol. 2

この日、この瞬間を待ち侘びていた、二度目のディネ。
『地球との対話2014』に込められたシェフの思考と意図を紐解くかのごとく、
五感をフルに働かせ、与えられた口福感を享受した。

この体験は、食事という行為から与えられる純粋な満腹感を超えて、
目前の皿の上に置かれる一滴一滴のソースに託された存在意義よりもはるかにちっぽけな自分、
をぽかんと俯瞰するような、リアリティに欠ける異質な虚無感を伴っていた。

なぜなら、シェフの哲学と真剣に向き合おうとすると、食事という行為の意味を忘れるからだ。

シェフが考え抜き具現化した料理という哲学を口にする時、コンヴィヴィアリテの重要性を一度脇に置いて、
余分なモノを排除し頭を空っぽにした状態で舌に全神経を集中させると、
口内に凄まじい高波が押し寄せる。

そして一瞬、成す術もなく立ち竦む。

実際には、ソファに深く腰掛けたまま、唯一の装飾である朱色の絵画に目をやっていたのだけど、
それは記憶をたどって何かを思い起こす作業ではなく、
見たことのない未来を見据えるような新たな体験だと無意識的に感じていたからだと思う。

固体・液体・気体という異なる物質を一枚の皿の上で一つの完成形に仕上げるその様は、
まるで異なる生物がどうしてこの地球という丸い枠の中で共存し得るのだろうかという漠然とした疑念に寄り添う。

4時間半にもおよぶ『地球との対話』
それは、記憶の中に保管していたはずの香り、味わい、食感など、それら全てを凌駕し、
とてつもない新世界を切り開いた一瞬の出来事だった。
つまりは米田肇シェフ、彼の哲学に惚れ込んでいる。

【TASTING MENU STANDARD 32,400円】

■夏のほか
トウモロコシ/バニラ
■生命
平目/トマト/胡桃/キャビア
■磯
牡蠣/キュウリ/昆布/ヨーグルト/ムール貝/らっきょう/シブレット/赤じそ/キノア/ウニ/ブロッコリー/アニス
■湖
琵琶鱒/ステヒックセニョール/山椒/八丁味噌/マンゴ/白インゲン
■地球 chikyu
自然への敬意、地球の循環、ミネラルの表現
山に雨が降り注ぎ、そのひとつひとつが雫になり、葉を伝い、地表に落ち、様々な地層を通り、
力を抱え、森の中で川の一滴として誕生します
その一滴一滴が渓流をつくり、川になり海へと繋がります
そして、海で雲がつくられ、雨を降らします
地球はこの循環の上に成り立っています
大地の力を吸収するのは野菜 大地に根を生やす植物が必要な成分を吸収し、その残りのミネラルが
川から海へと流れていきます。海でミネラルと出会うのは貝
大地と海とのミネラルを合わせたこの一皿は、
私たちも循環という自然の摂理の一部であるということを感じさせ、
地球から人へのメッセージのような気がします
■海
-満ちる
ノドグロ/青大豆/コリアンダー/豆苗/茄子/アオノリ
-岩礁
黒鮑/黒トリュフ/カリフラワー/玉葱/ゆり根
■破壊と同化
フォアグラ/サブレ/ヨーグルト
■希望
-露
イタドリ
-大地
熊本牛/カボチャ/松の実/イチジク/蕪/クレソン/枝豆
-森
仔羊/黒ニンニク/オゼイユ/アメリカンチェリー/カシス
-野原
牛乳/オリーブオイル/アプリコット/花粉
■夕立ち
グレープフルーツ/柚子/日本酒/デラウェア
■月涼し
桃/チョコレート/フランボワーズ/ピスタチオ/オレガノ

◆WINE PAIRING Half(9glasses) 16,200円

ワインとのマリアージュにも驚きや発見があり、
ハジメという世界観に見事にそった構成だった!

もはやレストランの域を脱し、別次元で日々成長をとげる新たな存在。

2014.05*****************

2008年 5月にオープン。
2009年10月には、史上最短でミシュラン3つ星を獲得された、米田肇シェフのお店。

現在はミシュラン2つ星。
賛否両論あるようですが、
実際にお料理を口にして、
溢れ来る旨さに圧倒されて涙してしまったのは彼のお料理が初めてでした。

大阪駅から車で10分ほど。
某ホテルフロントの方はご存知ないようでしたが、
タクシードライバーの方にうかがうと、やはりご存知のようで一安心。
エントランスに着くと、すぐにレセプションの方が出てきてくださったので、
残念ながら外観写真を撮るタイミングを逃してしまいました。
出迎えのタイミングは難しいところ・・・

シンプルなファサードから一歩店内へ足を踏み入れると、
コンパクトなウェイティングスペースがあり、すぐにダイニングへと案内されました。

ホワイトとブラックのコントラスト。
華やかな装飾は少なく、余計なものがそぎ落とされたスマートな印象。
卓上には、シェフの想いと注意事項の書かれた紙が用意されていて、
どう頑張っても料理写真は撮っちゃダメとのことでした・・・
素晴らしいお料理の数々だっただけに、
その思い出を今は見返すことができず・・・残念です。
店内写真だけは、他のお客様がいらっしゃるまでならということでOKをいただきました。

料理コースは3種類。
・TASTING MENU STANDARD 32,400円
・TASTING MENU SHORT    21,600円
・VEGETABLE TASTING MENU 26,250円


初めてだったのでshortコースにしたのですが、
こちらには、スペシャリテの“chikyu”『地球』(野菜の一皿)は含まれていません。

インターネット予約の際にコースを選択して申し込み。
その際に時間は指定できないのですが、カレンダーで2ヶ月先の空き状況を確認できるので、
遠方からでも予定の調整が可能になりますね。基本的には日曜定休とのこと。
苦手食材を含め、1週間前にはリコンファームの電話があるのですが、
この時に意思疎通がうまくいかず、結局苦手食材も気にせず出してくださいとお伝えしたところ、
当日のお料理にはふんだんに使用されていたので、
「本当は苦手だけど、説明がややこしいので妥協してOKです」との意図がシェフには伝わっていなかったようです。
この辺りのやりとりって難しいですね。

ワインはグラスで2~3杯。
これが、現行ヴィンテージの分かりやすいものたちだったのですが、
一杯の根付けに驚愕!!都内の倍はとられていました。
ワイン価格はやはり老舗グランメゾンには勝りませんね・・・
◇Chetillons 4,200円
◇白ワイン 3,760円
◆赤ワイン 3,240円


その反面、ソフトドリンクのペアリングコースは、
玉露やカシス、自家製ジンジャエールなど興味深いものがありました。
◆NON-ALCOHOLIC PAIRING 5,850円
◇Surgiva 850円


メニュー表記は下記のとおり・・・

【地球との対話 2014】
■midori 緑 green アスパラガス/ハコベ
■seimei 生命 life 鮎/平目/カズノコ
■kawa 川 river 桜鱒/アスパラソバージュ/山椒/八丁味噌/マンゴ/白インゲン
■yama-kawa-umi 山.川.海 mountain - river - sea 手長海老/生ハム/オレガノ/うずら卵/金針菜/空豆/ホタルイカ
■hakai to douka 破壊と同化 destruction and assimilation フォアグラ/ハシバミ
■kibou 希望 hope 露 -
          空 - 鴨/根セロリ/ビーツ/イチジク/パースニップ
■oboroduki 朧月 hazy moon グレープフルーツ/有田みかん/ライム
■ai 愛 love 苺/フランボワーズ/サブレ

最も素晴らしく涙したのは、『桜鱒』
お皿の上で川の流れが表現されている様子は珍しくありませんが、
一口、この川で泳ぐ桜鱒を食した瞬間、
旨みがぶわっと口の中から脳天まで突き抜け、初めての衝撃を受けました!
これは美味しいという言葉では表しきれない感覚で、
鳥肌と身震い、感極まるとはまさにこのこと。
食べ進めるとまた涙腺がゆるみそうで、しばらくはあぁもう食べられないと悶絶しておりました。

一皿に使用される食材は多く、個々の主張や存在感も強い、
しかし、その一つ一つが同じ方向を向き、一つのコンセプトの上で成り立っていて、
オーケストラのような統一感が素晴らしく感動的でした。

ソースの一点一点、
ジュの一滴一滴が、ただの飾りではなく、
しっかり自己主張をし、そこに留まることの存在意義を明確にしているのでした。

素晴らしいの一言です。

これまで私が国内で出会ってきたフランス料理店が日本のフレンチなのだとしたら、
シェフのお料理は料理というジャンルを超えた米田フレンチ。
料理でもなく、芸術でもなく、音楽でもなく、
また別軸に存在する新境地のように感じました。


最終入店時間の20:00には満席に。
8割がカップル。半数が外国からの方のようでした。

そんなピークタイムにお店をあとにすることになったので、
残念ながらシェフに直接お会いすることはできませんでしたが、
キッチン内に光る眼鏡を一瞬お目にかかることができました!笑

お土産にはレセプションの方から自家製紅茶のジャムをいただきました。
赤いバックがとても可愛い♪

来月またうかがいます。

☆口コミ1,300件目☆
【母娘関西めぐり2014①】

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2015/08/31 更新

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