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海老の突き出し
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小河豚と鯛の刺身
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日本酒
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洋ムール貝の焼き物
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鯛の酒蒸し
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洋天ぷら
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洋蝦蛄
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洋雲丹の刺身
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洋刺身
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洋寿司
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京人形
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京人形
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高松への出張が週末に重なったため、以前から訪ねてみたかった今治まで足を伸ばしました。もちろん目的の最重要ポイントは今治の魚を愛でることです。
今治の魚のことならエキスパートの「かづらきのをに」さんからグルメ情報、宿泊情報、観光情報など、懇切丁寧にいろいろとアドバイスをいただき、充実した秋晴れの今治の食と観光をたのしみました。どれも正鵠を得たものばかりで大変参考になりました。この場を借りて改めてお礼を申し上げます。
同じ四国とは言え、高松から今治までは予讃線の振り子列車に揺られての2時間余の旅です。秋の柔らかい日差しの中で車窓は右に瀬戸内の田園や島並み、左に石鎚山をはじめとする峰々を眺望しながらのんびりと過ごすことが出来ました。新幹線移動や飛行機移動の多い昨今、ローカル列車の旅もいいものだと再認識させられました。
さて前置きが長くなってしまいましたが、今回お邪魔したのは宿泊した今治国際ホテルから徒歩5分くらいのところにある割烹 洋さんでした。「かづらきのをに」さんの事前注意がなければたどり着けなかったと思います。何しろ外観は郊外の住宅街にどこにでもありそそうなごく普通の民家なのですから。ブロックの門柱の上に点っている小さな門灯に目立たず割烹 洋の表示があるのみでした。言われなければここが料理屋であることを瞬時に判別できる人は皆無だと思います。実際小生もこの前を通り過ぎ、おかしいなと首を傾げつつ厨房らしい窓越しに忙しく立ち働く大将の姿を認めてやっと気が着く有様でしたから。
普通の玄関を上がると右手の部屋に大きな板を差し渡しただけのカウンターがありそこに通されました。厨房とつながっているので忙しく立ち働く大将の姿が見えます。奥には宴会や会席が出来る座敷もあるようで、当夜は結構大人数の客が詰め掛けていたようでした。そのため大将も女将さんも賄の女性もおおわらわでしたが、一見客の小生にもぞんざいに扱うことなく、気持ちよく接客していただきました。朴訥ながら絶えずこちらの存在を気にし、大勢の料理を作る合間に頃合を見計らって美味しい魚料理を供していただきました。実に気持ちの良いホスピタリティに感服しました。大将も女将さんも笑顔の一級なことといえば、、。
ビールで喉を潤していると大きい海老と小さい海老のお通しが出てきました。質問は控えたため、なんという海老なのでしょう。赤い大きいほうも、白っぽい小さいほうもしっとりとしていて美味しい。なんと言う贅沢。赤いほうはぷりっとしていて、白いほうは繊細な味を楽しませてくれました。これでお通しとは、1品の価値があります。
次なるは子河豚と小鯛の薄作り。紅葉卸の薬味と二杯酢でいただくと、これまた爽やかな味わいが口いっぱいに広がって、白身魚っていいなと感嘆してしまうほどの美味しさです。
たまらずビールじゃ物足りないとばかり、お酒のお勧めをお願いすると「京人形」という地元西条の蔵本屋本店 という酒蔵が作っている本醸造のお酒を供してくれました。この酒の透徹な事といったら、、。超辛口といううたい文句にまがうことなくキリリとしていることはいうまでもありません。しかもその上に馥郁たるお酒本来の旨味が乗っている。まるで2種類の酒が同居しているような味わいで、ぞっこんほれ込んでしまいました。おそらく今まで飲んだ酒の中でも5指に入れてもいい美酒に間違いありません。
続いて鯛の酒蒸しがやってきました。ふっくらと蒸しあがった鯛の香りの良いこと、美味しいこと。瞬く無言で平らげてしまいました。
そして続いてはムール貝様の焼いたもの、名前が聞けませんでしたが素朴で美味しい。酒のつまみには最適でした。家でならこの一品で酒3合は飲める自信があります。
続いてはウニの刺身、小さいながら磯の香りたっぷりで、さすが地元産だけあってさっぱり新鮮でウニならではの旨味も濃厚でした。それから蝦蛄ですが、こんなしっとりとした蝦蛄を食べたのは何年振りでしょうか。粉っぽいところなど微塵もありませんでした。
そして天麩羅、これも海老や地元の魚の美味しいところがパリッと揚げられていて、美味いのなんの。
大将が「そろそろお腹も一杯でしょう」と声をかけてくれたのですが、あまりの美味さにエンジン全開になっていた小生はわがままを言ってお刺身の追加までしてしまいました。殻付きのウニ、鱧、地元の白身魚、酒が進みます。結局「京人形」を空にしてしまい、これも同じく地元西条市、首藤酒造の清酒「寿喜心」をいただきましたが、小生の好みでは前者のほうが料理を引き立て、楽しませてくれるような気がしました。いずれにしてもそれぞれ品評会において優秀賞を獲得しているそうです。最後に大将が寿司を握ってくれました。なんという心憎い配慮でしょうか。
いやはや感嘆 感嘆の夜でした。ご馳走様。