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クラシカ表参道表参道、明治神宮前、渋谷/フレンチ、イタリアン、ダイニングバー
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夜の点数:4.5
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¥10,000~¥14,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 3.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク3.5 ]
ステファン・パンテル・コレクション 京都の風が竹林に吹きそよぐ
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前菜 鰻と九条葱と林檎のマリアージュ
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フォアグラのコンフィ 奈良漬巻き
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フォアグラのコンフィ・アップ
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レンコン饅頭 半熟卵きのこのソテー へしこのソース
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マグレドカナール(ミュラー鴨)のロースト 赤玉葱のコンポートとさつまいも添え
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パン
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スパークリング・ワイン Charles
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ブルゴーニュ・ピノノワール ラヴィニエ
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洋梨のカラメリゼとパンペルデュ リコリスのアイスクリーム
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エスプレッソ
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お店からの返信
クラシカ表参道
2014/09/30
2014/09/26 更新
祇園にあった創作フレンチの店ケザコ/KEZAKOを卒業し、
今年2月に京都御所の南に自らの名前を冠した新しい店Ryoriya(料理屋) Stephan Pantelを
開店させたステファン・パンテルさんが東京でコラボレートした店が表参道にオープンしました。
ステファン・パンテルさんは常駐していませんが、自らプロデュースした料理を
薫陶を受けた熟練のスタッフが提供してくれます。
ステファン・パンテルさんの経歴は南フランス生まれ13歳の頃より実家のレストランで修行を始め、
ニースやパリの三ツ星レストランを経験、2001年に来日し京都で「KEZAKO」をオープンさせ
大きな話題を呼んだシェフ・ド・キュイジーヌです。
日本で彼の名前を一躍有名にしたお店の名前「KEZAKO」はロマンス語で、フランス語に訳すと
Qu'est-ce que c'est?(ケスクセ) 「なにそれ」という意味です。
ロマンス語は古代ラテン語の俗語で、後にフランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、
カタルーニャ語、ルーマニア語などのルーツになった言語で、いまでもスイスの公用語のひとつとして
使われています。
ステファンさんがその名に込めて狙ったのはフランス料理と京料理の融合。
まさに「なにそれ」と人を驚かせわくわくさせるものでした。
それはフランス料理にとっても日本の料理素材にとっても、常識を打ち破る革新性を秘めたものでした。
その料理を京都だけでなく東京でもいただけるというのは、まことに喜ばしく、ご同慶の至りであります。
お店は青山通り国連大学のすぐそばの路地を少し入ったところにあります。
インテリアはゴージャスながら格式ばらず、寛ぎを演出しています。
キッチンはオープンキッチンで、厨房と客席の一体感を計算に入れたつくりです。
何より来店客を印象付けるのが建物を取り囲む竹林の風情。まるで京都嵯峨野の竹林にある
レストランに招かれたような演出が心憎いです。
その夜、いただいたのはステファン・パンテル・コレクションというディナー・コースです。
前菜は鰻とりんごのピクルスと九条ねぎのプレッセ アルガンオイルの緑のジュ
見た目はテリーヌ風で、九条葱の甘みとぎりぎりの苦味、林檎の酸味甘み、鰻の香ばしさと
味わい深さが一堂に会するマリアージュ、九条葱のソースでいただきます。
前菜のふた品目はフォアグラのコンフィ奈良漬け巻き 南国フルーツソース
コンフィにして脂分を落としたフォアグラを固めて、奈良漬で巻いたもの。
この組み合わせはシンプルながら、力強い味わいと、驚きをもたらしてくれます。
このセンス、以前KEZAKOでいただいたときにもそうですが、改めて魅了させられました。
三皿目は半熟卵 れんこん キノコのソテーと共にへしこのソースで
摺って蒸上げたレンコン饅頭に半熟卵とキノコのソテーがあわせられています。
それにへしこのソースを泡立ててかけてあります。
見た目の美しさ、驚き、そして素材と調理の多彩さに驚くばかりですが、
それらを一挙にまとめ上げるへしこのソースの力強さ。
お茶漬けや酒のつまみしか思い描けない若狭の保存食、塩漬け鯖の糠漬けが
華麗な変身を遂げた瞬間です。アンチョビでも出せない深い味わいと風味が香り発ちます。
混ぜ合わせていただくとフーっと息の長いため息が漏れてしまいます。
メインディッシュは2種類からチョイス出来ました。
肉は鴨、魚は鮎。小生は悩んだ結果次のものをお願いしました。
マグレドカナールのロースト 赤玉葱のコンポートとさつまいも添え スパイスの香りいっぱいに
フォアグラ用に育てられた鴨はお肉もしっかりした美味しさ!です。
かっちりとした肉質、上質な香り、この料理だけは正当なフランス料理の醍醐味が味わえました。
デザートは
洋梨のカラメリゼとパンペルデュ リコリスのアイスクリーム
黒豆醤油のバターカラメルソースと一緒に
洋ナシとフレンチトースト風のパンペルデュ、恐る恐る一口いただきました。
やはり甘いものは苦手で、一口だけでしたが柔らかくてしっとり。
黒豆醤油の香ばしい香りとアイスクリームの甘い香りが漂っています。
それにアイスクリームの上には塩昆布がちょこっと。驚きです。
甘いもの好きな人にはたまらないデザートなのでしょうね。
最後はエスプレッソをいただき閉めといたしました。
そうそう、ワインのことを忘れていました。
とっかかりは、スパークリングワイン、
まるでシャンパーニュのようなゴールド色のシャルル、繊細な泡立ちのさわやかな辛口が特徴です。
心地よい酸味と滑らかな口当たりのいいワインでした。
食事中はブルゴーニュのピノノワール ラヴィニエを1本開けて、サーブしていただきました。
そのタイミングも見事なものでした。
果実の風味が豊かで、舌に吸いつくようなきめの細かいタンニンが印象的でした。
全般的にこの店の風格からすると、とてもリーズナブルなワインを取り揃えていて、
グランメゾンのようにワイン選びにドキドキする必要はありません。
ステファン・パンテル・コレクション 京都の風が竹林に吹きそよぐような
素敵な料理との出会いが待っています。