2回
2017/03 訪問
透明感のある柔肌でふっくらとした器量よし
うどん天下一決定戦で3年連続優勝した群馬県館林の花山うどん。
その銀座店が歌舞伎座の裏に出来たというのでブックマークしていたのですが、
なかなか訪れるチャンスがなくてしばらく時がたってしまいました。
この日はちょうどお昼前に銀座のクリニックに行くことになっていたので、
ここぞチャンスと駆けつけました。
13時を回っていたので、もう空いているだろうと思いきや、なんと満席。
しばらく待っていたら大きなテーブルの端っこの席が空きました。
スタッフの方がメニューと一緒にお茶を届けてくれました。
普通のお茶だと思って飲むと何やら固形物が入っていてびっくり。
噛んでみるとなんと黒豆でした。香ばしい。豆茶だったんですね。
ちょっとしたサプライズだけれど、こういう演出ってうれしいな。
メニューを見て悩みに悩んだ末にお願いしたのは「舞茸天のおろしぶっかけ」
うどんはレギュラーのうどんと鬼ひも川うどんの双方から選べます。
ここはやっぱりビジュアル的に鬼ひも川うどんですよね。
5センチはあろうかという幅広麺です。店頭でも販売していますよ。
待つことしばし、品の良い器に盛られたうどんがやって来ました。
舞茸天デッカイ! おろしも大きい! 鰹ぶしもたっぷり。
まず最初に舞茸天をガブリ。サクサクしていて香りがいい。
おもむろに大根おろしをガシガシとぶっかけ汁に混ぜ合わせ、
うどんに取り掛かります。
さっぱりとした上品な出汁を纏った鬼ひも川うどん、
「鬼じゃない」と思わず心の中で叫んでしまいました。
色白で張りがあってツルツル。しかもふっくらとしたもち肌。
「鬼じゃない、美人だ」とまた心の声が叫んでおります。
これゃ、うどん天下一決定戦で優勝するのもうなずけますね。
銀座 佐藤養助で稲庭うどんを食べたときに匹敵するくらいの衝撃。
幅広だけれど食べにくさは微塵もなく、喉越しが良く、するっと収まります。
イタリアンにしてもきっと美味しいに違いないと思ってしまいました。
そういえば向こうの席からフランス語が聞こえてきたと思ったら外人さん御一行も
美味しそうにうどんを楽しんでおられましたよ。
ちなみに幅広麺は以前に鴻巣の馬力屋でこうのす川幅うどんというのを
いただいたことがありました。
こちらは鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅が日本一であることにちなんで
町おこしにと誕生したご当地グルメです。
麺の幅は8センチと勝っていますが、美味しさという点では鬼ひもかわには
敵いませんね。
2017/03/16 更新
久し振りに愛らしいタヌキに会いに行きました。
銀座に繰り出した休日、この界隈はかつての職場のシマみたいなところ。
隅から隅まで知り尽くしたと言えば、大げさになってしまいますが、、。
さてこちらは群馬からやって来た花山うどんさん。
ツルツルの幅広麺が美味しいのと、冒頭でも触れた可愛いタヌキの器が人気を博しています。
創業の地、舘林は文福茶釜で有名な茂林寺のあるところに因んでのことなんでしょうね。
お願いしたのは舞茸天ぶっかけうどん、幅広麺で。(麺は普通のものと幅広が選べます)
通常はこの品はタヌキの器ではなく、普通の丼鉢で供されるのですが、
特別におねだりをして、タヌキの器に変更をしていただきました。
せっかくなのに可愛い写真をし撮りたいじゃないですか。
今や色んなメディアで取り上げられて、行列必至の人気店になってしまいました。