レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
2回
2017/02訪問 2017/02/17
一日中会議で疲れ切ってしまい、寛ぎたくて立ち寄りました。
山田さんは、いつもながらの穏やかな笑みで迎え入れてくれ、シャンパンベースの苺のフローズンカクテル、レオン、伊予柑のカクテルを拵えて呉れました。画像はレオン。フルーティーな甘みと軽く舌を刺激する感じが、心身ともにリフレッシュしてくれます。
出張などで全国色んなバーを巡ってきましたが、やはり地元のこの店が一番のお気に入りです。
(2016年8月11日)久々の訪問。ピオーネのフローズンカクテル、ブラックチェリーのフローズンカクテル、レオンをいただきました。暑い夏をクールダウンさせるには、季節の果物のフローズンカクテルが一番です。
(2015年2月28日)山田さんが今話題のBlue Bottle Coffeeを調達してきてくれたので、アイリッシュコーヒーを作っていただきました。サイフォンを使って丁寧に「ジャイアントステップス」を淹れる傍らで、リキュールに砂糖を加えフランべ。生クリームは手でシャカシャカとホイップ。手さばきが流れるようにしなやかで、さすが武道をたしなむ山田さんです。
出来あがったアイリッシュコーヒーは円やかできめ細やかなホイップクリームと、薫り高くコクのあるコーヒーが口の中で渾然一体となりシ・ア・ワ・セ♡
一週間の疲れが癒された一杯でした。
(2014年11月13日)残業で麵屋 翔にて夕食を済ませたものの、ちょっと飲みたい気分。ただ飲んだ後、延々と電車に揺られて横浜まで戻るのはシンドイので、関内まで我慢。一度行ってみたかった吉田町のバーノーブルに伺いました。
寒空の中歩いてきたので、店内の温かさがとても有難いです。
カクテルには詳しくないので、バーテンダーの山田さんにお勧めを訊き、ピオーネのフローズンカクテル、梨のフローズンカクテル、レオンをいただきました。
フローズンカクテルは、果実の自然な甘み、香りを活かした口当たりの良い一杯。
お酒なのに、健康的なスムージーをいただいている気分です。特に梨はシャーベット状でありながら、ラフランス特有のソフトな食感もあり心地よいです。
レオンはラム、パッションフルーツ、紫蘇のリカーを用いたコンテスト優勝作品。パッションフルーツの甘み、酸味を紫蘇でキリッと引き締めた少し和のテイストを感じさせる素晴らしいカクテルでした。
気分を落ち着かせるクラシック音楽、山田さんをはじめとしたバーテンダーさん達の温かい接客、ゴテゴテした装飾を排除し目立たぬもののNobleな佇まいの店内に、すっかり魅了されてしまいました。一日の終わりを締めくくるのに、最高のスポット。横浜に住んで良かったと、しみじみ感じた夜でした。
2位
1回
2016/06訪問 2016/07/23
鹿児島での仕事を終え、予め予約していたカイノヤに向け、タクシーに飛び乗りました。だって未曽有の雷雨に見舞われ、観光など無理ですから。店には11時45分くらいに着いちゃったけど、雷雨の中店外で時間もつぶせないので、カウンターで待たせてもらいました。
カウンター越しにオーナーシェフ塩澤隆由氏が女性のアシスタントと共に忙しく準備しております。
今日は食事を終えたら飛行機で東京に戻るだけなので、ワインも飲んじゃいますよ。
お約束どおり、ほぼ12時30分より料理がスタート。まずは、鱧のフリット。何もつけず食すと、鱧天(笑)
ズッキーニのパルミジャーノソースにつけて食すと、たちまちイタリアーン。銘柄は忘れちゃいましたが、お勧めの白ワインとの相性もグー♪
続きましてはヴィシソワーズ。アワアワなのは胡椒だとか。バターのジェラートは、去年夏食べた「ガリガリくんコンポタ味」にちょっと似てるかな?三者渾然一体にして飲むと、今まで食べたヴィシソワーズよりも、はっきり、くっきりした主張ある味となり、めっちゃ美味しいっ!
次は野菜。「クリスタルサラダ」と称されるだけあり、野菜も器もキラキラと輝いてます。ガストロバックで処理すると、野菜に更に瑞々しさが増し輝くんだとか。野菜は塩澤シェフの親の畑でとれた「ホームメイド」なんだそうです。親が丹精込めて育てた野菜を、息子が手間ひま掛けて更に美味しさを引き出す、なんて理想的なんでしょ!
肉!赤身肉(銘柄牛と思われるが忘れました)を53度で低温調理したもの。シンプルに柚子胡椒と塩で食べさせますが、熟成されているのか肉の味が濃ゆい。しかもジューシー♪素晴らしい!勧めていただいたArgiolasとの相性もバッチリでした。
パスタは濃ゆいものを望んでいたので、カルボナーラを頼んじゃいましたが、後で塩澤シェフのブログを見たら、鱧と胡瓜とボッタルガのアーリオオーリオ推しだったようです。でもシェフも言及してるけど、鱧のフリットとカブっちゃうんですよね。今度注文します(笑)
デザートは桃のコンポート。これもガストロバック処理によるもの。中にマンゴのジェラート、上に砂糖のチュイールが美しく鎮座しております。美味しい、だけど、正直マンゴのジェラートの味が全面に出過ぎちゃった感ありですな。
こんな美味しいイタリアンが鹿児島にあることを知ったからには、なんとか再訪できるよう鹿児島出張を画策しなくてはっ!
今年伺った中でNo.1にお勧めしたいお店です。
3位
1回
2016/12訪問 2016/12/03
(2016年11月29日〜12月2日)一週間のコンプライアンス休暇。広島の宮島、姫路城などを訪れながら上洛。親が常宿としている晴鴨楼にお邪魔しました。
1泊目は、予め友人と老舗居酒屋 赤垣屋、カルバドールなどで一献だったので、2日目より旅館の食事をいただきました。
夕食は季節感を感じさせる料理、器の京料理の数々。熱いもの、冷たいもの全ての料理が出来たてを部屋出ししてくれます。
特に、蕪蒸し、白子の煮こごり、甘鯛の碗物。薄口だけど丁寧に摂った出汁の旨味に、料理人の技を感じました。
今後、ワタシも京都の常宿にしたいと思いました、安くないけどね。
4位
1回
2016/07訪問 2016/08/07
(2016年7月15日)大阪出張に合わせ予約し、17時30分の開店に合わせ伺いました。
まずは、生ビールと海老パン。海老と生クリームの風味一杯の温かいフランスパンを、ビールで流し込めば、大阪の街中を一日駆けずり回った疲れが吹っ飛びました。黒板のお品書きを見ながら奥様と相談し、串焼きをおまかせで、淡路牛のカイノミステーキ、ぶた玉。お腹に余裕があったら、追加でもやしそばを注文することにしました。
続いて、おまかせの串焼きが出てきました。
海老のXO醤…鉄板で焼いた海老に、XO醤で味付したメニューのまんまの調理ですけど、海老の焼き加減、海老の旨味を引き立てるXO醤ソースの塩梅が絶妙!ビールが進みます♪
山芋と湯葉のベーコン巻き…ベーコンの脂、旨味が山芋と湯葉に沁みて、これまた絶品。フワフワな食感も心地良し♡です。
帆立の粒マスタード焼き…酸味よりも甘みがインパクトある粒マスタードが、最小限の焼き加減の帆立に良く合います。プチプチ&しっとりの歯触りが良い感じです♫
トッポギとコンニャクの辛味噌…トッポギのモチモチ感とコンニャクのプリプリ感が最高!コチュジャンをベースにした辛味噌が食欲を更にブーストアップさせてくれます。
そして注文とともに、ご主人が調理を始めていた淡路牛のカイノミステーキ。にんにくの風味が、肉によく沁みわたってます。焼き加減を絶妙なミディアムレア。奥様のおすすめ通り、岩塩をちょっとつけて食せば、噛むごとに肉の旨味が口中に拡がります。風味づけのニンニクを食べると、ほっこりして栗みたい!美味し過ぎて全部食べてしまったので、帰りの飛行機ではマスク着用必須ですな(苦笑)
ぶた玉も注文と同時に奥様が調理を始めており、ステーキの後に供されました。ヒレステーキのベーコン巻きみたいに、豚肉がお好み焼をクルリと巻いております。ふわっとした仕上がりが、まるで鹿児島 城山観光ホテルの自家製さつま揚げか、尾道 桂馬の練り物を凌駕する素晴らしさ。見た目、コッテコテなお好みソースが濃ゆい味を想像させますが、食べてみると案外あっさり。完食後もお腹に余裕があったので、もやしそば(いか)を追加。そばより多めなもやしに、びっくりぽん!シャキシャキしたもやしと、もちっとした太めのそばの食感の相乗効果もあり美味し過ぎる~
ご主人の鉄板遣いの巧さを印象づける、素晴らしい一皿でした。
料理、お酒の美味しさもさることながら、ご主人、奥様のホスピタリティ満点の接客も素晴らしかったです。次回の大阪出張にも、必ず立ち寄りたいと思います。
5位
1回
2016/08訪問 2016/08/07
徳島出張のチャンスに、飛行機の予約を行う前に「かま田」を押さえてしまいました。
会社の後輩が合流することになり、前日に予約変更し18時よりスタートとなりました。
1時間20分1本勝負の短時間でしたが、供された料理は彩り、味ともに一流料亭を凌駕するもので、感動することしきりでした。
特に湯引きの梅肉添えでしか食べたことが無い鱧を、香ばしく炙ってから碗物に仕上げた逸品が印象的でした。締めの鯛めしと鯛の潮汁まで美味しくいただきました。次回は、時間制限無く心ゆくまで料理と酒を楽しみたいと思います。
6位
1回
2016/11訪問 2016/11/20
嘗て、山の上ホテルの天婦羅屋で接待を受けて、今までの天婦羅感を覆すほどの感動を覚えました。以来、山の上ホテルに泊まり、天婦羅をいただくのが夢なのですが、なかなか実現しそうにないので、山の上ホテル出身の職人さんが腕を振る深町で、廉価なかき揚げ天丼をいただくことにしました。
開店前からマダム2名様お待ち。いまだ嘗て、天婦羅屋の前でマダムが並んで待っているのを見たことがありません。やがて開店。店に案内された三浦理恵子似のマダムがコートを脱ぐと、フェロモン発散なノースリーブのドレス♡ セクスィ♡
ムラムラしているうちに、かき揚げ天丼が登場!丼の上には、ぶっといアスパラカス!齧るマダムが、これまたエロい♡ かき揚げは、烏賊、海老、帆立(小柱)が薄くてサクッとした歯触りの衣を纏い、甘めの丼つゆがサクサク感をキープできる絶妙な分量で注がれております。烏賊、海老、帆立とも火の通り具合がギリギリの線で、これまた絶妙。ノースリーブの脇の下が、見えそうで見えないギリギリ感と相俟って、欲情と旨さに身悶えながら完食致しました。
改めて脇フェチを自覚したワタシ。今度はノースリーブの女性同伴で、脇の下を愛でつつ天婦羅コースを堪能したいと思います。
7位
1回
2016/12訪問 2016/12/04
(2016年12月2日)上洛してから、はや4日。毎日飲み歩いてます(苦笑)今夜は、京都で生まれ育った粋人の予約で「こなから」へ。
場所は、宿泊していた「晴鴨楼」より至近。距離的には500メートル程度。
入店すると、件の粋人と店主が談笑中。既に呑んでます。
まずは、高知の酔鯨と蟹茶碗蒸し。すっきりとした酔鯨と、茶碗蒸しの蟹の甘みが素晴らしい相性。
鴨ロース、みかん、松茸には、英勲の吟醸酒やどりき。京都産祝米を用いた香り豊かな逸品です。
その他、鳥取の強力、静岡のDoburoku Poi Shitateなど肴に合わせ酒をタイムリーに出してくれます。肴も、へしこは熟成期間の違う3種類を提供。欲を言えば茶漬けで食べてみたかったです。もっとも、甘鯛とおくらの絶品な茶漬けを堪能しましたが。
料理の総てが、名だたる懐石料理屋を凌駕する程の仕事だけど、あくまで主役は日本酒。この内容で9,000円とは、店の儲けは少ないと変に心配してしまいました。
京都に来たら、必ず寄りたい新たな店が増えました。超お勧めです。
8位
1回
2016/09訪問 2016/09/12
麺、真空調理のチャーシュー、ワンタン、紛うことなきHomemade
今年大注目の新店、Homemade Ramen麦苗でやっと食べることが出来ましたぁ~♪
前の週も来たのですが、19時過ぎで早くも麺売り切れ。今回は気合入れて開店の18時に到着してみたら、既に店内に客が入っており、外で待つ客が6名の状態。もう人気の行列店になっちゃったんですね。
15分程待っていたら、店内に案内されました。店内はラーメン屋というより寧ろオシャレなカフェ。でもピカピカな新しさじゃなく、ところどころアンティークな建材を用いていてセンスの良さが光っております。厨房を覗くと、真空調理が上手くできるCOMETのコンベクションオーブンが鎮座。少なくとも、ラーメン屋でこのオーブンにお目にかかったことはありません。
お店の拘りは、ちゃんとテーブルのプレートに懇切丁寧に記されているので、画像を見てください。丸鶏、ガラ、枯節、煮干、昆布どれかが突出せず、それぞれの旨味が渾然一体、それにブレンドされた醤油が実に円やか。スープに遊泳するのは、加水率中くらいのストレート麺。スープとの絡みも良好です。啜ったときの喉越しも最高。なんと!自家製で拵えちゃうとはっ!三河屋製麺から仕入れている、全てのラーメン屋に訴えたいっ!拘るならHomemade Ramen麦苗レベルの自家製麺まで拵えてくださいよ。
真空調理のチャーシューは、COMETのマーク見ただけで、しっとりジューシーな仕上がりを期待していたけど、まさに期待どおりのエクセレントな出来栄え♪
ワンタンは、肉、海老のぷりぷり感が楽しく、皮のチュルチュル感が心地良いです。唯一残念だったのは味玉。ちょっと黄身に火が通りすぎて、ネットリ感に欠けていました。
ご飯ものは、鮪と豊後水道産の鯛の昆布〆めをトッピングしたもの。ご飯が酢飯で、サイドメニューを越えた美味しさです。
間違いなく、今年食べたラーメンの中で№2(№1は地元横浜の鶏喰)にランキングされる素晴らしい逸品でした。
9位
1回
2016/12訪問 2016/12/11
(2016年12月10日)特製鶏塩を緑の絨毯で埋め尽くすべく、今日は九条ねぎを追加注文。150円は、ちょいとお高めと思ったけど、意外なボリュームな盛りと、目の前に「京都左京区にある知七さんの香り高い九条ねぎ」「豊かな畑で大事に育てられた九条ねぎは、口当たりがやわらかで甘みもあり、スープにアクセントを加えてくれます。」なる説明書きに満足度120%です。
ドサッと、九条ねぎを丼に投入すると、鮮やかなグリーン♪ 噛めば、確かに甘みがありますな。ねぎ好きには、外せないオプションです。
年末年始は、2016年12月31日(土)から2017年1月6日(金)まで休業。12月30日(金)は昼営業のみだそうです。
あと、2017年1月より一部商品が値上げされるそうです。
(2016年10月29日)久々に、特製鶏塩+あさりのっけご飯をいただきました。新たに九条ねぎが導入されたそうですけど、着丼してみると白い部分の葱が殆ど。後で再度案内を見たら、鶏しょうゆだけみたいです。トッピングは、新たに鶏ワンタンとローストビーフが加わっております。
生姜の効いた鶏挽肉がワンタン皮に包まれたもので、なかなかイケます。ローストビーフも、なかなか美味しいけど、正直鶏チャーシューの方がラーメンにマッチしている印象を受けました。少しずつ進化するも味は、高レベルをキープ。色んなラーメンの名店を食べ歩くも、やはりこの店が自分のNo.1、揺るぎない旨さです。
(2013年4月)
横浜在住ですが、豚骨こってりの家系ラーメンが年齢的にキツくなってきた今日この頃。神奈川のラーメンを盛り上げよう!会の2012年新人王店である鶏喰主人、西垣氏のインタビューを読んでいたら、堪らなく行きたくなりました。
吉野町って自宅からビミョーに行きにくいのでクルマを使ったけど、あんまり周りにはコインパーキングが無いですね。
自分が伺った土曜日12時頃は、8人位の行列が出来ていました。
4月なのに10度を越えない肌寒い日からか、並んでるあいだ綺麗めのオネエサンが紙コップのお茶をサービスしてくれたのは有り難かったです。
10分程度で入店。迷わず特製塩らーめんにしました。
鶏だしの効いたスープはおフランス産の塩を用い、なんとなくお上品な風味。鶏の臭みは微塵もありません。
菅野製麺所のストレート麵を使用している模様ですが、博多ラーメンのようなザラッとした食感。もうちょっとツルッとした食感であれば、より鶏塩スープとマッチすると思うけど、逆に淡麗なスープが麵に絡みにくくなるのかなぁ?
押木養鶏場送の「しゃくれ」を使用している半熟玉子は、黄身が濃厚です。
鶏チャーシューは胸と腿の異なる食感のものが二枚ずつ、鶏団子は微かに生姜風味のアクセントが効いて実に淡麗なスープにマッチしております。
イタリアン出身の主人だけあり、店の佇まいもカフェっぽくてシャレオツ。BGMはボサノバが流れておりました。
10位
1回
2016/12訪問 2016/12/04
(2016年12月4日)一週間以上に渡り広島、姫路、京都をグランドツーリングしている中、食べたいと思っていたのはカレー。それもシタールのクラブマサラ。「トマト」、「カッチャルバッチャル」、「ダバインディア」の全国カレーランキング・ベスト3を制覇しても、やはり自分のNo.1は、ここなんです。渡り蟹のエキスがカレーソースに負けないほどの旨味!サラッとしたパスマティライスが、絶妙にマッチ。これを食べるだけのために、横浜に来る価値ありです!
(2014年11月24日画像追加、2014年8月21日)POZZIで明太子スパゲティをいただく予定が、店頭に「本日は予約の方のみとなります。」の貼り紙が。
突如、木曜日にかかわらずカレーの日と相成りました。
折角だから、他のインド料理屋でお目にかからぬ、渡り蟹のぶつ切りを豪快に投入したクラブマサラを注文しました。
野菜不足なので、カチュンバルも追加しました。
カチュンパルは玉葱、きゅうり、トマトをスパイシーなドレッシングで和えたサラダ。ピリッとした刺激が心地良いです。
そして本命のクラブマサラ。渡り蟹のエキスがカレーソースに溶けこんで、実に奥深い味。ぶつ切りの蟹は食べにくい事この上ないけど、手づかみで身をチューチューお下品に啜ると、濃密な蟹のエキスとカレーが口に拡がります。
文句なく今年No.1のカレーです。1,920円と値が張りますが、値段以上の満足感を得られること間違いなしです。
(2014年8月17日)
このところ、ダバインディア、トマトなど美味しくて後ひくカレーを食べ続けてきたので、すっかりカレージャンキー。2日食べないだけで禁断症状に陥ってしまいました。
わざわざ東京まで出かけられないし…そうだ、横浜には近所にシタールがあると思いだして出掛けました。
思えば、インド料理屋といえど北インド地方の料理主体、接待向けの豪華な佇まいの店で、気遅れしちゃって暫く足が遠のいておりました。
一旦、ムルギーコースを注文したものの、ヴェジタブルサモサとかタンドリーチキンを食べたいわけではないので、単品に方針変更。
一番スパイシーなチキンカレーとインド人スタッフに注文したところ、チキンヴィンダルーが良いとの事。チキンに香料を効かせ、ジャガイモを加えたカレーです。ナンじゃなくてライスの気分だったのでサフランライス(サフラン風味のパスマティライス)と一緒に注文しました。
一番スパイシーといえど、北インド料理の辛さはマイルド。しかし複雑な風味、味わいは健在で禁断症状は沈静化されました。カレーの名店めぐりも良いけれど、地元の名店シタールに通い詰め、北インド料理の深耕を図るのも良いなと思いました。
(2005年10月3日)
私のインド料理歴(あくまで食べるのが専門ね)は、たかだか10年くらいのものですが、仕事でロンドンに赴任してた時は、3日に1度はインド料理だったので、同僚から「体臭がカレー臭い。」とか「おまえ、カレーの食い過ぎで顔が黄色いぞ。」とか云われました。殆どロンドン中のインド料理屋食べ尽くしたんじゃないかなぁ~ それらのロンドンのインド料理屋、東京の名店全てをひっくるめても、ベスト3に入る美味さでした。中華街に至近だけど、強烈に特定の店の中華が食べたいという拘りがなければ、むしろここのインド料理屋で食べる事をお勧めします、ホントに!
ランチのセットメニューはヴェジタブルサモサ(野菜の揚げパイ)、タンドリーチキン、シークカバブ(マトンの挽肉の串焼き)、ナン、ライス、日替わりカレーで構成されており、1,600円也です。
この日の日替わりカレーは、マトンカレー。ココナッツミルクが入っているのか、個々のスパイスが突出することなくマイルドかつコクのある味でした。北インド風ならではの上品な味付けです。
ナンもライスも付いてましたが、大食いの自分にとっては少なめ。おかわり自由だと嬉しいなと思いました、(有料で追加を頼む事はできます) ナンは自分が今まで食べたものより薄めで、パリパリした表面が香ばしくGOODでした。一般的なナンがナポリビザだとしたら、ここのナンはローマ風ピザって感じでしょうか。
タンドリーチキンはジューシーな腿肉一本丸々出てきて、ボリューム感ありました。マイルドな味付けであるものの鶏の旨みはしっかり引き出しており、追加したい程でした。シークカバブは柔らかく、焼鳥のつくね感覚でビールジョッキ一杯!と注文したくなりました。
一品料理も沢山あるみたいなので、今度は是非ディナーにチャレンジしたいです♪ そうそう、よくあるインド料理店と異なり、スパイスやカレーの臭いは一切店内に漂っておりません。接待としても使える、綺麗な内装です。
2016年は出張先の鹿児島「カイノヤ」、徳島「かま田」、大阪「時分時」で素晴らしい店に出会いました。
我が町横浜からは「バーノーブル」「鶏喰」が連続エントリー。