『芸術の秋 国立新美術館で”American Pop Art”を満喫!』バムセ&マイケルさんの日記

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バムセ&マイケル (男性・東京都) 認証済

日記詳細

過去最大規模のポップアート展「アメリカン・ポップ・アート展」が10月21日まで国立新美術館で開催されている。

アンディ・ウォーホルの日本未公開作品を始め、ロイ・リキテンスタインやロバート・ラウシェンバーグといったポップアートの先駆者たちの作品が一堂に会する。

本展では、全206点のアメリカン・ポップ・アート作品を展示、1960年代の代表作を含め、絵画、彫刻、素描、版画、マルティプルなど総合的に紹介している。

今回出展されている作品はすべて、アメリカ・コロラド州を本拠地とするコレクター、ジョン・アンド・キミコ・パワーズ夫妻所蔵のもの。
夫妻は日本美術および現代美術の両分野における、世界有数のコレクターで、特に、ポップ・アートにおいては、黎明期である1960年代から、パトロンとしても積極的に活動。作家を直接支援することで、個人コレクションとしては世界最大級のポップ・アート・コレクションを築き上げた。

日本初上陸となるウォーホルの『200個のキャンベル・スープ缶』はキミコ・パワーズ夫人が、ウォーホルが注目され始めた1970年代に友人より譲り受けたもの。
その象徴と言われるキャンベル・スープ缶は全3作品が制作され、そのすべてが本展で展示されている。

ウォーホルと親交が深かったキミコ夫人のポートレート『キミコ・パワーズ』は1980年代にかけて三つのシリーズが制作された。マリリン・モンローやエリザベス・テイラーなど著名人中心だったウォーホルのポートレートが、1970年代以降、友人や社交界の名士へと徐々にその対象は広がり、やがてポラロイド写真に基づく規格化された発注肖像画に発展するターニングポイントとなった重要な作品となっている。

ウォーホールの他、ロイ・リキテンシュタインやロバート・ラウシェンバーグ、トム・ウェッセルマンを始め”だれもが知っている”アートから見たことがあるアートが盛り沢山。

芸術の秋をまさに満喫した1日だった。(((o(*゚▽゚*)o)))
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