レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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1位
3回
2018/03訪問 2018/04/06
■料理写真館
・口コミを書く時間がなくお蔵入りになる可能性が高い画像たち。
折角なので料理の雰囲気を味わっていただくため画像のみUP!
■おすすめ度:★★★★★★★★★☆
■顧客属性:温泉好き、CPL、FMY、女子会、親爺
■毎年1月下旬から3月上旬まで開催されている、湯西川温泉「かまくら祭り」に中学校時代の同級生3人と共に「大人の修学旅行」と銘打ち訪問して来た。
一昨年までは湯西川温泉の外れの空き地をメイン会場としていたが、会場を「平家の里」に移し、平家落人の歴史と様々な民族資料を同時に拝見できることから観光客も増え、更には「ミニかまくら」が平成20年には「世界夜景遺産」に認定されたこともあり、メディアでの露出も多くなった。
そんな「かまくら祭り」が行われている湯西川温泉の代表的な宿といえば『本家 伴久旅館』をおいて右に出る宿はないであろう。というのも、この宿の当主である伴 輝彦氏は、平家25代目。日本平家会の会長も歴任される生粋の落ち武者www
その当主と大女将の伴 玉枝氏がこだわる宿は、まさに「大人の隠れ家」である。
■店のシステム:
注文後払い方式
基本的に完全予約制の純和風旅館である。
本館27室、十二単館14室、合計41室と旅館としては中規模クラスの宿。近代的なホテルとは違い部屋ごとに個性があり、訪れる者を心から癒してくれる空間である。
「いらせられませ」と玄関の迎え太鼓で歓迎されれば、数百年の時を超えて悠久の時代にタイムスリップするが如し。此処にくれば誰もが優しい気持ちになれる、そんな日本の佳き宿である。
■訪問時の状況:
「かまくら祭り」期間中ということもあり、殆どの宿が予約客で埋まっていた。
当主の伴 輝彦氏曰く「平家の里をメイン会場にし、沢口会場のミニかまくらがメディアなどで報道される機会が増えたことで、湯西川温泉全体が活気に満ちている」とのこと。
こういった温泉は、地域が一体となって様々な集客イベントや誘致活動に取り組まないと、抜け落ちてしまう施設が出てしまう。そういった意味では、湯西川温泉は地域一体型の運営が成功している好事例といえるだろう。
■当日に注文した料理
平家落人焼きのコース料理
*食前酒「柚子酒」
*前菜「八汐鱒砧巻き/蕗のとう黄味揚げ/那須三元豚角煮/長芋水晶和え/真丈揚げ/水の玉」
*お凌ぎ「粒そば雑炊」これを食べてから酒を呑むと悪酔いしないそうだ
*刺身「岩魚姿造り/刺身こんにゃく/日光生湯波」
*酢の物「鹿肉のたたき」
*温物「日光湯波グラタン」
*囲炉裏端「名物一升べら/岩魚/板台餅/厚揚げ/雉焼き」
*鍋「伴久特製 平家落人鍋」は各種の山菜や鶏肉など、出汁の効いた塩味でいただく
*口替り「とちぎわぎゅう石焼」
*煮物「鴨治部煮/里芋/しいたけ/蓮根/すだれ麩/人参」
*食事「御飯/香の物」
*止椀「赤出汁」
*水菓子「メロン/キャラメルプリン」
■当日に注文した飲物
*生ビール
*獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分「山口県岩国市:旭酒造(株)」
*国権 にごり酒「福島県南会津郡:国権酒造(株)」
___________〆て@¥18,000.- ~ \50,000.- 季節・曜日・部屋タイプ・定員により幅あり。
■おすすめ度:★★★★★★★★★ ☆
■顧客属性:温泉好き、秘湯好き、CPL、FMY、親爺
■寸評:
宇都宮勤務時代から、幾度この地を訪れ、この宿に泊まったことだろう。
それほど、この宿を気に入っている。勿論、栃木県のみならず日本全国には素晴らしい温泉と宿が存在するが、一応旅行のプロである私が再訪する基準にしているのは、
①料理に地元のものを使用していること。
②郷土料理が主であること。
③東京では食べることが出来ない料理であること。
④過度に高くないこと。
⑤心身ともに疲れが癒されること。
の5点である。食いしん坊ゆえ、特に食べ物に対するこだわりは強く、例えば「海なし県栃木」の秘湯で、いきなり「鮪の刺身」が出ると興ざめしてしまう。勿論、現代は流通が良いので、栃木の山の中でも築地、寺泊、那珂湊当りから鮮度の良い魚介類が入ってくるであろう。しかしそれであれば、わざわざ湯西川まで来る必要がない。東京なら金さえ出せばもっと上質な鮪が食せるだろう。
栃木の山奥の秘湯に来たら、やはり「ヤマメ・岩魚・鮎」といった川魚や、栃木の名産である「八汐鱒」を食したい。その意味では、しっかりと私の希望を叶えてくれる宿である。
平家の落人焼きに舌鼓を打ち、旨い酒を呑み、友と愉しい時間を共有する。日本人に生れて佳かった!と心から感じる瞬間である。
平家落人の里「かまくら祭り」に魅せられて…
年間通して様々な祭りを地域で行っている湯西川温泉。今年幾度この地に足を運ぶことになるだろうか。
【再訪5】:時空を越え悠久の歴史を感じる旅、秋の湯西川温泉で心と体のメンンテナンスを!
日頃の疲れ、試験勉強疲れ、その他諸々のストレス解消のため、約半年ぶりに湯西川温泉『本家伴久旅館』を訪ねた。
今夏、メディアで報道された鬼怒川決壊(水害)は記憶に新しいが、あの時の雨で湯西川温泉に通じるバイパスも想定以上の雨量に耐えられず崩壊し、宿泊客約450名が丸1日孤立状態に陥った。
その状況確認も兼ねての訪問だったが、政府/県の対応が早かったお蔭で、一部旧道への迂回ルートはあるものの、普段と変わらぬ風景に心から安堵した。
いつもと変わらず「歓迎の太鼓」が打ち鳴らされ、ゆっくりと秘湯に浸り名物「お狩場焼き」懐石と旨い酒を愉しむ。
■霜月囲炉裏会席
*食前酒「りんご酒」
*前菜「吹き寄せ風石川芋秋の風味/鶏竜田揚げ/ます子/紅葉麩/えごま豆腐/菊花しいたけ/干がら時雨煮」
*お凌ぎ「粒そば」これを食べてから酒を呑むと悪酔いしないそうだ
*刺身「岩魚姿造り/八汐鱒/日光生湯波」
*酢の物「鹿肉のたたき」
*焼物「山里風 相鴨朴葉焼き」
*囲炉裏端「名物一升べら/岩魚/板台餅/厚揚げ/雉焼き」
*鍋「伴久特製 平家落人鍋」は各種の山菜や鶏肉など、出汁の効いた塩味でいただく
*口代わり「とちぎわぎゅう石焼」
*蒸し物「百合根蒸し鉢/菊花餡かけ」
*食事「ごはん/香の物」
*止椀「赤出汁」
*水菓子「メロン/自家製杏仁豆腐」
■当日に注文した飲物
*生ビール
*山口県の銘酒「獺祭 磨き2割3分純米大吟醸の一升瓶:山口県岩国市:旭酒造」
■朝食ブッフェ
*湯西川周辺で採れる山菜や野菜中心のブッフェ形式
____________〆て3名1室で¥50,000~100,000ほど 季節や宿泊曜日、部屋タイプにより異なる。
私がこの宿を気に入っている理由のひとつに、地産地消に拘った食材を使用し、いつも気持ち佳い対応を受けられる点がある。
最近は山奥の旅館で、海老/カニ/鮪から、果てはオマール海老/ステーキのフォアグラ載せといった料理を出す所もあるが、そんなものは此処にはない。他の口コミに「朝食ブッフェが山菜や漬物ばかり高い金を払って…」みたいな記述があるが、都内のホテルや団体大型旅館の様な内容を期待する方には不向きである。
「郷に入れば郷に従え」その土地に訪れたら、その土地のものを食べるのが本来の旅の姿だと個人的には想っている。
時空を越え悠久の歴史を感じる旅、秋の湯西川温泉で心と体のメンンテナンスを!
美味しい料理と山里の優しい人達とふれ合い、心身ともにリセット完了!次回は一層充実度を増す「冬のかまくら祭」の時季に訪れよう。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【再訪4】:時空を越え悠久の歴史を感じる旅、湯西川温泉「竹の宵まつり」
今年から大学に通うようになった豚児。
親愛なる平家25代目当主の計らいにより、夏休みを利用して『本家伴久旅館』で住み込みアルバイトとして働くことになった。末っ娘ゆえ、箱入りに育ててしまったツケか? 常識知らずの愚娘を鬼軍曹(M本支配人)にお預けする。
その御礼も兼ね、私としては6回目?7回目?の訪問となった湯西川温泉。
昨年も同時季に訪れ、悠久の歴史を感じる”湯西川夏の2大まつり”(「竹の宵まつり」「かわあかり」を満喫したが、今年は多忙で7月中は訪問できず、残念ながら「かわあかり」には間に合わなかった。
ドドォォォ~ん!「いらせられませ~♪」 迎え太鼓と歓迎の挨拶が玄関に鳴り響く。
昨年、館内を改装し新しくなった館は、ロビー奥にBarカウンターが設置され、そこから臨む川のせせらぎと目に眩しい緑が、日常の忙しさを非日常に変えてくれる。
案内された部屋は「國時」の間。源泉かけ流しの部屋風呂(半露天風呂)から食事処に通じる「かずら橋」を臨め、ゆっくりと湯に浸かれば、凝り固まった心身がゆっくりとほぐれてゆく。
このまま時を忘れ、何時間でも浸かっていたい。
さて愉しみな夕餉は、湯西川名物の平家落人焼き(囲炉裏会席)
■葉月喰い切り料理御品書
*食前酒(梨酒)
*お凌ぎ「糀そば」
*前菜「順才、長芋、生湯葉山葵和え、オクラ黄味揚げ、鰻出汁巻き、沢蟹唐揚げ、鴨燻製」
*刺身「岩魚姿造り、八汐ます砧巻き、生湯波」
*煮物「いちぢく茶巾豆腐」
*鍋替り「豚、和牛、冷しゃぶしゃぶ」
*焼物「とちぎ和牛石焼き」
*囲炉裏焼き「一升べら(本家伴久名物料理)、板台もち、鮎、玉蜀黍」
*温物「加茂茄子●△*■掛け」(お品書きが達筆過ぎて解読不能)
*酢の物「鹿の叩き」
*止椀「赤出汁」
*食事「ご飯」
*水菓子「メロン、アイス、梅茶巾」
■当日に注文した飲物
*若竹生ビール:切り出された若竹にキンキンの生ビール。保温性が高くいつまでも冷たい。
*国権にごり:個人的には日本一の”にごり酒”と思っている。
ゆるゆる時は流れ、気付けば3時間以上も囲炉裏端で盃を煽っていた。
本来の目的をすっかり忘れ、美味い料理と酒を味わい、人々の温かい歓待にすっかりといい心持ちになってしまった。
時空を越え、悠久の歴史を感じる旅。そんな想いを抱かせてくれる湯西川温泉に乾杯!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【再訪3】:織姫と彦星になった夜!”湯西川温泉”の2大夏祭りで幻想的な世界を体験しよう!
親愛なる平家25代目当主から。。。
「七夕から1ヶ月間開催される”竹の宵まつり”と、プラス・ワンで開催される”かわあかり”に今年は是非来てください。」と招かれ「平家落人の里」秘湯”湯西川温泉”にやって来た。
”竹の宵まつり”は、2004年に地元の旅館や商店など27軒で組織する実行委員会が夏のイベントとして主催し今年で10回目を迎えた。
湯平地区市営無料駐車場をメーン会場に、実行委のメンバーが市内の孟宗竹を切り出し製作した約2千個の竹灯籠が彩る。
会場は午後7時から午後9時まで蝋燭の灯で照らされ、浴衣姿の観光客らも幻想的な雰囲気に観光も織姫と彦星気分に。。。オレンジ色の無数の明かりに足を止め目を奪われていた。
一方の”かわあかり”は、”竹の宵まつり”のプラス・ワン企画として昨年から始った。
隅田川で開催された”天の川プロジェクトが人気になっているが、企画自体は此処”湯西川温泉”の方が先だ。
発光ダイオード(LED)で青く光る球体約2500個を湯西川に流し、天の川を演出する催し。川沿いには浴衣姿の宿泊客ら大勢の人が詰め掛け、LEDの“星”が続々と川面を滑っていく幻想的な光景、歓声を上げていた。
*因みに、隅田川では約1万個のLEDを流しているが、川幅が広い為光球がポツンポツンと浮いている感じだが、湯西川は川幅が狭く、正に光に満たされた”天の川”そのもの。息を呑む美しさだ。
湯西川温泉は1年を通じて色々な祭りを行っている。
今年で5回目を迎えるオーロラファンタジーも、8月9日(金)~8月27日(火)まで開催される。
レーザー光線と幻想的な音楽が繰り広げる夢と魔法の世界(TDRのパクリ:笑)に、是非一度足をお運びください。
自称”栃木県観光大使”バムセからの”湯西川温泉”夏のお祭りリポートでした。
■文月喰い切り料理御品書
*食前酒「梅酒」
*お凌ぎ「糀そば」
*前菜「生じゅんさい、長芋、海老ゆかり焼き、ゆばよせ、音川豆腐、稚鮎山椒煮、梅水晶和え、オクラ枝豆和え」
*刺身「豆トロ、生湯波、刺身こんにゃく」
*口代り「ずわい蟹、生野菜」
*煮物「すだれ麩ぜんまい巻き、手毬ゆば、人参、青味」
*焼物「和牛石焼」
*囲炉裏焼き「一升べら、板台もち、鮎、玉蜀黍」
*煮物「加茂茄子亀甲揚げ、ペコロス、ししとう」
*酢の物「鹿の叩き」
*鍋「落人鍋」
*蒸し物「豆乳茶碗蒸し」
*止椀「赤出汁」
*食事「ご飯」
*水菓子「メロンアイス、白桃、わらびもち」
■当日に注文した飲物
*若竹生ビール : 切り出された若竹にキンキンに冷えた生ビールを。竹の保温性のためかいつまでも冷たい
*利き酒 : 栃木の銘酒2種
*国権にごり : 此処に来たらこれを呑むべし!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【再訪2】:”湯西川温泉のかまくら祭”幻想的な世界が広がります!
栃木県経済同友会では、東日本大震災以降”栃木のいいものを県外に発信しよう!”と、ブログ形式で県内各地を紹介している。
(詳しくはコチラ⇒http://tochigi-douyuukai.com/category/about-us-2/)
ひとりでも多くの方々に、栃木県を訪れて貰いたい!そんな気持ちから小生も2年前から参加している。
今回は”日光四季祭”のひとつでもある”湯西川かまくら祭”を紹介するため、メンバー約20名でこの地を訪れた。メンバーは根っからの栃木県民50%、単身赴任者50%という構成ながら、ここ湯西川を訪れたことがある者はほぼ皆無。そういった意味では県内外問わず、湯西川の良さを実感して貰う良い機会となった。
宇都宮からバスで2時間弱。昨年、会津西街道際の”道の駅湯西川”奥にダム(湯西川ダム)が完成し、アクセスが格段に良くなり数多くの観光客で賑わいを見せる。
ご存じの通り(ご存じじゃないかも知れないが…)湯西川温泉は、1185年平安時代、日本の天下を二分した源平の戦いに敗れた平家一門の始祖が、遠く落ち延びて、ここ栃木県裏日光湯西川を永住の地と定め、1573年に11代目伴対馬守(ばんつしまのかみ)が温泉を発見、その後1666年に湯治宿『伴久旅館』現・『本家伴久旅館』として開業、現在25代目を継承している悠久ロマンを感じる宿だ。
まずは大女将、伴玉枝氏による湯西川の歴史のレクチャーを受ける。
当館館主でもある伴輝彦氏によれば、「平家落人の里」と言っても所詮”平家の落ち武者”ですからと言う。そんな落ち武者文化は今でも受け継がれる。
源氏の追手に見つからぬように、鶏は一切飼わない。端午の節句は行わない。(鯉のぼりを揚げると源氏に見つかってしまうため)、たき火をしない等々。。。また、湯西川温泉では他の血を入れなかった歴史もあるそうで、今でも部落の先祖は同じらしい。
そんな悠久の歴史を感じながらの囲炉裏料理は都会の人々にとって、正に癒しにひととき。
栃木の名物、八潮鱒や湯波、蕎麦の実や栃木和牛、鮎など絶品料理に舌鼓。
酒は南会津の国権酒造のにごり。(参考:http://www.kokken.co.jp/products/pro14.html)この酒を大杯で戴けば、気分は平清盛かっ!
一度は訪れてみたい栃木の秘湯”湯西川”
四季折々の自然に触れる旅。癒しの旅に是非、お出掛け下さい。
自称”栃木県観光大使”バムセの”湯西川・かまくらまつり”レポート”でしたぁ!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【初訪】:時空を超えて。。。湯西川の名旅館で至福の時を過ごす!
”ドドォォォォ~ン!”迎え太鼓の音と「いらせられませ」の声。
館内に一歩足を踏み入れると、悠久の時が止まったかのような世界が広がる。
ここは平家ゆかりの里”湯西川温泉”
栃木県の数ある温泉の中でも秘湯に属するであろう、県北に位置する温泉場のひとつ。(怒川温泉から更に車で30~40分ほど掛かる)
その湯西川温泉の中でも、平家25代目当主が継承する『本家伴久旅館』は正に歴史を感じる趣ある宿。平家の落ち武者だった先祖がこの地で旅館を営むことになった背景とは…
本家伴久のご案内によれば
1185年平安時代、日本の天下を二分した源平の戦いに敗れた平家一門の始祖が、遠く落ち延びて、ここ栃木県裏日光湯西川を永住の地と定めた。その後1573年(日本の中央では室町幕府が織田信長によって滅ぼされた年)に11代目伴対馬守(ばんつしまのかみ)が温泉を発見、その後1666年に湯治宿「伴久旅館」現・本家伴久として開業し、現在25代目を継承している。
当地にて1994年、鎌倉の源頼朝会と当地の平家の子孫達が和睦式を平家の里で行った。今では800年の源平の争いが和解した古代の歴史ロマンと情緒溢れる「縁結びの里」として旅人の心を癒す湯の里だ。歴史とロマンを感じるなぁ~♪
1度は訪れたいと思いつつ、なかなか訪れる機会に恵まれなかった宿のひとつ。
今回の訪問も、急に午前中に会議が入り昼過ぎに家族と待ち合わせての訪問となった。←この機会を逃すと一生来れないような気がして…
こちらの湯西川温泉でも昨年の東日本大震災の風評で一時はお客様が激減。観光協会や各施設の必死の営業努力により、通常の8割ほどにお客様が戻りつつあるが、まだまだ震災前にはほど遠い状況だ。そんな中、この3月末までの”かまくら祭り”や”冬のオーロラ鑑賞”などのイベントで盛り立て、訪れた日も多くのお客様で賑わっている。
案内された部屋は二間続きの特別室”国時”、窓からは対岸の隠れ館に架かる関東唯一の”かずら橋”を望める。
この”かずら橋”には下記の様な歴史が…
”湯西川をはさんで、本館と食事処「平家隠れ館」に架けられたかずら橋は、平家落人の歴史ある四国祖谷 (いやだに)の匠(たくみ)の手により架けられた。平家ゆかりのかずら橋は、本来逃亡のために橋を切り落とした歴史がある。
ところがこの和解により、八百年の恩讐(おんしゅう)は消え去り、隠れ館に至る「かずら橋」を両氏手をつないで渡るという「渡り初め儀式」がとり行われた。この平成の世の今、訪れるお客さまの「縁を結ぶ橋」として存在している。
夕食はこの”かずら橋”を渡った隠れ館で絶品の”囲炉裏会席”を戴く。
■如月喰い切り料理御品書
*食前酒「洋梨酒」
洋梨の爽やかな香りと仄かな甘み・酸味に包まれたカクテルから”囲炉裏会席”のスタート。
*前菜「季節の前菜数種・蕗の薹の天麩羅」
大輪の花を咲かせたような”蕗の薹の天麩羅”、仄かな苦味が春の訪れを感じさせ目にも楽しげな逸品。
*向付け「生湯葉刺身・鶏刺し・蒟蒻刺し」
それぞれに楽しめる刺身の盛り合わせ。水が清らかな栃木では生湯葉の刺身は一般的ですが、こちらで戴く”生湯葉”は粘りと甘みが強く濃い!鶏の刺身は本山葵とともに楽しむ。
*酢の物「鹿肉のたたき」
臭みのない鹿肉はアッサリとしたポン酢仕立てで…ねっとりとした食感、肉自体の旨味が強く実に秀逸なひと品。ジビエ系が苦手な方でもあっさり戴いてしまえるほど。
*お凌ぎ「蕎麦米雑炊」
蕎麦の実を雑炊風に仕立て、上品な出汁でサラサラと…蕎麦の実の雑炊は初めて。蕎麦本来の香りとツブツブの食感が楽しる。
*鍋物「コラーゲン鍋」
季節の茸、野菜がたっぷりのコラーゲン鍋は優しい味わいで心も身体も温まる。
*焼き物「とちぎ和牛の陶板焼き」
口に入れた瞬間に蕩けてなくなってしまうほどの逸品。数あるブランド牛の中でも”とちぎ和牛”は最上級の部類に入ること請け合い。
サシの具合も完璧なので、いくら食べても凭れることなく美味しくいただけるまさに5つ★の逸品。
*煮物「雉肉のクリームシチュー、蓮根餅」
*御飯物「生寿司」
*囲炉裏焼「一升べら、鮎の塩焼き、板台餅、厚揚げ焼」
「一升べら」は、山の小鳥を骨ごとたたき、山椒と味噌の香りを添えて焼く、薫り豊かな名物。一へらで一升飲めるほどの味わいというところから、当館女将が発想し命名したのだそうだ。これを8枚も追加した猛者もいるほどの美味さ!
*デザート「季節の果物、メロン餅、オレンジ餅」
夕食後は、宿の車で”冬のオーロラ鑑賞”へ
毎年夏のイベントとして好評を博している”オーロラ”だが、今回は東日本大震災の復興イベントとして行われた。大雪原で繰り広げられる音と光のページャントは、あたかも本物のオーロラと見紛うばかりの素晴らしさ。歓声と拍手に包まれ、湯西川の夜は更けてゆく。
たまに来るならこんな宿。
栃木には北から南まで極上の温泉が目白押しだ。是非、皆様も安心・安全の栃木の温泉でゆっくりしてみては!
2位
1回
2013/10訪問 2013/01/01
【再訪】 : 1年の始まりは”金谷のおせち”から。。。
新年あけましておめでとうございます。
2013年初レビューは秋にお世話になった『鬼怒川金谷ホテル』の”おせち”からスタートさせていただきます。
そろそろ年末の準備をはじめよう!と思っていた時、『鬼怒川金谷』ホテルからダイレクトメールが届いた。
もしかして、無料宿泊券でも当たったのかな?ドキドキしながら封を開けると”おせち料理”の案内パンフレット。。。
そうかぁ!もうそういう時期だよな。
例年、お気に入りの中華料理店『源烹輪』の”中華おせち”を頼んでいるが、たまには豪華なおせちもいいかも知れない。
妻に相談するが、二つ返事でOKという訳にはいかない。その理由は。。。価格が¥31,500もするのだ。←『源烹輪』は¥14,000だったなぁ!(^_^.)
「でも、頼みたいんでしょ!『源烹輪』を頼まないのならばいいわよ!」と寛大な財務大臣。←でも、両方頼もうと目論んでいた小生の心を読まれるとは。。。
大晦日、クール便で鬼怒川からおせちが届いた。
伊勢海老に、あわび、松茸に、とちぎ和牛。。。目にも鮮やかな”豪華おせち”だ。
今年もいいことがありますように!と祈りつつ。。。 \(^_^=^_^)/ 2013年もヨロシク♪
鬼怒川金谷ホテル 特選 寿 二段重
■一之重(和の重)
・黒豆 千代呂木、金箔 ・鰆照焼き はじかみ生姜 葉付金箔
・紅白蒲鉾 ・お煮物 穂付竹の子
・栗金団 ねじり蒟蒻
・鮎甘露煮 梅人参
・松笠慈姑 小芋六方煮
・錦玉子 ・数の子
・田作り ・葉付金柑
・車海老艶煮 ・鮑旨煮
・松茸旨煮 ・いくらたまり漬け
・手毬餅
■二之重(洋の重)
・ロブスター・クリームソース掛け ・ミニ・サーモンローズ
・パールオニオン ・帆立貝柱燻製
・ローストビーフ ・テリーヌ・パイ包み
・白身魚のエスカベッシュ ・生ハム・コルニッション
・JHON KANAYA NEW YEAR Chocolat
抹茶大納言 ストロベリーブラン
■地場の味覚
・とちぎ高原和牛の味噌漬け
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【初訪】 : 優雅なる大人の時間(とき)はゆっくりと。。。
「妻と楽しむ秋の栃木路シリーズ」~鬼怒川金谷ホテル編~
暑かった夏がようやく終わり”秋”という言葉がしっくり来る季節の到来。秋”といえば、読書の秋、スポーツの秋。。。いえいえ、やはり”食欲の秋”です。
栃木に赴任して早や1年半。その間、県内の名だたる旅館・ホテルを訪れ絶品料理を堪能して来た小生ですが、今回はその中でも最上級のホテルを訪れる機会を得て、妻とふたりで鬼怒川温泉にやって来ました。
今回お世話になったのは、2012年4月17日に全館リニューアルOPENした鬼怒川屈指のホテル『鬼怒川金谷ホテル』
”金谷ホテル”といえば日本で最初のリゾートホテルとして名高い『日光金谷ホテル』が有名ですが、当ホテルの創業者ジョン・カナヤこと金谷鮮治氏は、『日光金谷ホテル』の創業者金谷善一郎氏の孫にあたり、西洋文化と日本文化の伝統を見事に融合させた、日本の近代ホテル界のパイオニアでもあります。
氏はホテルの近代化だけに止まらず、自らのクリスチャンネームを冠にした西洋レストラン「西洋善所ジョン・カナヤ麻布」をOPEN、日本の食文化と西洋料理やサービス、インテリアなどを見事に融合させた同店は、多くのセレブリティを魅了したことでも知られています。(惜しまれながら2004年閉店)
そんなホテルやレストランでの経験を生かし、鬼怒川温泉ホテルを”和魂洋才の風情”と”もてなし心”の結晶とすべく『鬼怒川金谷ホテル』を1978年に開業。
彼の没後、そのスピリッツを受け継いだ孫の金谷譲治氏を中心に”ジョン・カナヤ”の想いが詰まったホテルとして鬼怒川を訪れる人達を魅了し続けています。
ホテルは”ジョン・カナヤ”氏が愛した「渓谷の別荘」をコンセプトに、”もてなしの心”と”美学”に溢れたダンディズムの世界観や別荘の様な居心地の良さをそのままに、モダンで洗練された空間とサービスが提供され、まさに”優雅なる大人の時間(とき)を”感じることが出来ます。
全室鬼怒川渓谷に面した客室からは四季折々の渓谷美を堪能することが出来、ラウンジでは滞在中にいつでも珈琲・紅茶などの飲物を戴くことも可能です。
そんな『鬼怒川金谷ホテル』のメイン・ダイニング”JOHN KANAYA”で戴く”金谷流懐石”は、地産地消に拘り、ジョン・金谷鮮治氏が目指した日本料理と西洋料理の融合をコンセプトに、多くの品数を少しづつという懐石料理の精神を汲んだ「おもてなし料理」です。
★~金谷流懐石~和敬洋讃~★
*ションカナヤのおもてなし*
金谷玉子と秋の幸 (那須鶏の地養卵に出汁を解き、殻ごと蒸したものに生うに、トンブリを添えて)
*晩秋の頃*
日光生湯波と旬海鮮に地場野菜を添えて
松茸と那須鶏の土瓶蒸し (秋の味覚の王者”松茸”と那須鶏たっぷりの土瓶蒸し。秋の香り満載)
*栃木の宵*
清流八汐鱒と旬の幸を栃木食材の香りと共に (まるで宝石箱の様な目にも鮮やかな料理の数々)
*極味*
とちぎ和牛のオリジナル和牛ビーフシチュー (箸で簡単に切れるとちぎ和牛は、口に入れた瞬間になくなります)
又は
栃木霧降高原牛ヒレ阿蘇溶岩焼き
*焼物*
子持ち鮎の塩焼き (こんな卵をたっぷりと抱えた鮎は初めて、苔の香りを爽やかな蓼酢で。。。)
*冷皿*
流し栃木トマトと帆立貝のレモンジュレ
*食事*
湯津上産こしひかりの栗御飯 (塩梅が絶妙の栗御飯、栗御飯が苦手な小生でも美味しく戴けます)
日光たまり漬けと赤味噌汁
*水菓子*
とちおとめムースと季節フルーツ
食後には、ラウンジでショコラトリー”ジョン・カナヤ”のシコラをワゴンサービスで戴けます。
20種類を超える味わいを揃える”ボンボン・ショコラ”、形も楽しい”葉巻ショコラ”など、大人の時間を演出します。
ゆったりとした時を過ごし、爽やかな風を感じ目が覚めると。。。
★Breakfast Menu★
*季節野菜アラカルト*
レモンヨーグルト
野菜スティック
契約農家の新鮮野菜
*地養卵たまご料理*
オムレツ、スクランブルエッグ
目玉焼き、ゆで卵からチョイス
*温物*
野菜のコンソメスープ
那須豚厚切りベーコンとレモンパセリウィンナー
*パン*
金谷パンと季節のブレッド
*デザート*
フレッシュフルーツ
★和朝食御献立★
*ジョンカナヤ和食御膳*
レモンヨーグルト
金谷神無月の玉手箱
*焼物*
金谷地養卵たまご焼きと季節の焼魚
*季節野菜*
契約農家の新鮮野菜
*温物*
作りたて豆乳寄せ尚仁沢湧水仕上げ
*食事*
新潟産こしひかり
自家製味噌の田舎汁
香の物盛り合わせ
*デザート*
季節のフルーツ
前日のリクエストにより用意された和・洋2種類の朝食。
メインダイニングから清々しい景色を眺めながら、ゆったりとした気分で朝食を戴きます。
日常の喧騒が嘘のような時間が流れて行きます。こんなにゆったりと朝食を取ったのは何年ぶりだろう。
館内には一般的な施設のほか、シガーサロンやエステティック・サロンなども完備され、鬼怒川に居ながらにしてリゾート気分に浸れること請け合い。
年に何度も来れないけれど”優雅なる大人の時”を味わいに、又、訪れてみようと思えるホテルです。
優雅なる大人の時間(とき)はゆっくりと。。。
3位
1回
2013/08訪問 2012/09/08
『宿屋伝七』は、川治温泉を縦断する男鹿川の上流添いに位置する自然豊かな温泉宿。
『宿屋伝七』との出会いは、今から20数年ほど前。
小生がまだ駆け出しの頃、こちらの社長(船曳富士夫氏)に非常に懇意にしていただき、社会人としてのマナーや仕事の仕方を教えて戴いたことから始ります。
その後、何度となく宿を訪れ、今は亡き両親や義父も大変気に入っていた旅館のひとつ。
今回は宇都宮に赴任以来、再度訪れたいと思い続け、2年目の夏休みに家族を連れ立っての骨休めとなりました。
そもそも『宿屋伝七』のはじまりは。。。
その昔、会津西街道沿に小さな旅籠あり。
その名を船びき家と称し、行商人の宿場として栄えり。
後に先祖伝来の書『七つの教え』にしたためられし処に塩まき、水まき念願すること七夜に及び、突如として涌きいづる温泉は『宿守の湯』 なり。
その名をお宿東山閣と改め、安息の湯として旅人に親しまれり。
その後男鹿川上流、平方山を望めるこの地に移り、宿屋の心をそのままに『七つの教え』を伝承すべく宿屋伝七と名のるものなり。
(宿屋伝七HP”宿屋伝七由来の書”より抜粋)
その”七つの教え”とは。。。
一、泊まり来たる者は、今宵の亭主と思ふべし
一、泊まり来たる者は、遠方の友と思ふべし
一、泊まり来たる者へは、宿主の心で接すべし
一、泊まり来たる者へは、旨きものを膳にすべし
一、泊まり来たる者へのもてなしは、温泉を宗とすべし
一、泊まり来たる者の笑顔を、宿料と思ふべし
一、泊まり来たる者は、皆遊びの達人と思ふべし
東山閣 伝七 主
まさに、この七つの教えを忠実に今尚守り抜いている名旅館。
隅々にまで気を配った空間は、来るものの心を和ませ日常の疲れを癒してくれる。館主の心が全ての従業員に浸透し、滞在中はまさに”今宵は亭主”気分に浸れます。
そんな『宿屋伝七』の楽しみは、何といっても料理の素晴らしさ。
20数年前から定評がある料理は、地産地消を基本とし、海のもの、山のものを匠の技で絶品料理に仕上げている。
初めて訪れた時に、川魚の〆たものを生湯波で巻いたお造りが出たが、それまで旅館で出る刺身は”鮪”や”鯛、海老”といったありきたりの料理しか味わった事がなかった小生にとっては、衝撃的な想い出として今も舌の記憶として残っています。
さて今宵はどんな宴が催されることやら。。。
夏のお献立
本日の食前酒 柚子酒
先附 枝豆豆腐
銘々 小菜彩々(穴子寿司、鶏の肝煮、自家製コンビーフなど5品)
焜炉 栃木県産黒毛和牛(バターを載せて軽く炙って、塩・ポン酢お好みで。。。)
活味 本日の活魚 あしらい(鮪、勘八、あわび、鯛)
蒸物 鶏の洋菜蒸し(鶏と旬野菜を、洋風出汁で蒸し上げたもの。ポン酢で。。。)
凌ぎ 稲庭うどん
合肴 牛ローストビーフ
焼物 伊勢海老の鬼殻焼き(味噌味の鬼殻焼きは初めての経験)
進肴 ちぢみ鯨と八汐鱒ルイベ
強肴 旬魚の煮付け(勘八の兜煮)
揚げ物 緑風揚げ(えんどう豆と海老真薯)
お食事 五穀飯 香の物盛り合わせ 留椀
水物 フルーツ蜜豆 旬果
全14品にも及ぶ懐石料理は、どの料理も真心が込められた絶品料理。ただ、余りの量の多さに体重が。。。2kgはUP覚悟かなぁ!
翌朝の朝食も脂の載った”鮎の一夜干し”や銘々(烏賊そうめん、わらびの胡桃和え、しらすおろしなど)、煮物などとヘルシー&嬉しい内容。ついつい食べ過ぎてしまいます。
まさに”七つの教え”を守り続ける絶品の宿。
日常を忘れ、美味しいものに出会いたい貴兄!栃木のおすすめお宿として、自称”栃木県観光大使”のバムセ推薦のお宿です。
これから、紅葉がとても綺麗な川治温泉に是非お出掛け下さい。<m(__)m>
以上、優雅なる宿レポートでした!((( ^^)爻(^^ ))) ヨロシク♪
4位
1回
2013/08訪問 2013/09/09
地産地消・旬産旬消~美人女将がもてなす塩原温泉の”ほっこり宿”
宇都宮に赴任した時、当時の社長から社用を除き”栃木県内”以外は宿泊厳禁!とのお達しを戴いた。
自称”会社の犬”はその言葉を忠実に守り、2年半の間、家族旅行、愛人旅行は全て栃木県内の旅館・ホテルを巡ってきた。
日光からはじまり、鬼怒川、川治、湯西川、奥鬼怒、那須、奥日光湯元、中禅寺。。。県内にはおよそ40もの温泉郷があり、大小を含めると200軒以上の宿泊施設がある。
この2年半に社用も含め、県内に40泊以上しているのではないだろうか?
しかし、まだまだ未訪の温泉があり、訪れてみたい宿も沢山ある。塩原温泉の『彩つむぎ』もそんな宿のひとつだ。
1年前、会議で宿泊したことがあった『彩つむぎ』、料理が殊のほか印象的だった事から、家族を連れて来ようと、夏休みを利用しての再訪となった。
此処『彩つむぎ』は、塩原温泉の老舗名門旅館『明賀屋本館』の姉妹館として平成18年にOPEN!今年で8年目を迎えた。
箒川に架かる奇岩七つ岩吊橋の脇に建ち、清流のせせらぎを聞きながら”ほっこり”とした時を過ごすことが出来る。
また、此方の女将さん(君島理恵さん)は美人女将として有名である。
小生が所属する経済団体の取材記事に寄れば。。。
”女将さんは21年前に鎌倉から塩原にお嫁に来たのだそうだ。初めの頃、栃木は田舎で何にも無いところだと、毎日寂しく感じていたそうだが、宇都宮の松ヶ峰教会を見たり、大谷石の文化等に触れて行くうちに、栃木の良いところに少しづつ気付く。
そして女将さんが特に感動したのは、栃木産の食材の素晴らしさに触れた時。
塩原高原大根の美味しさや、塩原高原かぶのみずみずしさを、塩原に来てくれるお客様に味わって欲しい。都会からいらっしゃったお客様に提供することで、感動を共有して貰いたいと思うようになったそうだ。”
(栃木県経済同友会:来てみたら住みたくなった栃木県! 魅力いっぱい 栃木県のおすすめ情報blogこれがトチギだ!(これトチ!)より抜粋:http://tochigi-douyuukai.com/category/about-us-2/)
そんな”ほっこり”宿で味わう料理は”地産地消・旬産旬消(旬のものを旬の時期に味わう)”をコンセプトにした創作懐石が並ぶ。
【彩つむぎ 歳時記懐石 葉月】・・・百合の花 色とりどりに 咲き誇り・・・
食前酒 : 自家製果実酒「酢橘酒」
先付 : 夕顔豆腐
夕顔とは干瓢(かんぴょう)の材料となる瓜のこと。栃木県は国内産の干瓢の90%以上を生産している。
夕顔は県南部を中心に生産されているが、干瓢以外に生ではなかなか市場に出ない。食感、味は”冬瓜”のような感じで餡かけなどで戴くのが一般的。今回は夕顔を裏ごししたものを出汁とゼラチンで固めた”夕顔豆腐”として戴いた。
前菜 : そば餅辛味噌焼 鶏塩麹焼 那須今牧場のゆきやなぎ山葵のせ 地場産枝豆 かんぴょう旨味 那須の白美人ねぎのマリネ 塩原アロエのワイン煮
栃木の美味い物大集合!といった料理。窓から見える”七つ岩吊り橋”をモチーフにした盛り付けも愉しい。
凌ぎ : 鰻の蒸し寿司
お造り : 三種盛り(”鮪、岩魚、生湯波”) つまみ野菜色々
蓋物 : 彩つむぎ饅頭 湯波の餡で(薩摩芋、椎茸、干瓢、湯波、鶏そぼろ)
『彩つむぎ』開業当初からの料理。季節によってベースが南瓜など旬の食材を使うそうだ。彩りがとても綺麗で”まるで塩原に咲く宝石箱やぁ!”塩原渓谷の紅葉を器の中で再現しているかの様だ。
焼物 : 那珂川の水で育った岩魚の塩焼き 囲炉裏より
この夏、鮎を喰い過ぎた小生にとって”岩魚”というのが嬉しい!ヾ(--;)ぉぃぉぃ贅沢過ぎ!
頭から戴ける岩魚、特有の香りに好みが分かれるものの脂が載って絶品。
小鉢 : 三色のミニトマトと地場野菜のサラダ 八汐鱒のスモークと柚子胡椒ドレッシングで
温物 : とちぎ和牛の陶板焼き 地場野菜色々
日本各地にブランド牛があるが、此処栃木の和牛も実に美味い。栃木県は畜産・酪農が盛んな場所。酪農(生乳)は北海道に次ぐ全国第2位、そして肉用牛は九州各県に続き第5位の産出額を誇る。
その中でも「とちぎ和牛」は指定された生産者によって肥育された黒毛和牛であり、枝肉格付がA・Bの4等級以上に格付された枝肉だけに与えられるブランド牛だ。
「とちぎ和牛」の特徴はサシの入った霜降り肉で、キメが細かく、柔らかく、風味豊かな、旨味の秀でた味の芸術品。前沢牛や松坂牛にも劣らない高級牛肉として専門家の間でも評価が高くなっているのだ。
ご飯 : 塩原大根めし(那須塩原産 高村さんのコシヒカリで)
塩原の高原大根を賽の目に切り、葉の部分と共に炒めて味付けをしたもの。これは自宅で常備菜としてうってつけだ。
止椀 : 塩原けんちん汁
香の物 : 地場野菜の三五八漬け
水菓子 : 日替わりデザートと季節の果物
【彩つむぎ 地産地消・旬産旬消朝ごはん】
お口潤し : ミルク街道那須塩原産新鮮牛乳 又は 緑と橙の野菜ジュース
三点盛り : 塩原高原大根の胡麻味噌きんぴら・天然醸造無添加会津味噌の紫蘇巻・旬の地場野菜のおひたし
小鉢 : 温泉玉子 鮎醤油のつゆで
鮎醤油の出汁が絶品。玉子の濃厚な黄身と魚醤にも似た”鮎醤油”の出汁とのマッチングは経験したことがない温泉たまごに仕上がっている。
煮物 : 夕顔の旨煮 茸の餡で
夕顔がこんなに美味いと気付かされる料理。上述の様に一般的に流通していないが、生産量としては首都圏市場には出せるのでは?女将さん曰く、県としても特産品として全国区に展開していく動きがあるのだとか。早く市場に出回ることを期待したい。
焼物 : 那珂川の水で育った鮎のうるか焼 那須塩原産焼椎茸 鮎醤油で
”ぬる燗”持って来い!と叫びたくなるような逸品。
温物 : 日光湯波のしゃぶしゃぶ 地場野菜色々添えて
サラダ : 地場野菜と那須郡司豚ポークサラミ自家製ドレッシング
ご飯 : 那須塩原産 高村さんのコシヒカリ米
汁物 : 芋茎と干瓢と旬の野菜の味噌汁
芋茎、懐かしい食べ物だ。子供の頃に随分食べたが。。。
デザート : 自家製ヨーグルトを自家製ジャムで
彩つむぎ 板長 栗原啓 氏
いやいや!気持ちが”ほっこり!”とする宿。
普段のストレス社会を抜けて、偶にはこんな場所でのんびりするのが人間らしい生き方を取り戻す方策だろう。
人と人のつながり、自然(季節 とき)とのふれあい、想(こころ)と想(こころ)のまじわりを何よりも大切にするぬくもりのお宿、『彩つむぎ』。是非一度足を運ぶことをお薦めしたい。
5位
1回
2013/04訪問 2013/04/25
”魔法”が掛った朝食。。。これほど衝撃を受けた朝食は初めて!
栃木県に赴任して丸2年、県内にはまだまだ未訪の宿が多い。
実際には大・小合わせ200以上の旅館・ホテルがある。その全てを行き尽くすには、あと10年は掛かるだろう。
今回お世話になった奥日光湯元温泉にある『奥日光森のホテル』も、そんなホテルのひとつ。
何度か近くまで行く事はあったが、なかなかお邪魔する機会に恵まれなかった宿。
”肝臓増強・歌唱力向上月間”2日目。
少しだけ重苦しい総会を終え、懇親会場のダイニングに降りてゆくと和服のコンパニオン5名が笑顔でお出迎え!イラッシャイ(o´-`)o マセェ(m_ _)m
「待ってましたぁ~♪」思わず心の中でガッツポーズ!彼女達の前を通る時、一瞬で”本日の獲物”をチェックする。
「おおっ~♪越後屋、今宵は上物よのぉ~♪」( ̄▼ ̄*)ニヤッ
芸奴・コンパニオンは”置屋”(最近はコンパニオン派遣会社というが。。。)に属するが、ホテル・旅館によって贔屓の置屋があり、その”置屋”により品の良し悪し、面の良し悪し、そして気立ての良し悪しが左右される。
今回の”置屋”は宇都宮でも1・2を争う評判の”置屋”。おのずと期待感が膨らむ。←あのぉ~、「食べログ」なんですが。。。( →_→)ジロ!
「バムセさん!去年もご一緒でしたね!」
「ええっ~!ホント?本当に憶えてる?」
「でなきゃ、バムセさんのお隣に来ませんから。。。」( ̄;; ̄ ←鼻血顔
理恵さんとの会話も楽しく地産地消の自然派ホテル絶品の料理を戴く。。。
卯月のお献立
・森のドリンク 小松菜ジュース
(ビタミンA、鉄分などのミネラルが豊富な小松菜に、りんご、レモンを加えた自家製野菜ジュース)
・先付 胡麻和え、筍、蕨、うるい、海老、花弁百合地
・前菜 合鴨筍挟み焼、中禅寺公魚南蛮漬け、天豆雲丹焼、海老袱紗焼、山葵漬、小鯛桜寿し、蛍烏賊黄味酢、木の芽新丈、透かし桜、 タラの芽東寺巻
(地の食材と季節の食材を吟味、目でも楽しめる前菜の盛り合わせ)
・向付 鰹叩き、大根卸し、浅月、小角生姜、鍵蕨、大葉、ニンニクチップ、マスタード、茗荷竹、エディブルフラワー、土佐醤油
(「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」で知られる春の初鰹は香りと切れが魅力。大葉・ニンジンなどの薬味と一緒に土佐醤油で戴く。)
・煮物 春キャベツ海老博多煮、どんこ椎茸、小那須田舎煮、絹さや、春の芽
・焼物 中禅寺姫鱒パイ包み焼、マッシュルーム、玉葱、カリフラワー、ミニキャロット、クレソン、野菜ソース
(姫鱒とは陸封型の紅鮭のことで、幻の魚とも呼ばれ、特に中禅寺湖産は身が絞まり美味と言われている。)
・凌ぎ 自家製茶蕎麦、大和芋、こし油、七味、もみ海苔
(日光産蕎麦粉を使用し、ホテル自家製の引き立て、打ちたて、茹で立ての三立てで戴く。)
・銀鍋 豆乳しゃぶ、栃木和牛、レタス、榎木、若布、クレソン、豆腐、浅月、卸しポン酢
(綺麗な霜振りで柔らかいお肉と評判の栃木和牛の豆乳しゃぶしゃぶ。お鍋が温まりましたら、野菜から入れて戴く。)
・食事 かやく御飯、新牛蒡、地鶏、人参、黒蒟蒻、油揚げ、土筆
・香の物 季節三種
・止椀 赤出汁、なめこ、三つ葉、湯波
・水菓子 自家製チーズケーキ、ミント、八朔ゼリー寄せ、とちおとめ
平成25年4月吉日
奥日光森のホテル 料理長 今野 守
コンパニオン満足度 ★★★★★★★★★☆♪ъ(〃 ̄〓 ̄)> うふっ
翌朝、昨晩のコンパちゃんとの楽しかった時を想い出しながらニヤケ顔で朝食に向かう。
ここで今まで経験しなかった程の衝撃的な”朝食”に出会うことになる。。。
朝食は最近流行りのブッフェスタイル。
経費削減、宿泊客の多様化に対抗するために各旅館・ホテルがこのスタイルを取り入れているが、そのどれもが”ドングリの背比べ”
煮物・焼物・ご飯の友。。。パン食の御仁のためのウインナー・スクランブルエッグ・サラダ、といった料理が大皿に並ぶのが一般的。
しかし、このホテルは違った。
プレートを受け取りブッフェ台に進むと、小皿に盛られた料理が。。。
「まずは、この”釜揚げシラス”を食べてみてください。実はこれには”魔法”が掛っているのです。熱々のご飯に載せて30秒。すると掛けられた”魔法”が解け、物凄く美味しくなります。」と、料理長がひとりひとりに説明している。
そう言われたら食べない訳にはいかない。
「春はシラスが旬だから美味しいのは判るけど。。。ああ!美味しいね!」くらいの印象だろう!とタカを括って戴いてみる。
な・な・な・な・な・な・な・・・・なんなんだぁ!これが”シラス”かぁ?ヾ(@○@) ええええ
驚愕の美味さ!、初めての衝撃。
他にも、熱々の”厚焼き卵”や”茶碗蒸し・かぼちゃのプディング”に”青汁のスムージー”などを各テーブルに「いかがですかぁ?是非、食べてみて下さい。」と。。。そのどれにも”魔法”が掛っている。
栃木県には、高級旅館や人気旅館・ホテルが数多く存在するが、ここは失礼ながらノーマークだった。
その素晴らしさに脱帽するとともの、奥行きの深さを痛感した。
追記:
さぁ!ここで問題です!
”釜揚げシラス”にはどんな魔法が掛っていたでしょうか?v( ̄∇ ̄)ニヤッ
6位
1回
2013/04訪問 2013/04/28
流れゆく時の様に、こんこんと湧き続ける 源泉掛け流しの大露天風呂で。。。ごゆるりと お寛ぎくださいませ
”性同一性障害”。。。初めてこの言葉を聞いたのは”3年B組金八先生”第6シリーズ。
上戸彩扮する鶴本直が、自分の身体が女であっても精神的には男である性同一性障害という悩みカミングアウトするという衝撃的な内容だった。このシリーズでは、性や命について、子どもの自分自身に対する葛藤を通じて、それまでのシリーズとは異なる視点で描かれたのだった。
”肝臓増強・歌唱力向上月間”4日目。
その言葉を久しぶりに耳にすることになる。
「あの芸奴、♂じゃない?」彼女(いや彼?)が宴会場に入って来た時、誰もがそう思ったはずだ。
それもそのはず、”あかり”ちゃんは、日本で初めてのニューハーフの芸奴なのだという。
「あたし、性同一性障害だったのぉ~♥」(オカマっぽい口調でどうぞ!)
小梅太夫じゃない(笑)”あかり”ちゃんの酌で栃木の銘酒と絶品の会席料理を戴く。。。熱い眼差しで見詰られ、何か不思議な気持ちになる。は・は・吐き気が。。。ヾ(--;)ぉぃぉぃ
ここは那須温泉の名湯『山楽』
知る人ぞ知る那須温泉を代表する高級旅館だ。
以前にも家族を連れて訪れたことがあるが、改装してからは初めて。
名物の大露天風呂で汗を流し、絶品料理に舌鼓を打つ。これぞ至福の時、大島優子似の”わかば”ちゃんに酌を交代して貰い盃がドンドン進む。←いや!”あかり”ちゃんじゃあ嫌だって言っている訳ではないんですよ。単に”大島優子”ファンなだけで。。。(^^ゞ
そんな『山楽』で戴く卯月の会席料理とは。。。
苗植える頃の御献立
・食前酒 ライチ酒
・先付 酒盗和え、野蒜、行者にんにく、根三つ葉、烏賊、花山椒
・前菜 三食手綱寿し、花鯛子、蛍烏賊新挽き揚げ、蕗辛煮、茎山葵、桜百合根
・吸物 鯛潮仕立て、鯛、山伏茸、丁子麩、針葱、桜花
・刺身 季節の三種盛り)雲丹、本鮪、鯛昆布〆、山葵、あしらい一式
・煮物 筍旨煮、山独活白煮、巻き湯葉、精進麩、アスパラ、木の芽
・焼物 那須和牛ロース石焼、野菜色々
・強肴 新じゃが饅頭、鶏挽肉、チーズ、タラの芽、美味だし汁)
・酢物 平貝と蕪の博多押し、若布、貝割れ、胡瓜、パパイヤ酢
・食事 豆御飯
・止椀 赤だし
・香物 胡瓜、蕪
・水菓子 木苺ムース、西瓜
那須温泉 山楽
料理長 小口 厚志
平成二十五年卯月
芸奴満足度:★★★★★★★★☆☆
コンパニオン満足度:★★★★★★★☆☆☆
料理長の小口氏は、先月、小生と一緒にベトナム研修に行ったメンバー。
和食のプロでも、他国の料理を味わうと刺激になって新たな世界が広がるのだと言う。流石に”生春巻き”は出なかったが。。。
「やだぁ~!バムセさん、お久しブリーフ!」σ・∀・)σゲッツ!&(_△_)ターン&(T┰T )リバース
2次会のクラブに行くと、先日『那須塩原ホテル』で一緒だった”しょうこちゃん”と”けいちゃん”が寄って来た。
「あれぇ!またパ●ツ見せてくれるの?」(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ
「バムセさん、”さくら”といいます。私も憶えてくださいね。」(* ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ii ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)ブーッ
完璧に小生好み!宇都宮の沙耶ちゃん以来のHITです!
その後、何があったのか管理者に怒られるので書けませんが。。。
最後は、”さくら”さんと”わかば”ちゃん両手に花で撃沈した那須の夜でありました。(^◇^)
7位
1回
2013/08訪問 2013/09/13
名旅館「お宿 東山閣」がリニューアルオープン!若き経営者が奮闘する「祝い宿 寿庵」を熱烈応援
今夏、川治温泉の名旅館『お宿 東山閣』が『祝い宿 寿庵』としてリニューアルオープンした。
『お宿 東山閣』の社長、船曳富士夫氏とは20数年来の付き合いになる。
小生が若かりし頃、東京で知り合い家族を連れて何度か訪れた。その後、系列旅館『宿屋伝七』がOPENし、川治温泉を代表する名旅館に発展していく。
(参考:http://tabelog.com/tochigi/A0903/A090303/9003512/dtlrvwlst/4458329/)
そして、この度『お宿 東山閣』が宿名も新たに『祝い宿 寿庵』として生まれ変わった。
今回はOPEN直前に控え、館内の施設見学も含め、若き経営者(船曳大輔氏)からInspectionの招待を戴く。
✿人と人、時と人を結ぶ 歓びのおもてなし・・・
~出会いからひとつの縁が生まれるように。
憩い、寛ぎ、癒し、味わい・・・ひとつひとつに思いを込めて。
訪れる人それぞれに、歓びに満ちたひとときを紡ぎだす。
それが、「祝い宿 寿庵」のおもてなし。
パンフレットに書かれた宿コンセプト通り、館内に入ると「憩」「癒」「寛」の空間が広がる。
人は非日常性を求めて旅にでる。辿りついた場所に日常が溢れていたなら、人は「憩」「癒」「寛」を感じないだろう。
この場所はまさに非日常の世界。思い切り「憩」「癒」「寛」を感じよう。
ひと通り館内を案内され、和モダンを基調としたタイプの違う客室を拝見。
今宵、小生が案内された部屋は”露天風呂付きの和洋室”。大自然の景観を背景にゆったりとした湯浴みを愉しむことが出来る。
大事な方と、大事な時を過ごすにはこんな部屋を用意したい。
さて、旅の愉しみは何といっても食事だ。
前身の『お宿 東山閣』も料理には定評があった。今や常識となりつつある”ウエルカムドリンク(抹茶と焼団子)”をチェックインの間に提供したのも『お宿 東山閣』が最初なら、”地産地消・旬産旬消”にこだわり八汐鱒の生湯波巻などの創作懐石料理をはじめて戴いたのも此処だった。
その流れを若旦那はどのように描くのだろう。
『祝い宿 寿庵』の”食へのこだわり”の柱は6つ。
①出汁にこだわる
料理の基本である出汁こそ宿の自慢。素材にこだわり、丁寧にとった出汁は五感にしみわたり心から癒される。
②旬の食材
職人が選び抜いた旬を感じる食材を使用。まさに旬産旬消(旬の時季のものを、旬の時季に食す。)
③地元の逸品
地元業者と提携し新鮮な食材を集めている。臭みのない新鮮だからこその川魚は贅沢な逸品。
④こだわりの米
日本名水100選『尚仁沢』湧水で育った栃木県産コシヒカリを使用。自社で精米するほどのこだわり。
⑤選りすぐりの日本酒
地酒はもちろん、全国より選んだ銘酒を取り揃えている。
⑥日本一の朝食を目指して
豪快に器に盛られたお味噌汁、懐かしいご飯に合うおかず、旅先の心地よい一日の始まりを料理で演出する。夕食同様、味覚だけでなく視覚、嗅覚でも味わえるように、職人が丹精込めて仕込んだ朝食膳を堪能することが出来る。
そんな『祝い宿 寿庵』で戴く絶品料理とは。。。
■文月の御献立
●福海寿山 珀味専心のおもてなし
先附 名物胡麻豆腐 山葵 加減醤油
前菜 氷山盛り 壺々・胡麻浸し 鬼灯・煮氷り 合鴨 玉浦 枝豆 山桃
椀物 澄汁 鱧 松茸 順菜 柚子
造里 本日の仕入れより あしらえ 薬味 特製味噌
焼物 奉書包み 紅白水引 銀睦西京焼き 鱒木の芽焼き 酢取り蓮根
進肴 冬瓜釜・冷製仕立て 南京 千両茄子 豌豆 針生姜
強肴 黒毛和牛ひれ石焼き がぶりえる 焼湯葉 辛子醤
食事 釜出し かやく御飯 錦糸 葱 海苔 いくら
添え 香の物 天しば
水物 季節の果物寄せ冷菓 抹茶アイス 生姜飴
夜食 栗おこわ
●本日の朝餉
食前 トマトじゅーす
朝肴 朝の恵み 心和めし 身体に良き品
小向 特産品 刺身湯波 土佐醤油
焼物 本日の焼き肴 出汁巻たまご
鮮野菜 沙良多仕立て・契約農家直送 ひしほ味噌
食事 栃木県産こしひかり
添え 紀州産南高梅 地野菜の朝漬け
味噌仕立て あら汁 若布 青菜
水菓子 アロエ・ヨーグルト
文月吉日
祝い宿 寿庵 料理長 橋本 大樹
日本料理は五感で味わうものとはよく言ったもの。
味も然ることながら、目にも艶やかな料理の数々。画像でたっぷりと想像して戴きたいが、特筆すべきは館主(若旦那)こだわりの出汁が物凄く効いている。
コク深く上品でエグミのない出汁が、出過しゃばり過ぎず、と言いつつもしっかりと料理の芯を支え、見事というほかない。
この地でこれほどの料理が食べられるのは驚きを通り越して”奇跡”といえよう。
店主(若旦那)は、俳優にしてもおかしくないほどのイケメン。
その店主を脇で支える若女将と実家が名旅館だったスタッフの田中氏。そして若き天才料理人、橋本大樹氏の今後に大いに期待し、熱烈応援していきたい。
参考価格:平日 和室(12畳)+堀炬燵 ¥20,000~
露天風呂付和室 ¥33,000~
*土・休前日は+¥6,000~
グランドOPENは9月下旬予定。ご予約は、あなたの街の●●●まで!(^◇^)
8位
1回
2013/11訪問 2013/11/16
燃える様な紅葉を楽しみに奥日光へ行きませんか!
そんな小生の呼び掛けに、経済団体の方々から賛同戴き、やって来たのは日光中善寺温泉の評判の宿『ホテル四季彩』
こちらの宿は”とちぎにごり湯の会”にも属する、お湯よし、人よし、料理よしの3拍子揃った推薦の宿だ。
”とちぎにごり湯”の会とは以前に訪問した『加仁湯』でも紹介したが。。。
その壱 源泉を持っていること。
その弐 にごり湯であること。
その参 掛け流しであること。
その条件に合致した栃木県の北から南までの旅館・ホテル36軒が組織し、”わがまちとちぎの「本物志向」を提唱する新しい温泉ブランドである。
ホテル自慢の”かけ流し天然乳白色の源泉”は、硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫黄化水素泉)で、1日220.000リットルという豊富な湯量を奥日光より引いているのだそうだ。
源泉温度は79℃とそのままではとても入ることが出来ないが、循環することにより適温まで冷され、41℃~と38℃~の2つの温度設定になっている。
露天風呂からは、雄大な中禅寺湖をバックに燃えるような赤、鮮やかな黄色、哀愁ただよう茶褐色のグラデーションが広がり、美しい夕映えの中で、あたかも時が止まったような感さえ覚える。
そんな”にごり湯”に浸り、身体が真まで温まった後、お待ち兼ねの宴席である。
栃木は知る人ぞ知る”日本酒”の美味い地域であるが、その酒に合った呑兵衛垂涎の料理が並ぶ。
しぐれけり 走りけり 晴れにけり
初雪の頃のお品書き ~奥日光四季彩秋味散歩~
座付き 秋の味覚 賑わいゼリー寄せ
栗 焼松茸 海老 帆立 胡桃
天盛り軸三つ葉 枸己の実
秋の味覚集い
落ち鮎煮浸し エリンギ胡桃和え
甘柿紅葉羹 秋茗荷ずんだ和え
鶏ささ身燻製 柿玉子 雲丹チーズ
先吸椀 御月見椀
焼松茸 花弁茸 芽葱 口柚子
三色菊 吸口仕立て
向附け 行秋の吹き寄せ盛り
山海の幸五種 紅葉人参 あしらい一式
台の物 本日のメイン料理
栃木和牛と地木の子豆乳しゃぶしゃぶ鍋
野菜一式 ポン酢 胡麻だれ 薬味
揚物 地木の子の天麩羅
青味 天出し汁
口変わり 冷やし稲庭うどん
蒸し物 綿秋鯛四季彩味覚蒸し
栗 海老 椎茸 紅葉麩 山葵 きぬさや 銀餡
食事 松茸とあさり炊き込み飯 香の物三種
止椀 赤出汁
甘味 季節の果物とマスカルポーネチーズスフレ
平成二十四年十一月吉日 五十嵐宗敏 料理長
温かいものは温かく、冷たいものは爽やかに、京風会席の基本を守った地元の食材を使った絶品の料理が並ぶ。
匠の技が隅々まで施された料理は、料理長のおもてなしの心がふんだんに盛り込まれている。
目に楽し味わってまたよしの料理に導かれ、遂々呑み過ぎてしまった。
一夜明け、朝日が眩しいテラスから抜けるような秋の青空の元、昨日とは違った表情の中禅寺湖が姿をみせる。
ああっ!日本人に生まれて良かった!そんな幸せを全身で感じる。
当館の主でもある濱田氏は、小生の20年来の友人。
昔から人懐っこい笑顔と人柄の良さで、社会に出た頃からお世話になりっぱなしの恩人でもある。
「兎に角、お越しになったお客様ひとりひとりがご満足いただくために、従業員一同が何をすべきかを常に考えて行動しています。俗にいう”おもてなしの心”なんですが、ひと言で”おもてなし”といっても、お客様は千差万別、嗜好も違うため我々は日々勉強です。」と濱田氏は言う。
簡単ではない。確かに十人十色のお客様にご満足いただく為には、生半可な姿勢では出来ないだろう。
それを見事にこなしている宿の方々の心根を感じ、逆に頭が下る想いがした。
たまに来るならこんな宿!人の心に触れる宿!お帰りなさい!いつ行ってもそんな言葉が返って来る『ホテル四季彩』は小生的には◎だ!
9位
1回
2013/07訪問 2013/07/26
【再訪4】 : 世界遺産日光に”日光千姫物語”あり!
日光市にあるパートナー企業との会議・懇親会で訪問。
先月、富士山が世界遺産に登録されたが1999年に東照宮を中心とした「日光の社寺」(東照宮、輪王寺、二荒山神社)も日本で10番目に登録されている。
*参考:日光市HPより
1999年(平成11年)の12月2日、モロッコのマラケッシュで開催された第23回世界遺産委員会において、「日光の社寺」が世界遺産に登録されました。
世界遺産に登録された「日光の社寺」の内容は、日光山内にある二荒山神社、東照宮、輪王寺の103棟(国宝9棟、重要文化財94棟)の「建造物群」と、これらの建造物群を取り巻く「遺跡(文化的景観)」です。
世界遺産の名称:「日光の社寺」(Shrines and Temples of Nikko)
所在地:栃木県日光市
登録遺産の範囲:二社一寺(二荒山神社、東照宮、輪王寺)及びこれらの建造物群をとりまく遺跡からなり、その中には国宝9棟、重要文化財94棟の計103棟の建造物群が含まれる。
そんな魅力が詰まった日光での宿といえば東照宮の目の前に建つ『日光千姫物語』
今回も和食・洋食ふたりの料理長が繰り出す”卯月の御献立”を戴いた。
■日光千姫物語”卯月の御献立”
・食前酒:千姫風オリジナルカクテル
さっぱりと”梅酒”で乾杯~♪
・先附:グリーンピース豆腐 他
・前菜:夏を彩る盛合わせ
目にも鮮やかな料理の数々。まさに”旬の野菜”のオーケストラ、冷たいビールが染渡る。
・吸物:夏の吹き流し
・造里:旬の魚の盛り合わせ 日光湯波の刺身
・台物:栃木牛のしゃぶしゃぶ鍋 千姫風
口に含むと上質な牛の香りが広がり、その後蕩けてなくなってしまう。ササッ!と出汁に潜らせて。。。
・焼物:オマール海老のソテー
甘みの強いプリプリのオマール海老には濃厚なアメリケーヌソース。此れが冷酒に合うんです!
・洋物:鶏モモ肉のトマト煮込みノパイ包み
パイを破ると熱々のトマトソースの鶏煮込み。
・酢の物:蟹奉書巻き 蛇腹胡瓜 他
・御食事:栃木県産米こしひかり
・止め椀:赤だし
・香の物:盛り合せ
・水菓子:季節のデザート
和食料理長 平井 裕之
洋食料理長 長田 幸三
★アサヒスーパードライ:キンキンに冷えた清涼飲料水。
★栃木の銘酒”惣誉”純米大吟醸:栃木を代表する”惣誉酒造”(栃木県芳賀郡)の銘酒。キリリと冷えた生酛造りは氷を入れても旨い。
平成25年には、家康没後400年祭が開催される世界遺産日光。
此れからもこのエリアは目が離せない。
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【再訪3】 : 会うは別れの始まり!旅館送別会で転出者の前途を祝す!
さらば爽黒君!また逢う日まで。。。①
会うは別れの始まり!出会いがあれば別れは必ずやって来る。
栃木県に赴任以来、小生の右腕として働いてくれた”爽黒君”が、2月1日付の人事異動により本社へと栄転。宇都宮の地を離れる事になった。
彼が初めて小生のレビューに登場したのは今から1年9ヶ月前の2011年5月18日、業務終了後に呑みに行った『酒蔵一番 本店』でのレビューが最初だった。
社内で一番小生とランチに行く事も多く、今まで100回近くレビューに登場していることだろう。
そんな彼の事を、社内の女子は”胡麻擦り親爺”と呼ぶ。
転勤が決まった次の日、社内の掲示板に”毎日のようにバムセとランチに行き、栄転を勝ち取った男”として社内新聞が掲示された。(笑)←何と怖い会社だろう!ψ(`∇´)ψ うきょきょきょ
そんな彼の送別会として設定したのが、日光で1・2を争う高級旅館『日光千姫物語』
こちらの社長には日頃から何かと世話になっており、今回の送別会も快く引き受けて戴いた。
普段は猫をしっかり被っている”彼氏募集中女子”も、帰りの電車の心配がないのをいいことに呑むは!呑むは!
”草食系男子”という言葉が世に出て久しいが、我社もご多聞に漏れず女子の方が元気がいい!
「バムセさぁーん!お注ぎしまぁぁぁぁーーす!」と小生の前に次々にやって来る。ちょっと料理喰わせろよ!
■睦月の御献立
・食前酒:千姫風オリジナルカクテル
・先附:蕪の擂り流し
・前菜:冬を彩る盛合わせ
・吸物:蟹真丈豆腐 他
・造里:旬の魚の盛り合わせ 海老屋謹製日光湯波の刺身
・台物:とちぎ和牛のしゃぶしゃぶ鍋 千姫風
・焼物:鰈西京味噌焼き
・洋物:地鶏のポルチーニ風味のパイ包み
・煮物:日光湯波 飛竜頭 他
・御食事:蟹釜飯
・止め椀:赤だし
・香の物:盛り合せ
・水菓子:季節のデザート
いつもながら、季節を感じる絶品料理。
爽黒君、まだ転勤まで数日あるので、小生の「さらば、爽黒君。また逢う日まで!」シリーズの協力をお願いしますよ。( ̄ー ̄)ニヤリッ
と、いう訳で、これから数日間に亘りシリーズを展開致します。あしからず!(笑)
*尚、掲載画像の”彼氏募集中”は事実であり、会ってみたい方がいらっしゃる場合は、身長、体重、性別(笑)、本人の年収、親の資産、兄弟の有無(何番目か)を明記のうえ、バムセ宛お申込みください。追ってご連絡申し上げます。(笑)
●登場人物紹介:
爽黒君:社内で一番最初に小生の正体を見抜いた人物。(最近は数人にバレているらしいが。。。)
宇都宮赴任後、約2年間に亘り小生の右腕として活躍して貰ったが、今回の人事異動により本社中枢チームMGRとして栄転が決まった。
将来は我社の役員か。。。一見爽やかだが、実は腹黒(確定)←以前までは”らしい”だったが。(笑)
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【再訪2】 : 【がんばろう 栃木!】まるで宝石箱、水無月の月替わり懐石を堪能しました!
新緑が眩しい水無月に、『日光千姫物語』に再訪いたしました。
震災後、”風評という見えない津波”に襲われた栃木県。4月上旬に福田栃木県知事の”栃木安全宣言”を受け、栃木県内の企業、団体は県内の観光地を支援しよう!という動きの元、今回も会議出席のための訪問となりました。
震災後100日余りが経過しましたが、原発に近いイメージが強い栃木県の観光産業は、まだまだ完全復活までには程遠い状況です。
知事の”一家族一県内への旅行”も提唱されましたが、夏の繁忙期の予約も例年に比べ鈍化傾向にあります。
そんな栃木県の観光地を是非応援ください!m(__)m
そんな訳で、今回戴いた献立は、
目にも鮮やかな”宝石を散りばめた”ような料理の数々。
こちらの『日光千姫物語』では、和食・洋食別にふたりの料理長がおり、旬の素材を生かした懐石料理が売り。そんな絶品の料理目当てに毎年お越しなるお客様も多いと聞きます。
今回戴いた料理の中で印象的だった料理、まずは”酒肴(夏を彩る盛り合せ)”。
旬の茗荷寿司からはじまり、車海老のキャビア添え、卵の黄身の味噌漬けといった懐石全体に期待を持たせる内容。ひとつひとつの料理が実に手が込んでいて秀逸なものばかり。
とちぎ和牛ステーキは、A上質ランクの霜降りステーキ。
肉の香りが非常に良く、口に入れた瞬間に蕩けて行くといったもの。栃木は大田原牛や那須牛といったブランド牛が有名で、全体的にもレベルが高いエリアです。
そんな料理の数々を堪能しました。
季節の素材の良さを、実に上手く引き出している料理人の腕の高さが実感できる料理でした。
是非、この夏は栃木県に足をお運びください!
自称”栃木県観光大使”バムセでした。 ミ凸ヽ(^_^ )太鼓判!
■水無月の御献立
・食前酒:千姫風オリジナルカクテル
・酒肴:夏を彩る盛り合せ
・吸物:夏の吹き流し
・造里:日光湯波の刺身、旬の魚の氷鉢盛り
・台物:とちぎ和牛ステーキ
・洋皿:冷製茄子のトマト煮、カポナータパスタ添え
・焼物:鮎酒盗焼き
・温物: 鱧の柳川風
・煮物:日光湯波含め煮 他
・御食事:鯛茶漬け
・香の物:盛り合せ
・止め碗 :赤だし
・水菓子:季節のデザート
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【初訪】 : 【がんばろう 栃木!】”桜花舞う頃”の献立を堪能しました!
”桜花舞う頃”日光東照宮に程近い『日光千姫物語』を訪れました。
以前、家族で訪れたこともある日光を代表する和風旅館ですが、今回は会議出席のために訪問です。
今回の震災の影響で日光もご多分に漏れず、観光客が激減。
世界遺産にも登録された”日光東照宮”、例年この桜の時期には平日でも数千人の観光客賑わいを見せる社も、ひっそりと静まり返っています。←困ったものです。このままでは北関東から”観光地が消えてしまう。。。(T_T)
訪れた日は奇しくも、徳川三代将軍家光没350回忌。
そうです、大河ドラマ放送中の”江”の嫡男です。こんな状況でなければ大々的に報道されたでしょうね。。。( _ _ )..........o
今回戴いた献立は”桜花舞う頃”と名付けられた和洋折衷の懐石料理。
ここ『日光千姫物語』では、和食、洋食両料理長が腕を振るった料理が並ぶことでも有名。訪れた日の献立も洋食2種と含め14種類の料理が並びます。
栃木県の季節の食材をふんだんに使った、いわば”地産地消”を基本とした美味しい料理の数々。
この日の献立は。。。
■”卯月の御献立”桜花舞う頃
・食前酒:柚子酒
・先付:桜豆腐 桜花山葵 美味餡 木の芽
・前菜:日光特製湯波
天豆 百合根白和え
馬鈴薯饅頭
白魚黄身揚
山葵菜醤油漬
烏賊雲丹和へ
南瓜チーズ 丸十 牛蒡
・吸物:蕗真丈 花びら人参 筍 浜防風 口 木の芽
・造里:氷器
鮪 目鯛 牡丹海老 食用花あしらい一式
・台物:とちぎ和牛コラーゲンしゃぶしゃぶ
・焼物: 黒ムツ柚庵焼 切干大根
・洋物:海老とカリフラワーの
アメリケーヌフォンデュパイ包み
・洋皿:春野菜とズワイガニのテリーヌ
・煮物:日光湯波含め煮
桜海老団子 蕨 蓬麩 桜麩
・御食事:栃木県産米 グリンピース飯
・汁物:赤だし
・香の物:大根 生姜 すぐき
・水菓子:季節のデザート
いやぁ~♪
”春の献立”を満喫しました。
ゆっくりと温泉に浸かり美味しいお酒と料理をいただく!”日本人に生まれて本当に良かったぁ!”と思う瞬間です。
安全宣言が出された栃木県、安心・安全な栃木県!
皆さんもそんな魅力一杯の栃木県に、是非足を運んでみてください!
自称”栃木県観光大使”のバムセでした。(^O^)/
10位
1回
2013/06訪問 2013/06/12
極上の”高原リゾート”へようこそ!”絆”ルームに泊まって絶品”地産地消”料理に舌鼓。夏の計画はお早めに!
【再訪】 : 極上の”高原リゾート”へようこそ!”絆”ルームに泊まって絶品”地産地消”料理に舌鼓。夏の計画はお早めに!
仕事で何度か訪れている那須の高原リゾート『エピナール那須』にやって来た。
思い起こせば、此処に初めてやって来た日は忘れもしない2011年4月11日。日本列島を揺るがし、今尚、放射能の恐怖と風評被害にあえぐ東日本大震災から丁度1ヶ月後だった。
その日は”震災後の復興プラン”や”風評被害”をどの様に払拭していくかの会議を、各界の重鎮が集まり真剣に議論をしていた。
まさにその時、会議をあざ笑うかの如く、震災後最大の余震が那須地方を襲う。揺れるシャンデリアを見上げて恐怖に震えて、騒然な空気になったのを昨日の事の様に憶えている。
その日は会議も早々に、用意された宴会料理を流し込み宇都宮のオフィスに逃げ帰ったのだった。
その日以来の宿泊を伴う会議の席上、その時の事が話題になる。
今回ご用意戴いた客室は、ホテル自慢の”絆”ルーム。
シックで落ち着いた内装と、ゆったりくつろげる広いリビング。2年前が嘘の様な時が流れる。
あの日以来”絆”という言葉が多く使われるようになった。本当の”絆”とは何なのだろう?栃木に赴任し、ずっとそんな事を考えている。”真の絆”を結べる日が本当に来るのだろうか?
あれから2年、平穏な日常が那須を包み込む。そんな”極上の高原リゾート”で戴く料理は、地産地消に拘り、素材の味をダイレクトに味わえるホテル自慢の創作コース。
このホテルは50種類を超える極上ブッフェが人気だが、今回は会議・研修後の懇親会ということでバンケでの正餐となった。
「新緑の栃木」会議・研修 御献立
・先付 西那須野産「味恋とまと」岩塩
・前菜 那須の彩り 六種盛り
・御造 やしお鱒と鯛のカルパッチョ風
・焼物 炭火焼 郡司豚 地竹 アスパラ
・揚物 那須肉厚椎茸の二身揚げ 旨出汁 薬味
・温物 栃木軍鶏の玉地蒸し 銀餡かけ
・強肴 特撰牛のグリル 香味野菜とオリーブオイルソース
・食事 鮎飯
・止椀 赤出汁
・香物 三種盛り
・デザート フルーツムース チーズケーキ 水菓子
ホテルエピナール那須
総料理長 菅井 慎三
この絶品料理を味わえ喜びを感じつつ、この国に生まれてよかった!
と、皆が思える日が1日も早く訪れる事を心から念じていた。
さぁ、極上の高原リゾート那須へ!夏の計画はお早めに!o(^_-)O
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【再訪】 : 【がんばろう 栃木!】地産地消が基本の、絶品インターナショナルブッフェに舌鼓
”見えない津波”に襲われた栃木の観光地を支援するために、我社の販売会議を『ホテルエピナール那須』で開催。
普段は『那須どうぶつ王国』にいるアルパカのルカちゃんも特別にお出迎えにきていただきました~♪ミラバケッソ!←おとなしくて可愛いアルパカにメロメロの小生、一家に一匹アルパカ!∀(-・゚)☆ ルカの瞳に乾杯。
ランチにはブッフェを戴きましたが、特別にディナーメニューを出して戴きました。
地産地消を基本としたインターナショナルブッフェは、40~50種類はあろうかと思われるほど豊富なメニュー。
和食、中華、イタリアン、洋食、天麩羅、スィーツ。。。こども用のブッフェや離乳食まで用意されているのには驚き!
流石の一流ホテルです。
全ての料理を味わってみたかったのですが。。。(●´)З`)))モグモグ←説明不要、写真を見て戴ければ”美味しさ”は伝わりますよね!
是非!絶品のブッフェを食べに那須へお越しください!
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【初訪】 : 【がんばろう 栃木!】自然の甘みって。。。凄い!
那須高原にやってきました。れたのは『ホテルエピナール那須』。
那須高原を代表する大規模施設で、ホテル・レストラン・結婚式場・各種スポーツ施設・ゴルフ場まで有する一大高原リゾート地。
訪れたのは4月上旬、例年であればこの時期、新緑をバックに爽やかな高原でスポーツを楽しむ若者や家族連れ、ゴルフに興ずる紳士、淑女で賑わいを見せるこちらの施設でも、先の震災の影響で観光客の数は皆無。
普段の賑わいを知っている小生にとっては、目を疑うばかりの状況です。←施設自体は全く問題ないのにですが。。。(´_`。)グスン
しかし、日本人の横並び自粛ムードは如何なものかと。。。
確かに震災にあわれた方々が現在も大変な状況であることは理解いたします。しかし、震災復興に向け被災されていない方々が普段の生活に戻していかないと日本全体が沈下してしまうのも事実。
花見の自粛ムードに対し、被災地の酒蔵の主人が「是非、東北の酒を買って花見に行ってください!」と訴えていたのは余りにも有名な話ですが、このまま自粛を続け日本経済が停滞すると”自苦”(じしゅく)になってしまい、もっと悲惨な状況に陥ることは確実です。
そんな状況を憂い、小生は赴任した栃木県の観光地復興を目指しコツコツと活動を続けています。
今回も”東北の酒”を飲み、栃木県の美味しいものを沢山いただきました。
料理にも定評がある『ホテルエピナール那須』の宴会料理は、
御献立
・先付け 栃木シャモと葉山葵和え物
・前菜 那須高原旬の彩り
季節の旬菜八種盛り
稚鮎味噌 蕗の臺 うるい
たらの芽 のびる こごみ
赤蕪 姫人参 ブロッコリー
・御造り 鮪 金目鯛 白ミル貝 あしらい色々
・煮物 那須三元豚角煮 大根 春菜
スナップ豌豆 辛子
・焼物 湯津上産 アスパラガス炭火焼
・凌ぎ 蓬蓮草麺サラダ仕立て 胡麻風味
・蒸し物 茶碗蒸し 季節の野菜の餡掛け
・温物 栃木和牛のトマトすき焼き 那須御養卵
・食事 新竹の子の「炊き込み茶漬け
蕗味噌 白胡麻
三つ葉 熱出汁
・香の物 一点森盛
・デザート 苺タルトムース フルーツ盛り合せ
と、デザートも含め11品。
いずれの料理も総料理長渾身の逸品。
その中でも一番美味しかったのが”焼物 湯津上産アスパラガス炭火焼”でした。
朝彫りの新筍と大ぶりのアスパラガスを炭火で焼き、岩塩を振っただけの実にシンプルな料理でしたが、それぞれ素材から出る何とも言えない甘みと香りが絶品です。自然の甘みがこんなに凄いとは。。。
もちろん他の料理もため息が出るほどの逸品揃い。今回は素材本来の持っている味の奥行きの深さを痛感させられました。
今、栃木は隣県福島原発に近いという理由で敬遠気味ですが、こんな時だからこそ2次被災地に積極的に訪問し、応援して行こうではありませんか!\(´∀`)丿\(´∀`)丿ウェーブ!!ウェーブ!!
今年の夏は輪番停電の影響で東京は灼熱地獄確実!
冷房施設の要らない那須高原で、爽やかな夏を計画されては如何ですか!
自称、那須観光応援団長バムセでした。㋵✿㋺✿㋛✿㋗✿㋧✿(◡‿◡*)❤
光陰矢のごとし。
年齢を重ねる毎に加速度がつき、時の流れの早さを感じる今日この頃。「マイ★ベストレストラン」選定の季節がやって来た。
昨年はMain Rveのラーメンを、栃木県内の推奨店だけで揃えた。来年は栃木に居る確率が低い(転勤)理由から、この1年間で泊まり歩いた県内の名旅館・ホテルを紹介することとした。
栃木県は言わずと知れた”おんせん県”(群馬・大分・長野なども手を挙げているが・・・)
県北部の”那須湯本温泉”から県南部の”益子温泉”まで、県内には大小合わせて20を超える温泉が点在し、300を超える温泉施設がある。
各施設では名湯と地元の素材を使った”地産地消”料理で「お・も・て・な・し」をし、来訪する県外や海外からの観光客を喜ばせている。
そんな栃木県内の旅館・ホテルから、個人的にお奨めの”至高・究極の満足宿”を紹介する。
「マイ★ベストレストラン2013」とは!
第1位:本家伴久(湯西川温泉) 平家25代当主が率いる隠れ宿
第2位:鬼怒川金谷ホテル(鬼怒川温泉) John Kanayaの魂が息づく別空間
第3位:宿屋伝七(川治温泉) 七つの教えを守り「おもてなし」宿
第4位:彩つむぎ(塩原温泉) 美人女将の心遣いが嬉しい宿
第5位:奥日光森のホテル(奥日光湯元温泉) 魔法が掛かった朝食に”目から鱗”
第6位:山楽(那須温泉) 那須の代表的な高級旅館、大きな露天風呂も必見
第7位:寿庵(川治温泉) イケメン館主が奮闘する料理が自慢の宿
第8位:ホテル四季彩(中禅寺温泉) アットホームは「おもてなし」が心地よい宿
第9位:日光千姫物語(日光) THE和風旅館といえば此処!日光観光の拠点として最適
第10位:エピナール那須(那須温泉) ファミリーから接待まで、どんなTPOにも対応可能な宿
2013年には利用しなかったため今回のリストには入れなかったが、他にも宇都宮勤務の2年半の間に泊まり歩いた旅館・ホテルも実に素晴らしい。
(那須温泉):松川屋那須高原ホテル 「鹿の湯」源泉かけ流しの湯
(塩原温泉):那須塩原ホテル 湯ったり・ほっこり・しおばLOVE~♥
(塩原温泉):松楓楼松屋 箒川のせせらぎを聞きながら・・・
(塩原温泉):湯宿 梅川荘 アットホームな「お・も・て・な・し」
(塩原温泉):奥塩原高原ホテル 高原の宿にいやっしゃい!
(湯西川温泉):彩ゆかしき宿 花と華 平家の落人部落で味わう囲炉裏料理
(湯西川温泉):上屋敷 平の高房 壇ノ浦の戦いから828年節 絢爛豪華平家絵巻
(奥鬼怒温泉):鹿仁湯 栃木の秘湯といえば此処!栃木にごり湯の会会長の宿
(鬼怒川温泉):鬼怒川パークホテル 木のぬくもりを感じながら
(鬼怒川温泉):鬼怒川温泉ホテル 昔ながらの温泉旅館
(鬼怒川温泉):あさや まさにひとつの街 ブッフェが自慢の大型旅館
(鬼怒川温泉):鬼怒川グランドホテル 夢の季 美人社長の気配りが感じられる宿
(日光):小槌の宿 鶴亀大吉 ここに泊まると運が向いてくるかも・・・
(日光):日光金谷ホテル 日本最古の西洋ホテル
(宇都宮):ホテル丸治 料理が自慢のビジネスホテル
(宇都宮):ホテル ニューイタヤ 朝食から餃子が戴ける老舗ホテル
(宇都宮):ホテル アーバングレース宇都宮 大浴場が疲れを癒す
(宇都宮):ホテル アールメッツ JR宇都宮駅隣接、利便性はNO.1
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その他、特色豊かな旅館・ホテル満載の栃木県。
勿論、料理も美味いし人柄も良い。2014年はどんな出会いが待っているのだろう。