レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
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1位
2回
2023/04訪問 2023/04/17
週末は美味しいものを食べに行こう‼️Vol.24
「石臼挽き手打ち 蕎楽亭」@飯田橋
1〜2ヶ月のペースで夫婦呑みをしている同期のA尾夫妻と飯田橋の銘店に予約を入れて訪問。
同店は都内でもTOP10に入る蕎麦前も充実している店。蕎麦前の品数、そのクオリティともに素晴らしく、美味しく楽しい時間を過ごすことが出来た。此処は本当に素晴らしい。
A尾さんから後輩で営業妨害レベルの料理写真を投稿しているK地さんの話題を振られて写真撮影に気を配ったが……。
K地さん‼️料理写真を投稿するなら、せめてこの程度の写真を投稿しないと訴えられますよ(笑)
石臼挽き手打 蕎楽亭
03-3269-3233
東京都新宿区神楽坂3-6 神楽坂館 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13000479/
【神楽坂蕎麦前Rve】
神楽坂周辺は、ここ数年名店と誉れ高い蕎麦屋が軒を連ねるエリアになった。
「志ま平」「東白庵 かりべ」「たかさご」「芳とも庵」いずれも蕎麦好き垂涎の店が、狭いエリアで凌ぎを削る。中でも最も人気が高い店は、神楽坂通りから一本を折れた閑静な場所にある『蕎楽亭(きょうらくてい)』だ。
以前からBM(Bookmark)するも、異常な混雑ぶりと予約は1日2組のみとハードルが高く訪問出来ずにいた店。春の訪れを感じるポカポカ陽気に誘われ、口開け前から並ぶことを覚悟して家人と共に訪ねてみる。
口開けは「酉一刻」。1時間前から並ぶ覚悟は「そんな前からは並ばないんじゃないの?夕方は寒いから私は嫌!」との抵抗に合い、不安な35分前に店に到着。果たして…1番客だった。家人の鼻の穴が膨らんでいる(笑)
が…5分後には6名、10分後には20名、口開け5分前には50名を優に超える行列が出来る。遂に行列は10m先の路地を曲がり後方が見えなくなる。一体何人が並んでいるのだろうか?
店舗情報に寄ると定員は凡そ30名。蕎麦屋だが夜は完全に居酒屋?小料理屋?と化す。回転率は非常に悪い。1回転目に入店出来なければ、早くても1時間以上待ち。下手をすると2時間、3時間という事もあるだろう。此処は口開け30分前の来店が必須であると心得る。
■当日に注文した料理
*お通し「烏賊の和え物」
*牛スジ煮込み
*会津の馬刺し盛合せ「もも/ひれ/レバー」
*出汁巻きたまご
*季節の天婦羅盛合せ「白魚の天婦羅」
*季節の天婦羅盛合せ「山菜の天婦羅」(たらの芽/蕗の薹/菜の花)
*季節の天婦羅盛合せ「稚鮎」
*穴子の肝の佃煮
*味噌きゅうり
*こづゆ(会津の郷土料理)
*十割蕎麦「小盛り」
*ざる蕎麦「小盛り」
■当日に注文した飲物
*”瓶ビール”Asahi Premium 熟撰中瓶
*央 どぶろく「福島県河沼郡:曙酒造」
*宮泉写楽 純米吟醸「福島県会津若松市:宮泉銘醸」
*鬼若 本醸造「埼玉県上尾市:酒造文楽」
*ヨーグルト酒
*ゆず酒
____________〆て¥13,300.- 也 街の蕎麦屋価格ではない「高級蕎麦店」
厨房はOPEN Kitchenになっている。案内されたカウンターからは、かぶり付きで調理の様子を伺うことが出来て愉しい。
調理に5名、ホールに3名が担当し、ストレスを感じることのない対応は流石ミシュラン店だ。しかし、この混雑ぶりゆえ、蕎麦前をゆっくりと愉しむという雰囲気はない。居酒屋並みに「喜んでぇ~」とでも声が掛かるほど賑やか。
「蕎麦前」の料理は多種多彩。
店主の長谷川氏は、高校卒業の後8年間サラリーマン生活をした後、名店「松翁」で2年半の修行を積んだ苦労人。故郷の福島県会津産の蕎麦の実にこだわり、料理も「会津産の馬刺し」や会津の郷土料理「こづる」(山形県の芋煮に似た料理)など、郷土の香りを感じるものが多い。地酒も福島の酒を多く紹介し、店主の郷土への愛情を感じる。
並みの天婦羅屋では太刀打ち出来ないと評判の「季節の天婦羅盛合せ」や、わが家の「出汁巻きたまごニスト」絶賛の「出汁巻き~」を愉しみ、〆は私が「十割蕎麦」、家人が「ざる蕎麦」を頼みシェアをしながら手繰る。
蕎麦は毎日、店主自らが石臼で挽く。手引きゆえに挽きにムラやエグミが出ると、某雑誌のインタビューに載っていたが、店頭の蕎麦打ち場には”電動の石臼”が置かれていた。近年の人気ぶりで手挽きでは間に合わなくなったのであろうか?
さて〆蕎麦である。
「十割蕎麦」は黒味掛かった挽きぐるみ。蕎麦の芳醇な香りと喉ごし、食感が愉しめ心地佳し。一方「ざる蕎麦」は喉越しは明らかに「十割」よりも佳いが、野趣味が溢れる蕎麦すきゆえ「十割」が好みで旨し!
この蕎麦に合わせる汁は出汁が効き、干し椎茸などの香りも仄かに感じる。辛さは標準的な塩梅。万人に愛されるタイプだ。蕎麦湯で割る。更に出汁の旨味が感じられて秀逸な出来栄えである事が判る。
素晴らしき”蕎麦前”の世界!会津の香りを感じながら…
寡黙な店主の郷愁を感じながら、会津の料理と酒を味わい、又訪れてみたいと思う。そんな感じの店だった。次回も口開け30分前にはスタンバイで…
2位
1回
2016/02訪問 2016/03/05
素晴らしき”蕎麦前”の世界!イケメン店主が繰り出す絶品なイケ麺!
【西所沢蕎麦前Rve】
久々に爽やかな晴天になった週末。
沿線沿いで兼ねてからBM(bookmark)していた評判店『そば処 久呂無木』を訪ねてみる。
「久呂無木」という屋号を聞くのは初めてゆえ、言の葉にどんな意味があるのだろう?と考えながら歩みをすすめる。
「久呂無木」とは、平安時代中期(承平年間 931年 - 938年)、勤子内親王の求めに応じて源順(みなもとのしたごう)が編纂した日本で現存する二番目に古い百科事典「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」に、現存する蕎麦の事を「久呂無木」と載っていると、店内の案内に記されていた。
謂わば、平安時代には既に「蕎麦」が食材として現存していたことの証明だ。(驚)
(閑話休題)
口開けから随分と経った午半刻。
評判店ゆえ満席止む無しと覚悟し暖簾をくぐる。予想通りに全ての席は客人で埋まり、各々が美味そうに蕎麦を手繰っている。店奥で腰掛け、品書きを見ながら待たせて貰う。程なくして炬燵式の小上りに誘(いざな)われひと息。早春といえども足元が冷える季節。炬燵式のテーブル席には床暖房が効く。こんなちょっとした心配りだが、店主のお人柄が伺え気持ち佳し。
■当日に注文した料理
*蕎麦味噌
*板わさ
*ランチセット「彩」(湯葉刺し、白海老の天麩羅、大根サラダ、胡麻プリン付)
*天もり
■当日に注文した飲物
*”瓶ビール「Asahi Super Dry」
*醸し人九平次 純米吟醸「愛知県名古屋市:萬乗醸造」
______________________〆て¥5,240.- 也 内容に文句なし!
品書きをめくると「蕎麦前」は18:00~との表記あり。
とりあえず”瓶ビール”をお願いし、料理(蕎麦前)の可否を尋ねると「手が掛からないものであれば…」と嬉しい対応。「蕎麦味噌」「板わさ」を注文し、ワインの如き日本酒「醸し人九平次 純米吟醸(愛知県名古屋市:萬乗醸造)」に切り替え愉しむ。すると「ランチセットの小鉢や「天もり」の天麩羅を酒のアテに…」と先に供してくれる。こうした気配りが素晴らしい。
チビチビ”蕎麦前”を愉しんでいると、現在大リーグ所属の川崎宗則似のイケメン店主が、わざわざ厨房から出て来られ「日本酒は常時30~40種類取り揃え、夜ならカウンターで色々な話が出来て愉しいですよ」と誘われる。きっと店主も無類の酒好きなのだろう。酒呑みの気持ちは酒呑みにしか判らない。改めて日本酒が人の輪を広げると感じる。
さて〆蕎麦である。
蕎麦は群馬県川場村、嬬恋村の契約農家にお願いしているらしい。純国産有機栽培に拘った蕎麦粉を、茹でる直前に店主自らが石臼で挽き、匠の技で細打ちに仕上げられる。キンキンの冷水で〆られた蕎麦は、喉越し、香り、腰が抜群で旨い。
正直、此処まで細打ちで存在感がある蕎麦は滅多にお目に掛かれない。
蕎麦に合わせる汁がまた佳い。
人それぞれに好みがあるが、私は江戸蕎麦風の辛口が好み。此処の汁も街の蕎麦屋にしては珍しく辛口。チョン漬けで手繰ると、後から蕎麦が追い掛け抜群のバランスを醸し出し心地佳し。
少し足し粉をした蕎麦湯も嫌味がない濃度。汁を割ると節の香りが広がり最後の一滴まで呑み干せるほどに旨し。
素晴らしき”蕎麦前”の世界!イケメン店主が繰り出す絶品なイケ麺!
沿線にはもうひとりのイケメン、ラーメン界の海老蔵こと「ラーメン二郎 ひばりヶ丘駅前店」の吉田店主がいるが、その吉田店主に負けず劣らずのイケメンぶりに、根強い女性ファンも多く通っているのではないだろうか?
3位
1回
2016/05訪問 2016/05/16
素晴らしき蕎麦前の世界!”阿佐ヶ谷四天王”に相応しき蕎麦と料理
【阿佐ヶ谷街歩きRve】
お散歩するには絶好の季節になり、久々に”蕎麦前”目当てで歩いてみる。
今回目指す店は、わたし的に蕎麦の情報で一番信頼度が高い方が”阿佐ヶ谷四天王”と呼ぶ、阿佐ヶ谷の住宅街にある『手打ち蕎麦 やの志ん』
タブレットで距離を測ると自宅から凡そ15㎞ほど。1h=5㎞と計算し、口開け狙いで8時半に自宅を出発する。途中、足にマメが出来るトラブルに見舞われるが、口開け10分前に店に到着。
店は阿佐ヶ谷から徒歩5分程であるが、表通りから外れている住宅街にあり閑静な佇まい。自宅1階を改装して営業しており落ち着いた雰囲気。
1番客として店内に案内されるが、まず予約の有無を確認された。聞けば週末はランチなれど予約客で蕎麦が売り切れてしまうとのこと。同店に訪れる場合は予約をすることをお薦めする。
とはいえ、運よくカウンターの端に案内される。隣にも”おひとり様”、ビールで喉を潤していると向こうから話し掛けて来る。何と8年ぶりの日本に里帰りしたNZ在住の女性で、FBで同店を知り北海道の実家に帰る前に此処に立ち寄ったとのこと。改めてSNSの影響力に驚く。
この後、店員さんに夫婦と間違えられ、「にしんの甘露煮」が出来た時に取り皿が2枚供され笑ってしまう。大きめのにしんを半分に割り、恐縮する彼女に勧めたのは云うまでもない。(決して下心があった訳ではないが、清純を絵にかいたような美人であった)
■当日に注文した料理
*お通し「揚げ蕎麦」
*にしん甘露煮
*大仙鶏のたたき
*本日におすすめ「季節の山菜天せいろ」
■当日に注文した飲物
*瓶ビール
*秋鹿 超辛口純米吟醸「大阪府豊能郡:秋鹿酒造(有)」
_____________〆て¥4,168.-也 蕎麦前としては標準的な価格か
ビールで喉を潤した後の「蕎麦前」は、秋鹿の超辛口純米吟醸を冷でもらい、アテは「にしんの甘露煮/大山鶏のたたき」をお願いする。
これが実に丁寧な仕事ぶり。柔らかく炊かれた”にしん”は、甘すぎずに程よい塩梅。箸で持ち上げるとホッコリと身が崩れる。口に含み秋鹿を流し混むと至福の時間だ。
「大山鶏のたたき」も皮は香ばしく焼かれ、中はしっとりとジュウシーな胸肉。臭みも全くなく新鮮な感じをうける。山葵を載せていただくと弾力と共に旨味が口いっぱいに広がった。蕎麦前はもちろん〆の蕎麦も重要だが、こういったアテが旨くないと台無しになることを実感する。
〆には店主が是非!と常連客に勧めていた”本日のおすすめ「季節の山菜天せいろ」”をお願いする。
頼んでから少し後悔したのは、初めから「季節の山菜~」を注文し、天婦羅を先に出してもらえば佳かったと…天婦羅は”たらの芽/こしあぶら/山独活/こごみの5種。カラッと揚がった天婦羅が実に美味い。もう一杯”秋鹿”を追加しようかと悩むが、蕎麦が伸びてしまうと台無しになるので断念。
天婦羅専門店にも引けを取らない店主の腕前を実感する。
さて蕎麦である。
しっかりと角が立った美しい姿をしている。まずは何も付けずにそのまま戴いてみる。蕎麦は硬めに茹でられており好み。二八の挽きぐるみと思えるが蕎麦の香りも十分に感じられる逸品。
これに合わせる汁は、若干甘めで万人受けする味わい。個人的にはもう少し辛めが好みだが、出汁が効きスイスイと蕎麦が進んでしまった。
素晴らしき蕎麦前の世界!”阿佐ヶ谷四天王”に相応しき蕎麦と料理
帰り際、「すいません。ご夫妻とばかり思って…お酒代をおまけして置きます」と言われ、返って恐縮してしまった。料理も然ることながら接客も気持ちの佳いまさに四天王に相応しき店であった。
4位
1回
2016/02訪問 2016/02/22
素晴らしき”蕎麦前”の世界!住宅街にひっそりと佇むMICHELIN GUIDE掲載店
【稲田堤街歩きRve】
日本スポーツGOMI拾い連盟主催の大会が、今年も多摩センターで開催された。
前日の春の嵐で開催が危ぶまれたが、初夏を思わせる気温に恵まれ「GIMI拾い」で汗を流す。GOMI拾いといえど、これはれっきとしたスポーツ。燃える/燃えない/ペットボトル/空き缶・空き瓶/煙草の吸い殻に分別しながら、制限時間内にGOMIを集め、それぞれの重さの合計により勝敗を決める。
昨年、初めて参加した当チーム。大学GOMI拾いサークルの若者ゆえの運動量に対し、知力で社会の荒波を乗り越えて来た力量に勝る社会人チームは、意地とチームワークで初参加にして初優勝を成し遂げた。
今年はディフェンディング・チャンピオンとして学生たちの挑戦を受けるのだ。とは言え、貴重な休日に早起きして会場に向かう足取りは重い。今年は「チョロチョロ」と適当に…との思いも、いざ競技になると根っからの負けず嫌いが災いし、全身汗だくになりGOMIを集めて廻る。結局、集めたGOMIの総量13.8kg(制限時間1時間)で2連覇を確信したが、多摩大学の学園祭実行委員会チームに大差で敗れまさかの準優勝。口惜しさで膝から崩れ落ちる親爺の姿があった。
(閑話休題)
戦いすんで日が暮れて…(まだ昼かっ!)
チームで健闘を称えあい食事でもと提案するも、其々に予定があり解散と相成る。そうと決まれば、この辺りで美味い蕎麦屋はないかと「食べログ」検索。
昨年も大会終了後「手打蕎麦 一澤」「車家」で”蕎麦前”を愉しんだ。さて今年は何処へ!そんな私が導き出した店。JR南武線稲田堤駅から徒歩10分ほどの住宅街にひっそりと佇む、MICHELIN GUIDO 2015 横浜・川崎・湘南版に掲載された評判店『石づか』、駅から歩みをすすめながら、こんな場所にもMICHELINの調査員が来るのか?と正直驚いてしまう。
住宅街を進むこと2~3分。電柱の看板に導かれ、幟たなびく店は確かに存在した。
■当日に注文した料理
*お通し「沢庵漬け」
*酒のさかな「小いわしの醤油煮」
*やまうに「豆腐の味噌漬け」
*白子の天婦羅
*せいろ
■当日に注文した飲物
*瓶ビール「SAPPORO黒ラベル」
*楯野川 純米大吟醸「山形県酒田市:楯の川酒造」
____________________〆て¥3,850.- 也 蕎麦前をタンマリ愉しんで、この価格はCP佳し!
週末のランチ時。知らなければ絶対に来ないであろう場所。
店内はカウンター3席のみを除き客で賑わいを見せている。靴を脱ぎ店内に入る。ひとりであることを伝えると、蕎麦打ち場の前に設置された少し高めのカウンターに促された。
ビールで喉を潤しお品書きを見る。
来るまでの間に、口コミを拝読し「烏賊の丸干し」「山うに」「かき揚げせいろ」の「かき揚げ」を先に供してもらい日本酒をゆっくりと愉しむ算段でいたが、品書きが季節ごとに変わるのか「烏賊の~」「かき揚げ~」の名が品書きから消えていた。
その代わり、「季節のおすすめ」として「白子の天婦羅」など愉しいものがある。
日本酒は山形の銘酒「楯野川 純米吟醸」にする。
これに合わせるアテは「酒のさかな(小いわしの醤油煮)」「やまうに(豆腐の味噌漬け)」「白子の天婦羅」をお願いした。「やまうに」を舐め舐め白子を待つ。キリリとしまった楯野川に溶かされるように「やまうに」のうま味が口いっぱいに広がり甘露、甘露!
ほどなく「白子の天婦羅」が供される。春の息吹を感じる蕗の薹も添えられ、初物づくしで縁起佳し。熱々の白子は、まさに表面カラッ!中はトロリといった絶妙の心持ち。蕎麦前は料理が不出来だと台無しになるが、これは〆の蕎麦にも期待が持てる。
〆は冷たい蕎麦から十割を頼むが、寸で差で最後の一枚を取られ残念ではあるが「せいろ」をお願いする。
蕎麦は見た目に少し緑掛かっている。新蕎麦の季節は超えたが、保存法により新蕎麦の色合いを残しているのか。まずは漬け汁を口に含む。節の存在感が凄い。しかしエグミは全く感じられずスッキリとした味わい。江戸蕎麦とは少し異なり、辛さ程よく万人向き。個人的には辛めが好きだが、それは好みゆえ一般的には評価が高いのも頷ける。
蕎麦は秀逸を極める。
喉越し、香り、腰と三拍子揃い見事。二八の「せいろ」でここまで秀逸であれば、是非とも「十割」を食べてみたいものである。
温かい季節の「牡蠣そば」や「鴨せいろ」といった定番もあり、機会を持ってまた訪れてみたい一店であった。
素晴らしき”蕎麦前”の世界!住宅街にひっそりと佇むMICHELIN GUIDE掲載店
女将さんと思しき方の物腰も柔らかく、清潔感あふれる空間でゆったりとした時間が流れる。なるほどMICHELINに選ばれる理由も頷ける店であった。
5位
1回
2016/09訪問 2016/10/03
"素晴らしき蕎麦前の世界!”「ポケモンGO」ならぬ「両さんGO」と絶品蕎麦の街
【亀有蕎麦前Rve】
■秋のシルバーウィーク。先週40年間に亘る連載を終了した「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の舞台となった、亀有駅から徒歩6~7分の場所にある、そば好きなら知らない者はいない程の超有名店『吟八亭 やざ和』を訪ねてみた。
■店のシステム:
注文後払い制
店舗は3階建てのビルにあり、暖簾をくぐると奥にそば打ち場。客席は2階にあり4名席×3卓、5~6名席×1卓、小上り4名席×2卓。店主と花番さん2名で営業する。
店内には主人の趣味と思われる”ハーレーダビッドソン”の模型やプレート。仲間とのツーリングの写真が飾られ、そば屋然とした雰囲気とのアンマッチもなかなかおもしろい。
■訪問時の状況:
上述のとおり、この街を全国区にした「こち亀」の終了に伴い、駅全体が下記画像の如く「こち亀」にジャックされ、ファンや俄かファンが押し掛けている。その影響を少なからず受けているのか?そもそも超人気店ゆえか?口開け20分前に店に到着すると同時に、一番客の私を先頭に10名ほどの列が出来る。
相席承諾後、席に案内されるが開店10分で満席。この店に似使わないカップルと相席となるが、目を合わせる事もなくひとり蕎麦前を愉しんだ。
■当日に注文した料理
*お通し「揚げそば」
*吟ほろろ「おまかせ料理」
・板わさ
・蕎麦味噌
・冷奴
・にしん旨煮
・せいろ
*田舎せいろ
■当日に注文した飲物
*YEBISU生ビール
*吟ほろろ「おまかせ」料理」
・冷酒
_________________〆て¥3,900.- 也 「吟ほろろ」(¥2,200.- 也)はお得感満載!
■おすすめ度:★★★★★★★★☆☆
■顧客属性:蕎麦好き、蕎麦前好き、ご夫婦、家族
■寸評:
店主の矢澤氏は、千葉県柏市にある「竹やぶ 柏本店」や根津の老舗「富岡屋」で修業の後、この地で店を開いたと「そば本」に経歴が載っていたが、「食べログ」評価点では修行先を既に凌駕してしまっている。
蕎麦前好きには嬉しい「おまかせ料理」の「吟ほろろ」を注文したが、料理4品に冷酒、二ハの「せいろ」まで付いて¥2,200.-也は魅力的。蕎麦に詳しい方の口コミに寄れば、此方はそばの喉越しや風味の豊かさを考慮して、十割ではなく二ハにしているそうだ。
細く打たれた「せいろ」を先ずはつゆを付けずに手繰ってみる。
そばの香ばしい香りがふんわりと漂い、ゆるく弾むような食感も絶妙だ。セットのためか「せいろ」の量は多くない。もう一枚は行けそうだ!
お品書きから「限定20枚」の「田舎せいろ」を追加する。一見して「せいろ」とは違う深い色合い。外皮も惹かれた挽きぐるみの「田舎」を手繰ると、田舎独特のしっかりとした歯ごたえが愉しめる。
この蕎麦に合わせるつゆが佳い。これぞ江戸蕎麦と言うべき辛口の逸品。「並木」程ではないにしろ、そばの先にチョンと付けてズズッと手繰れば至福の時がゆっくりと追いかけてくる。
"素晴らしき蕎麦前の世界!”「ポケモンGO」ならぬ「両さんGO」と絶品蕎麦の街
今回は期待が大きすぎたのか?天候の影響か?若干蕎麦の出来が良くなかった様に感じた。しかし、それでもこれだけのレベルの蕎麦はそうはいただけない。「両さん」ジャックは今月いっぱいで終了するそうだが、落ち着きを取り戻した時に、再度訪れてみたい佳店であった。
6位
1回
2016/02訪問 2016/02/19
素晴らしき"蕎麦前"の世界!西荻の名店、健在なり!甘皮蕎麦(十割蕎麦)に悶絶~♪
【西荻窪街歩きRve】
雨続きの週末。街歩きが出来ず運動不足とストレスが溜まりっぱなしであったが、久々の好天に恵まれ自宅から10数キロを歩き西荻窪へ。
目指すは沿線では名店との呼び声が高い『鞍馬』だ。
以前に訪れたことがあったが、店主が病に倒れ臨時休業。お蔭で「手打ちそば 雲龍」という蕎麦屋を知ることが出来たが、やはり此処に足を運ばない訳にはいかない。
口開けは11:30、最近は歩みのペースも心得ており、計算通りに10分前に店に到着。外観写真を撮っていると、数人が店頭に列を作りはじめる。あわてて後列に並び、開店時には10名が並ぶ人気ぶりだ。
店内は2名掛け、4名掛けのテーブル数卓と、電動石臼の横に大きなテーブル席が配置されている。
大テーブルと覚悟していたが、先客が3名、4名のご家族だったことが幸いし、1卓しかない2名掛けのテーブルに案内された。「本日のおつまみ」から「焼き味噌/鴨ねぎ/花天の穴子の一本揚げ」と瓶ビールを注文し、週末の愉しみな時間が幕を開ける。
■当日に注文した料理
*お通し「揚げ蕎麦」
*蕎麦味噌
*鴨ねぎ
*花天「穴子一本揚げ」
*甘皮そば「十割そば」
*箱盛そば「標準的な白目の蕎麦」
■当日に注文した飲物
*瓶ビール(中瓶):YEBISU
*四季桜 本醸造「栃木県宇都宮市:宇都宮酒造」1合
*豊の秋 純米「島根県松江市:米田酒造」半合
_____________〆て¥5,790.- 也 蕎麦2枚は満足だが、その分足が出た(笑)
お通しの「揚げ蕎麦」を摘まみながらビールで喉を潤すと、ほどなく「焼き味噌」と「鴨ねぎ」が供された。
冬のこの時季、鴨は脂に甘みがあって旨い。その脂が葱にをコーテングしてシャキシャキとした食感と甘みを蓄え、この季節ならではの味わい。胸肉の鴨焼きもあるが、値段の安さに惹かれモモ肉の「鴨ねぎ」を頼んだが正解だったかも知れない。
「蕎麦味噌」を舐め舐め島根県松江市の銘酒「豊の秋」を頼む。此処では5灼から注文ができ、品揃えも佳い事から様々な酒を愉しむことが出来る。酒飲みにはこの上もない嬉しさだ。
サクッ!としていながらふっくらの穴子の一本揚げが供された時、栃木県の大好きな銘酒「四季桜」に切り替える。5灼で頼んだつもりだったが、一合で運ばれて来たのをいいことに、いい心持ちになった行く。
さて、〆の蕎麦である。
基本は細打ちの「箱盛りせいろ」であるが、田舎蕎麦風の太打ちが好みゆえ「甘皮そば(十割)」をお願いしてみる。
此方では、細打ちも太打ちも自家製石臼挽きの十割蕎麦を使用する。果たして「甘皮そば」はしっかりと蕎麦の豊潤な香りが強く、ワシワシを食べるタイプで旨い。汁は洗練されたちょい辛口で心地佳し。盛り自体が然程多くないので、〆にはこれで充分だ。
しかし今回は久々のウォーキングで、いつもよりも腹が減ったことで「箱盛り蕎麦」をお代わりで貰う。
店内にまで席待ちの客で溢れ、私がそろそろ終わるのではないかと思っていた爺さんに、メガネをずらし顔をマジマジと覗かれてしまった(笑)
「箱盛り蕎麦」は、細打ちという事で喉越しを愉しむ。少し水切りが悪かったのはご愛嬌。気付けば蕎麦湯全ても飲み干してしまっていた。
西荻の名店、健在なり!甘皮蕎麦(十割蕎麦)に悶絶~♪
都内でも昔から名店と名高き「鞍馬」の蕎麦。鞍馬天狗も仰け反る旨さ!大佛次郎もこの味を愉しんだのだろうか?
7位
1回
2016/03訪問 2016/03/27
素晴らしき”蕎麦前”の世界!皇居内の桜は一分咲きなれど「一茶庵」の桜切りは春爛漫満開
【再訪2】:素晴らしき”蕎麦前”の世界!皇居内の桜は一分咲きなれど「一茶庵」の桜切りは春爛漫満開
【皇居一般公開Rve 】
3/25~3/31までの1週間。皇居坂下門から乾門までの約500mと東御苑が桜見物のため一般公開されるとNewsで知る。しかも来年は乾門が工事に入るため、桜見物の公開は2年先までないらしい。
情報によれば桜の開花状況は1分~2分咲き。しかし3/31までの公開だと、週末は今日/明日の2日間しかない。
開園時間は10:00~15:00。その後の”蕎麦前”を『九段下一茶庵本店』で設定し逆算。すると開園と同時に入場することが望ましいことを導き出す。朝9:00に自宅出発し10:00前には現地に到着するが、坂下門前には既に訪日外国人を乗せた貸切バスが数十台停まり、数百人が列を作っている。
DJポリスが注意事項を連呼し、荷物検査~ボディチャックを抜けるまでに30分以上を費やす。日本人って意外とこういったイベント好きなのである(笑)
■当日に注文した料理
*蕎麦味噌
*板わさ
*玉子焼き(大)
*つくね煮
*二色そば「せいろ/変わりそば/田舎そばから2種類を選択」当日の「変わり蕎麦」は”桜切り”
*三色そば「せいろ/変わりそば/田舎そば」
*季節のおすすめ蕎麦「大山鶏とせりの白だしそば(せいろ)」
■当日に注文した飲物
*瓶ビール「YEBISU」×2本
*一ノ蔵 超辛口純米「宮城県大崎市:(株)一ノ蔵」
____________〆て¥9,800.- 也 春爛漫を味わって大満足な価格
花見を終え、皇居から千鳥ヶ淵を巡ると丁度「一茶庵」の口開け時間となる。
同じルートを巡って来たと思える先客3組が既にYEBISUで喉を潤している。我々も右へ習えで喉を潤し肴は「蕎麦味噌/板わさ/つくね煮/玉子焼き」。少し肌寒い日だったが、歩いて身体も温まっていたゆえ、日本酒は冷酒で宮城の銘酒「一ノ蔵 超辛口純米」をお願いし、チビチビと舐めるように”蕎麦前”を愉しむ。
昨年訪れた時、変わり蕎麦が秀逸だったことから、私が「二色そば(桜切り/田舎)」を、妻は季節のおすすめ「大山鶏とせりの白だし蕎麦(せいろ)」を〆で頼む。
変わり蕎麦「桜切り」は実に秀逸。口に含んだ瞬間、桜の香りが口から鼻腔を抜け五感一杯に広がる。汁は辛めゆえ、蕎麦を付けると桜の香りが飛んでしまうゆえ、ほんのちょん付で香りと味わいを享受すると、冬から春へ季節が一気に駆け抜ける様な気分になった。
素晴らしき”蕎麦前”の世界!皇居内の桜は一分咲きなれど「一茶庵」の桜切りは春爛漫満開
桜の見頃は1週間ほど。それに合わせるように供される『九段下一茶庵本店』の桜切りを、是非味わってみては如何だろうか?
(注意)この桜見物~「一茶庵本店」での蕎麦前は誰もが考えるコースゆえ、口開けに入らないと30分~1時間のWaitingは覚悟が必要。
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【初訪】:素晴らしき"蕎麦前"の世界!変わり蕎麦の醍醐味を味わう季節のそば切り
【九段下/後楽園街歩きRve】
早朝の薄曇りも、昼ごろには爽やかな晴天となった「こどもの日」
大型連休中は比較的天候に恵まれ、家族連れやカップルを中心に、都内各処も大勢の人で賑いをみせている。大手旅行会社の調べでは、今年は「沖縄」や北陸新幹線効果の「金沢」を抑えて、国内目的地のトップは「東京」だそうだ。
TDRや東京スカイツリー効果もあるが、北陸新幹線が開通したことによる、地方からの逆流入が増えたと分析されている。
しかし、呑兵衛親爺にとっては無縁な情報。
「さぁ、何処に行こうか?」親愛なる友と待ち合わせ、はとバス観光客で賑う二重橋を横目に、桜田門~大手門~九段下へと歩みをすすめる。
栃木足利「一茶庵 本店」の流れを汲む『九段下一茶庵本店』が本日の目的店。宇都宮勤務時代、足利にも一度訪問した事があったが「蕎麦前」ははじめて。普段は企業が密集する九段下ゆえ、多くの人が行きかう場所なれど、流石に連休中とあり喧騒を感じることはない。
口開けは11:30、こんなオフィス街に客が来るのか?との心配をよそに、開店と同時に我々以外に3組が伝統の暖簾をくぐる。先ずはYEBISUで喉を潤し、定番の「焼き味噌/玉子焼き」などを「肴」に戦闘開始だ。
■当日に注文した料理
*焼き味噌
*茄子と茗荷の煮びたし
*つくね揚げ:◎
*合鴨の陶板焼き:◎
*玉子焼き(大)
*二色そば(せいろ/変わりそば/田舎そばから2種類を選択)当日の「変わり蕎麦」は”オレンジ切り”
*田舎そば
★当日に注文した飲物
*YEBISU瓶ビール(中瓶)
*司牡丹 超辛口純米(高知県高岡郡:司牡丹酒造)
*手取川 特別純米(石川県白山市:吉田酒造店)
_____________________________〆て¥11,200.- 也 親愛なる友にご馳走になってしまった!
ものの本によれば同店は、本店の流れを汲み本格手打ち蕎麦と合鴨料理が売りだという。
前日、多摩の名店「車家」で絶品の「鴨ロース(鴨の炙り焼き)」を堪能し、まだ余韻が残っている。旨さを比較する意味でも敢えて「鴨の陶板焼き」もお願いする。
ビールを空け高知の銘酒「司牡丹 超辛口純米」の冷に変え「焼き味噌」を舐める。辛口の酒が喉に染みわたりスゥーと腸(はらわた)に落ちてゆく。
ジュウジュウと心地佳い音を響かせ「鴨の陶板焼き」が運ばれて来た。酒は本日のお奨め「手取川 特別純米」に変わっている。七色を振り掛け「鴨」を口に運ぶ。炙りと陶板焼きの違いがあるが、濃厚さでは「一茶庵」に1日の長ありか?(全体的な印象は炙りに軍配をあげたい)
〆は「せいろ/変わり蕎麦/田舎」から2種類を選べる「二色そば」
花番に「変わり蕎麦」を尋ねると珍しい「オレンジ切り」、舟形の器に鮮やかなオレンジ色と乳白色の「せいろ」が並ぶ。細切りされた蕎麦は香りと腰を兼ね備え、江戸前の辛めのつゆと見事なハーモニーを奏でる(蕎麦つゆは「並木」10とすると6~7の辛さ)
蕎麦にオレンジが合うのか?と一瞬思うが、これが見事な風味を醸し出す。「変わり蕎麦」は香りの少ない一番粉に練り込むのだが、蕎麦と喧嘩させず合わせる素材の風味を粋に感じるのが実に愉しい。
最後は「田舎蕎麦」極太黒褐色の極みで、これぞ「田舎」というべき逸品。ビンビンと来る蕎麦の香りと、弾力ある食感もなかなか面白かった。
素晴らしき"蕎麦前"の世界!変わり蕎麦の醍醐味を味わう季節のそば切り。
更科系には年間24種類の季節のそば切りがあるという。これからの季節、けし・ごま・葛…変わり蕎麦を愉しむのも一興かも知れない。
8位
1回
2016/07訪問 2016/08/01
【目白蕎麦前Rve】
■目白駅徒歩3分、趣のある街の蕎麦屋「吉祥庵」
■店のシステム:
料金後払制。
店内は8名掛けの大テーブルと4名掛け×3卓=キャパ20名。石臼が廻る厨房から民芸調のテーブルなど、蕎麦屋としての趣あり。
■訪問時の状況:
土曜日の口開けと同時に入店。狙った訳ではなかったが、偶然に口開け5分前に到着し一番客に。すると次々に列が伸び、開店時と同時に4組8名が入店。その後15分で満席となり、退店時には数名が列が出来るほどの人気。
特にランチ時には「昼限定のお得なセット」を求めて学生も訪れることから、少し時間をずらした方がゆっくりと愉しめる。
■当日に注文した料理
*北海道産蕎麦の実入り 焼き味噌
*小鯵の南蛮漬け
*貝柱と三つ葉のかき揚げ
*エシャロット 南蛮肉味噌添え
*山葵の茎の醤油漬け
*二色蕎麦「二ハ/今月の変わり蕎麦:かぼす切り」
*茗荷のぶっかけ蕎麦
■当日に注文した飲物
*Asahi Super DRY 生ビール「グラス」
*瓶ビール「KIRIN LAGER BEER」
*日本酒 丸真正宗「東京都北区岩淵:小山酒造」
_________________〆て¥7,300.- 也 蕎麦前としては標準的な価格!
■おすすめ度:★★★★★★★★☆☆
■顧客属性:40代~年配夫婦、粋な蕎麦好き親爺、おひとり様、ランチ時は学生
■寸評:
蕎麦、汁共に「街の蕎麦屋」の域を超えており、特に訪れた月の変わり蕎麦「かぼす切り」は絶品であった。
「蕎麦前」の肴も豊富で、焼き物以外はランチ時でも対応が可能。今回いただいた料理の中では「小鯵の南蛮漬け」が酢が立っておらず優しい味わいで美味い。
江戸の地酒「小山酒造」の丸真正宗の常温をチビチビやりながら、粋を感じには最適な店。庶民感覚で肩ひじ張らずに愉しめる店として、お奨めの佳店であった。
素晴らしき蕎麦前の世界!蕎麦前の充実度が嬉しい目白の評判店
学習院に近いことから、皇族に出会えるかも…(嘘)
9位
8回
2017/06訪問 2017/06/25
■「初心者ウクレレ教室ver.7」で訪問。
月に1度の「簡単ウクレレ教室ガズレレ@練馬支部」レッスン後の懇親会で利用。毎回同じ導入文だが、ウクレレ教室も然ることながら『かはほり』の店主織笠氏が繰り出す和洋中印の絶品料理が、毎度まいどのお愉しみ。
■店のシステム:訪問時の状況等は、以前に記した通り(下記参照のこと)
■当日に注文した「おまかせコース」
*本日の漬物3種
・キャベツの天竺ピクルス(アルーアチャール)
・大根のたまり漬け
・かぶの朝漬け
*冷たいカボチャの煮付け
*茄子の辛子炒め/ドウジャオチェズ
*鶏肉の田舎風トマト煮込み/ボロ・アッラ・カチャトーリャ
*本日の魚料理「甘くない鯖の味噌煮」
*豚肉のスパイシー揚げ/台湾排骨
*もり蕎麦
*辛い肉つけ蕎麦
■当日に注文した飲物
*COEDO 瑠璃
*魔王ロック などなどを呑んで…
_____________〆て¥3,000.- コース料理+飲物¥2,700.- は内容、CP共に素晴らしい。
■寸評:(Facebookより転用)
今宵の記憶‼️
ガズレレ ウクレレ富士見台教室で盛り上がった後は、「かはほり」店主 織笠氏による絶品お任せコースの懇親会。
今回初めてガス先生と奥様も加わり、レッスンでは得られない貴重で愉しいトークで和気あいあい‼️
いつもながら愉しく美味しく料理に舌鼓を打ち、水無月の夜も更けて行きました❣️
■「初心者ウクレレ教室ver.6」で訪問。
月に1度の「簡単ウクレレ教室ガズレレ@練馬支部」レッスン後の懇親会で利用。毎回同じ導入文だが、ウクレレ教室も然ることながら『かはほり』の店主織笠氏が繰り出す和洋中印の絶品料理が、毎度まいどのお愉しみ。
■店のシステム:訪問時の状況等は、以前に記した通り(下記参照のこと)
■当日に注文した「おまかせコース」
*本日の漬物3種
・胡瓜の浅漬け
・大根のたまり漬け
・茄子の漬物
*季節野菜の白和え「トマト味/味噌味/京風」
*豚レバーの冷製・沙茶醤ソース/白灼猪肝(バイズオジューガン)
*ケララ風鶏肉のスパイシー炒め煮/ケララ・コーリー・トーラン
*本日の魚料理「鱈の季節の野菜トマトソース」
*そばつゆを使った揚げ出し豆腐
*もり蕎麦
*豆乳咖哩蕎麦
■当日に注文した飲物
*COEDO 瑠璃
*小布施 Sogga pere et file などなどを呑んで…
_____________〆て¥3,000.- コース料理+飲物¥2,700.- は内容、CP共に素晴らしい。
■寸評:(Facebookより転用)
昨晩の記憶‼️
月に一度のお愉しみ。ガズ先生のウクレレ富士見台教室で盛り上がった後は、多国籍な蕎麦屋(笑)「かはほり」で、類稀なる才能の持ち主、店主織笠氏による絶品コース料理に舌鼓。
今宵のディナーも定番の「自家製の漬物」から幕が上がり「季節野菜の白和え」「豚レバーの冷製」「ケララ風鶏肉のスパイシー煮」と、次々に作品を繰り出される。
そんな秀作の中で、特に美味しかった料理が〆でいただいた「豆乳加哩蕎麦」
「カレーうどん」の第一人者、モンスター級の人気を誇る巣鴨「古奈屋」の出汁を、更に上品かつスパイシーにした味わいが癖になり箸が止まらない。
織笠氏によれば手間などの問題もあり、定番メニューには出来ず、予約(コースのみ)の提供になるそうだか、これ一本で充分評判を得られる逸品ではないか。
正直、今まで「かはほり」でいただいた料理の中で、わたし的にはNO.1であった。この夏、再度いただきたい逸品であった。
*あっ!決して他の料理が…ではありません。織笠さん、ごめんなさいwww
■「初心者ウクレレ教室ver.5」で訪問。
月に1度の「簡単ウクレレ教室ガズレレ@練馬支部」レッスン後の懇親会で利用。毎回同じ導入文だが、ウクレレ教室も然ることながら『かはほり』の店主織笠氏が繰り出す和洋中印の絶品料理が、毎度まいどのお愉しみ。
■店のシステム:訪問時の状況等は、以前に記した通り(下記参照のこと)
■当日に注文した「おまかせコース」
*本日の漬物3種
・かぶの浅漬け
・大根のたまり漬け
・ジャガイモの天竺ピクルス(アルーアチャール)
*季節野菜のアヴィアル(南インドのヨーグルト風味の野菜煮込み)
*蕎麦かっけ
*豚肉のオレンジソース煮「橙汁肉片」
*本日の魚料理「モウカ鮫の煮付け」
*豚トリッパのトマト煮込みフィレンツェ風
*もり蕎麦
*西行桜そば
■当日に注文した飲物
*COEDO Pure
*明るい農村 などなどを呑んで…
_____________〆て¥3,000.- コース料理+飲物¥2,200.- は内容、CP共に素晴らしい。
■寸評:(Facebookより転用)
昨晩の記憶‼️
昼は陶芸教室で粘土と戯れ、夜はウクレレ教室で音楽と戯れ、まさに芸術的な1日。
月に1度のお愉しみ。
ガズ先生主宰のウクレレ教室富士見台編。今宵は朝ドラ主題歌「若い広場」や「サザエさん主題歌」などで盛り上がる。
さて、さてもうひとつのお愉しみは、無国籍な蕎麦屋「かはほり」店主織笠さんが繰り出す絶品料理だ。果たして今宵はどんな料理が出てくるのであろうか?
毎回、店主の類い稀なる感性で供される絶品料理で我々を愉しませてくれるが、今回特に美味しかった料理は東北地方で食されている「蕎麦かっけ」なる料理。
「蕎麦かっけ」とは…
青森県三戸地方、岩手県北部の郷土料理で鍋料理の一種。そば粉を練って薄くのばし、三角形に切ったものを大根・豆腐などとともにだし汁で煮て、にんにくみそやねぎみそをつけて食べるもの。
今回は鍋の素材ではなく、茹でた「蕎麦かっけ」を一旦水で〆、味噌を付けて食した。
蕎麦の香りをダイレクトに愉しめる点では「そばがき」と同じだが、蕎麦を打つことによる腰、食感も愉しめ個人的にはこちらの方が好み。
蕎麦前としても愉しめる逸品ゆえ、是非グランドメニューに加えて欲しいものである。
愉しい時はアッと言う間に過ぎ、終電が気になるシンデレラ親爺は、後ろ髪を引かれる思いで店を後にしましたとさ‼️
めでたし!めでたし!www
店舗情報:富士見台「かはほり」
URL:https://m.facebook.com/kahahori/
ガズレレURL:http://gamp.ameblo.jp/gazzlele/entry-12156436166.html
■「初心者ウクレレ教室ver.4」で訪問。
月に1度の「簡単ウクレレ教室ガズレレ@練馬支部」レッスン後の懇親会で利用。毎回同じ導入文だが、ウクレレ教室も然ることながら『かはほり』の店主織笠氏が繰り出す和洋中印の絶品料理が、毎度まいどのお愉しみ。
■店のシステム:訪問時の状況等は、以前に記した通り(下記参照のこと)
■当日に注文した「おまかせコース」
*本日の漬物3種
・キュウリの浅漬け
・大根のたまり漬け
・ジャガイモの天竺ピクルス(アルーアチャール)
*パプリカのカポナータ(カポナータ・ディ・ペパローニ)
*豚肉の沙茶醤和え/白灼猪肉片(バイズオジューロウピェン)
*豆腐の挽肉煮込み/肉末豆腐(ロウモウドウフ)
*モウカ鮫の甘酢炒め/糖醋鯊魚(タングオシャーユー)
*チキン65 チェンナイ風
*もり蕎麦
*猩猩そば
■当日に注文した飲物
*COEDO Pure
*赤ワイン Puda Merlot などなどを呑んで…
_____________〆て¥3,000.- コース料理+飲物¥2,800.- は内容、CP共に素晴らしい。
■寸評:
今宵も織笠氏の溢れるばかりの才能と感性から生み出された、絶品多国籍蕎麦前が繰り出される。
今宵、特に気に入ったのは「モウカ鮫の甘酢炒め/糖醋鯊魚(タングオシャーユー)」
鮫と聞いてアンモニア臭いのでは?と一瞬頭をよぎるが、非常に淡泊な味わい。こういった中華系の濃い味付けの料理にはベストマッチの食材である。
東京では鮫は余り食卓に上ることはないが、広島県三次市や庄原市、新潟県上越市、宮崎県の一部の地域では「ワニ」と呼ばれて刺身で食べる文化がある。生命力の強い鮫は切り身になっても腐りにくいことから内陸部の蛋白源としても活用されたのである。
そんな鮫料理も旨い「街のお蕎麦屋さん」 この料理をいただきたい場合は事前に予約が必要である。
素晴らしき蕎麦前の世界!月に一度のお愉しみ…
さて、月に一度のお愉しみ、次は4月の下旬。次回はどんな織笠マジックが見られるだろうか?
■「初心者ウクレレ教室ver.3」で訪問。
月に1度の「簡単ウクレレ教室ガズレレ@練馬支部」レッスン後の懇親会で利用。ウクレレ教室も然ることながら、『かはほり』店主織笠氏が繰り出す和洋中印の絶品料理が、毎度まいどの愉しみ。
■店のシステム:訪問時の状況等は、以前に記した通り(下記参照のこと)
■当日に注文した「おまかせコース」
*本日の自家製漬物
*冷たいカボチャの煮付け
*タミル風ペッパー・チキン・ドライ/ムルグ・ミラグ・ヴァルーヴァル
*季節野菜のパチャティ
*白菜と豚肉の酸っぱい煮込み
*茄子の醤油煮込み/紅焼茄子
*もり蕎麦
*トマト蕎麦
■当日に注文した飲物
*サミュエルスミス オーガニック ラガー
*箕面ビール「スタウト」
*上喜元 特別純米ぷらす12「山形県酒田市:酒田酒造」その他失念…
_____________〆て¥3500.- コース料理+飲物は内容、CP共に素晴らしい。
■寸評:
今宵も織笠氏の溢れるばかりの才能と感性から生み出された、絶品多国籍蕎麦前が繰り出される。
今宵、特に気に入ったのは「季節野菜のパチャティ」
織笠氏によれば「パチャディ」とは南インド料理でヨーグルトを使ったサラダとのこと。
余りにも美味しいので作り方を伺うと、「いや!簡単ですよ」と言いつつ、教えられたレシピは、「茹でた小松菜をペースト状にし、茹でオクラの輪切りにクミンを始めとした数種類のナンチャラspiceとヨーグルトで和える」そうだか、ナンチャラspice???難しいじゃねーかwww
やはり料理は織笠氏にお任せして、私は米ジュースの消費に専念することとしょう。
いつもご一緒いただいている皆様、今宵も愉しいひと時でありました。感謝‼️\
素晴らしき蕎麦前の世界!月に一度のお愉しみ…
毎回ご紹介する料理は通常メニューにはないので、希望する場合は織笠氏に相談か?ウクレレ教室の生徒になるかどちらか?ウクレレと料理で免疫力UP!
■毎月ウクレレ教室の会場としてお世話になっている、西武池袋線富士見台駅の多国籍な蕎麦屋www『かはほり』で、1年間アルバイトとして働いていた、我等がアイドルM.Nさんの卒業/就職を祝したLiveイベントが開催され、おっとり刀で参加して来た。
■店のシステム:
過去の投稿で記した通り。
■訪問時の状況:
上述の通り、参加者限定イベントで貸切。
■当日に注文した「おまかせコース」
*本日の自家製漬物
*茄子のオリエンタル煮浸し
*冷たい南瓜の煮付け
*蕪の煎り焼き鰐梨酪味惣酢
(鰐梨酪味惣酢とはアボガドクリームソースの様なものだそうで…)
*鴨肉のポルペッティーニ・ナポリ風
(ポルペッティーニとはイタリア料理の肉団子、ナポリ風とはトマトソースだそうで…)
*スペシャルタルタルソースのチキン南蛮
*もり蕎麦「猩々そば」
(京人参のペーストつゆで食べる蕎麦)
■当日に注文した飲物
*DOA IPA
*飛露喜 純米吟醸「福島県河沼郡会津坂下町:廣木酒造」
*東北泉 雄町純米「山形県飽海郡遊佐町:合資会社 高橋酒造店」
___________〆て@¥5,000- 也、本来は@¥3,000~4,000の店だが…
■寸評:
今宵も「此処は何料理の店?」と一瞬錯覚してしまうほどに、店主織笠氏の多彩な才能が炸裂した美味しい料理が並ぶ。織笠氏の料理の特徴のひとつに、Spiceを上手に活用していることにある。
今回もいきなり「本日の自家製漬物」で、その特徴が繰り出される。画像の黄色い漬物は、インド料理のカレーなどに使用されるSpice数種類にヨーグルトを使用して漬けられたと思われる逸品。今回はじめて食した方も気に入ったようだった。
今回、この店で素敵な笑顔とホッコリとする対応をしてくれていたアルバイトのM.Nさんが店を去ることになった。此処の料理同様に、素晴らしいSpice的な存在であった彼女の前途を祝うとともに、新たなSpiceに期待する親爺であった。
■「初心者ウクレレ教室ver.3」で訪問。
月に1度の「簡単ウクレレ教室ガズレレ@練馬支部」レッスン後の懇親会で利用。ウクレレ教室も然ることながら、『かはほり』店主織笠氏が繰り出す和洋中印の絶品料理が愉しみ。
■店のシステム、訪問時の状況等は、以前に記した通り(下記参照のこと)
■当日に注文した「おまかせコース」
*本日の自家製漬物
*白菜と豚肉の炒め/白菜炒肉片
*蓮根のそばつゆ金平
*鶏肉の悪魔風/Pollo alla Diavoolo
*正宗回鍋肉/葉にんにくを使用した本格四川で食べられている回鍋肉
*本日の魚料理「翡翠ソース/柚子ソースなど4種のソースでいただく”鱸”の刺身」
*メンチカツ・2種類のソースで/ブルドック有機野菜使用のソースとオジカソース2種類
*猩々蕎麦/十割蕎麦を京人参のペーストつゆで
■当日に注文した飲物
*Goffel Rolsch 瓶ビール
*国権 純米吟醸 秋あかり 銀ラベル「福島県南会津群:国権酒造(株)」
*遊穂 ゆうほのあか 山廃純米吟醸 無濾過生原酒「石川県羽咋市:御祖酒造(株)」
*明るい農村 ロック「鹿児島県霧島市:霧島神宮門前蔵(株)霧島町醸造所」
_____________〆て¥4.100.- コース料理は内容、CP共に素晴らしい。
■寸評:
今宵も織笠氏こだわりの食材を使った絶品料理が繰り出される。いつも「此処は一体なに料理の店だろう?」と頭を過るが、愉しいので無問題(もーまんたい)
今宵、特に気に入ったのは「正宗回鍋肉」 葉にんにくを使った本格四川で食される回鍋肉。予告でこの料理の案内をいただいたが、一方、葉にんにくが入手できない場合は他の料理に…と伺っていたので嬉しさ倍増。葉にんにくは独特の香りと食感があり、正に四川の味わい。私も仕事柄、中国で本場四川を数度味わったことがあったが、本場に勝るとも劣らない(と言ったら言い過ぎかwww)逸品であった。
素晴らしき蕎麦前の世界!月の一度のお愉しみ…
残念ながら通常メニューにはないので、希望する場合は織笠氏に相談か?ウクレレ教室の生徒になるかどちらか?ウクレレと料理で免疫力UP!
【再訪3:50の手習いウクレレ教室ver.2】
■「初心者ウクレレ教室ver.2」で訪問。
会社から帰宅し風呂と食事を済ませた後、毎日ウクレレを指運びを練習。5歳からピアノを習っていた家人曰く「練習は決して嘘を付かない」また、ギターがご趣味の『かはほり』店主、織笠さんの言葉を借りるなら「10分でも良いので、毎日楽器に触ることが上達への近道」だそうだ。
尤もウクレレも愉しいが、本当の目的は織笠さんが繰り出す料理目当てなのだがwww
■店のシステム、訪問時の状況等は、以前に記した通り(下記参照のこと)
■当日に注文した「おまかせコース」
*本日の自家製漬物「中でも大根の天竺漬け旨し!」
*タイ風小松菜とカリカリ豚バラ肉の炒め/バックアントンムープロップ
*野菜炒め天竺風/カーイガリボリアル
*海老のマヨネーズ絡め/蛋黄醤拌炸蝦/ダンファンジャンバンジャーシア
*チェティナドゥ風鶏肉のスパイシー炒め/チェチィナドゥー・コーリー・ヴァルーヴァル
*揚げたて自家製がんもどき
*玉子とトマトのスープ/蕃茄蛋花湯/ハンチエダンホアタン
*鶏肉のクリーム煮/fricassee de Vollile
*西行桜蕎麦
*温かい椎茸蕎麦
*柿のコンポート
■当日に注文した飲物
*COEDO瑠璃「埼玉県川越市:コエドブルワリー」
*遊穂 ゆうほのあか 山おろし純米吟醸 無濾過生原酒「石川県羽咋市:御祖酒造」
*明るい農村「鹿児島県霧島市:霧島神宮門前蔵」
_____________〆て¥5,800.- コース料理は内容、CP共に素晴らしい。
■寸評:
「ウクレレ教室」もメンバーの方々に恵まれ、毎回愉しく「ヨチヨチ歩き」ながら参加させてもらっている。
それに加え、教室終了後の食事会が「今回はどんな料理を食べられるか」とワクワクする。此方は以前にも記した通り、店主織笠さんの類まれな才能とセンスで、江戸蕎麦の蕎麦前とは違った愉しい蕎麦前が愉しめる。
今回特に気に入った料理は「自家製漬物の大根の天竺漬け」と「野菜炒め天竺風/カーイガリボリアル」「チェティナドゥ風鶏肉のスパイシー炒め/チェチィナドゥー・コーリー・ヴァルーヴ」の3種。
大根の天竺漬けは、大根にインド料理で使用する様々なSpiceで漬け込んだ、言わばインド風の漬物といった感じ。マリネとは違った確かに漬物なれど、実に愉しい逸品。他の方々にも好評で「作り方を教えて欲しい」との要望が出たほど。
また前回は「チキン65インディアン・チャイニーズスタイル」の鶏肉Spicy料理が供されたが、それとは違った旨さの「チェティナドゥ風鶏肉のスパイシー炒め」もアルコールとの相性抜群で、辛い物好き、Spicy料理好きの箸が止まらない逸品であった。
12月は年末ということで「ウクレレ教室」はお休み。
次回1月の教室までには、「ヨチヨチ歩き」から「スキップ」が出来るまでに練習を積むことと、織笠さんの絶品料理を隅々味わえるように舌の鍛錬も怠らない様にしておこう。
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【再訪2:50の手習いウクレレ教室】
■Facebookのフォロワー様から「初心者ウクレレ教室」のお誘いを受け、50の手習いで参加。
会場は、以前美味しい蕎麦を家人と堪能した富士見台の『かはほり』。店主の織笠さんもFacebookのフォロワーであり、お会いするのは2度目だが、毎日お会いしている様な感覚。しかし、自分でも何故?突然の「ウクレレ」挑戦なのかは謎。でも音楽の楽しさを還暦間際で知るとは…
■店のシステム:
初訪時と変わらず。詳しくは初訪時の口コミ参照⇓
■訪問時の状況:
「GAZZ LELE ウクレレ教室」のため、8名で貸切利用。
貸切は20:00からだったが、私だけ初心者(楽器自体全く触った事もないほどのド素人)ゆえ、ガズ先生による個人レッスンで30分早めに訪問。店内にはカウンターにカップル1組、ガズ先生、私の4名。先客1組は、美味しい蕎麦を愉しんでいる所、突然ヘタクソなウクレレBGMを聞かされ、さぞ迷惑だったことだろう。
■当日に注文した料理「おまかせコース」
*本日の自家製漬物「水茄子のべん漬け(いしる)/クリームチーズの蜂蜜漬/大根の醤油漬け」
*タイ風青菜炒め/パップンファイデン
*青菜の塩炒め/清炒青菜
*薬膳のポテトサラダ「天竺風」/アルーヴァルタ
*廣東式酢豚/古老肉
*魚のフライ・スペシャルタルタルソース
*チキン65オリジナルスタイル
*チキン65インディアン・チャイニーズスタイル
*鶏肉の赤ワイン煮
(*もり「長野県志賀産1号蕎麦粉使用十割蕎麦」
*汁(生返し・本返しの2種類)/つけ塩(岩塩・黒岩塩の2種類)/辛味大根)
■当日に注文した飲物
*登龍 特別純米「福島県白河市:大谷忠吉本店」
*古伊万里前 純米吟醸生酒「佐賀県伊万里市:古伊万里酒造」
*国権 純米吟醸「福島県南会津郡:国権酒造」
_________________\5,000.- 也 蕎麦は時間切れで未食だったが、この内容はCP佳し!
■おすすめ度:★★★★★★★☆☆☆
■顧客属性:カップル、女子会、蕎麦好き(GAZZ LELE ウクレレ教室)
■寸評:
「初心者ウクレレ教室」をみっちり100分+30分(初心者特別レッスン)を愉しんだ後、此方は得意のレッスン終了後の懇親会。
今回の画像をご覧になり、此処は中華料理店?もしくは多国籍料理店?と思われても不思議ではないほど、店主の織笠氏の料理は多彩で愉しい。今回は盛り上がり過ぎ、終電が迫っていたので肝心の蕎麦を食べることが出来なかったが、その他の料理も充分に旨い。
今回、特に気に入った料理は「65シリーズ」2品。
何故?「65]なのかは、織笠氏もご存知ではないそうだが、要はチキンのスパイシー焼き。これが複雑なSpice Showerで実に好み。メンバーに辛いものが苦手な方がいたため、たっぷりと2人分愉しんでしまった。
素晴らしき蕎麦前の世界!ここは蕎麦屋か?多国籍料理店か?
来月も「初心者ウクレレ教室」が開催される。ウクレレ目的なのか?織笠氏の絶品料理目当てなのか?まぁ、どちらにしても愉し美味しいが…
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【初訪】:素晴らしき蕎麦前の世界!店主織笠氏の、こだわりの逸品を心行くまで…
【富士見台蕎麦前Rve】
■西武池袋線には「食べログ」で評判の蕎麦屋が実に多い。その理由は定かではないが、沿線沿いには水が湧き出る場所も多く、昔から水が綺麗な場所が多かったからではないかと言われている。
その後、名店と呼ばれる職人が店を開き、それに追随するが如く美味い蕎麦屋が出店した。此処『かはほり』も、そんな店のひとつ。以前は評判のカレー店があった場所。店主の織笠氏曰く「かはほり」とは蝙蝠のことだという。
■店のシステム:
料金後払い制
料理を店主ひとりで切り盛りするため、料理の提供に若干時間が掛かる。蕎麦前を愉しみゆっくりしたい客は佳いが、蕎麦をサクッと食べて帰るといった店では、今のところない。他のRvwの口コミでは料理も提供も店主ひとりとの記述があったが、我々が訪問した時にはバイトの女子店員が接客を担当。しかしながら、まだ始めて日が浅いと見え、都度店主に指示を仰いでいた。
■訪問時の状況:
週末18:00に予約して訪問。
店内は大きな8名掛けのテーブルとカウンター4席。他の客との大テーブル(相席)が苦手ゆえカウンターでお願いしたが、程なく大テーブルは振り客、予約客で満席となり、カウンターを選択したことが間違えではなかったと安堵。
■当日に注文した料理
*お通し「揚げ蕎麦」
*本日の自家製漬物「水茄子のべん漬け(いしる)/クリームチーズの蜂蜜漬/大根の醤油漬け」
*蕪の煎り焼き 鰐梨酪味惣酢(わになしらくみソース)
*とろとろ茄子の味噌煮浸し
*ジャガイモのパンケーキ・田楽惣酢(でんがくソース)
*芳寿豚の仏蘭西(フランス)田舎煮/和風リエット
*もり「長野県志賀産1号蕎麦粉使用十割蕎麦」
*汁(生返し・本返しの2種類)/つけ塩(岩塩・黒岩塩の2種類)/辛味大根
■当日に注文した飲物
*深大寺ビール
*COEDO 瑠璃
*サタンレッド(ストロングエール:ベルギー)
*子宝フルーツリキュール/山形ラフランス
*黒牛 純米酒 瓶燗急冷 雄町「和歌山県海南市:名手酒造」
*いずみ橋 恵 純米 海老名耕地「神奈川県海老名市:泉橋酒造」
_________________〆て¥11,000.- 也 こだわりの素材の割に良心的な価格設定
■おすすめ度:★★★★★★★☆☆☆
■顧客属性:カップル、女子会、蕎麦好き
■寸評:
料理、麦酒、日本酒など、どれひとつにおいても店主織笠氏のこだわりが感じられる。
蕎麦前では麦酒にも造詣が深く、通常の店で出す大手ビールメーカーのものはない。しかも上面発酵のものは13℃保存。下面発酵のものは8℃保存と、それぞれ冷蔵庫も2つある。勿論、店主が説明をしてくれるのだが、客が多い時には時として料理の提供遅れになるのではと心配してしまう。
そのこだわりの酒に合わせる料理も素材を吟味し、件の蕎麦前で出される料理は逆にない。純粋な江戸蕎麦前を期待して来ると想像と違う料理が供されるので、事前にお品書きをチェックすることをお薦めする。
とはいえ、日替わりで用意される蕎麦前は愉しいメニューが揃う。芳寿豚の仏蘭西田舎煮/和風リエットなどは、赤ワインと合わせれば抜群に愉しめるだろうし、女子会やカップルのデートにも耐え得る逸品だ。
さて蕎麦である。
「食べログ」の口コミを拝読していると、俄か蕎麦論者が「江戸風の蕎麦汁」は辛いだけ。の様な表記をしているが、江戸蕎麦は古典落語にも出てくる様に、蕎麦にチョイと付けて手繰り鼻腔で風味を味わうものだ。ドップリ付けて辛いというのであれば、はじめから街場の蕎麦屋に行けばよい。また、十割蕎麦が滑らかでなく二ハの食感がを研究しろ的な表記も見受けるが、全くもって哀しい。蕎麦の風味を感じるのに十割に敵うものはない。ただし、勿論職人の腕により、その滑らかさや喉越しは異なる。だから蕎麦は面白いのである。
素晴らしき蕎麦前の世界!店主織笠氏のこだわりの逸品を心行くまで…
聞けば店主の織笠氏は昔SEの技術者だったそうだ。SE時も優秀な方であったそうだが、それを投げうってあえて茨の道に進まれた由。今回の訪問でその伸びしろを充分に感じることが出来た。今後も度々通って、彼の伸びしろを愉しもうではないか。
10位
1回
2016/01訪問 2016/01/18
素晴らしき”蕎麦前”の世界!昔の花街で池波正太郎も手繰った「ゆず切り」を愉しむ
【人形町街歩きRve】
恒例の”蕎麦前”目当ての週末街歩き。
門前仲町から清澄庭園に抜け水天宮方面へそぞろ歩く。ポカポカと温かさを感じる街の日向を、江戸三大蕎麦のひとつ藪系の本家「かんだやぶそば」から暖簾分けをした老舗『浜町 藪そば』を目指す。
ご存知の様に「三大藪系蕎麦」といえば「かんだやぶそば」「並木藪蕎麦」「池之端藪蕎麦」(現在休業中)だが、その「三大藪蕎麦」の次に控えしは、本家「かんだやぶそば」から暖簾分けされた「上野藪蕎麦」と『浜町 藪蕎麦』であろう。
店の歴史は古く「かんだやぶそば」の初代を支えた職人が暖簾分けされた店である。他の職人にも暖簾を分け与えたが、今に続くのは此処と「上野藪蕎麦」だけ。そんな中『浜町薮蕎麦』は当時花街への出前で繁盛し、芸者など粋な姐さん達で賑わっていたらしい。今では明治座が近い事もあり、歌舞伎役者や俳優たちにも常連が少なくない。
また、食通で知られた池波正太郎もこの店を愛し…
彼曰く、
「明治座で自分の芝居を上演するときには、
『さあ、浜町の藪へ行けるぞ』と、それが一つの楽しみになる」
と、芝居よりも浜町の藪で”蕎麦前”をやり、〆で「ゆず切り」を手繰るのを愉しみにしていたそうだ。
『東京のうまいもの』より
■当日に注文した料理
*お通し「おかき」
*板わさ
*天抜き
*ゆず切りそば
■当日に注文した飲物
*瓶ビール「麒麟一番搾り」中瓶
*菊正宗 燗酒「兵庫県神戸市東灘区:菊正宗酒造」
____________〆て¥4,550.- 也 老舗価格?
最近、様々な店で「蕎麦前」を愉しんでいるが、此処の品書きは至ってシンプル。
「蕎麦前」のつまみは、板わさ、焼きのり、月みいも、天ぷら、鴨抜き、天抜き、親子煮の7種類。おそらく創業当時から守り続けている、謂わば「正統派の江戸前蕎麦前」と云った所だろうか。
しかし、そのひと品ひと品には老舗ならではのこだわりを感じざるを得ない。厚めに切られた「板わさ」、蒲鉾の弾力が丁度よい頃合いの厚みとはまさにこの厚さだと思われる程よさ。勿論、香り豊かな本生山葵が添えられる。
「天抜き」も蕎麦に造詣が深い方の口コミ通りに、他店(本店も含む)とは少し異なるが、しっかりとした衣が汁に解けることなく、最後まで酒の肴としての役割を守っている。
三つ葉の歯触りと柚子の香りが「天抜き」という料理に単なるアクセントではなく、しっかりと存在感を示している。
〆はこの時季の風物詩「ゆず切り」を愉しもう。
せいろが置かれ仄かな柚子の香りが蕎麦から漂う。花番さんが「当店の”ゆず切り”を食すのは初めてですか?」と聞いてくる。曰く、まずは何も付けずに柚子の香りを愉しんで貰いたいとのこと。確かに「藪系」の辛めの汁をどっぷりと付けようものなら、香りも何もあったものではない。
早速、ご高説のとおりに蕎麦を手繰る。柚子の香りが口から鼻腔に抜け、この時季ならではの爽やかな香りを堪能する。
猪口に入った汁を含む。辛い!佳い辛さだ。流石に江戸で一番辛いといわれる「藪系」の伝統をしっかりと守った汁。この辛さは心地佳し。
蕎麦の1/5ほどを浸し、ズズッ!と手繰る。喉越しも悪くない。
蕎麦の香り、柚子の香りが最初に来て、後から辛めの汁が全体を包み込む。これぞ伝統「江戸三大蕎麦」の「藪系」の蕎麦である。
素晴らしき”蕎麦前”の世界!昔の花街で池波正太郎も手繰った「ゆず切り」を愉しむ。
ある書によれば、池波正太郎は此処「浜町藪そば」は元より「神田まつや」「並木藪蕎麦」が特にお気に入りだったそうだ。
「のまぬくらいなら、蕎麦やへは入らぬ」が信条の彼は、芝居の稽古後だと店が終わってしまうため、稽古場へ行きがけに、酒と蕎麦で軽く腹ごしらえをしていったそうだ。その気持ちは私も全くの同感である。
昨年の「マイ★ベストレストラン2015」は、銀婚式イヤーだったこともあり上位にフレンチの店が名を連ねた。そして2016年になった途端、「貧乏暇なし」が加速して「食べログ」を投稿する暇さえなく、新規訪問店舗も100店を切ってしまった。恐らくこの流れは2017年も続き、50店舗を下回ることが予想される。
そんな2016年、本来の活動に戻り「蕎麦前」歩きで訪れた店での「マイ★ベストレストラン2016」とした。
蕎麦前の店は他にもあるが、再訪を除く純粋な新規訪問店のみでの選択。1位の「喬楽亭」から10位の「浜町藪そば」まで、店其々に味わいがあり愉しく美味しい店ばかり。
さて来る2017年。来年はどんな料理との出会いが待っていることだろう。
2016年12月吉日 バムセ拝