バムセ&マイケルさんが投稿した天毬(栃木/東武宇都宮)の口コミ詳細

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バムセ&マイケル (男性・東京都) 認証済

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天毬東武宇都宮、南宇都宮、宇都宮/日本料理

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
  • 昼の点数:4.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2011/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

五穀豊穣を願い”三汁七菜”(少し御馳走)を匠の技で戴ける隠れ家的な名店”天毬”

栃木県のとある経済団体のメンバーである小生。
「栃木のおすすめ」を広く紹介する委員会の副委員長に選出され、第1回目の取材で訪れたのは四季折々の旬の素材を生かし、匠の技で手軽に懐石料理が戴けると評判の『三汁七菜 天毬』さんです。

こちらの店は、今年で創業110周年を迎える栃木県が誇る麺類専門メーカーの”オニックスジャパン”が展開する懐石料理店
オニックスジャパンは、明治33年(1900年)に大田原市(旧那須郡黒羽町)にて創業した老舗の製麺所、「美味しそう・美味しい・うれしい」を創造する企業として、国内外で業務用や通信販売の麺で有名な優良企業です。(HP:http://www.onix-jpn.com/

そんな『天毬』のコンセプトは、
”天からの恵みである四季折々の食材 毬のようにみなさまに手渡し伝えたい”(店舗パンフレットより抜粋)
日本古来からの節句(伝統的な年中行事を行う節目となる日)と食文化を結び付け、和食の伝統と素晴しさを広く一般の方々に伝えて行きたい。とのこと。
食文化に対するこだわりは、女将さんの話をお伺いしているだけでも、ヒシヒシと伝わって来ます。

そもそも節句とは、日本の宮廷において節会と呼ばれる宴会が開かれたことを指し、年間にわたり様々な節句が存在しています。そのうちの5つを江戸時代に幕府が公的な行事・祝日として定めたといわれています。

訪れた日は、奇しくも7月7日(七夕)
この七夕も誰もが知る節句のひとつ。
平安時代には「乞巧奠(きこうでん)」とも呼び、宮中や貴族の家庭で広く行われた年中行事でした。

今回は、そんな七夕の特別懐石コース(\5.000)を堪能いたしました。
戴いたメニューは”七夕の御席”

・箸 初  養老豆腐
かえで胡瓜 銀粉 天山葵 猩猩人参 旨出汁ジュレ
コースのスタートに相応しい季節感溢れる料理。濃厚ながらアッサリとした胡麻豆腐に、冷たい出汁が掛かっておりモズクとの食感の妙も楽しい一品。

・茶 々  天の川五点盛り
穴子小袖寿司 蜀黍チーズサーモン巻き 沢蟹艶煮 鬼灯見立て(卵黄西京漬け) 山桃蜜煮
宝石箱の様な色彩は、まさに懐石料理の神髄。食べるのが勿体ないような芸術品のような料理。鬼灯見立ては、温泉卵の黄身を西京味噌に漬けたもの。日本酒との相性は抜群では!

・活 鮮  鮪 イサキ 尾長鯛
”尾長鯛”は、ハマダイとも呼ばれる高級魚。鯛に似たタンパクな食感と味だが、実はスズキの仲間。今回は”塩ポン酢”というもので戴いきました。出汁酢に塩味が塩梅よく効いていて、この時期の白身には最高の食べ方ではないでしょうか。

・冷し鉢  多喜合せ
蛸大船煮 夏大根友煮 鳴門牛蒡 伏見唐辛子 小蕃茄含め煮 団扇人参
大船煮とは、大豆と一緒に貝や蛸を煮た料理をいいます。一般的には「大海煮」とも呼ばれますが、通常煮ると硬くなる素材を、大豆と煮ることにより柔らかく仕上げることが出来る料理法。今回の蛸も、大ぶりながら、程良い食感はあるものの実に柔らかく中まで味が染みていて美味しい。まさに匠の技。

・組 肴  鰻雲流焼き
小メロンの西瓜見立て(明太子詰めもの) ゴーヤー味噌炒め 烏賊のうに焼き 辛子蓮根 無花果の胡麻和え
(今回は特別に”栃木和牛炙り焼きも出していただきました。)
コースの中盤で、こういった小鉢が沢山並んだような料理は反則だぁ!←嬉しい誤算。
一品、一品、丁寧かつ手の込んだ料理が並びます。鰻の雲流焼きは、メレンゲを雲に見立てた料理。フワフワのメレンゲと鰻が口の中で一体となり、新たな世界へと引きずり込んでくれます。
ちょっことした料理ですが、美味しかったのはゴーヤーの味噌炒め。親方に作り方を教えて戴きました。

・酢の物  鮎酢煮
胡瓜 茗荷など季節の野菜
夏魚の代表といえば”鮎”であろう。色々な食し方がありますが、”鮎酢煮”は鮎料理の中でも非常に手が込んだ一品。焼いた鮎を一度蒸し上げ、出汁と醤油、酢などで煮上げたもの。骨まで軟らかくいただけ、川魚料理が苦手な方でも美味しく食べられる匠の料理。これも秀逸な仕上がりで実に美味しかった。

・食 事  大麦麺
栃木県は大麦の生産量が全国シャア26.8%と、全国第一位を誇る。そんな栃木の二条大麦を使った麺(饂飩)が、自慢の大麦麺です。
通常、コチラの店でしか食す事が出来ない麺は、蕎麦の如き、その太さと色合い。しかし戴いてみると、盛岡冷麺を彷彿とさせる強いコシと喉ごしの驚かされます。親方から裏メニューとして教えていただいた食べ方が、饂飩汁の中にタバスコを入れること。元々まかないで行っていたとの事ですが、まさに盛岡冷麺の味わいになりドンドン食が進みます。

・水菓子  蜀黍のあいす
(今回は特別にトマトのゼリーも出していただきました。)
仄かに甘いコーンポタージュをアイスクリームにしたかの如き一品。
コースの〆というよりも、匠の技に感心しきり。季節を変えてまた来てしまいたくなるような料理でありました。

今回は取材ということで、お酒を呑む事ができませんでしたが、どの料理も日本酒とともに戴きたくなるような秀逸な料理の数々。
和食は世界に誇る文化財として登録しよう!との動きが出てくるのも納得の料理でありました。
女将さん、親方をはじめ、皆様ご馳走さまでした。  

次回はプライベートで伺います!(*^U^*)♪わくわくww

  • 古民家風の趣のある店舗”天毬”

  • ”天毬”提灯

  • 五穀豊穣を願う店”天毬”

  • 七夕の御席

  • 箸初(養老豆腐)

  • 器も涼しげ

  • 箸初(別角度より)

  • 菜々(天の川五点盛り)

  • 懐石料理の演出は素晴らしいの一語に尽きる

  • 菜々(穴子小袖寿司、蜀黍チーズサーモン巻き、山桃蜜煮)

  • 菜々(沢蟹艶煮、鬼灯見立て)

  • 活鮮(氷室造里)

  • 活鮮(鮪、イサキ、尾長鯛)

  • 氷の氷室が夏らしい演出を醸し出して

  • 活肴(氷室造里=別バージョン)

  • 氷のボールに包まれて

  • 裏側から見ると。。。

  • 冷し鉢(多喜合せ)

  • 冷し鉢(別角度)

  • 冷し鉢(蛸大船煮、夏大根友煮、鳴門牛蒡、伏見唐辛子、小蕃茄含め煮、団扇人参)

  • 組肴(鰻雲流焼き)

  • 組肴(別角度)

  • 組肴(無花果の胡麻味噌和え、鰻の雲流焼き)

  • 組肴(小メロンの西瓜見立て、ゴーヤ味噌炒め、烏賊の雲丹焼き、自家製辛子蓮根)

  • 組肴(追加:栃木和牛炙り焼き)

  • 醤油・塩で、素材の味を堪能

  • 栃木和牛と季節の野菜

  • 和牛はほぼレア状態

  • 酢の物(鮎酢煮)

  • 酢の物(鮎酢煮、胡瓜、茗荷、人参などの季節の野菜)

  • 酢の物(別角度)

  • 食事(大麦麺)

  • コシのある”大麦麺”はここでしか食べられない逸品

  • 蕎麦の様な外観と饂飩の様な喉越し

  • ”大麦麺”は希望によりお代りも。。。

  • 水菓子(蜀黍あいす)

  • ブルーと黄色のコントラストも楽しい一品

  • 水菓子(トマトのゼリー)

  • トマトと林檎のゼリーに白胡椒でパンチを効かせたソースが絶妙

  • 食後の”冷たい烏龍茶”器は益子ではなく信楽でした。。。

  • お土産の”幸せふりかけ”

  • 七夕の御席(当日のお品書き)

  • お品書きの裏面には”乞巧奠の節句”の説明書き

  • 天毬”お客様駐車場”案内板

  • 文星通りからの駐車場案内板

  • 住宅街、この路地を入った所が”天毬”

  • 突き当たりの古民家風の店舗

  • ”天毬”玄関

  • 店外の”お品書き”看板

  • 店外の”お品書き”

  • 簾で夏仕様の個室が涼しげ

  • 奥の個室を望む

  • 個室(最大10名まで宴席可能)

  • 板張りの間(敷居を外し、最大12名まで可能)

  • 季節感溢れる玄関(紫陽花の生け花)

  • 風情漂う店内

  • 七夕の笹飾り(板張りの間付近)

  • 七夕飾り(玄関付近)

  • 大麦麺の販売(お土産)処(玄関付近)

  • 禁煙が基本ですが。。。

  • 美人の女将さん(真ん中)

  • 今回お世話になった親方(真ん中)とお弟子さん達

  • 今回お世話になった仲居さん

  • 交通案内(パンフレットより)

2011/07/17 更新

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