バムセ&マイケルさんが投稿した黒羽観光やな(栃木/大田原市その他)の口コミ詳細

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バムセ&マイケル (男性・東京都) 認証済

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黒羽観光やな大田原市その他/郷土料理

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2011/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

川面を渡る風を感じて。。。

「栃木のおすすめ」調査隊第4弾!
 今回お世話になったのは、”とちぎ「食」の回廊”(栃木県内のオススメ情報)でも一押しの『黒羽観光梁(やな)』

 こちらの簗が掛かる那珂川(栃木県那須町の那須岳が源流とされ、茨城県ひたちなか市と大洗町で太平洋に注ぐ一級河川。関東内第3の大河でもある那珂川は、関東随一の清流としても知られる。)は、関東でも鮎が遡上する川として、この時期多くの釣師で賑わいを見せる人気のエリアでもある。(那珂川水系には知事の許可を得ている簗は全部で6か所ある。)

今回お話を伺ったのは、黒羽観光簗漁業組合常務理事の増渕誠一氏。
増渕氏曰く「こちらの黒羽(くろばね)簗は、個人の所有ではなく旧黒羽町の人達が45年ほど前、株を出しあって観光簗漁業組合を設立して観光客の方々に那珂川の美味しい鮎を食べて貰いたいと言う主旨で始まった。」そうだ。
「歴代の組合長は当時の町長にお願いし、現在の組合長は現大田原市長が務めます。ただし、市が直接運営に携わっている訳ではなく、観光PRなどの連携を取って、地域の活性化につなげている。」

 簗の営業期間は5月1日から11月の第1日曜日(または振替休日)までだが、簗漁は県の条例があり7月から10月31日までとなっている。(この期間は休みなし)この期間に来られる観光客は、県内外から約2万人ほど。夏場の栃木NO.1のお薦め人気スポットだ。

 こちらの簗で年間に捕れる鮎は約1500キロ。
那珂川を遡上する純天然の鮎は、年間1000万匹とも言われ、漁業組合で放流する稚魚500万匹と合わせ川で成長し捕れた鮎は全て”天然もの”として提供される。那珂川水系全体での漁獲量は年間数10トンにもおよび、その漁獲量は四国の四万十川を凌ぎ日本一だ。
簗で捕れる鮎を”落ち鮎”と言い、春に遡上をした鮎が夏ごろまで那珂川の清流の苔を食べて成長し、秋口に卵を抱え海に帰る。その鮎に対して簗を仕掛け、その簗に落ちるので”落ち鮎”と言うのだ。

増渕氏の話は続く「平水時は、鮎も命掛かっているから絶対に簗に近づかないんですよ。その辺までは来たって、絶対にこっちには来ないんだよね。そして、いよいよ海に帰る頃になった大水の時に鮎が動くんです。ただ、鮎は海に帰る習性があるので、いよいよ10月位になると、平水の時でも夜になると動きだすんです。だから、その時期は朝来ると簗に一杯鮎が落ちているんだよ。」
よって夏場は家族連れの観光客のために簗を設置してはいるが、実際の漁獲量としては9月中旬から10月上旬までが一番多く、1日で数十キロも落ちてくる。

 ここで捕れた鮎は、基本的に全てお客様に食べて貰うことを目的とし、併設するレストランで美味しい鮎料理の数々を戴ける。
そんな調査隊4名が今回戴いたお料理は、

*鮎の刺身:★4.5
他の川魚と違い、清流の苔しか食べない鮎は爽やかな独特の香りと淡白な味わい。
この時期の鮎は脂も充分に載っていて、口に入れた瞬間に甘みすら感じる逸品もの。コリコりとした独特の食感で臭みも全くなく、川魚が苦手な方でも、これであれば食べることが出来るほど。
今回は、山葵醤油で戴いたが、すだちを絞り塩で戴くのも一興かと!

*鮎の塩焼き:★4.0
魚大好きおやじの小生は、頭から丸ごと戴きます。
はらわたの苦みと、爽やかな香り、脂が載り甘みすら感じる身が一体となり鮎の醍醐味を丸ごと感じることができる。
生簀から引き上げられ、そのまま調理された鮎は身のしまり具合も良く、市中などでいただく料理とは一段も二段も美味さのレバルが違う。この塩焼きを食べるだけの目的で訪れたい逸品。

*鮎釜めし:★4.8
増渕氏一押し。鮎は食感やはらわたの苦みを考慮し、三枚におろしたものを炊きこむそうだ。
捌いた骨や内臓から取った出汁で炊いているので、ごはんの一粒、一粒にまで鮎の香りが染み込んでおり実に奥深い味わいとなっている。具は地元で捕れる山菜などが入り、紅生姜の酸味がいいアクセントになっており完成度が実に高い逸品。正直、これまで食べた”釜めし”の中でも3指に入れてもいいほど。。。
他にも、”鮎のあらい”や”鮎のフライ、鮎田楽”などの鮎料理を堪能することが出来る。

増渕氏によれば
「今年は、原発の影響で毎年来られている幼稚園の遠足や小学校の林間学校なども中止になっているところが多いのだとか。」風評被害が、こんなところにまで出ている事に、驚きを隠せない。

こういった伝統漁法を体験するとともに、ひがな夏の1日、川面の渡る風を感じながら、ゆったりとした時間を過してみませんか!
是非、栃木県に足をお運びください。m(__)m 
自称、栃木県観光大使バムセでした。(^^)/~~~

  • 黒羽観光やな入口

  • 黒羽観光やな

  • 家族連れには格好の場所です

  • 川が堰き止められ”やな”に流れる仕組み

  • この橋を渡って”やな”へ!

  • 川面を渡る風を感じながら。。。

  • 那珂川には、こいった”やな”が数箇所あります

  • 堰に沿って鮎がやなのほうへ!

  • 1日のんびり過ごしたい!

  • 捕まえた魚は箱の中へ!

  • 川面を渡る風が爽やか~♪

  • 稚鮎を捕まえましたぁ!

  • 透き通った水に魚が。。。

  • つかまえた魚はこの中へ入れて下さい

  • 鮎つりをする方々も。。。

  • ”やな”を利用する際のお願い

  • やなによる採捕許可証

  • 案内看板(年季入ってます!)

  • こちらの場所でいただけます

  • 生簀には那珂川の鮎が一杯!

  • 鮎を選別していきます。

  • その場で焼いてお客様へ!

  • 遠赤外線で焼かれる鮎の”塩焼き”

  • 鮎の刺身

  • 鮎の塩焼き

  • 鮎釜めしセット(味噌汁、お新香付き)

  • 名物”鮎釜めし”

  • 鮎の切り身と山菜、紅生姜。。。

  • 内臓と骨は最初から取り除いて炊かれます

  • よくかき混ぜていただきます

  • 鮎の香りが漂います!

  • 言葉にならない美味さです!

  • コリコリとした食感と香りが絶妙!

  • 透き通るような刺身

  • 山葵醤油でいただきます!

  • 化粧塩の塩梅も絶妙です!

  • 頭からガブリといっちゃいます!

  • 生ビールと枝豆(お通し)

  • 乾杯~♪(運転手は呑めません!)

  • 店内入口で食券を購入

  • 400名が入る店内

  • 囲炉裏で炉端焼も出来ます!

  • 店内メニュー看板

  • お世話になった常務理事の増渕氏

  • お献立表

  • 店内メニュー

  • 鮎の魚拓、大きなものでは30cm以上!

  • こんなに大きな岩魚も。。。

  • 那珂川に生息する川魚の数々

  • 那珂川に生息する魚たち

  • 天然遡上日本一”鮎の那珂川”

  • 黒羽観光やな名物”鮎釜めし”の幟がはためきます

  • ”さかな供養之碑”が立っていました

  • 中国のメディアにも紹介されましたぁ!

  • 中国メディアに紹介された”塩焼き”風景

  • 奥の細道で有名な”浄法寺”もすぐ近く!

2015/08/14 更新

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