バムセ&マイケルさんが投稿した吉野鮨本店(東京/日本橋)の口コミ詳細

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バムセ&マイケル (男性・東京都) 認証済

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吉野鮨本店日本橋、京橋、宝町/寿司、海鮮

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2015/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

創業明治12年「江戸前寿司の総本山」で江戸っ子の「粋」を感じて…

(日本橋街歩きRve)
 週末の街歩きで久し振りに日本橋を歩く。

銀座/京橋/日本橋…昨年100周年を迎えた東京駅を背に、日本橋高島屋の裏通りまでやって来た。
目指すは江戸前寿司の総本山『吉野鮨本店』 昼を少し廻った時間に訪れると、店内は周辺サラリーマンを中心に満席に近い状態。流石の人気ぶりに何故だか嬉しくなってしまった。

 今更、説明不要の老舗中の老舗。江戸前寿司の総本山的存在の『吉野鮨本店』は明治12年の創業。今年で136年の歴史を刻み、現当主で五代目になるそうだ。
マグロの脂身部分を「大トロ/中トロ」などと普通に呼んでいるが、「トロ」という言葉は、この店の二代目店主が大正時代に命名したことでも知られている。

 江戸時代から寿司ネタで食べられていたマグロだが、脂身が多い部分は傷みやすいという理由から「ねぎま」などに調理され食べられていた。
ある時、新鮮なマグロの脂身を握りにして出したところ、旨いと評判となり、トロッとした食感から「トロ」という呼び名が定着し語源となったのだという。
また、今では高級魚の代表格である「本鮪」だが、当時は日持ちのする「かじきマグロ」より価値がない魚だったというから驚き。そんな謂れをものの本で読みながら、昼のお品書き(ランチ用のにぎりずしは\1,575、\2100、\2310、\3150の4種類)から「特上にぎり(¥3150)」をお願いする。

■当日に注文した料理
 *摘み「江戸前焼き穴子(甘辛たれ)」
 *摘み「焼き烏賊げそ」
 *特上にぎり寿司「鮪(赤身/中トロ)/才巻海老/鯵/帆立/鯛/いくら/平目/たまご」
         「巻物:烏賊/鉄火/かっぱ」
 *追加にぎり寿司「小肌/赤貝/雲丹」
★当日に注文した飲物
 *瓶ビール「麒麟クラシックラガー」
 *桜正宗 特別純米 宮水の華
(兵庫県神戸市:桜正宗酒造
______________〆て¥12,420.-也 素晴らしいCPに脱帽!

 カウンターでは常連とおぼしき、白髪の御仁が、穴子を肴に麒麟で喉を鳴らしている。
郷に入れば郷に従え…家人の呆れ顔をよそに、「江戸前の焼穴子/焼き烏賊下足」を肴に麒麟を頼む。カウンター内には職人が4~5名寿司を握るが、次々入る注文にてんてこ舞い、オフィス街の昼時はまさに戦場の様だ。

 「江戸前焼穴子」はタレもしくは塩で食せるが、家人の希望でタレをお願いする。
フワフワの穴子は、箸で持ち上げるだけで崩れてしまうほどに柔らかく、甘辛いタレも歴史に裏打ちされ見事な塩梅を醸し出す。「焼き烏賊下足」も塩味が施され、そのままいただける心配りは老舗ならではの「おもてなし」だろう。
2本目の「桜正宗」がなくなる頃合いを見計らい「特上にぎり寿司」は運ばれる。

 「下駄」と呼ばれた「特上にぎり寿司」は、カウンターでも「下駄」に似た”寿司下駄”で供される。
その日の仕入れにより多少の違いはあるものの、「特上」は握り14貫に巻きもの3巻とボリュームがあるが、シャリばかりが大きい新興の寿司屋とは違い、口に含むとホロリと崩れる大きさ。全てのネタに煮切りが塗ってあるのも、伝統の技が息づいている印象を受けた。(この日のネタは、鮪(赤身/中トロ)/才巻海老/鯵/帆立/鯛/いくら/平目/たまご/”巻物”は烏賊/鉄火/かっぱだった)

 じっくり味わい!と思うも、余りの旨さにパクパクと平らげ、追加で「小肌/赤貝/雲丹」を食し大満足。
江戸前寿司の総本山に触れ、江戸っ子の「粋」を感じた…こんな店が残っているお江戸日本橋を改めて見直し、後ろ髪を引かれる思いで店を後にした。梅雨の中休み6月の暑い午後だった。(了)

  • 江戸前寿司の総本山「吉野鮨本店」

  • 創業/明治12年(1879年)100年以上の暖簾を守って…

  • 予約席には小皿/箸がセットされてありました

  • 昼呑みの「肴」はお品書きには書いてないので、気軽に聞いてみよう!

  • 焼き穴子

  • 焼き穴子は甘タレor塩を選べるようです。この日は甘タレで…

  • 焼き烏賊下足 (佳い塩梅に味が付いています)

  • 酸味が強い「通好み」のガリ(2杯お代わりしてしまった:笑)

  • にぎりすし「¥3,000」

  • ¥3,000の「特上にぎりすし」は”にぎり”14貫と巻物3貫

  • ”にぎり”は、鮪(赤身/中トロ)/才巻海老/煮穴子/烏賊/鯵/帆立/鯛/いくら/平目/玉子

  • 全てに煮きり醤油が塗られているので、醤油を付けずに、そのままどうぞ!

  • 「トロ」命名の店で「中トロ」を食す

  • 帆立/鯵

  • 中トロ

  • いくら/玉子焼き

  • ”巻物”は手前から烏賊/鉄火/かっぱ

  • 玉子焼きを開いてみる!

  • 追加:左から”小肌/赤貝/雲丹

  • 雲丹

  • 赤貝

  • 小肌

  • 瓶ビールは麒麟/SAPPORO/ASAHI/エビスから選択可能

  • 桜正宗 特別純米 宮水の華(兵庫県神戸市:桜正宗酒造)

  • 日本酒は純米吟醸/純米酒から選択可能

  • 寿司屋の湯呑み…屋号が入っていい感じです!

  • 店内はカウンター/テーブル席/掘り炬燵方式の小上がり(HPより)

  • ランチ時は職人4~5名でフル稼働です

  • カウンターは周辺のサラリーマンで一杯

  • 小上がりの上には…さぁ?何と読む

  • 小上がりには「日本橋三四四會(みよし會)」の札が

  • 「サンペイ」と書かれた色紙 「サラリーマン漫画」のサトウサンペイ氏でしょうか?

  • 「江戸に生れて 東京で育ち いまじゃ 日本をにぎりずし」 世界を視野にした老舗の矜持

  • 屋号が入った☂置きのプレートもレトロな感じ

  • お品書き「昼:にぎりずし/とろにぎり/赤だし」

  • お品書き「ちらしずし/鉄火重/とろ鉄火重」

2015/06/29 更新

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