西荻窪の
NEWBURY CAFEで軽い食事をした後、
善福寺公園に行くべく店の前の道を北の方向(北北東)に歩くとやがて大きな欅(けやき)の木が立つ「
坂の上のけやき公園」と言う公園に至る。
広い公園なのだが遊具もなければベンチすらない公園で、あるのはただ樹齢100年近いと言われる大きな枝振りのけやきの樹が立っているだけだ。
石版に書かれた物を読むと何やら事情があって残された樹である事が判り、樹の近くに立てられた説明によると、この土地が開発の対象となった時に周辺住民の署名により、公園としてこの樹がこのされる事になったと書かれていた。
昔からの地域のシンボルであり、区の貴重木に指定されたこの樹は、近年では「
トトロの樹」と呼ばれ親しまれているようだ。「トトロの森」は所沢じゃなかったかとも思うが確かにトトロがいびきをかきながら寝ていた樹がこの欅に似ていると思った。幹の下の方を何本かのベルトで補強してあるが長く今の形で残っていてほしいと思うし、公園にはハナズオウ(花蘇芳)の花が咲いているが、欅の葉はまだ落ちたままなので、夏の葉が茂った頃にまた見に来たいと思う。