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駒形どぜう 本店浅草(東武・都営・メトロ)、田原町、蔵前/どじょう、くじら料理、鍋
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昼の点数:4.5
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¥3,000~¥3,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク- ]
夏はどぜうで元気になりませう
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外観
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どぜうなべ、葱を一杯入れて
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柳川なべ
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一階の入れ込み座敷
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味噌田楽
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ご飯と香の物
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どぜう汁
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神棚
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下足札とレシート
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2013/09/13 更新
【2013/08/06】 駒形どぜう
猛暑の為か最近体力が低下気味。かと言って焼く肉とかを食べに行くのはドクターストップが掛かっているので、今回はどぜう(どじょう)を食べに行く事にしました。東京でどじょうを食すと言うと食べログでは何軒もヒットするでしょうけれど、私の場合は4軒しか思い当りません。浅草の「駒形どぜう」、「どぜう飯田屋」、まだ休業中の深川高橋の「伊せ喜」、本所吾妻橋「ひら井」です。この夏は浅草の「駒形どぜう」にしました。渋谷にも支店がありますが、情緒、雰囲気、何を取っても絶対に本店に行くべきです。
創業享和元年(1801)1月と言いますから、創業210年を経過している事になります。店内に飾られた写真を拝見すると何度も建替えられているように見えますが、外観、店内は江戸時代の雰囲気もさもこうであっただろうと思わせる雰囲気が有ります。
店の予約は4人以上でないとできないし、まして一番雰囲気がある一階の入れ込み座敷は予約できません。なので行ってみて並ぶような事があれば並ぼうと思っていましたが、意に反して空いていました。
入れ込み座敷のほぼ中央の廊下側に案内されました。どういう事かいつもこの辺りに案内されます。一枚の長い板を間に対面して‘藤畳(とうたたみ)’の上に胡坐をかいて座ります。ここの籐畳は滋賀県で作っている物を使っているそうです。
”お昼のなべ定食”を2人前とノンアルコールビール2本を注文する事にしました。”お昼のなべ定食”はいつも注文するものですが、どぜうなべ、田楽、どぜう汁、お新香、ご飯とランチには丁度良いぐらいの量になっています。足りなきゃまた頼めばいい訳だし。
お昼のなべ定食 2人前
どぜうなべ、田楽、どぜう汁、お新香、ご飯
ノンアルコールビール 2本
まず田楽とノンアルコールビールが運ばれて来ます。田楽を肴にちょっと喉を潤すと言う事の様です。因みに日本酒は伏見の冷酒が揃っています。
“どぜうなべ”は丸、骨ぬき、柳川の3種類がありますが、「駒形どぜう」の“どぜうなべ”は‘丸’です。持って来られるどぜうには下処理がされています。開かないどじょうを一匹‘丸’のままお酒を掛けて酔っぱらった所に甘味噌仕立の味噌汁に入れて煮込んであります。それを薄い鉄鍋に綺麗に並べて持って来てくれます。一人前です。そのに備え付けの葱箱から一杯の葱を取って、どぜうの上に盛って少し待ってから食べる事になります。一人前の時はどぜうだけを食べて、ご飯などに手を出しません。一人前を食べ終わって鍋の上が空になると鉄鍋にどぜうを並べて持って来てくれ、それを空の鍋に滑り入れます。そう何人前を頼んでも二人で一つの鍋を箸をつつきながら食べるのです。
二人前のどぜうが来た所で、一人前のお櫃に入ったご飯とお新香に食べる事にします。東京の食べ物ですから多少味が濃いので、白ご飯は助かります。それに冷めないうちに“どぜう汁”も頂きます。“どぜう汁”は江戸甘味噌の「ちくま」と言う品種の味噌での味噌汁です。中にはどぜうと牛蒡が入っています。少しの葱を入れて食します。江戸甘味噌の「ちくま」は深川永代橋で創業300余年続くお店の伝統の味噌です。歌舞伎の黙阿弥作「四千両小判梅葉」の中にも、「道理で味がいい 味噌はちくまにかぎるのう」という台詞が出てくるものです。
二枚目のどぜうも食べ終わってもまだお櫃にご飯も残っているし、お腹はもう少し食べられると言っていますので、”柳川鍋”を一人前追加する事にしました。‘柳川’は土鍋の事らしく九州の柳川の人が秀吉の時代に朝鮮で焼き方を学び伝えた鍋の事だそうですが、開いたどぜうとささがき牛蒡が炊きあがった所を卵とじして食べます。普通、どじょう鍋と言うとこの柳川だと私は思っていました。
会計は席でして、払い終わると下足札とくれるシステムになっています。江戸の古いお店では良く見られるシステムですね。
本当に江戸の古くからある店に来るといろいろ勉強できて面白いです。
帰りは当然近くのペリカンに寄ってパンを買って帰ります。
次回の江戸食巡りは”馬刺し”かな。