バオバブさんが投稿したトゥルネラパージュ(静岡/第一通り)の口コミ詳細

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トゥルネラパージュ第一通り、浜松、遠州病院/喫茶店

1

  • 昼の点数:5.0

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/02 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

日本で観て聴いた中で一番凄い

【2016/02/26】   Tournez La Page

 13:00開店。
 店の前に12:50位に着いてしまったので、外に置かれたベンチで少し待つ。
目指す店は5階建のビルの1階と2階を独占しているようだ。
ビルの向かいにある駐車場にはその店専用の駐車位置が4台分ほど用意されているようだ。

 やがて13:00になったので店に入る事が出来た。
正面より少し下にこの目で見たかったスピーカーのセットが置かれていて、Jazzならぬクライバー(カルロス)とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏するベートーヴェンの交響曲第5番《運命》&7番が鳴っていた。

 ずっと訪れてみたかった店。
 この店の名前の「Tournez La Page」はフランス語で「ページをめくる」を意味するらしい。
過去のJazzの歴史のページをめくるように、収集されてLPを次々と聞かせてくれる事のだろう。

 入って正面少し下の中地下に位置する所の雛壇にスピーカーが並んでいる。
店自体は1,2階の吹き抜けとなっている。スピーカーの裏は煉瓦の壁になっているようで、それも含め建物全体の全てがこのオーディオ装置を設置してJazzを演奏するために設計して作られたように思える。
 スピーカーはドイツのAvantgarde Acoustic社のTRIO +6 BASSHORNだ。
広い開口部ホーン面積を持つローミッドレンジと、ミッドレンジ、ツイーターの3ホーンで構成したスピーカーTRIOにホーン型アクティブサブウーハーBASSHORN 3ペア(6本)で構成され、TRIOはそれぞれ違った色に塗り別れられ、BASSHORNは左が金色、右が銀色で一つのペアになっているように見える。
 これだけで1800万位の価格がすると聞いた事がある。吉祥寺の「MEG」ではAVNTGARDEDUOが置かれていたが、ここの装置はそれを遥かに凌駕する構成になっている。いままで日本で観て聴いた中で一番凄いと思うし、想像だが世界でもこんな装置の組み合わせと設置場所は存在しないのじゃないかと思うほどだ。
 吹き抜けの壁に掛けれた150インチのスクリーンではBuster Keatonの無声映画が上映されていた。
 スピーカーの真ん前に置かれた贅沢な造りの椅子に座りメニューを見る。
 ここはJazz喫茶なので何か頼まなくてならない。ストレートコーヒーと洋菓子を頼んでみた。

    ガテマラ ボット
    クリ・ダ・モンデ
       菓子舗 巖邑堂 の洋風焼き菓子

 ベートーベンが終ると次がカーチスフラー。やっぱりこの装置では交響曲よりホーンを主体にした演奏の方が良さそう。音源はLP。低音の音圧を胸で感じる。

 ポットサービスの珈琲を1杯分飲んでクリ・ダ・モンデを食べたしまった所で、店の装置を見せて貰う。
 パワー・アンプ
   Accuphase A-60
   CLASS-A 60W/ch STEREO POWER AMPLIFIER A-60
 プリ・アンプ
   Accuphase C-2800
   PRECISION STEREO PREAMPLIFIER
 ターンテーブル
   英国Avid社の"Acutus" ベルトドライブ式
 アーム
   SME社のSERIES M2(9Inchと思われる)

 それにTEAC ESOTERICのユニバーサルプレーヤーのUX-1(SACD,CD,DVD-Audio,VIDEO)が
組み合されている。
 素晴らしいと言う言葉しかない。

 リクエストして良いと言う事なので、
 Kenny DorhamのThe Complete Round About Midnight at The Cafeをリスエストした。
もう最高の一言。家で聞くのと同じLP音源だとは決して思えない素晴らしい音だった。

 壁に今は休刊した「スイングジャーナル」のバックナンバーが置かれている。もう一方の壁にはリクエスト対象のJazzのジャケットが掛けられている。リクエストに付いては店にあるLPなら全てリクエストする事が可能だと言う事だった。リーダーの名前毎にインデックス分類されたLP棚を点検してみると、バップ時代からモダンジャズの時代が主で、所々にエレクトリックを使ったJazzのLPも置かれていた。
 Milesの「Bitches Brew」も棚に収めれれていたのでリスエストしてみたい気もしたが、リスエスト用に壁に掛けられたジャケットには1970年代のLPはなかったので今回は自重する事にした。

 1958年に撮影された“ビッグ・ピクチャー”と呼ばれる1枚の写真も壁に掛かっていた。
他のお客がいないので立ってそれを見に行くと「ア・グレイト・デイ・イン・ハーレム ~57人のジャズミュージシャンの肖像~」と題される写真だった。横に写真に写った人の説明が書かれた紙が貼ってあった。それはそれはとんでもない人達の名前が列挙されていた。

 ここに通うのには新横浜からひかりだと1時間15分、こだまだと1時間40分程度掛かる。往復1万5千円ちょっと。回数券を買っても良いかなと思ってしまった。

 早く一関市の「Basie」にも行ってみたい。
 もう函館のjazz喫茶「MILESの枯葉」は2012年のクリスマスイブに閉店してしまった。

  • 外観

  • ガテマラ ボット+クリ・ダ・モンデ

  • AVNTGARDE社のTRIO +6 BASSHORN

  • リクエスト用のLP

  • AVNTGARDE社のTRIO +6 BASSHORN

  • アンプ類

  • クリ・ダ・モンデ

  • 収集されたLP

  • 入口

  • 案内

2016/03/01 更新

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