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外観
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利休瓣當
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穴子丼
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カウンター席
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汁の具のお品書き
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鱧の落とし
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侘び寂びの店内
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暖簾と祇園祭の提灯
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川魚を獲る筌(うけ)の形をした看板
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横の路地に建てられた勤王志士 古高俊太郎邸跡の碑
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四条通りより一本北の路地
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【2014/07/24】 志る幸
京都に着いたのはお昼12時を少し過ぎた時間。49年ぶりに復活した祇園祭の後祭りの山鉾巡行の終了直後に京都に到着した事になる。山鉾は巡行後すぐに解体するのでこれから見に行っても飾りが取り払われ骨組みしか残っていない時間であった。49年前までは前祭りと後祭りがあり、その少し前までは巡行するコースも今のように四条通り→河原町通り→御池通りではなく、松原通り→寺町通り→御池通りだったとか祇園祭の歴史をちょっと子供に教える。今日の後祭りの巡航コースは昔とは全然違った物になっていたようだ。今日は神輿が出る日。
お昼ご飯は「志る幸」に行く事に決めていた。昭和7年(1932)、今から82年前に創業
「しるこう」のいわれ
「汁講」・・・昔、質素を旨とした時代に客は各自に
飯を持寄り、会主は汁だけ設けて饗応しました。
これは、平安中期 藤原氏の盛時に行われた
「羹次(あつものつい)」の遺風と言われています。
もてなしの気持ちを、ただ一杯の汁に込めた
日本古来の美風こそ「志る幸」の心です。
志る幸のしおりより抜粋
京都での食事と言えば茶会で供される料理から発展した懐石料理を食べに行きがちなのだが、ランチとして子供にはあまりに高価である事と、懐石料理よりもっと基本的な京都の料理の心を知ってほしいと思ったのでここに連れて来た。料亭とか小料理屋で松花堂弁当を頂くぐらいならまだ良いが、本格的な懐石料理を頂くにはまだ供される料理の順番の意味、料理の季節と食材と調理方法、食器や装飾品などの知識がまだまだ付いて行けないと思う。
「志る幸」では懐石料理も頂けるがもっと気楽に料理を楽しむ事が出来る。ここは私が学生時代によく飲みに来ていたお店でもあるので。
暖簾を潜って中に入るとカウンター席はほぼ埋まっていて、三条、五条大橋の欄干に見立てた席が残っているだけだった。奥の座敷席でも良いと言われたがやっぱり表の部屋で頂くのが面白いので、欄干の席に付かせて貰う事にした。お隣はお茶屋さんの‘お母はん’と‘おなじみはん’のカップルがお昼からお酒を頂いていた。後で子供に何と説明したものやら。
利休瓣當 2,500円
鱧の落とし 1,600円
穴子丼 2,000円
子供は名物の“利休瓣當”と季節の“鱧の落とし”。落としは今年の初物だ。私は量が少ない穴子丼にしておいた。夜も別の店に予約を入れてあるし甘い物も食べるに違いないのでお昼の食事は節制する。
利休瓣當に付く汁は味噌と具を店に掛けられた品札からオプションを選ぶ事が出来る。しながきは全て平仮名でしかも京都らしく濁音を使わずに書かれている。汁は白味噌して、具は‘おとしいも’に変えてもらう。おとしいも(山芋の擦り落とし)が絶対にお薦め。
“利休瓣當”の内訳は扇型のかやくご飯、胡麻豆腐、鯛の焼き物、鶏の山賊焼、胡瓜のぬた、蕨の煮物、沢庵、奈良漬け。どれも美味しかったらしいが、白味噌の椀は別格として特に胡瓜の辛し味噌の和え物と干し蕨の煮付けが美味しかったらしい。味覚がちょっと大人になってきたようだ。鱧は水切りが少し甘かったように思う。穴子丼は関西では珍しく煮穴子をご飯に乗せた丼。美味。
私の学生になる頃までは5月のGWの頃に山に入って山菜取りに行って蕨などを採って来たものだが今はもう採れないし許されないだろうと思う。
ここも観光客が多いお店になってしまったようだ。といっても料理の質やサービスが落ちてしまったという事が全くないが、あまり京都の料理について知らない観光客には高価な食べ物と映るに違いない。
お店のコピーの「加茂川の西 河原町の東」が私の子供の時から気になっていた。この辺りは加茂川ではなくて鴨川だろうと。この疑問はいまだに解けていない。京都の地には加茂、鴨、賀茂の違った表記があるのだが。