バオバブさんが投稿した虎屋菓寮 京都一条店 (京都/今出川)の口コミ詳細

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虎屋菓寮 京都一条店 今出川/甘味処、和菓子、かき氷

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2012/09 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

和モダンという贅沢で上質な空間の中で時間を過ごす 京都その48

【2012/09/01】     虎屋菓寮 京都一条店

 朝食後、京都御所(御苑)に散歩に行く前に「虎屋菓寮 京都一条店」の前を通り、土曜日は朝10時から開店する事を確認してから御所に向かいました。1時間ほど御所を散歩した後、珈琲を飲みに前田珈琲に行き、それから10時の開店時間に合わせようとしましたが少し遅れて10時半に戻ってきました。

 烏丸通りから一条通を少し西に入った所に「虎屋菓寮 京都一条店」はあります。建物は3年前の2009年5月15日に旧京都工場跡地に虎屋菓寮京都店、製造部門、事務棟、ギャラリーを併設した京都店を新装されたそうです。昔から何度も訪れていますが今回のリニューアルには気が付きませんでした。設計は建築家・内藤廣氏だそうです。烏丸通り沿いにある「一条店」も一緒に改装されたのでしょうか綺麗になっていました。そしてそれまでここにあった工場は南丹市八木町に移転したようです。尚、虎屋の工場は東京、御殿場、京都の3つになります。尚、京都には菓寮はもう一つ「虎屋菓寮 京都四条店」があります。

 もともと虎屋は1500年代の京都が創業の地です。宮中の菓子を作っていたそうです。現在の当主は17代目ですが、1869年東京遷都に伴い当時の店主12代光正は、御所御用の菓子司として東京へ向かい、京都の店はそのままに残しました。私の子供の頃は京都本店と東京本店と二つの本店があったと記憶しますが、つの間にか本店は赤坂だけになっています。昔は京都店では手練の羊羹が買えると云われていて、我が家は羊羹は一条店か四条店で買うようにしていました。今でも京都限定の商品があり、一条店、四条店で買えます。虎屋は会社名は「虎屋」で、茶寮も「虎屋茶寮」ですが、店舗は「とらや」と平仮名で書くらしく、店に掛かっている暖簾も「とらや」になっています。どのように使い分けているのか、私には昔から判って居ません。

 京都茶寮の建物は平屋建ての素敵な建物です。横にある事務所などは2階建てのようですが茶寮は独立した平屋建ての建物のように見えます。店の前は大きく広く開かれていて入口右側にはテラス席などがあります。入口を入ると広い店内とその向こうに芝生と池の庭があり、その向こうに蔵と祠が建っています。
 店内のちょうど真ん中の庭が見える方の席に案内して貰いました。既に朝食も食べ、旨い珈琲も飲んでいますが、せっかく「虎屋茶寮」に来たものですから少し甘い物を頂く事にしました。

     冷し汁粉    1,155円
       白玉、和三盆仕立ての冷たいお汁粉。

 煎茶、抹茶などの飲み物付きも頼めましたが朝から随分水気を取っていますのでなしとしました。
 薄い茶色のお汁粉で中に白玉が3個と氷と白小豆が浮かんでいます。もちろん冷たいもので、甘味はそれほどなく上品な甘さで、白小豆の食感も良い物です。盆には塩昆布が添えられていました。

 御所に近いこの辺りは普段でも静かな地域です。昔は京都の中でも新し建物があまり建たなかった所ですが、最近は虎屋のまわりも背が低いマンションに囲まれてしまっているように見えます。それでも「菓寮」の建物、緑の芝生、その向こうの蔵はこの周辺の風景にマッチしていています。茶寮の建物の中は木で作られたドームのようになっていて、そこに虎屋や京都や日本の美術、工芸に関する本が多く収められたギャラリーと客席がモノトーンな色彩で統一されていて、和モダンという贅沢で上質な空間の中で贅沢で上質な時間を過ごす事ができました。


 「虎屋菓寮 京都一条店」は明らかに他の菓寮とは違う趣を持ち、御殿場にある「とらや工房」と共にこれからの虎屋の有り方を示す店のような感じを持ちました。

最後にまた本の話です。
 新潮新書より『虎屋 和菓子と歩んだ五百年』(著:黒川光博 2005年8月)が刊行されています。
 http://www.shinchosha.co.jp/book/610132/

  • 暖簾

  • 冷し汁粉

  • 石畳の前庭と建物

  • 芝生と堀と祠と木々

  • 店内

  • 季節メニュー

  • ギャラリー

  • 虎の置き物

  • 店内

  • 生け花

  • 外観

  • 虎屋京都一条店

2012/09/14 更新

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