バオバブさんが投稿した一保堂茶舗 喫茶室 嘉木(京都/京都市役所前)の口コミ詳細

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一保堂茶舗 喫茶室 嘉木京都市役所前、神宮丸太町、三条/カフェ

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2012/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

今日は玄米茶の淹れ方を教わりました 京都その42

【2012/08/31 再々訪】     一保堂茶舗 喫茶室 嘉木

 「末廣」でお寿司を食べた後、お向かい「一保堂茶舗 喫茶室 嘉木」に食後のお茶に行く事にしました。一保堂は夏用の白い暖簾がキリッとしていて建物の黒い塗りとの対比が見事な眺めです。もう何十年も同じ姿を見ていますが、お店の維持の事を考えるとそれ自体大変な事ですね。

 お店に挨拶をして奥の「喫茶室 嘉木」に行きます。さすがに京都の暑い夏の午後、先客はお一人でした。いつものテーブル席に座り、いつものメニューを選ぶ事になります。
 二人とも平日限定セット(11:00~16:30)をお願いします。このセットは抹茶と和菓子、それにほうじ茶か玄米茶が付くものです。抹茶は京都限定”北野の昔”で、お濃茶セットにしました。子供はほうじ茶、私は極上玄米茶をお願いしました。

 最初に和菓子が運ばれてきます。下鴨神社近くの「ゑびす屋加兵衛」の“矢来餅(やきもち)”。もう一つは”くず桜”。”くず桜”は何処のお店のものか聞き逃しました。「ゑびす屋加兵衛」の“矢来餅”は一年中食べる事が出来る和菓子で丹波綾部の大納言小豆を粒餡子にして滋賀県産の羽二重種の餅米でできた餅で包んで両面を焼いたものです。京都の由緒正しき定番の和菓子です。いつもながらこの餅のむっちりの食感は大好きです。上賀茂神社の「神馬堂」の「やきもち」と似ていますが、こちらの方がキッチリとした姿です。「阿闍梨餅本舗 満月 本店」の”阿闍梨餅”とどちらが好きと聞かれると「う~んっ」と唸るぐらい迷います。最近は柔らかい”阿闍梨餅”の方が沢山食べられて好きかな?と思います。”くず桜”は夏の和菓子の定番。葛に漉し餡をつつんで桜の葉の香りでいただきます。

 最初はお濃茶で半分ほど頂き、頼んで残りをお薄茶に点て直して貰います。
 和菓子とお抹茶と頂き、次にほうじ茶と玄米茶を頂きます。一膳目はお店の方に淹れ方を説明と共に淹れて貰います。二膳目以降は自分で淹れる事になります。このお店でお湯の加減と淹れるタイミングを身を持って覚える事になります。

 それにしても贅沢な時間です。
 帰りにお抹茶の20g缶を一つ買い求めました。


【2011/10/03】     淹れるところから自分で楽しむ 京都旅行 その7

 一保堂茶舗の奥にある喫茶室の「嘉木(かぼく)」にお邪魔しました。
「嘉木」とは唐の文筆家陸羽による「茶経」3巻[建中元年(780年)]の冒頭「茶者南方之嘉木也(茶は南方の嘉木也)」に由来しているそうです。「一保堂」の名は近江出身の渡辺伊兵衛が寺町二条に茶、茶器、陶器を扱う店として「近江屋」を出したのが評判を得て、弘化3年(1846年)に山階宮(やましなのみや)より「茶、一つを保つように」と「一保堂」の屋号を賜ったのだそうです。

 5年ほど前にリニューアルされ広く綺麗になりました。それ以前の「嘉木」は混む事を恐れるあまり[隠れ家]ではないですが、知っていても人には教えたくないお店の一つでした。今は多くメディアに取り上げられ休日にはいっぱいになっているようです。私はなるべく土曜・日曜・祝日は避けて訪れるようにしています。

 理由は、ここは単にお茶を飲む、和菓子を食べるだけのお店ではないからです。
 決してお店の方ではそのような言い方はしませんが「お茶の頂き方の啓蒙活動を行っている」のだと思います。京都の茶葉専門店、和菓子専門店はそのような考え方の元にお店にカフェを併設しているところが幾つかあります。
 抹茶、玉露、煎茶、番茶の様々な種類の茶葉が用意され、それを「淹れるところから自分で楽しむ」スタイルのお店だからです。自分で淹れてみるのは当然楽しいのですが、お店の方に淹れて頂く事も出来ます。冷茶にする事もできます。お茶は茶葉の善し悪しは当然その淹れ上がりに影響はするのですが、最も影響するのが淹れ方です。最初はその茶葉の性質を最も御存じであるお店の方に淹れ事を頼むのが素人としてのの常套手段です。「静かである事」(混んでいない事)はこの時に重要な事になります。言葉で説明してくれます。お濃茶、お薄茶はスタッフがお釜の側で点ててくれます。
 自分で点てる場合には、茶碗にお抹茶を入れて持って来てくれますので、それを自分で点てることになります。全てのお茶には和菓子が付いてきます。その和菓子のお店の名、菓子の名も何気なく「知っていて当然」という感じで説明があります。良く聞いていないと聞きもらします。京都の難しい所の由縁の一つです。当然聞けば、事細かく教えて貰えるのは当然です。
 生菓子を干菓子に替える事も出来ます(-105円)

     煎茶   嘉木
     抹茶   北野の昔 薄茶      番茶:焙じ茶も一緒に付きます

 「北野の昔」はメニューには京都限定とありましたが、お値段は倍ほど違いますが確か丸の内店にもリストしてあったと思います。因みに抹茶に関しては「表・裏のお好み」あるものもあります。

 和菓子の名前は失念しました。お聞きした時は「なるほど」と思っていたのですが、横浜に帰って来てから思い出せません。ただ私が頂いたお菓子は「ゑびす屋加兵」の“衛矢餅”ではないかと思っています。抹茶に付いてきた和菓子は特徴があるのですぐ思い出すと思っていたのですがまだ思い出せないでいます。

 さて(長~い)前振りはここまでとして、今日は“焙じ茶”の話です。
我が家の“焙じ茶”は「一保堂茶舗」の茶葉を使っています。子供が「お父さんが淹れる焙じ茶と全然違う」と一言言いました。聞き捨てなりません。写真を取り忘れた程です。飲ませて貰いました。「全然味が違います。はるかにこちらの方が甘くて美味しいのです!」。お店の方に伺ってみました。茶葉の量(驚くほど多く使います)、お湯の温度は同じでした。淹れる時間は多少私の方が長かったようですが、そんなには違いました。同じ茶葉です。と保存方法に話が及ぶと私のダメだった所が判りました。私は封を切って一度使うと、アルミ箔の袋を密閉する用具を使って密閉して冷蔵庫の冷凍室に入れてました。お店の方に寄るとここが悪かったのではとの事でした。冷凍庫に入れて温度を下げ、使う度に温度が上がるので温度変化が大きすぎて茶葉が劣化しているのではないかと言う事です。
 今まで、「嘉木」で“焙じ茶”の淹れ方を詳しくお聞きした事はありませんでした。また一つ勉強にさせて貰いました。

 先に食べログでは「一保堂茶舗 東京丸の内店」の口コミを投稿させて頂いています。東京丸の内店が開店した時は「やっと来てくれた」と喜びましたが、最近、何時行ってもかなり混んでおり、本来の私にとっての「嘉木」の役目を果たしてくれていません。お値段も京都の約1.5倍程です。

  • 2012年夏 夏の日の一保堂

  • 2012年夏 表札

  • 2012年夏 お濃茶

  • 2012年夏 くず桜

  • 2012年夏 平日限定セット

  • 2012年夏 矢来餅

  • 2012年夏 お薄茶

  • 2012年夏 ガラッとしてます

  • 2012年夏 暑い外

  • 2012年夏 急須の中の玄米茶

  • 2012年夏 玄米茶

  • 2012年夏 外とは違ってすずしい店内

  • 2012年夏 店内

  • 2012年夏 外観

  • 2011年秋 外観

  • 2011年秋 お薄茶抹茶 北野の昔 薄茶

  • 2011年秋 和菓子

  • 2011年秋 煎茶 嘉木

  • 2011年秋 「ゑびす屋加兵」“矢来餅”

  • 2011年秋 茶葉の店舗を望んで

  • カウンター席

  • 2011年秋 品書き

  • 2011年秋 店内

  • 2011年秋 メニュー

2012/09/09 更新

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