バオバブさんが投稿した元祖 田丸屋(群馬/渋川市その他)の口コミ詳細

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元祖 田丸屋渋川市その他/うどん、天ぷら

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2024/09 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

日本三大うどんの一角

【2024/09/12】   元祖水沢うどん「田丸屋」

 「せっかく群馬県に行ったら水沢うどんを食べないと(群馬弁は知らないので)」と言う事で水沢うどんを食べに行った。

 日本三大うどんには諸説があって香川県の"讃岐うどん”、秋田県の"稲庭うどん”までが確定的で、あと一つは群馬県の"水沢うどん”と長崎県の"五島うどん”のどちらかと言う説があるそうで、ここに富山県の"氷見うどん”が入って五大うどんと呼ばれる事もあるようだ。"讃岐うどん”、"稲庭うどん”は好きで頻繁に食べているのだが"水沢うどん”はいまだに食べた事がなかった。何故なら冬にスキーでこの辺りを通る事があってもいつも素通りして立ち寄る事がなかったからだ。

 伊香保温泉からバイクで走って行くと道路脇に「水沢うどん街」と書かれた大きな塔が建っていた。
水沢うどん街がある伊香保町は小麦の生産地で美味しい群馬の名山「榛名山麓」の湧水も豊富な事から、古くから「水澤寺(水澤観世音)」の門前で水沢うどんが作り続けられている。「水沢うどん街道」には僅か4㎞程度の範囲に10軒以上もの水沢うどん屋が立ち並んでいるらしい。

 目標は創業天正十年(1582)の「元祖 田丸屋」。伊香保温泉から行くと「水澤寺(水澤観世音)」に近い場所にあった。
ツーリング出発前の計画では「元祖 田丸屋」と「大澤屋」の二軒に立ち寄って味の違いを味わう予定だったのが、この直前に前日に訪れる予定であった"もつ煮”のお店を訪れたために既にお腹は満腹状態になっていて、一軒だけにしてしかも小盛りを注文する事にした。営業時間は9:00~15:00 (売り切れ次第終了)。伊香保温泉を出たのは13時半だったので多少焦った。

 「水澤観世音」に一番近くにある大きん駐車場にバイクを停める。
目の前にお店があってそこに入るのかと思ったらそのお店は「田丸屋」の喫茶店で水沢うどんのお店は駐車場前の道路を渡った所にあった。

 両開きの自動ドアが開いて店内に入ると変わった形の靴箱が置かれていた。そこの靴を入れ案内されるまま天井が高くて大きな部屋にあるテーブルに付く。
その時にスタッフに「トイレは入口の所を出て左手奥にあります」と告げられる。なんか違和感があった。私がトイレと使いたく見えたのだろうかと思ってしまう。

 メニューとお冷が入ったポットを持って来てくれ、そうそうに注文する。
"麺少なめ”は快く通して貰えた。

    もりうどん 二色つゆ(胡麻・醤油) 麺少なめ

 本来ならせっかく水沢までやって来たのだから天ぷらや様々な小鉢の付いた布袋様福膳 二色つゆ(胡麻・醤油)や舞茸天ぷらを追加を頼むべきなんだろうと思った。

 その後、美味しいお冷を飲んで案内されたトイレに行ってみる事にした。
そうするとトイレまで長い廊下の両側に大きな客席がある部屋が幾つか並んでいた。
「スタッフはこれを見せたかったのだな」と思う。それにしても凄い建物だ。流石に元祖だけはある。
席に戻ってスタッフに伺ってみるとお客は200人ほど入れるらしい。それでも土曜日・日曜日には店の前に列が出来るという程人気のあるお店だという証だ。

 やがて"もりうどん 二色つゆ”が出来上がって来た。
半月の盆に珍しい竹で編んだ三角形の笊、そこに丸めるように光ったうどんが盛られている。
ツル首型七味入れと胡麻つゆと醤油つゆが別々の蕎麦猪口風な小鉢に入っている。薬味やなしで海苔も掛かっていない。
海苔はない方が好きなのだが、薬味を出さないという事はよっぽどうどんつゆに自信があるのだなと思った。
お店は胡麻と醤油のどちらのつゆに自信があるのだろうかと考えてしまった。メニューには二色つゆとそれぞれどちらかのつゆの品が挙がっていた。

 最初に胡麻つゆで水沢うどんを食べてみる。
国産小麦を二種類使っているといううどんは多少太目、真っ白でつやつやほどほどの腰のモチモチのうどん、喉越しも良い。
そして胡麻つゆはかなり複雑な味で極めて美味しい。
作り方は秘密だそうだ。ちょっと伺えたのは野菜の抽出液がいっぱい入っているらしい。

 次に醤油つゆでも食べて見た。こちらのつゆも混布と鰹で出した出汁に醤油と甘味を入れたすっきりしていて全く雑味がないつゆだった。当然混布も鰹も数種類を使って作っているのだろう。すっきりした味はやっぱりここ水沢の水のおかげだと思う。

 小盛りを頼んでしまったががもっと食べたくなったが。ザルは底上げになっていた。こんなのは初めて見た

 「胡麻つゆ」がいたく気に入ったのでお土産に購入した。しかしうどんを購入するのは失念してしまった。
追記:田丸屋の通販サイトがあったが、うどんは購入する事が可能だが、つゆは販売していなかった。

 三大うどんについて、水沢うどんは三大うどん入ると思う。こう一つの五島うどんはうどんそのものの味よりあご出汁の貢献が大きいと思った。

 是非ともお腹を空かした状態で「水沢うどん街道」を訪れてみて他のお店の試し食いをしてみたいと思った。

2024/10/02 更新

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