2回
2016/10 訪問
愛情たっぷりのお寿司屋さんは日本一
尊敬するレビュアー様から憧れの名店にお誘いいただき
夢のような至福のひと時を過ごしてまいりました
こちら【寿しの吉乃】さんは予約困難と言うよりも
お店からのお声掛けがないと伺えないお店ですので
常連の皆様も首をなが~くして
『その時』を待ち構えていらっしゃるというのに
まさかっ!
私がこちらの暖簾をくぐらせていただける日が来るなんて!!
お誘いくださったレビュアー様と
このご縁に感謝してもしきれません
“ありがとうございました”
著名なレビュアー様方が既に素晴らしいレビューを入れていらっしゃる中で
駆け出しの私があれこれ綴るのは大変おこがましいことではありますが
いつも通りの私なりの目線でレビューさせていただきます
まず『お店からお声が掛からないと』という点についてですが
これは、ともすると『お店の傲り』と勘違いされることもあるやもしれませんが
『これまでの大事なお客様をこれからも大切にしていきたい』と言う
大将と女将様の優しさの証なのだと言うことを
この後の素敵な時間を通じて痛感いたしました
◆場所
名古屋市中区丸の内
桜通りから七間町通りを北へ2~300㍍
(念の為、前日に下見しました(^^ゞ)
気合入ってマス
地下鉄『久屋大通』駅から10分強
◆雰囲気
丸の内の繁華街から少し離れたこの辺りは
夜になると静けさを感じるいい場所です
シンプルな入口と行燈✨
店内は幅の広い見事な白木のカウンター
ヒノキの香りでも癒されます♡
全9席ですが、とてもバランスのとれた落ち着く空間です
全ての座席から大将の包丁さばきが眺められる造りになっているのも嬉しいです
◆大将
とっても男前の大将ですが
お客様へのサービス精神が旺盛で
その優しさはあらゆる場面で現れています
(物凄い勢いの写真撮影・ネタ等の説明
他店情報etc何でも笑顔で応えてくれます)
超人気店ですからそこまでしなくたって!
と思ってしまうほどです
丁寧で物腰も柔らかく、それでいて凛々しさも感じます
また、とにかく所作が舞うように美しく
その姿を見ているだけでうっとりしてしまいます
◆女将様
とてもあたたかく優しい女将様
控え目ながらお客様さまへのサービスは絶妙です
女将様のそんな振る舞いは女性として見習うべきところがいっぱい
勉強になります(#^.^#)
◆お任せコース
創作料理・お寿司・デザートがコースになっていて
その日、仕入れられたの最高のネタと
特製の氷室式冷蔵庫で熟成された食べ頃の食材が
天才的な大将のセンスと技でさらにさらに美味しく仕上げられ
私達を愉しませてくださいます
その見事なお料理は以下
★真鯛と茄子の揚げ浸し
愛らしい器に盛られた一口サイズのお料理
目の前で盛り付けていた時から気になっていたのは金色のイクラ?
いえいえ!これはオリーブ油の球体
紫蘇の花も飾られて~♡
えっ?一口で・・・♡(#^.^#)♡
もったいないけど・・・
口のなかで和風カルパッチョの出来上がり!
★温かい白子
こんなに理想的な柔らかさで
しかもあったか~いんだからぁ♪
トロトロっと溶けてしまいます
爽やかなポン酢と葱で引き締まります
★千葉県産蒸し鮑
肉厚で弾力のある蒸し鮑を一口大にカット
ソースは玉葱と鮑肝のピューレ
肝がピューレに入っているだけでこんなにも深みが出るんですね
★焼胡麻豆腐
もっちりした胡麻豆腐に栗粉がふんわりかかっています
鼻息で飛んでしまいそうなくらい細かくて柔らかい栗粉に包まれ
まるで和菓子のようですが
素材の持ち味を大切にした優しいお料理です
私・・・こうゆう癒されるお料理大好き♡
いろんな人に食べさせてあげたくなる逸品です
★ミニいくら丼
優しいお料理のあとに
(^O^)/はい
これはまたまた~お酒が進みます
★焼きフカヒレ
フカヒレの上に目の前でトリュフを削ってくださいますが
フレンチやイタリアンでよくしてくれるような削り方ではなく
花かつおを細かく糸削りしたような形状で削ってくださいますので
その香りの引き立ち方ったら半端ありません
それに!こんな食感のフカヒレは私は食べたことがなく
いや~んもう素晴らしすぎて
ここでもうノックアウト(まいりました(≧▽≦))
~でもまだまだお料理は続きます~
★のどぐろ・蛤・松茸の酒蒸し
耐熱調理フィルムを使って蒸してあり
ひとつづつ目の前でハサミでフィルムを切ってくださるので
香がふわぁぁぁぁぁぁ~と拡がります
またお出汁が美味しくって何度もスプーンを口に運びますが
スプーンの舌触りも良くって♡
食器にも様々な思いやりが込められていますね♪
★お口直しは
フルーツトマトの玉ねぎドレッシングがけ
これはまたまた思い出に残る逸品になりました
ここまででもう十分大満足♡
ですが第2ラウンドもあります
そうです!まだお寿司食べてなかった(^^ゞ
★ミル貝
大好きなネタから始まりました
★コハダ
★アジ
★昆布締めカワハギ 濾した肝ソース
えっ!大将の手のひらから***手渡し
思わずドキッ❤️(≧∇≦)
★鰆づけ 粒マスタードソースで
★わたり蟹ほぐし身
★10日間熟成:大間の鮪
まだ海水温が高いので10日間だそうで
気候の変動との絶妙なバランスも詳しくご説明くださるので
余計に美味しく感じます
★10日間熟成大間のトロ
★雲丹軍艦
こんなに濃厚で美しい雲丹は見たことがありません
最高級だそうです
★穴子(塩)
★穴子(つめ)
★玉子(出汁巻き・厚焼き)
★おかか巻き
〆のこのお寿司は名物だそうですが
見たことがないほど透明度の高い最高級のかつお節を目の前で薄く削ってくださり
1枚ペロリと食べさせてくださいました
香りのよさったらありませんが
口溶けの良さにビックリ!!
それを一人ずつ手巻きにして手渡ししてくださいました
華やかなネタのお寿司もいいけど
このシンプルな組み合わせのおかか巻きこそ
最高の贅沢のような気がします
最後の晩餐にはお寿司!!
といつも言い続けるほどお寿司が好きで
やっぱり雲丹がいいかなぁ~と思ってきましたが
最後に食べたいのは
『吉乃さんのおかか巻き』
これに決まりです(笑)
鰹節を削る音・海苔を指でカットする音
所作もリズミカルで美しくずっと見ていたいくらいです
★赤だし
★アイスクリーム
《お酒は以下をいただきました》
☆醸し人九平次
☆超辛口 篠峯
※どのお料理も食べる人の気持ちを大切に考えらたお料理でした
ネタや材料は最高級ですが
それを上まる大将の技術と溢れる思いやりのおかげで
お寿司を五感で愉しませていただけました
“本当にありがとうございました”
愛情たっぷりのお寿司屋さんは名実ともに日本一♡
2016/10/21 更新
名古屋からNew Yorkへ羽ばたかれる
寿しの吉乃さん
私的には日本一(⋈◍>◡<◍)。✧♡のお寿司屋さん
こうなったらっ!!
世界一を目指していただきたいです
2年前、初めてこちらの暖簾をくぐらせていただいたときの感動は
今でもはっきりと覚えています
その時【人生最後の晩餐で食べたい!】と感じた
吉乃さんの【おかか巻き】
でも。。。。(._.)
私などが
“おいそれ”と伺うことができるお店ではなく
【最初で最後のおかか巻き】
になってしまうと思っていたら
思いがけずお声掛けいただき
天にも昇る思いで
再訪させていただきました
ありがとうございました
この日はあいにく台風到来
ほとんどのお客様が東京に戻りたい!
とのことで少し慌ただしい宴となってしまいましたが
それも想定してしっかりとご準備してくださっていたようですし
全て計算し尽くしていらっしゃるので
台風の猛威に負けることない
怒涛の如き快進撃♡
舞うように美しい所作は磨きがかかっていましたし
自信と風格!貫禄も感じました
いただいたお料理は以下
☆富山の白海老の昆布〆
昆布を敷いてキャビアのせスモーク
☆まだか鮑
☆イチミ鯛 新玉葱醤油
☆雲丹の殻に入った
三河のワタリ蟹・雲丹・シャインマスカット
☆桑名の焼き蛤
★増毛のボタン海老(握り)
★ヤリイカの印籠詰め
☆のど黒・松茸・蛤の包み蒸し
☆【吉乃名物】
トマトに新玉葱ドレッシング
★新子(コハダの稚魚)
★アジ
★イワシ
★平貝
★マグロ(赤身)
★マグロ(中トロ)
★鯖棒鮨の炭火炙り
★車海老
★はだての生雲丹
★穴子(塩)
★穴子(タレ)
☆お味噌汁
★鉄火巻き
★おかか巻き
☆玉
☆麦茶のジェラード
(★=お寿司 ☆=それ以外)
お味の感想はもう必要ありません
本当に素晴らしいです✨
エンターテインメント性もパワーアップしていて
お味だけでなく
ワクワク♡ドキドキ♡が止まらない
素晴らしいひとときでした
本当にありがとうございました
【次はニューヨークで!】
なぁ~んて(^^ゞ
夢のまた夢ですが・・・
MoMAにもいつか行ってみたいですしね~♪