1回
2022/02 訪問
冷める前に食べる寿司!?ネタに合わせた温度のシャリで握る寿司が別世界の味わい。佐たけ@銀座
記事URL:https://dinner.tokyo-review.com/2022/02/post-1508.html
佐たけ
2022/02/04
この度はご来店いただき、誠にありがとうございます。
楽しく召し上がって下さった様子が伝わり、従業員一同嬉しく思っております。
今後もご期待に添うことのできるよう励んで参ります。
またのご来店を心よりお待ちしております。
2022/02/03 更新
■佐たけ
築地市場のすぐ近く。銀座の寿司屋、佐たけへ行ってきました。
お店の看板は無く、暖簾に書いてあるだけ。なかなか入るのに勇気が入りますね。
メニューは大将のおすすめコースのみ。
11:30、17:30、20:00のいずれかの時間に一斉スタートです。
この日は20時からの回に行ってきました。
■江戸開城
まずはビール、と思ったんですが、大将のおすすめの日本酒をいただくことにしました。
一杯目は江戸開城から。
■富山産メジマグロ
お寿司にはまだ早い。最初の逸品は富山産のメジマグロから。
食べ方がちょっと変わっていて、玉ねぎ醤油でいただきます。
シャキシャキ食感が新鮮なぶりに絡んで面白い。
■鹿児島県産 新たけのこ照り焼き
たけのこの照り焼きって初めてみました。
まだ季節前、ちょっと可愛いサイズのたけのこです。
ほんのり甘く、食感も楽しめます。
■スッポンの茶碗蒸し
すっぽんの出汁が良いですね。
じんわり胃に染み込んでいく感じ。
■あん肝
ちょっと甘めに味付けされてます。
そこを山葵で引き締めるように。
■ratafia
あん肝にぴったりの酒を見つけたんですよ、と出されたお酒がこちら。
アンリ・ジローのratafiaです。あん肝に負けない濃い目のお酒。
甘めの飲み口ですが、酒精強化されてるので油断大敵です。
■太刀魚のフライ
大葉で巻かれた角切りの太刀魚。
そのままでも食べられるものを贅沢にフライに。サクッと。
■紀土
そろそろお寿司の登場ということで、続く日本酒は和歌山県平和酒造の紀土。
■中トロ
握り一品目にいきなり中トロ。そしてシャリが温かい。
佐たけさんのお寿司は温かいシャリを使うので有名。
もちろんネタごとに温度を変えられています。
■赤身
マグロの赤身はヅケで。
ガリに続いて箸休めの漬物も出てきましたよー。
■あじ
よく知ってるはずのアジがアジじゃないみたい。
ねっとり絡みついてくるんですよこれが。
■カスゴ
小鯛を〆めたものだそうで。ちょっと初めて食べました。
キュッと引き締まって味が凝縮されてる感じ。
■のどぐろご飯
高級魚のどぐろは丼で。
焼魚にしてちょっと多めのシャリですね。
■きす
天ぷらでしか食べたことなかったきす。
ちょっと炙ってありますかね。
■ぶり
これ、脂乗ってますねー。
軽くヅケにされてます。
■さより
あっさり淡白。上品なお味です。
■田酒
寅年限定の田酒。これは貴重ですねー。
流石の切れ味です。
■車海老
この海老、ヤバいです。
噛んだ瞬間に解ける食感。温かいシャリと一緒に絡み合う喉越し。ずっと食べていたい。
■小肌
きっちり締まった小肌。
こちらも隙がない。美味しい。
■シラカワ(白甘鯛)
甘鯛の中でも最高級な白甘鯛をシラカワと呼ぶそうで。
初めて知りました。初めて食べました。
甘鯛ってほんとに甘いんだなと。
■雲丹
雲丹の軍艦。この雲丹、二段重ねなんですよ。
パリッとした海苔に包まれた雲丹がもう一つ。
もうたまらないですね〜。
■大トロ
温かいシャリの真骨頂が大トロ。
温かいというより熱々。
シャリの熱で脂がとろけるんですよ。こんな寿司初めて。
■PallaCassey
ワインみたいな瓶ですが日本酒なんです。
東京港醸造の乳酸菌を使ったお酒。
もうほんとワイン感覚です。
■ふぐの白子丼
こんなの美味いに決まってる。
白子をプツンと崩してシャリに混ぜていただきます。
濃厚な白子とシャリ、相性抜群。
■煮はまぐり
穴子代わりに煮蛤。
しっかりした歯応えに甘めのタレがよくあいます。
■玉子
最後はやっぱり玉子ですよね。ふんわり。
甘さは控えめです。
■赤だし
赤だしで胃を落ち着けてコース終了。
ネタに合わせたシャリの温度の使い分けが絶妙で最高のタイミングで食べさせてくれるお店。