buff-buffさんが投稿したかぶと(東京/池袋)の口コミ詳細

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かぶと池袋、要町、北池袋/うなぎ

1

  • 夜の点数:3.9

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 3.8
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.9
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/11 訪問

  • 夜の点数:3.9

    • [ 料理・味3.8
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.9
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

白焼きと日本酒 ~ かぶと

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このお店は本当に評価が難しい。
最初に言っておきますが、僕は東京生まれの東京育ち。したがって鰻は蒸して焼くもの、ふわふわのトロトロの鰻が美味しいと思っています。ガキの頃のごちそうは、今は亡き西荻の名店「田川」のふわりとした鰻重だし、東の鰻(こういう言い方が正しいのかわかりませんが)で最高なのは、「友栄」さんの鰻だと思っています。
柳川でも、名古屋でも、蒸さない鰻を食べてみた結果、そう思っている。これを前提に書きますのでご理解ください。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

四谷三丁目「鎮守の森」の竹口代表から、「かぶと」さんとのコラボイベントのご招待を受けて行ってきました。
「かぶと」のうなぎを肴に「鎮守の森」の日本酒を楽しむという、贅沢な夜。行かない手はありません。

約束の7時より30分も前に着くと、第1部のお客さんがまだ残っていて、しばらく待って入店しました。
常連さんは、カウンターのご主人の真ん前の特等席から座るようで、一見の僕は奥の小上がりに案内されます。

以下、★=鎮守の森のお酒  ☆=かぶとの料理

あいさつ代わりの食前酒は、
★スパークリングにごりの純米酒「Winter Bomb」  口中すっきり。これを合わせるのは、
☆えり焼き 蒸した頭のタレ 関東風
残念ながら、はっきり言って美味しくない。骨ばっていて、口の中がバリバリ。
店主の藤森さん、「どうですか、これは当店で一番おいしくない串です 笑
なんで美味しくない串が最初に出てくるんでしょう。あとでどんどん美味しいものが出るのかな。
 
★櫻正宗 純米生もと造り
☆えり焼き 蒸さない頭の塩 関西風

これはもっと骨バリバリ。タレと塩で蒸しの違いを判断するのは難しい。おいしい鰻が食べたい

★岩清水 NIWARINGO 袋吊り生酒
☆ヒレ焼き タレ

やっとちょっと鰻らしい串。でもやっぱりひれの骨が。

★稲里 初しぼり
☆奴 塩

なんと冷奴が出てきました。近所の豆腐屋さんの豆腐だそう。大豆の香り豊かなねっとりした口当たり。
でもなんで豆腐なんだろう。冷酒には合うけど。

★金冠黒松 JOKER
☆心臓 生

これですね、名物の動いているうなぎの心臓。「噛まずに飲んでください。噛むと毒で口が痺れます
飲んだら味なんかしません。ラムの古酒みたいなJOKERで流し込みます。これは合わせる竹口さんも、ちょっとヤケクソ気味か。

★神渡 純米辛口
☆肝焼 タレ+ごはん

「肝が足りないので」と言っていましたが、肝串の半分ずつが提供されました。
タレ付きのご飯と一緒にいただきます。でも、肝って一番お酒のつまみになりそうなんだけどなあ。
肝串一本食べたかったです。

★不老泉 山廃純米吟醸無濾過生原酒 総の舞
☆一口蒲焼 タレ

一口サイズの蒲焼です。やっと美味しい鰻が出てきた。蒸してないから、皮がぱりっと、身も締まっていてお酒のつまみにいいですね。

★鷹長 純米吟醸
☆レバー 塩焼き

鰻のレバーって初めて食べました。割とあっさりしていて、塩で食べるとほんのり内臓のまったり感。苦くはありません。
普通の肝=レバー+胃腸なんだそうですね。

★花邑 山廃純米吟醸無濾過生原酒
☆ぬか漬け
  普通の糠漬け。

★穏 純米吟醸 白麹
☆白焼き

本日いちばんのお皿でした、白焼き。捌きたての鰻を直焼きした白焼きは、本当の鰻の美味さが楽しめます。
脂ののった鰻の身。これは岩塩で食べるのが一番ですね。
何もつけず→岩塩をつけて→わさび醤油で、とお作法がうるさいですが、それぞれに美味しかったですよ。
ほうら、醤油つけたら台無しでしょ」と言われても・・・

★二世古 特別純米 彗星
☆蒲焼+ご飯

「ご飯の量はどうしますか」と聞かれ、茶碗に入ったご飯と蒲焼登場。
よく締まった身で、皮もパリッと美味しい。でも鰻が小さいですね。もっと太い鰻が食べたかったな。
もっと太くて脂が乗った鰻を、ふっくら蒸して、柔らかく焼く蒲焼が大好きです。
タレは甘さ控えめで鰻の味を邪魔しないのがいいです。

★中乗りさん 特別純米 ひやおろし
☆吸い物

肝吸いだから、ここにも肝が入ってますからね。肝は捌いた鰻の分しかないので仕方ない。

★ふた穂 雄町 山廃純米吟醸無濾過生原酒 27BY
☆タレ

最後は小皿に垂らしたタレをなめるそうです。タレは鰻やご飯と一緒に味わうものではないんですかね。
これにお酒を合わせる竹口さんもすごい。雄町の原酒。もう酔っぱらてて、よくわかりませんでしたけど。
 
この会は、鎮守の森ての竹口さんが張りきってくれて、都合13杯のお酒を飲んだので、かなり酔っぱらいました。
鰻を食べたというより、お酒のつまみに鰻のコースが出てきたという感じ。酔っ払いました。
通常のコースであれば、こんなにお酒を飲むこともないでしょうから、印象は変わると思います。

白焼きの美味さは、特筆すべきものがあり、さすがに捌きたての鰻を、蒸さずに直焼きで味わうと鰻の旨味が伝わる素晴らしい一皿でした。
蒲焼も、好みの差はあれど、蒸さない鰻の脂の旨味は素晴らしい。このふたつで十分です。
だとすれば、最初の頭とかヒレの焼き物は、何のためだったのか。空きっ腹に出てくるから食べるけど、本当に食べたいわけではありません。コースはお酒込みで2万円でしたが、えり焼きやヒレ焼きなしで、1万5千円以下にならないですかね。

先代のアクが強い店主が、悪態をつきながら頭や心臓を食べさせていたなごりでしょう。
今の優しそうな藤森さんが、所々同じような口上でコースを進めていきますが、ちょっとキャラが違いすぎます。
先代の荒っぽいべらんめえ調に乗って、お店が一体感につつまれ、ひとつの劇場にいるような高揚感が常連の優越感だったとすれば、藤森さんは自分のスタイルを作り出してほしいです。
もっと安かったらまた来たい。

2018/12/22 更新

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