2回
2017/09 訪問
更けていく美瑛の夜に。
金曜日から1泊でこちらのオーベルジュを訪れました。
三ツ星フレンチ・モリエールと同グループのオーベルジュ(こちらは一つ星)になります。
場所は、美瑛駅から車で10分ほど。
北瑛の「小麦の丘」にこちらのオーベルジュはあります。
廃校になった小学校の敷地に建っており、少し分かりずらいのですが、宿泊客は小学校の正門から駐車場に入ります。
まず目に入ってくるのは、美しい風景ですね。
遠く大雪山から十勝岳まで見通すことができます。
なんとも贅沢な風景です。見ていると時間を忘れてしまいます。
さて、こちらの施設は大きく宿泊棟とレストラン棟に分かれています。
ホテルのレセプションはレストラン棟にあり、レストラン入り口とパンのレジスターを兼ねています。
そこには、写真でよく見る齋藤氏が控えていて、笑顔で迎えてくれました。
窓際のテーブル席に着席。
レストラン自体はそれほど広くないのですが、天井は高いですし、なにより大きな窓から見える景色が素晴らしいので、とても開放感を感じます。
とても居心地の良い空間です。これほどリラックスできる場所をそれほど知りません。
さて、ディナーメニューは以下になっています。
・丘のプラトー
・「季節の食材」3種
・旬のフリット
・コーンスープ
・ブロッコリーの茹で上げ
・青ソイのポワレ
・お口休めのサラダ
・エゾ鹿のロースト
・季節のデザート
・コーヒー
残ってる記憶と写真を上記のメニューと見比べると若干違うのは、宿泊者メニューだったからでしょうか。
まずいただいたのは、ジャガイモと玉ねぎのキッシュ。
ふんわりと仕上げられており、香りも豊かなアペタイザーです。
次に出てきたのが、ジャガイモがチーズのチップスのようなものに包まれたもの。
周りのチップスはチーズの香りがいいです。
ジャガイモも香りが濃厚で、口の中に広がります。泡状のもので口当たりの良さが増しますね。
とても相性の良い組み合わせで、美味でした。
またディスプレイも美しいです。
お次は、4種類の前菜盛り合わせ。
この中で特に印象深かったのは、パテです。
肉の味がクリーミーで口の中に程よく残り、大変美味でした。無くなっていくのが惜しかったです。
野菜のピクルスもシャキシャキしてて良かったです。
コーンスープを経て、次に登場したのが、ブロッコリーの茹で上げ。
これが普通の大きさのブロッコリーじゃないわけです。
4Lサイズくらいの大きさのブロッコリーが熱々の状態で出てきます。
これだけ大きいともしかして固いのかなと思ってしまいますが、実際はとても柔らかくて美味。
タルタルソースもありますが、そのままでも十分に美味しいです。これは北海道でしか食べられないかもしれませんね。
お肉の一品目は、青ソイのポワレ。
ソイなので淡白ではあるのですが、ふんわりとした身は柔らかく大変美味しい。
玉ねぎが刻んであるソースとの相性もいいです。
口休めのグリーンサラダを挟み、お肉の二品目、鹿のローストが登場。
赤みを帯びた鹿肉は火入れが絶妙で、舌の上で肉汁がシュワっと出てきます。
臭みはほぼないながら、鹿肉らしさを感じさせる大変美味なお肉でした。
今まで食べた鹿肉の中では間違いなく一番美味しかったです。
次に登場したのが、モリエールグループのシグネチャーと言ってもいいグラタンです。
メニューにはなく、唐突にアツアツなのが出てくるのはいつ食べても嬉しいてますね。
ホクホクのジャガイモが特徴で、お腹いっぱいでも食べれてしまいます。
最後にデザートとして、ミルフィーユが出てきました。
サクサクの衣とカスタードは美味しかったのですが、いかんせん満腹…。
サービスはプロフェッショナルというより、アットホームな感じでしょうか。
一部は美瑛料理塾の学生さんが給仕してます。
初々しくて可愛らしい(男の子でしたが笑)のですが、それならサービスチャージ10%はやや高いかもしれませんね。
しかし全体的な満足度はとんでもなく高いです。
料理はここでしか食することができない新鮮素材のものばかりです。
また風景も含めた空間の心地良さが、ハンパではないですね。本当にいつまでもいたくなる空間です。
お腹いっぱいのまま自分の部屋に戻れるのも嬉しいところ。
美瑛に来たら、ここに泊まってビブレで食事をしてください。
あなたの人生がほんの少し豊かなものになること請け合いです。
朝ごはんについても後日書きたいと思います。
2017/10/03 更新
週末のランチタイムに再訪。
前回宿泊して、ディナーと朝食をいただいたのが17年9月ですから、約1年5ヵ月ぶりの訪問になります。
場所は、北海道の美瑛です。
北瑛小麦の丘と呼ばれる丘の中ごろに、このオーベルジュがあります。
中道博率いるラパンフーヅグループのオーベルジュであり、ミシュラン一つ☆も獲得しているレストランです。
まずは一面銀世界の風景がすごいですね。
ここは人里から多少離れてますし、周辺に有名な木もないので、観光バスなども通らないため、静寂の世界です。
これだけで来る価値があります。
私たちは下の駐車場に車を停めたのですが、雪のためプロムナードが通れず、一旦敷地外に出て元小学校の正門からアクセスしました。
冬の間は、小学校のところのパーキングを利用した方がいいですね。
さて、中に入ると暖炉が暖かく迎えてくれます。
ブーランジェリーも相変わらずの人気で、パン目当てに来店するローカルのお客さんもいました。
私たちは6人の大きめのパーティー。
少し待たされてから、6人掛けのテーブル席に案内していただきました。
さすがに冬の時期はお客さんが少なめで、4組ほど他にいらっしゃいました。
メニューでランチコースを確認。
私たちは、3,400円のコースをチョイスしました。内容は以下になります。
・前菜「丘のプラトー」
・ラタトゥイユ
・お肉と鶏レバーのパテ
・鰊のスモーク
・野菜のピクルス
・椎茸のスープ
・百合根
・お口直しのサラダ
・豚すね肉の煮込み
・美瑛産の牛肉アイス
前菜は大きめのプレートに3人前ずつ載って登場しました。
なんとなく楽しげな演出ですね。
前菜で特に美味しかったのは、肉と鶏レバーのパテです。
レバーのわずかな苦みと、肉の甘さがほどよいハーモニーを奏でます。
サイズ的に小さかったので、食べ終えてしまうのが惜しかったですね。
次の椎茸のスープもボリュームは非常に小さいです。
しかし椎茸の美味しさがギュッと凝縮されていて、たまらないですね。
百合根は地元産ということで、調理前のものを見せに来てくださいました。
あまり食べたことがない食材でしたので、楽しみにして待ちました。
ローストされた百合根を岩塩を付けて、いただきます。
歯ごたえはかなり柔らかく、バターがしっかりと染みています。
焦げのロースト感がまたよい味を添えています。
あえて言えば、バターでよくあえた新ジャガのような感じですかね。とても美味しかったです。
口直しのサラダを挟み、メインの豚すね肉の煮込みが登場。
見るからに美味しいのが分かります。
口にしてみると、周りのお肉がホロホロと柔らかくなっていながら、身にはしっかりとした歯ごたえもあり、非常に分かりやすい意味で万人受けするであろう美味しさ。
全くもって文句のつけどころがありません。いつまでも食べ続けられますね。
デザートに美瑛産の牛乳から作ったアイスが出ました。
オリーブオイルと黒胡椒がかかっています。
とても滑らかで美味でしたね。
最後にホットコーヒーを追加し、外の雪降る光景を見ながら、ゆったり。
料理も雰囲気も気取るところがなく、居心地の良さは保証できます。
何度も何度も訪れたくなる場所ですね。
必ずまた来たいと思います。
ごちそうさまでした。