『頂き物のレビュー』CheapImpactさんの日記

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食の留魂録

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頂いたお菓子や食品等のレビューは、本来は「食べログお取り寄せ」にでも書くのが妥当なのだろう。
が、皆さん食べログに書いてるし、食べログ側も承認してるようなので、私も便乗して食べログに書いている。

そこで問題となるのは、それを投稿する店舗をどこにするか。
自分が買ったんじゃないので悩むとこである。さて、どうしたものか。

二つ考えられる。
一つは、それを売っている店。
もう一つは、それを作った製造元。

各地方に出かけて行った際、自分がお土産に買った名産品などは、買った店で投稿されている例は多い。
デパートや駅の名店街にある直営店舗、その地のお土産専門店、道の駅や高速SA内の売店等々。
私も、「自分が買った」場合のみ、そうすることはある。
「サービス」や「雰囲気」が採点できるし、買った場所案内もレビューに書けるから。

そうでない場合、即ち頂き物は、すべてその製造元かつ販売もしている「本店」や「本社工場売店」に投稿することにしている。採点は「総合」と「料理・味」のみとし、必要とあらば、「通常利用外」で。
それがあるべき姿だと思うし、作り手に対する敬意でもあるから。

ところが、よくあるのが、「頂き物をくださったかたが買った店」への投稿。
それは往々にして、その品の製造販売元ではない、駅や空港の店舗や一般のお土産店であることが多い。
くださったかたに「どこで買われたの?」と問うて、そう言われたからだろうし、品物が入ってた紙袋等にお土産店の名前が印刷されてたりするのを見て、そうされるわけだ。

これはおかしい。
自分は店に行ったわけじゃない、その品をレビューしたいだけだというなら、製造元に投稿すべきだ。
ただし、製造元で販売も兼ねている本店、本店では販売業務を行ってない場合のみ直営店舗に。
それさえもなければ、最後の手段が、その品を始め、その他モロモロ売っている一般店に。
主役はあくまで「食べ物」なんだから、売り手より作り手を紹介するのがスジってものだ。

本店以外の販売店舗が登録されていたとしても、基本は「本店」であり、そこの商品のレビュー用には「本店」だけあれば事足りる話だ。
ただし、食べログはユーザガイドであるから、本店に販売機能がないと意味がない。
したがって、「販売もしている」本店や本社工場となるわけだ。
支店や分店、他の商業施設内への出店なんかは、その店舗の特色なり特異点でもない限り不要であって、
そんな特異点など、良くも悪くもありゃしない。

最近、私の地元山口県のかまぼこの頂き物レビューが県外からあった。
投稿された先は、かまぼこ製造元じゃなく、隣の市の土産物店。県産品が取り揃うヨロズ屋だ。
これが、典型的な紙袋参照パターンだ。それもわざわざその土産物店を新規登録だと。
かまぼこ製造元であり、販売もやってる本店はちゃんと登録されており、レビューもあるのに、なんでわざわざ、そんなシチメンドクサイことまでして投稿されるのか理解に苦しむ。

製造元登録あるのを知らなかったわけじゃあるまい。投稿数4桁のベテランさんだしね。
おまけに同時投稿で、他の山口県土産はちゃんと製造元に投稿してござる。

意図あってのことかもしれぬ。
登録店舗数増を社是とする食べログへの協力的姿勢かもしれないし、マイレージやポイント獲得への一途な情熱かもしれない。
それを非難することはできない。その人にとっては清く正しいことなのだから。

しかし、裏を返せば、「食べログへの協力的姿勢」とは、「食べログの走狗となること」であり、「マイレージ獲得への一途な情熱」とは、「マイレージ獲得には手段を選ばぬ恥知らず」ということだ。

頂き物のレビューする時に、本当にこの店でいいのかと自らに問えるか。
それをしない者があまりにも多い。
ただひたすら私欲のために投稿する者、掲載する運営、百鬼夜行とはこのことだ。
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