『不文律』CheapImpactさんの日記

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食の留魂録

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食べログに登録される店、もはや意味不明。支離滅裂、百鬼夜行の状態だ。
すなわち、コンビニ、スーパー、魚屋、八百屋、挙句の果ては百均ショップまでが堂々と登録されてきて、今現在も増殖を続けているということ。
食べ物売ってる店ならなんでもありだという勝手判断で店舗登録するとこうなるという惨状が、今我々の眼前にある。
さらに運営が放っておくもんだから、投稿者もますます悪ノリして、とんでもない店がどんどん登録されていく。

かくいう私もコンビニレビューを認める場合はあるし、スーパーの激安弁当を一度だけレビューしたこともある。
が、もし食べログがコンビニやスーパーはダメと断を下すならば大いに賛同する。(2015年7月19日の日記参照。)
私が書いたスーパーのレビューも削除してもらって構わない。

登録する店のジャンルは人それぞれの「尺度」だという意見がある。
各人の尺度に照らしてOKならば、コンビニだろうが百均だろうが食べログ登録されて当然だ、というもの。
食べログに何も言われなければ文句あるまいという屁理屈を盾にして。

それに異を唱える人も、もちろんいる。いくら食べ物を売ってるからといって、
食べログはそのような雑貨屋や食材の小売店を紹介するサイトではないという意見であり、私もその立場。
上記したようなタグイの店は食べログの主旨とは明らかに違うジャンルだとの認識に基づくものだ。

ところが、およそ口に入るものなら何でも投稿派は、そんな反対論を「尺度の違い」だとし、持論を正当化する。
言うまでもないが、それは「尺度」ではない。
カラスが黒いか白いか、殺人がいいか悪いかは、人それぞれの尺度によって違うか?

「尺度」論からすると、白いカラス、良い殺人犯もいるということなのだろう。
たしかに、アルビノのカラスや、悪人を成敗する必殺仕事人もいるかもしれない。
しかしそれらは「特殊な例外」であって、さも一般論であるかの如く扱うのは詭弁だということをわかってない。
鳥類図鑑に白いカラスは載ってないし、殺人が罪に問われぬ国などないのだ。

絶対的に「カラスは黒い」、「殺人は悪い」のであり、この大前提を認める所から全ては始まる。
同様に、「食べログに百均ショップは不要」という真理が揺るがないのも当然。
百均ショップを登録するかしないかは、人それぞれの尺度だというのは、道理を弁えない幼児の言動なのだ。

クチコミサイトの投稿ルールには、書かれていないもの、すなわち不文律がある。
「言わなくてもわかるでしょ」というもの。
それがわからないということを「尺度」の一言で片付ける投稿者、お咎めなしとする運営。
無知と無責任の相乗作用によって食べログの質は加速度的に降下している。
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