思えば、東日本大震災発生後の危機的状況下でも、食べログはオープンしてたし、震災どこ吹く風の投稿もたくさん掲載されていた。
空前の大災害が広域を襲い、おびただしい数の死者が出ている時期に、グルメサイトへの投稿なんてよくできるなと呆れた記憶がある。
被災地から遠く離れた地方では、自分らにゃ関係ねえとお気楽投稿する人たち。
おまえら、人として感ずるとこはないのか、少しは自粛したらどうなんだと、やるせなくなったもんだ。
一方で、2011年3月を境に、レビュアー活動を停止したり、廃止した人もいた。
震災が理由と公言はされていないが、私にはそうとしか思えなかった。
それが普通だろう。あの惨状を見て呑気に食レポなんてできるわけなかろうに。
そして、それから10年も経たずして世界を襲った大疫病。
今これを書いている4月、日本は全都道府県が緊急事態宣言下にある。
今度ばかりは、自分には関係ないなんてことはない。全国民が「自粛」しなければならない時期だ。
ところが食べログは営業中だし、お気楽投稿も普段通りに公開中。
驚くべきは、この非常時に、居酒屋行って酒飲んで楽しかったというレビューを平然と投稿する者がいることだ。
「店がやってるから協力しているのだ。売り上げ減に泣く店を助けることのどこが悪い。」と、そいつらは嘯くに違いない。
何もわかっちゃいない。
こんな連中が、今回のウイルス感染拡大の原因であることを。
外食なんて不要不急の最たるものだ。
店の心配は無用。手厚い融資優遇策は示されてるし、従業員への助成金だってある。
コロナで潰れたなどとぬかす店は、コロナがなくたって潰れていた。
飲食店はとにかく休業して、すべての客をシャットアウトする時だ。
町をうろつく輩も、店さえ休みなら大人しく引っ込むし、感染は広がらない。
外食はしていない。ただ、ヒマだから過去訪問店の投稿をすることで、自粛姿勢を見せている。なんて投稿者も、間接的に外出行為を助長していることになる。
だって、その店が営業してて美味そうな投稿写真が出てたら、ノコノコ出かけていくやつは必ずいるからだ。
食べログ側にも問題はある。
前述した、緊急事態下での居酒屋レビューをなぜ載せる?
居酒屋に限らず、不要不急外食の投稿は全部そうだ。
これほど、公序良俗に反する投稿があるか。
つまらん下書き戻しなんてしてないで、人命第一の投稿削除をやってみせろよ。
食べログはこの時期どうあるべきか。
答えは簡単。サイトの閉鎖だ。
食べログ投稿したいから外食する、飲みに行くって者は多い。
その中には感染者もいるだろうし、店で感染する者もいる。
それを防ぐには、食べログ閉鎖すればよいだけだ。
感染が沈静化するまでは、店の休業期間情報のみ更新し、投稿は一切受け付けない。
臨時休業した会員店は、会費免除や返還もよいだろう。
このウイルス惨禍を一刻も早く終息させることに、食べログも役立てると早く気付くべき。
テイクアウト表示始めたぐらいでいい気になってはいけない。
それ見て「じゃあ買いに行こう」と遠路はるばる外出する無自覚感染者も多いんだから。
投稿者も、しばらくは辛抱の時だ。世の中が元に戻って食べログ再開されたら、貯まりに貯まった食べ歩きや投稿を大爆発させればよい。それが店への恩返し。
店は再び大繁盛、無利子無担保融資も短期で返済できるはずだ。
人命もレストランも、救済は食べログ閉鎖から。
なんて素晴らしい感染対策であることか。