CheapImpactさんのマイ★ベストレストラン 2014

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

昨年同様、初めて行った店、食べたものから選びました。
意識したわけじゃないですけど、うまい具合にジャンルが散らばりました。
各店さんに祝辞を一言。

怪獣酒場(居酒屋/川崎市)  一生の思い出ありがとう 
河内ベーカリー(パン/広島市)  衝撃のシナモントースト
沖焼きそば(焼きそば/宇部市)  これぞ宇部の文化遺産
喫茶葦島(喫茶店/京都市)  居心地に金払っていい
天ぷらのひらお(天ぷら/福岡市) 天ぷらは庶民のものだ
新宿中村屋(カレー/東京都)  食わずに死ねるか
留さんうどん(うどん/北九州市) どぎどぎうどんの到達点
からこま(蕎麦/宇部市)  舌も胃袋も満足する蕎麦
しゃぼてん(ラーメン/山口市)  パチンコしなくても行く
麦屋(喫茶店/山口市)  「発見」では今年一番

他に入れたかったのは

オルトラーナ(イタリアン/山口市) わしのイタリアン
膳(ラーメン/福岡市)  全てのラーメン屋の模範
おか(定食/宇部市)  ワンコインでお釣り来る幸せ
あさい(定食/宇部市)  これが定食だ
野の花(蕎麦/山陽小野田市)  からこまとの2TOPだ
テンポイント(うどん/下関市)  かけ汁じゃ県イチかも

特別賞

新人賞:ダイニングカフェ846(定食/阿武町)
弁当の極み賞:ほっともっとのプレミアム洋食弁当
今年もバカ丸出しで賞:食べログ投稿管理人すべて

マイ★ベストレストラン

1位

怪獣酒場 (川崎、京急川崎、八丁畷 / 居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2014/04訪問 2014/04/14

(V)o\o(V) ようこそ地球人諸君

フォフォフォフォフォフォフォ
ご無沙汰だったね、地球人よ。
このたび、1年間の限定期間ではあるが、きみたちの前に再登場することとなった。
いやいや、心配することはない。別に大暴れするわけじゃない。
今回はきみたちに楽しんでもらうのが目的だ。
我々、怪獣と宇宙人が総力を結集して川崎駅前に居酒屋を開業した。
オープン1ヶ月が経過したが、連日大盛況であり店長の私も、フォフォフォが止まらん。
繰り返すが、悪意はまったくないので安心して来店されたい。そして大いに盛り上がって散財してくれたまえ。
その資金で我々は、いや、何でもない。
店に二日連続で来たというバカな、いや、有難い中年オヤジの感想を、以下掲載しておくので参考に。
では、店で会おう。
フォフォフォフォフォフォフォ
  (V)o\o(V)


2014年4月川崎駅前のビルB1F。
やってきました怪獣酒場。このネーミングからして涙もの。
「は」を「さ」に替えた素晴らしい店名であるとだけ言っておこう。

金曜19時過ぎ、列は10mくらい。
モニターに流れる店のPVが面白い。これ、実によくできている。外の道路沿いでも見れます。必見。

30~40分並んで3人で入店。
入店時のアトラクションの小ネタを経て、奥へと案内される。
席は怪獣エリア、ゴモラBOX。
おお!怪獣殿下の玉座か。ありがたや。なんたってウルトラマンをKOした最初の怪獣だもんね。
私が最も好きな怪獣。壁にかかった、そのツノを愛でるようになでる。

酒は怪獣ドリンクから、フードはバルタンオススメを中心に数点を注文。
詳細書くのはめんどくさい。興奮して飲み食いしてる場合じゃないのだ。
食べログレビューなので、一応印象に残ったのを書いとくと、
旨かったのはジャンバラヤの「カラータイマーを狙え!」。後のせアツアツチキンを混ぜて食べるのが好評。
ネタものとしては、「禁じられた言葉」サラダ。
食べつくすと、皿に書かれたあの質問。サトルくんは耐えたが、あなたはどうかな?

怪獣ドリンク類は、どれも悪酔いしそう(>_<) 調子乗って飲みすぎると、メフィラスの思うツボ。

店内を少しばかり徘徊、他席をチラ見。どの席もテーマあって面白そう。
全席制覇したいと思うのは、ワタシらアラフィフより上の世代かな。

時折、ゴース星人lll(・・)lllが店内巡回。話しかければ、ホワイトボード筆談で応じてくれます(^^)v

さて、ここ怪獣酒場の最大の目玉は何か?
それは、来店時が誕生月の者限定のサービス。内容はネタバレ防止で書きませんが、わかれば
絶対に誕生月訪問がしたくなる。(って、これもセブンをリアルタイムで見た世代のみかも)
私は運よく4月が誕生月だったので申し出るも、証明となる免許証や保険証の類を持って来ておらず
ナミダを飲んだ。

そして、翌日再訪。
地方から上京していた身であったので、誕生月サービスのためだけに執念でリピート。アホである。
その日は宇宙人エリアの席。ここはイイ!\(^^)/
怪獣エリアほどやかましくないし、壁のパネル解説も詳しい。照明はバルタン星円盤。

外の通路から眺めただけだが、隣のエリアの、光の国/地球 戦力研究室もよさそう。
頭上のモニターではウルトラ兄弟がボコボコにされるシーンのみが流れていて圧巻。

そして、いよいよ免許証を見せ特典サービスの別室へ。そこでは夢の邂逅が待っている。
もう、思い残すことはない。

ありがとうバルタン店長、よくぞここまでやってくださった。
機会があればまた来ます。

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2位

手作りのパン 河内ベーカリー (胡町、銀山町、八丁堀 / パン、サンドイッチ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/01訪問 2014/02/01

シナモントースト賛

年に数回は公私両用で広島に行くので、そのとき行った飲食店レビューをチラホラ書いております。
行く店は、気ままに入ったり、食べログで見て選んだり、現地の友人の案内で行ったりと様々。
これまでの広島レビューで総合5点つけた店はなく、地元の人気店を低評価することも結構あって、
市民の皆様のヒンシュクを買っていたのは間違いありません。

その罪滅ぼしを、今回ようやく果たします。
投稿300軒目は、広島中心部のパン屋さん老舗。晴れて5点満点の登場です。
が、実はワタクシ、このお店には行ったことがない。
5点は、この店の一商品につけるもので、それは戴き物だったのです。

その商品とは、シナモントースト¥195です。

トーストにバターやマーガリン塗って、砂糖とシナモンパウダーをふりかけたものがシナモントースト。
別にこれといってめちゃうまなものでもありません。
最近は、シナモン粉と砂糖が最初から一緒になっているトッピングパウダーまで商品化されてます。
私の家にもそれがあり、トーストにかけて食べてました。

2014年1月のある日、広島の友人が、「河内ベーカリーのシナモントーストがスゴイ!」と言って
私に現物を送ってきました。
宅急便の小箱。開ければビニールのプチプチシートでくるまれたモノが一つだけ。
わざわざ、これが食べさせたくて送ってきたか。送料のほうがはるかに高かろうに。
と、プチプチシートをオープンしていくと・・・

出てきたのは、全面真っ黒な平板状の物体。一見、巨大な板チョコのよう。
安物のポリエチ袋にそいつは2枚入っております。封はセロテープで止めてあるだけ。
1枚はプチプチシートの効果なく、クラック入ってる。
つーことは、結構硬いのか?触れば確かにそう。普通の弾力あるトーストじゃない。

袋からクラッシュした小片をつまみ出す。
真っ黒なのは、よく見ると焦げ茶色で、間違いなくシナモンパウダー。
振り掛けたというより、ベッタリ厚塗りしたといったほうが早い。下地はまったく見えず。

「小2女子が、最初はパラパラやってたが、調子に乗っていつの間にかコテコテにしてしまった感じ。」
とは、送ってきた友人のコメント。そのとおりである。
それが両面に。こうなるとスプレッドじゃなくディップだ。
パンの全表面に、つなぎを塗布後、シナモン粉の槽にどっぷり浸して引き上げたか。

断面見れば、確かにパン。元々の厚みは2cmくらいあったのだろう。
それが乾燥して5mmくらいになっている。
食べてみる。ガリっとくる。途端にシナモンの味で口の中がサチュレイト。
なな、なんじゃーこりゃー! これ、シナモントーストちゃうやろ!
強烈なニッキ味のラスクと言ったほうがよい。前代未聞とはこのこと。
美味い!美味すぎる!

こげなもん、パン屋で売るのはありか? どっかの漢方薬店での桂皮摂取用食品じゃ?
生半可なシナモンの味じゃない。トーストつーかラスク部はオマケみたいなもん。
1枚目を、つまんでは食い、割っては食い、あっちゅうまにたいらげた。
口の中がジンジンくるかと思いきや、それほどでもない。むしろ爽快感で満たされる。

これ、甘くなければ、太田胃散か大正漢方胃腸薬をパンと一緒に食べるみたいなもん。
桂皮の健胃整腸作用は、即座に2枚目へと向かわせる。

今度はポリ袋越しにわしづかみにし、ダイレクトで齧る。
シナモン粉をわずかたりとも落とさぬよう慎重に。
ガリ、ムシャ、ペロ、ガリ、ムシャ、ペロのサイクルを繰り返す。(ペロは唇についた粉をなめるとこ)

完食。
俗に言う「シナモントースト」2枚を食べた気はせず。
この世から、ありとあらゆる食べ物がなくなって、残ったのが干からびた食パンと
大量のシナモンパウダーのみとなった状況で食べるものと言えば理解は早かろう。

2枚入り195円のシナモントーストを、送料600円も使って送ってきた広島の友人に感謝。
次回広島行った際は、お店訪問しますけど、シナモントーストはおそらく売り切れでしょう。
ほんとは、書きたくなかったんです。
でも、これをトリガーに河内ベーカリーさんの商売繁盛につながれば、望外の幸せであります。

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3位

沖焼そば店 (宇部岬、草江 / 焼きそば)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/05訪問 2014/05/24

心から言える「ごちそうさま。また来るけえ。」

いい店に出会ったときのレビュー書く場合、たまに直面する悩みがある。
他のレビュアーさんがたにも、少なからず経験がおありだと思うその悩みとは、
「この店を世間に紹介すべきかどうか?」

こんないい店、人に教えてなるもんか、黙ってよ。なんてことは私にはまったくない。
皆さんにもっと知ってもらって、お店も繁盛して欲しいと思えば迷うことなく投稿する。
悩ましいのは、「クチコミ書いて、客が増えて、店は果たして喜ぶのだろうか?」と考えた場合である。

先だって話題になった隠れ家バーみたいな店かと言うと違う。そんな店行かないので知ったこっちゃない。
私が悩むのは、市井のごくごく小さな家内営業的なお店。
もっとわかりやすく言えば、おばちゃん一人がやってらっしゃるお好み焼き屋みたいなパターン。

そんなお店に、先日でくわし感動しまして、悩んだ末に、投稿することにしました。
それが、宇部市岬町の住宅街の中にある「沖焼きそば店」です。
このお店、地元では割と知られている店みたい。
でも、なかなか行くこともないような地域なので、ずっと気なっていたものの未訪問のままでした。

とある土曜日、岬地区に出かけた帰り、焼きそば食べに行ってみることに。時間は11時半ごろ。
場所は、だいたい検討つけてあり、山カンでアプローチ。すると、想像通りの佇まいで、その店はありました。
5月のさわやかな日、入口は開放してあります。薫風にはためく暖簾をはらって店に入るや否や、
これまた想像通りの老女将さんが、私に向かって大声で「S田さん? S田さんじゃないかね?」
いきなりで、大タマゲ(゚o゚) 「ち、違います。食べに来たんじゃけど。」と、あわてて回答。

「そうかね、そうかね。そりゃあすみません。何にするかね?」
「え、えーーーっと」と、壁のお品書き見て、「焼きそばの・・・・中」
「はい、わかった。すぐ作るけえね。」と、女将さん。

やれやれ、何事かと思うたでよ(^^;)
初めての店入って、いきなり名前呼ばれるなんて。それも違う名前を(´~`)
お店はテーブル3卓、先客3名。空いた席にとりあえず着席。
すると、新たなお客さんが来られた。どうやらそれがS田さん。電話依頼の焼きそばを取りに来られたのだ。
「待っちょったよー、S田さんじゃね。」と、女将さん、すでに出来上がってた焼きそばをS田さんへ。
一件落着。えかった えかった(^^)

女将さん、安心したかのように私の焼きそば製作開始。
まずは鉄板にドバーーーーっとキャベツ敷く。ちょっと待った、それ一人分のキャベツ? 三人分じゃ?
先客さんは、すでに食べておられるので、間違いなく鉄板上のは私が頼んだ「焼きそば中」。
ジャジャっと炒めたとこに、奥から息子さんと思われるかたが、そばを投入。1.5玉か、2玉はあろうか。
続けて、これまた大量の天カス投入。あとは一気のコテ2丁使いで、華麗な炒めワザ。
調味料3種を振る。塩、胡椒、味の素。そして、最後にソースを。見たところ粘性弱めのウスタータイプ。

さあ、完成。
大皿に盛って出てきたその量は、なんとまあ、他店の大盛は軽くあろうかという大迫力(゚o゚)。
「ソースかけて食べてねー。」と、婆ちゃん。(これから先は婆ちゃんでいきます)
まずは、卓上ソースかけずに食べる。うん、旨い!
後追いソースかけずとも十分いける。ウスターの酸味が強いかと思ってたら全然そんなことない。

でもやっぱりお好みソースはかけたほうが、より焼きそばっぽくなるので適量を散布。こっちは粘性あるやつ。
そしたら、断然うまさがUP。いいねえ。これぞ焼きそば(^^)v
キャベツの食感も最高。天カスはよく見たら、イカ天のクラッシュも混じってる。
肉は見当たらんけど、この天カスがその役目を存分に果たしている。

夢中で食べ続けるも、焼きそばの山はちっとも小さくならない。こりゃ、手強い。腹減らしてきてよかったー。
婆ちゃん、「扇風機つけたぎょうか?」と左手上方を指差。
「いや、えーよ。この時期は外の風が入るんが最高じゃけえ。」と私。

そんな話をしながら、とにかく完食を目指す。半分を過ぎたあたりで、ようやく先が見えてきた。
よーし、これならいける。と、水を一口飲んで後半戦へ。にしても、旨い焼きそば。地元で愛されるわけだ。
周囲を眺める余裕も出たので、前方を見ると「ミツワソース」と書いた段ボール。なるほど。
どうもオタフクの甘さを感じないと思ってたら、そういうことだったのか(^^)

ついに完食。一時はどうなることかと思ったが、やりました\(^^)/ 旨かったぁ!大満足。
焼きそば中\460。小と大もあります。他には、お好み焼き、焼きうどん。

民家の軒先でやってるような店なので、正直、食べログで紹介し、千客万来を願うのには躊躇いがあった。
でも、帰り際の婆ちゃんの、
「ありがとねー。また来てねー。」の一言で、私はこのレビューをUPすることに決めました。

宇部の岬校区や恩田校区の少年少女は、みんなここの焼きそば食べて巣立っていく。
そして、大人になっても必ず帰って来る。焼きそば食べに。否、婆ちゃんに会いに。

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4位

喫茶葦島 (京都市役所前、三条、三条京阪 / 喫茶店、カフェ、ケーキ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/08訪問 2014/08/06

無言空間の心地よさ

8月の蒸し暑い日曜午後、相変わらず激混みの市バスNo5を河原町三条で降車、
駸々堂に本を買いに行ったら、LOFTになっていた。どんだけ浦島太郎なんだ、俺。
本屋はないかと探したら朝日会館にジュンク堂があるのがわかったので、歩いて向かう。

三条河原町交差点で信号待ちしていて、ふと目に入った小さな木の看板。
「喫茶葦島」と書いてある。店の入口はそこにはなく、エレベーターで上がるみたい。
どうぞ来店をという商売っ気がないのが気に入った。あとで行こう。

ジュンク堂で本を買い、交差点へ戻って来た。さっそくエレベータで5階へ。
扉が開いて出ると、そこがもう喫茶葦島の店内。店のドアなどない直結である。

店員さんに人さし指を1本立てると、お好きな席へどうぞと。
奥のカウンターへと進む。先客はカウンターに一組と、ソファ席に一組。
空いたカウンター席に座り、隣の空きイスにバッグ置いてよいかと聞いて了解もらう。

メニュー見て、葦島ブレンド\600を注文。初めての店なので店名ついたやつを無難に選択。
コーヒー各種の他には、ケーキや軽食もある。

小ビルの1フロア全部が店になってる広いスペース。天井は高からず低からず。
カウンターの巾、イスやソファのサイズ、テーブルの間隔、どれもがゆとりある大きさ広さ。
窓にかかった紗のスクリーン越しの採光と、暖色照明の程よいバランス。
BGMは聞こえるか聞こえないか程度のジャズピアノ。
喫茶店には喧騒が似合うところと静寂が似合うところとあるが、ここは後者。

カウンターには作りつけのIHヒータ。マスターがコーヒー淹れてくださる所作が逐一ウォッチできる。
豆を種類ごとに計量、続いてミル。そしてペーパードリップ。
注ぎいれる湯量からして、日頃自分がやってるのとえらい違い。勉強になります。
とにかく、少しずつ、少しずつ。ハナ湯は廃棄。あとは、ポットからの細~~いストリームでコーヒーが滴下。

時間かけてドリップされたコーヒーが陶器のカップとソーサーで供された。
一口飲むと、メニューに書いてあったとおりの、バランスとれた味。
濃度はミディアム。鼻腔に抜ける香りも大人しい。酸味は微弱で好きなタイプ。
店名ブレンドゆえに、広い支持を受けるにはこのぐらいの中庸度がふさわしいってとこかな。

さっき買った本でも読むかとも思ったが、とにかく何もせずコーヒーだけ飲んで、この雰囲気に浸ろうか。
ここはそういう三次元空間。四次元の時間など完全に忘れてしまいたい。
カウンターの上や、店内随所に置かれた、メタルワイヤーのオブジェでギャラリーのようでもある。
BGMのピアノも、それが何の曲かなどわからないくらいの音量。無音といってもいいだろう。

後続客は、パラパラと入って来られるも、皆さんお一人様ばかりだったのがラッキーだった。
喫茶店ではしゃべってナンボ、会話なくして何がサテンだ。とおっしゃるかたと、ここに居合わせたくない。
そう思わせる奇跡的な空間が、京都のど真ん中の繁華街に存在した。

帰りのエレベータに乗ると、男性店員さんが扉の前まで来て深々と90度のお辞儀。
サテンでこれ見たの、仙台のホシヤマ珈琲店以来。

食べログやガイドブックで検索して見つけた店じゃない。一枚の木製看板に惹かれただけ。
そこから想像される店のイメージと実際が、ここまで理想的に合致したとは。
俺の嗅覚も捨てたもんじゃないな。

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5位

天ぷらのひらお 天神店 (天神、西鉄福岡(天神)、天神南 / 天ぷら、食堂)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/06訪問 2014/06/17

博多で食べるべきは天ぷらだ

博多では、格安で揚げたての天ぷら定食が食べられると知って、今回初めて利用してみた。
選んだ店は天神の「ひらお」。本店は空港のそばらしく、他にも各所に支店があるみたい。

高速バスで、午前10時半に天神着。降りたその足で早めの昼食に夫婦で店へと向かった。
店に着いたのが10時45分。開店は10時30分なのにすでに満員。驚いた(゚o゚)
券売機で、私が味わい定食\720、女房がお好み定食\830の食券買って入店。
天ぷら職人さんの指示に従い、コの字カウンターの背後、壁沿い待合席最後尾へと座る。

客回転は早く、5分ぐらいでカウンターへと案内された。
すぐに油きり付きステンレス角バットが置かれ、大根おろしがたっぷり入った天つゆ鉢も。
最初の天ぷらが来る直前ぐらいのタイミングで、ご飯とみそ汁がセッティング。

ほどなく天ぷら第1号が来る。
まずは鶏肉。揚がりやすいように薄切り。コロモはカラっと、中はジューシーで旨し。
白身、エビと続く。白身はキスと思ったが、単品メニューでは分かれてるので、何か別のサカナ。
たしかにキスより肉厚で食べ応えあり。エビもこの大きさなら文句なし。
どれも、安物天によくあるフリッター風コロモじゃない。ちゃんと揚がったアツアツ天。こりゃスゴイわ。

さらに感動するのは、30人ものお客さんの注文を、職人さんが間違えることなく揚げて、
ネタを順番に客席にまで運んでくださること。
いっぺんに全部揚げてまとめて持ってくるバッチ式じゃないのがなんとも素晴らしい。

卓上には三種の塩もある。抹茶塩、カレー塩、ごま塩。バリエーションつけて塩で食べるのもなかなかイイ。
そして、ここの名物的存在の無料食べ放題のおかずが四品。イカ塩辛、昆布、ピリ辛もやし、大根煮。
天ぷらの合間に、つまんで食べるとご飯が進む。
特に、イカ塩辛はワタ不使用で生臭さなく塩分控えめ、ユズが入ってるので実に食べやすく、かつ美味い。
ご飯大盛にすればよかった。

天ぷらは、イカ、カボチャ、ナス、ピーマンと来て終了。
どれもがおいしく、大満足。おまけに、どの定食も700~800円ってのが奇跡的。
単品で頼んでも、野菜の80円から、エビ、アナゴの210円まで。
ビール&お好み天ぷらなら1000円でいけますね(^^)

天ぷらって、高くて旨いが当たり前みたいな食べ物の代表格。それが、根底から覆された。
私に限らず、博多の天ぷら食べたかたは、まずベンチマークに設定されるに違いない。
博多に対抗する各地の天ぷら屋さん、本当にお気の毒です。

博多の旨いもん数あれど、羨ましいと思ったことは一度もなかった。
ラーメン、うどん、もつ鍋、水炊き、どれも全国各地で似たようなものは食べられるから。
が、この天ぷらは違う。質と価格とオペレーション、よそじゃおそらく真似できまい。
「ひらお」以外にも、この手の天ぷら屋はいくつかあるみたいで、初めて博多が羨ましく思えました。

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6位

新宿中村屋 本店 (新宿、新宿三丁目、新宿西口 / カレー、インドカレー、洋食)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2014/03訪問 2015/03/11

そうだ中村屋のカレーだ

田舎モン家族4人が一緒に晩飯食おうと新宿アルタ前で待ち合わせ。
しかし、どこ行くかのイニシチアブ取れる者おらず、誰もが知ってる店なんて、あるわけじゃない。
しばし考えて出した結論が、中村屋でカレー。
おう!それがあったか、あそこならプチ高級感あるし、人様にも威張って報告できる。場所も目の前。
と満場一致。田舎モンは単純明快なのであります。

2014年3月現在、中村屋さんのビルは改築中とのことで、隣のタカノビル最上階で仮設営業中。
いったんタカノに入って、奥のエレベータで最上階へ。
扉が開くと、目の前が中村屋入口。すぐに席へと案内されました。

席に着き、オーダー。私と長男が純印度式カリー¥1470、次男がコールマンカリー¥1785、
女房が野菜とシーフードカリー¥1680、私は生ビール&オードブルセット(たしか¥800くらい)も。
カレーに千円も出さないのが私の方針なれど、今回は次男の卒業祝いでもあるので大奮発。

先にビール来て、私のみオードブルつまみながらグビグビ。息子ども下戸なのが情けない。
オードブルはちょこっとずつ4品が一皿に。堅豆腐を細く切ってカレー味つけたやつが面白かった。

お待ちかねカレーの到着。
アラジンの魔法のランプ型容器に入ったルーと、皿に平たく美しく盛られた白ごはんとが並べられた。
あのカレーの器、なんつー名称か知らなかったのだが、ソースポットと言うそう。

私はいつも、そのポットから一気にドバーっとご飯にぶちまける流儀。
が、今回は多少の見栄と羞恥心が働いたか、最初だけ少量をご飯にかけて食べた。
旨い! 辛さはそれほどでもないが、甘いわけじゃない。好みの味。
ルーの粘度は緩めだが、シャバシャバじゃない。ほどよくご飯にからまる感じ。
この粘性は小麦粉じゃなく、タマネギ由来であろう。

味を確認したから、安心して全量をご飯にぶっかけ。(結局やるのかよ)
おお!なんとデカイ鶏肉か!塊が3~4個はあろう。じゃがいもも大型1切れ入っとるわい。嬉しい\(^o^)/
鶏肉は骨付き。スプーンで身を押すとホロリと外れる。よーく煮込まれてる。
食せば柔らか、カレー味浸透している。ただしダシは出尽くしてる。
このチキンエキスがカレールーの旨さの源泉。

思うにカレーが旨いかどうかは、スパイスよりもダシである。
私の地元にも、中村屋価格のカレーの名店あるも、肉はあとづけタイプ。
私が好きなのは、肉を煮込んでとったスープとスパイスが一体となってルーになったもの。
それに、ダシガラではあっても元となった肉が入っておればよいのである。
中村屋のチキンカレールーは、見事にそれに応えてくれている。

ご飯の炊き加減もいい。日本のカレーには白ご飯という私の主張はここでも立証された。
中村屋がサフランライスだったらどうしようかと、内心不安だったのだ。
世界一の日本白米に着色し薬品臭付加して何が良いのか私には理解できない。

コールマンカレーとシーフードカレーのルーも味見させてもらった。
どちらも印度カレーとは明らかに異なった自己主張あっておいしかった。
シーフードカレーは、私の苦手なココナツ味はしたが、ここでもちゃんと魚貝のダシが使われていた。

話は戻って純印度式カリー。
お値段高めなれど、これは美味しい。
柔らかで大型な具のチキンにも感激。KFCみたいな骨がポロポロ出てくるのはご愛敬ですな。
中盤くらいで、粉チーズをふりかけて味の変化を楽しむのもよいでしょう。
薬味のひとつマンゴチャツネは、もっとジャムみたいな甘口を想像してたら全然違って、辛口スパイシー感を
増幅させる媚薬でありました。

来てよかった中村屋。
いつもこんな高価なカレーは食べられませんが、たまに食べるなら決して損はございません。

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7位

留さんうどん (競馬場前、守恒 / うどん)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/08訪問 2014/08/14

MYベストどぎどぎ

真冬と真夏の小倉の楽しみは、競馬。
そして、競馬に来たときの楽しみが、どぎどぎうどん屋巡り。
昨年冬に初めてどぎどぎを知ってからというもの、もはや完全にどぎどぎ病に感染です(^^)

2014年第2回小倉開催4日目。GⅢ小倉記念の日&どぎどぎの日(^^)
さーて、今日はどこにするかな。と、食べログ検索。白羽の矢は「留さん」に。
これまで食べたどぎどぎは、今浪久野いわさきの3軒。いずれも北方側。
今回初めて守恒側の店にトライです。

ここはどぎどぎ他店と違って、開店時間が10時と遅いのが最大の特徴。
その日は第三レースが終わったあたり、11時過ぎくらいに競馬場から一旦外出。
モノレールに沿って、道路を南下、400mくらい進んで左折するとお店がすぐ見えました。

ガラリと戸を開けて入ると、これまでのどぎどぎうどん屋とは打って変わって、ごく普通の飲食店風。
「普通の飲食店風」じゃないこれまでの3軒はどうなのかというと、いずれも民家の土間を改造した風。
とにかく狭くて、店内は客で混沌としている感じだった。

その点、「留さん」は、カウンターと小上がり卓のみですが、店舗が新しくてキレイだし狭くない。
他店のように相席大テーブルが中央にデーンとないので、初めてのかたも緊張感なく着席できます。
(ただ、混雑時は小上がり卓が相席にはなるでしょうが)

メニュー見る。バリエーション豊富だけどわかりやすくてイイね。
うどんは「かけ」と「肉」の二種。麺は、「よもぎ」と「白」の二種。量が、ミニ、並、大盛、特盛の四種。
ですから、注文は、「肉のよもぎ、大盛で。」というふうに伝えます。

私は「肉の白、並」と「稲荷ずし1個」を注文。前者が\600、後者が\120です。
ちなみに、肉はかけより\200UP、よもぎは白より\50UP、量は\50刻みです。
トッピング類は、ごぼう天、たまねぎ天が\120。肉増量の「肉肉」が\200UPです。

カウンターでうどんができていく様子をウォッチ。
これまでの店は、厨房をのんびり眺めるなんてできもしない戦場のような店だったけど、ここで初めて拝見できた。
うどんは大きな魚釣りで使うような柄のついた「網」の中で茹でられる。
時間にして10分くらいだろうか。茹で上がったら流水に晒してもみ洗い。へぇーーって感じ。
冷水で締めたうどんはてぼに入れて、湯の中で再加熱。その後吸引機で水切り。
なんと丁寧な麺ゆがき。いやがおうにも期待高まる。

さあ、来ましたよー(^^) 
醤油色濃い目で澄んだ汁にうどんがタップリ。アブラ身ないスジ肉がゴロゴロ入ってる。小ネギの青も美しい。
麺をひと啜り。おおーーーっ! こりゃいい。なんと滑らかな舌触り&喉越し。噛めばコシもしっかりある。
これまでのどぎどぎにはなかった麺の食感。
流行りの讃岐うどんに近い気もするが、これはまさに小倉のどぎどぎ麺、しかもその究極形態だ。

肉を一口。これはよーく煮込んである。やわらかくて身がホロリ。
贅沢な言い草だが、やわらかすぎといってもいいぐらい。味も程よい甘辛さ。

汁を飲んでみると、カツオの香りが一瞬。色ほど醤油辛くないのは、どぎどぎ汁の特長でここもそう。
いいダシといい味付け。西日本では稀有のうどん汁、美味いなあ。
卓上のおろし生姜をチョイ載せ。これで爽快感も付与。粗挽き唐辛子振れば、パンチ力もUPです。

サービスの切干大根糠漬けと、昆布のピリ辛煮をとってきて、稲荷寿司と食べる。これまた最高(^^)v
お稲荷さんは、通常の1.5倍サイズ。三角揚げも、パンパンに入った酢メシも普通においしい。
これで120円はオトク。おすすめです。

隣のお客さんの「たまねぎ天ぷら」、こりゃスゲエ。揚げたてでボリューミー。うまそう。
かけうどんにして、このたまねぎ天かゴボウ天トッピも大ありですな。

もうひとつ。この店の必殺技を忘れてました。「肉めし」\300。
どぎどぎ肉が載ったドンブリ。その日は食べませんでしたが、うまいに決まってます。
と、はやくもリピート確定の予告編ばかり書いてます(^^;)

小倉記念、今年も惨敗(>_<) 次は北九州記念の日かな。

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8位

蕎麦・からこま (宇部新川 / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2017/04訪問 2017/04/04

酒場でDABADAランチ #19 「おでん屋で蕎麦」

2017年4月追記

昨夏以来7ヶ月ぶりにランチに来てみたら、そばはなくなり定食のみになっていた。
お店は大将じゃなく女性お一人できりもり。
聞けば、昨年11月に大将が蕎麦打ちから撤退されたとのこと。残念。
定食メニューは、日替わりと煮魚の二種類。各\750。
日替わりは肉と魚から選べるので、実質3種類です。
点数は、そば屋時代のもので変えてません。

夜は従来どおり、おでんその他の料理が揃った居酒屋として営業中。

***************************************************************

2014年11月11日 初回投稿

新蕎麦とやらの季節だそう。特にどうこうするわけでもない。
蕎麦文化不毛の地の住民だからじゃない。昨年、それがどんなもんかを体験し、正体がわかったから。
ただ、宇部で一軒だけ未訪の有名蕎麦屋があり、そこのも一応食べてみるかと土曜日ランチに行ってみた。
そしたらなんと、駐車場満車。おそらく新蕎麦目当ての客がわんさか来てるに違いない。

やーめた。とスルーし、車を新川方面へと走らせる。
さーて、昼メシはどこにするか。おう、そうじゃ。昨日の昼行って入れんかった店にリベンジしてみよう。
実は前日の金曜日、昼メシ探索してて、偶然見つけた店あり。そこが、からこま。
入店したら、カウンター席のみの居酒屋風、満席だったのであきらめて出たのだ。

すぐに到着。土曜日やってるかどうかだけが懸念材料だったが、ちゃんとノボリが立っている。
12時ちょっと前、店に入れば先客なし。昨日の混雑がウソのよう。大将お一人のみ。
この店、夜はおでん屋、昼は蕎麦屋。蕎麦メニューは三種のみ。
その中から、「鶏そば」\800を注文。温かいつけ麺式の蕎麦。その日はちと冷えてた日だったので。
他には、「ひやしからそば」\600に、「ひやし肉からそば」\800。

「昨日は、よーけお客さんおっちゃったねえ。」と、切り出してみた。
「いやあ、おいかったねえ。私もビックリしたいね。あれが12時40分過ぎたらガラガラじゃったんよ。」
「ほんまですか。満員じゃったけえあきらめて出たのに。」
「あ、あのお客さんじゃったですか。ここ、どうやってわかっちゃった?」
「昼休みにこの辺ブラブラしよって、ノボリが立っとったもんじゃけえ。」
「やっぱ、看板出さんといけんねえ。」

どうやら以前からやっておられた模様。ノボリや暖簾がないと、通行人には営業中かどうかはわからん店構え。
雑談しながらも、大将は蕎麦を茹で、つけ汁を小鍋で加熱。
茹で上がった蕎麦は冷水で2回に分けて晒し、器へ。
海苔やネギをちゃんとトングや箸で。仕上げに黒胡椒をミルで惹いて振りかけ。最後にラー油を少々。

さあ、できてきた。大鉢に盛られた色黒の田舎蕎麦。やや太めで色艶よい。
そこに大量の刻み海苔とネギがトッピング。
つけ汁は飯茶碗大の器になみなみと入っており、白胡麻がこれまたたっぷり浮かんでる。
卓上の鉢には天カスがあり、「汁に入れんと、そばにかけて。」とのご指示。了解∠(^-^)

さあ、いこう。まずは蕎麦のみリフト、OK、長すぎず短かすぎず、一手繰りに丁度よい長さ。
つけ汁にDIPし、ズルズル。
うんまぁーーーー!!! 
蕎麦はモチモチシコシコの高弾性、噛んでよし、呑んでよしの私好みの手打ち蕎麦。

汁がこれまた美味い。何よりさっきまでグラグラ煮えてたのでアツアツなのが素晴らしい。
つけ麺嫌いのワタクシ、冷たい麺をヌルイつけ汁に浸して、ますますヌルクなるのがダメなのだが、これはイイ!
冷水で締めた蕎麦に、つけ汁の温度が負けない。その味も、濃すぎず薄すぎずの程よい甘辛さ。

汁の底には、鶏肉が沈んでる。これがまた抜群に美味い。食めば炭火で焼いた香ばしい匂い。
焼鳥を感じさせるぶちうまの鶏肉が、これでもかというぐらい沈んでて、もう言うことなし(^^)v

蕎麦を食べてると、ラー油がときおりピリっと来る、さらに黒胡椒の爽快な香りが追い討ち。
よくぞ、かけてくださった。単なる思い付きじゃないね、これは。よくよく研究されての結果だろう。

無我夢中で麺を啜る快感、久しぶりに味わった。なんたって麺が300gあるんだもんね\(^^)/
日本蕎麦って量が物足りなくて、うどんとの比較で不利になること多いのだが、ここのは大満足。
つけ汁もグイグイとストレートで飲めます(^^)
蕎麦湯はいちおう出てきますが、つけ汁も蕎麦湯も単独で飲んだほうが美味いと思う。

完食完飲。ご馳走様でした(^人^)
そんじょそこらの蕎麦屋がぶっ飛ぶ驚きの蕎麦、堪能いたしました。リピート大あり。夜のおでんも。
年末恒例BEST10選び、今年は候補多い中、最後に来ましたね。ランク入り当確です。

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9位

しゃぼてん (山口 / ラーメン、食堂、麺類)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/07訪問 2014/07/07

ぼくの好きなラーメン

スープを吸いながら あの店にいつも一人
細麺啜りながら カウンターにいつも向かってた 

ぼくの好きなラーメン
ぼくの好きなもやし


JR山口駅の隣、パチンコ屋駐車場にあるラーメン屋「しゃぼてん」。
7月最初の土曜日に初訪問。ラーメン\400を食べた。

\400が魅力で来たわけじゃない。投稿写真の広島風ラーメンに惹かれたから。
私の嗜好に強く訴えてくるものがあった。理屈では言えない何か。

入口の券売機で食券買って店内へ。お昼時なので混んでる。
カウンターに座って食券渡す。店は男性一人、女性三人の体制。麺茹では女性がやってらっしゃる。

ラーメンすぐに出てきた。
中細よりやや細めのストレート麺をまず啜る。完璧な茹で加減。普通よりちょい固め。
具はたっぷりの細もやしと、小ぶりなチャーシュー2枚、青ネギ。
しばらくは、麺ともやしをガンガンいく。実に旨い。

一息ついてスープへ。
眼前に立てて置いてあるレンゲは無視。丼から直接。これ私の流儀。昔から。
美味い! 醤油豚骨の神髄。広島のほど醤油のカドが立ってない。かといって甘口じゃない。
程よいという表現しか思い浮かばず。

ラージサイズの缶入り黒コショーを振って、再び麺ともやしへ。
ああ、またまた美味し。紅しょうがも置いてあるが、広島ラーメンには不要。

チャーシュー。
表面から内部に向かって数mmしゅんだ醤油色を見ただけで旨いのはわかる。食べれば間違いない。
面積小さいが、厚さはまとも。それがワザであるかのように勘違いし、薄くスライスしたペラチャーじゃない。

デフォルトでもやしが入ってるラーメンは、無条件に好きだ。細もやしなら言うことない。
さらに、その食感。ほとんど生に近いが、ちゃんと湯掻いてあるのが超重要。
この細もやしは完璧。量も多いので最後まで麺とのバランス崩れず。

丼の底まで一気。沈殿した黒コショーまで完飲。
麺、スープ、チャーシュー、もやし、青ネギ。このクインテットは強力だ。おまけにそれが400円。
でも、値段じゃない。私のDNAに呼応するラーメンが、たまたま400円だっただけだ。


ぼくの好きなラーメン
ぼくの好きなしゃぼてん

もやしとカン水の匂いの ぼくの好きなラーメン

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10位

珈琲店麦屋 (矢原、湯田温泉 / 喫茶店)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/11訪問 2014/11/27

こんな大当たり引くから年末ジャンボは当たらない

平日午後からの所用で、ヤまぐちへ。(ヤまぐちのイントネーション、大丈夫ですね^^)
昼メシ食べた後の時間つぶしにコーヒー飲みに入ったのが「麦屋」。
午後の目的地である、葵近辺のサテンを検索したら、タリーズかここしかなかったので。

県道204号の葵交差点を椹野川方向へ曲がり、400m先の交差点を右折してすぐの右側です。
隣の薬屋さんと共用の駐車場が店の前に5台分あり。

空き区画に車停めて、入店。
中は割りと広くて、何かの別店舗を改装した体。(あとで調べたらスーパーだったそう)
パっと見、ガランとしたギャラリー風、テーブルや椅子はコンテンポラリーなデザイン。
スーパー色は消え去って、見事にイメチェン。

店はマダムお一人がやってらっしゃる。気さくなかた。
セルフかと思ってレジでメニュー見て、オリジナルブレンド\290を注文。
ここでビックリな質問受ける。
「トーストつけますか?」

はあ(・_・?) と心の中で0.5秒間困惑。
そうか。トーストはサービスなんだな。と理解。「いえ、いいです。」と丁重にお断り。
さっきメシ食ったばかりなので、次回にしよう。

お席へどうぞと言われて、セルフじゃないとわかる。
窓側の4人がけ卓に着席。先客二組さんは奥のほうの席。
店内は貼り紙で分煙とわかる。壁で仕切られた喫煙席があるみたい。その日はスモーカー客はゼロ。

厨房はガラス張りの壁で仕切られて、中でコーヒーを淹れてくださってる。
オープンならいかにも「喫茶店」なんだけど、これもちょっと変わってる。
奥様の上半身だけウォッチしてると、豆から挽くドリップ式だとわかる。期待膨らむ。

さあ、コーヒー来ました。
まず目につくのが、シュガーポット。ステンレス製の円錐フォルム。かっこえー(^o^)
もひとつがカップ&ソーサー。シンプルな白なのだが、実に垢抜けたセンスの良さを感じる。
あとで、底を見てみることにして、まずはコーヒーを一口。

酸味弱、程よい苦味の中濃。いいねー。好みだわぁ(^-^)b
鼻に抜けるナッツ香、弱いけどちゃんとある。美味しいコーヒー、大当たり!
ベーシックなブレンドがこれなら、炭焼きとかジャーマンとかの深煎り系はもっとスゴイことになりそう。
私の本線はむしろそっちなので、こりゃ何回もリピートしなきゃ。

美味いコーヒー、二口、三口と飲んだとこで、シュガーポットの底を拝見。
メーカー名が刻んである。 ”Alessi”だと? 知らんなあ。 
その下に ”Italy”とある。なるほど、道理で美しいフォルムだ。

コーヒー飲み終えて、今度はカップの底を拝見。
なになに? ”iittala”とな。 どう読むんじゃ?
イイタラ? イイッターラ? 国籍書いてないので産地は不明。

あとでググったら、Alessiはイタリアのハウスウエアメーカー。
iittalaはイッタラと読むフィンランドのメジャーなメーカーだそう。
どっちも初めて知りました(^^;)
あ、ティースプーンはMintonでした。これは知ってます。

コーヒーに話を戻して、ここで飲める主要銘柄は、すべて\290。マグカップなら\330です。
これ、ものすごいハイレベルなCP。
シアトル系コーヒーショップ価格と同等で、ハンドドリップ&フルサービスで飲めるコーヒーでは出色。
日本の喫茶店、コーヒー専門店でも、素晴らしく美味いコーヒーはあります。
が、たいていの場合、安いとこでも一杯500円はします。
それが、なんと290円!!! こりゃ奇跡に近い。

山口市幸町の麦屋。
今年は美味しいコーヒーとの出会いがたくさんあったけど、間違いなくここも上位にランク入り。
それも、地元山口県なのがステキ(^^)  
この近くの人気ケーキ屋さんにお越しのついでにでも、寄ってみてください。
次からはコーヒーだけ飲みにわざわざ来たくなること請け合いです(^^)v

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