CheapImpactさんが投稿した明己悟(山口/東萩)の口コミ詳細

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掲載保留明己悟東萩/日本料理、食堂、海鮮

1

  • 昼の点数:3.5

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 3.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.0
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2013/07 訪問

  • 昼の点数:3.5

    • [ 料理・味3.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.0
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク5.0
    ~¥999
    / 1人

酒場でDABADAランチ #5 「地元じゃ負け知らず」

果たしてこの投稿を公開してよいのだろうか?
心の中の天使と悪魔が闘っている。
天「安くて美味しいお店を紹介するのが、食べロガーさんの使命ですよ。今までもそうだったでしょ。」
悪「掘り当てた金鉱を何故アカの他人に教える必要がある?客が押し寄せたらパーだぞ。」

葛藤はあったが、やはり食べロガーの悲しい性。
書きます。ましてや、これが200号記念。長くなりますよ。

7月末土曜日。萩市内に我々夫婦はミライースで密かに潜入した。
オモテ向きは、浦上記念館での古美術鑑賞。真のミッションはその次だ。
美術館に駐車、いちおう展示品も鑑賞。そして館を出て、徒歩でアプローチしていく。

「この暑い中歩いてどこ行こうってのよ。道の駅で見蘭牛にしようよ。」
「夏は暑いに決まっとる。もうすぐ、この暑さもぶっとぶ昼飯にありつけるけえ、我慢せえ。ミアミーゴ。」
「歩いて行かなくてもいいじゃない。店に駐車場ないの。」
「ない。有料駐車場に停めてもえーが、その料金で海鮮丼食うたほうがえかろうが。ミアミーゴ。」
「あ、ここがいい。安住アナと米倉涼子が来たおそば屋さん。」
「がんこ庵は、いつでも行ける。じゃが、アミーゴは、いつ行くか、今でしょ。ミアミーゴ。」

どこが潜入だ。おまけにオヤジのほうは完全に山Pか亀梨モード。
あんたは、ケーシー高峰だっちゅうの。

中年男女二人のぶつくさ道中は、およそ10分続いた。
萩市街地の裏通り。若干の行ったり来たりはあったものの、
なんとか、萩市大字上五間町33、その名も明己悟に到着。

入口ではパンダがお出迎え。これから始まる驚愕の午餐とは何の関係もないオブジェ。
店に入ると、右手に明るいカウンター、左手は広くて暗いフロアにBOX席。
天井にはミラーボールと360度モニター数台。緞帳付きのステージあり。

Sí, ここはカラオケラウンジだ、ミアミーゴ。
スナックよりははるかにゴージャス。昼間から唄えってか。

まあ、まずその前に腹ごしらえだ。BOX席のソファに座ってメニュー拝見。
心の準備はしていたつもりだったが、現実にそれを突きつけられると、めまいがする。
いったい何なんだ、この価格は。
ここは日本か?異次元へと迷い込んだのではなかろうか?

寿司は二貫でオール\100、高級ネタ(アワビ、ウニ、イクラ)は一貫で\100。
定食、丼、焼きそば、チャンポン、オール\300。ラーメンオール\250。うどん・そばオール\200。
高級ネタ使用丼、定食がオール\400、店でいちばん高いのが、うな重\450。
ここで卒倒しちゃいけない。落ち着け。すべては食べてからだ。
安かろう不味かろうでは投稿ネタにもならん。

握りセット+アワビ2貫、海鮮ちらし、アマダイ煮つけ定食を注文。
おばちゃん実に愛想のいいかた。常連さんに、「今日は混んどってごめんねぇ」を連発中。
どうやら料理人はご主人一人なので、いっぺんには捌ききれないみたいで、先客の注文品も
単発バッチ式で運ばれてきている。
5分もすれば、店内の暗さに目も慣れて、意外と明るく感じるから不思議。

おっと、もひとつ肝心なメニュー紹介を忘れとった。
それはオール¥100のドリンク。え?ソフトドリンクか?
オールって言うたじゃろ。オールとは、ソフトもアルコールもぜーーーんぶってこと。
うちは車なので、泣く泣くスルーしたけど、隣のテーブルでは、生ビールをバンバン注文中。
見れば、ちゃんとサーバーから、500ccくらいのビアグラスに丁寧に注いでいる。
「マジかよ。」を来てからいったい何回言ったことだろう。

そして20分も待っただろうか、最初にアマダイ煮つけ定食\400が登場。
アマダイは半身。小鉢はカボチャの煮つけ。あとはご飯と澄まし汁。
アマダイはたぶん冷凍かな。カルキ臭する。身は弾力あって\400なら御の字。
お澄ましもいい味出ている。

その定食を食べ終わった頃に、女房の海鮮ちらし\300がやってきた。
ご飯少な目だが、具の種類は豊富。ひときわ目を引くのは何と言っても旬のウニ。
おまじない程度じゃなく、そこそこの量が乗ってるとこに北浦の意気を感じる。

そしてさらに10分後に、握り寿司セット\300+アワビ握り\200到着。
握りセットには、ウニ、イクラ、アワビのどれかは付いてるのかと最初に質問したら、アワビがないと
言うので、アワビを追加したのだが、アワビとウニは付いていてイクラがなかった。ま、いっか。
ネタもシャリも上出来。これで\300とは、ぶち得した気分。

ここの寿司で特筆すべきは、本ワサビ。辛さと香りが極上、おろし方も緻密で素晴らしい。
海鮮ちらしの小皿には、そのワサビがたっぷり付いているので、これを握りにチョイ乗せして食べると
ワサビMの私は昇天であります。
久々にワサビらしいワサビで寿司をいただけました。

店に来るとき、田町のアーケード街を通った。
その日は土曜夜市があるらしく、地元の若いしが、いろいろと準備中。
そんな、青年団、地元企業、商店、役所、といったとこで働くかたがたの憩いの場、それが明己悟。
この店には、採算とか利益とか儲けとかといった語句は無縁。
私ら、よそもんがさいさい来て邪魔くっちゃあいけません。
その晩も夜市の打ち上げで、さぞかし店内は盛り上がったことでしょう。

帰りに再びアーケード街を歩くと、山口弁を書いた旗飾りPOPが等間隔でズラリとはためいている。
アーケード出口の一枚が、「うるうた」。
思わずニンマリ。

青春アミーゴを口笛で吹きながら炎天下へとまた歩きだすのでありました。


※ お店へは7月27日(土)に訪問いたしました。
  翌28日、萩地方は豪雨に見舞われ甚大な被害が発生しました。謹んでお見舞い申し上げます。

2013/08/01 更新

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