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1回
夜の点数:3.0
2013/12 訪問
これもまた文化遺産
女房との晩飯外食。どっか行ったことのない店に行こうと、ふと思い出したのが琴芝駅前にあったこの店。食べログ投稿は何年か前の1件のみ。当たり外れは度外視して乗り込んでみた。ガラリと戸を開けて入ると、そこは昭和。老ご夫婦から威勢良く「いらっしゃい!」一歩進めばカウンター。小上がりに和卓あるも、あれこれ物品置いてあり使用形跡なし。女将さん、あれもあります、これもありますと、矢の解説。メニューはカウンター上方の張り紙のみ。墨跡鮮やかに、定食、寿司、丼物メニュー並ぶ。えーと、何にしょうかー、と、二人で顔を45度上げてしばらく考える。先決は女房。茶碗蒸し定食¥650。待ってましたとばかりに、女将さん、「おいしいよー。あと一人ぶんありますからね。」茶碗蒸しって、サイドメニューじゃ?とも思ったが、まあ主役の座にいるのだから、どんなもんかお手並み拝見してみょうか。私は、ドンブリが食べたかったので親子丼¥550、プラス湯豆腐¥550。大将は、キャップかぶって立派な口ひげ。白衣がお似合い。厨房から女将さんに、アレとってコレとっての指示が飛ぶ。野菜を刻む音が速い。茶碗蒸し定食登場。茶碗蒸し、デカ! 小ぶりのドンブリ入り。付け合せには、これまたデカイだし巻き玉子。ネギ入り。あと、小鰯の南蛮漬けと、白和え。茶碗蒸し一口もらう。旨い!こりゃ立派な主役。だし巻き玉子も旨い。これ、お土産用に1本¥700で売っている。その価値は十分あり。続いて湯豆腐が土鍋で登場。冬はコレに限る。ただ、居酒屋じゃあんまり見かけなくなった。レンゲにすいち(山口弁でポン酢のこと)をちょいと取り、ダシ汁をすくって飲む。うんまぁー!女将さんすかさず、「そうやって飲むんを最近の人は知っとっちゃあないんよねぇ。」と、嬉しそう。私はおやじの真似して覚えたわけだが、子どもの頃は湯豆腐なんてどこがうまいのかさっぱりわからなかったもんだ。親子丼が来た。ルックスは茶色系が強いが、玉子は硬すぎずゆるすぎず、程よい半熟状態で旨い。全品揃ったら、ご夫婦、うちらの隣に腰掛けて、隣の女房のさらに向こう側に置いてあるTV鑑賞。(TVは来たときからかかっていた)時折、私らと世間話。うまいうまいと、私が食べるのを見て満足そう。店内は、いろんなものが雑多に置いてあり、ここもまた居住スペースと化しております。それ、いつ誰が使うの?ってなモノばかり。まあ、お年寄りはどこもそうなんじゃろね。(^^)ところで、その日食べたメニュー、よくよく考えたら、これぞ和食ってものばかり。文化遺産となっても、TV、新聞、雑誌で目に飛び込んでくるのは高級料亭の和食ばかり。でも、私ら庶民にとっての文化遺産は、湯豆腐に茶碗蒸し、南蛮漬けに白和えってもんでしょ。この食堂、居並ぶメニューは、すべて「和」。「洋」の片鱗は、わずかにカツ丼くらい。日本人ならまた来て別のもの食べたくなること請け合いです。
2013/12/23 更新
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食べ放題
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ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
女房との晩飯外食。
どっか行ったことのない店に行こうと、ふと思い出したのが琴芝駅前にあったこの店。
食べログ投稿は何年か前の1件のみ。当たり外れは度外視して乗り込んでみた。
ガラリと戸を開けて入ると、そこは昭和。
老ご夫婦から威勢良く「いらっしゃい!」
一歩進めばカウンター。小上がりに和卓あるも、あれこれ物品置いてあり使用形跡なし。
女将さん、あれもあります、これもありますと、矢の解説。
メニューはカウンター上方の張り紙のみ。墨跡鮮やかに、定食、寿司、丼物メニュー並ぶ。
えーと、何にしょうかー、と、二人で顔を45度上げてしばらく考える。
先決は女房。茶碗蒸し定食¥650。
待ってましたとばかりに、女将さん、「おいしいよー。あと一人ぶんありますからね。」
茶碗蒸しって、サイドメニューじゃ?とも思ったが、まあ主役の座にいるのだから、どんなもんか
お手並み拝見してみょうか。
私は、ドンブリが食べたかったので親子丼¥550、プラス湯豆腐¥550。
大将は、キャップかぶって立派な口ひげ。白衣がお似合い。
厨房から女将さんに、アレとってコレとっての指示が飛ぶ。野菜を刻む音が速い。
茶碗蒸し定食登場。
茶碗蒸し、デカ! 小ぶりのドンブリ入り。
付け合せには、これまたデカイだし巻き玉子。ネギ入り。
あと、小鰯の南蛮漬けと、白和え。
茶碗蒸し一口もらう。旨い!こりゃ立派な主役。
だし巻き玉子も旨い。これ、お土産用に1本¥700で売っている。その価値は十分あり。
続いて湯豆腐が土鍋で登場。
冬はコレに限る。ただ、居酒屋じゃあんまり見かけなくなった。
レンゲにすいち(山口弁でポン酢のこと)をちょいと取り、ダシ汁をすくって飲む。
うんまぁー!
女将さんすかさず、「そうやって飲むんを最近の人は知っとっちゃあないんよねぇ。」と、嬉しそう。
私はおやじの真似して覚えたわけだが、子どもの頃は湯豆腐なんてどこがうまいのか
さっぱりわからなかったもんだ。
親子丼が来た。ルックスは茶色系が強いが、玉子は硬すぎずゆるすぎず、程よい半熟状態で旨い。
全品揃ったら、ご夫婦、うちらの隣に腰掛けて、隣の女房のさらに向こう側に置いてあるTV鑑賞。
(TVは来たときからかかっていた)
時折、私らと世間話。うまいうまいと、私が食べるのを見て満足そう。
店内は、いろんなものが雑多に置いてあり、ここもまた居住スペースと化しております。
それ、いつ誰が使うの?ってなモノばかり。まあ、お年寄りはどこもそうなんじゃろね。(^^)
ところで、その日食べたメニュー、よくよく考えたら、これぞ和食ってものばかり。
文化遺産となっても、TV、新聞、雑誌で目に飛び込んでくるのは高級料亭の和食ばかり。
でも、私ら庶民にとっての文化遺産は、湯豆腐に茶碗蒸し、南蛮漬けに白和えってもんでしょ。
この食堂、居並ぶメニューは、すべて「和」。「洋」の片鱗は、わずかにカツ丼くらい。
日本人ならまた来て別のもの食べたくなること請け合いです。