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1回
昼の点数:5.0
2016/02 訪問
東の山岸、西の三嶋
私が女房や娘と洋菓子屋に行ったとして、「お父さんも何か好きなの買ったら」と促された場合、能動的選択肢は二つしかない。すなわち、レーズンサンドとダックワーズ。マイフェイバリットスイーツの2TOPである。そのダックワーズの本家本元、元祖、発祥のお店が、16区。ここのオーナーシェフである三嶋さんが、フランス菓子「ダッコワーズ」にインスパイアされて発明したのが今の小判型ダックワーズなんだそう。このお話は、お店の栞やHPにたっぷりと書いてあります(^^)福岡での仕事終えた帰り、そのダックワーズを買いに行った。地下鉄七隈線天神南から乗って3駅目、薬院大通りで降りて、浄水通りへ。100mも進むと交番があるので、そこを曲がってさらに100mほど直進すると店に到着。夕方5時半、お客さんは結構多い。入店し、名物ダックワーズの化粧箱入りディスプレイを横目に最奥に進む。私が欲しいのはバラ売り。果たしてそれは、突き当りのガラスケース上にズラリと並んでる。他の菓子には目も繰れず、「これ4つ」と、一袋2個入り税込¥399.6を指差す。女店員さん、にこやかに4袋をピックアップし、紙袋へ。レジで会計し、ウキウキと店を出る。博多から宇部への帰りの車中で、よっぽどツマミ食いしようかと思ったが我慢。帰宅後、女房へのお土産として差し出した。もちろん二人で山分けする魂胆なんだけどね(^^)さっそく一袋を開封し、1個ずつを夫婦でパクリ。。表面ガリザク感から生地のサクフワ感、そしてセンターのアーモンドクリームのヌメトロ感へと到達するコンマ何秒間の快楽。それをゆっくり、ゆっくりと咀嚼し訪れる淡い甘味とナッツの香ばしさ。類稀なる洋焼き菓子の感触と甘さと芳香が、歯牙を味蕾を鼻腔を弄ぶ。洋菓子で最中ができないか、がダックワーズを生み出す際のコンセプトだったそう。凡人は言われて初めて、なるほどねえと感心するのみ。和においては餅米、洋においては卵白という素材から作る焼き菓子、かくも極限まで軽量化し、なおかつ確たる食べ応えを残すという離れ業をやってのける日本人の偉大さよ。諸君、これが世界初のダックワーズだ。藍より出でて藍より青い、本国ダコワーズをも凌駕したジャポネ筑前のダックワーズ。おお、ダックワーズ、なぜにあなたはダックワーズなの。 (by W.Shakespeare)と、目くるめく恍惚の美味しさに酔いしれるワタクシ。女房も満足げ。買って来て良かった(^^)今や日本全国を席巻し、フランスにまで逆輸入された国産ダックワーズ。そのルーツを辿れば行き着く先は福岡市中央区薬院4-20-10。そして、そこには御大三嶋隆夫シェフが。ダックワーズ生みの親は、模倣を拒まず、寛大なる心で普及に尽力されてきた神ともいうべきかたなのです。ジャンルは違えど、つけ麺界にも模倣を是とする同じ「神」が存在し、一年前に他界された。そんなことを思いつつ、現人神の手による至高の洋菓子を口にできた喜びに浸るワタクシでした。
2016/02/26 更新
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私が女房や娘と洋菓子屋に行ったとして、「お父さんも何か好きなの買ったら」と促された場合、
能動的選択肢は二つしかない。すなわち、レーズンサンドとダックワーズ。
マイフェイバリットスイーツの2TOPである。
そのダックワーズの本家本元、元祖、発祥のお店が、16区。
ここのオーナーシェフである三嶋さんが、フランス菓子「ダッコワーズ」にインスパイアされて発明したのが
今の小判型ダックワーズなんだそう。
このお話は、お店の栞やHPにたっぷりと書いてあります(^^)
福岡での仕事終えた帰り、そのダックワーズを買いに行った。
地下鉄七隈線天神南から乗って3駅目、薬院大通りで降りて、浄水通りへ。
100mも進むと交番があるので、そこを曲がってさらに100mほど直進すると店に到着。
夕方5時半、お客さんは結構多い。
入店し、名物ダックワーズの化粧箱入りディスプレイを横目に最奥に進む。
私が欲しいのはバラ売り。果たしてそれは、突き当りのガラスケース上にズラリと並んでる。
他の菓子には目も繰れず、「これ4つ」と、一袋2個入り税込¥399.6を指差す。
女店員さん、にこやかに4袋をピックアップし、紙袋へ。レジで会計し、ウキウキと店を出る。
博多から宇部への帰りの車中で、よっぽどツマミ食いしようかと思ったが我慢。
帰宅後、女房へのお土産として差し出した。もちろん二人で山分けする魂胆なんだけどね(^^)
さっそく一袋を開封し、1個ずつを夫婦でパクリ。。
表面ガリザク感から生地のサクフワ感、そしてセンターのアーモンドクリームのヌメトロ感へと到達する
コンマ何秒間の快楽。
それをゆっくり、ゆっくりと咀嚼し訪れる淡い甘味とナッツの香ばしさ。
類稀なる洋焼き菓子の感触と甘さと芳香が、歯牙を味蕾を鼻腔を弄ぶ。
洋菓子で最中ができないか、がダックワーズを生み出す際のコンセプトだったそう。
凡人は言われて初めて、なるほどねえと感心するのみ。
和においては餅米、洋においては卵白という素材から作る焼き菓子、かくも極限まで軽量化し、
なおかつ確たる食べ応えを残すという離れ業をやってのける日本人の偉大さよ。
諸君、これが世界初のダックワーズだ。
藍より出でて藍より青い、本国ダコワーズをも凌駕したジャポネ筑前のダックワーズ。
おお、ダックワーズ、なぜにあなたはダックワーズなの。 (by W.Shakespeare)
と、目くるめく恍惚の美味しさに酔いしれるワタクシ。
女房も満足げ。買って来て良かった(^^)
今や日本全国を席巻し、フランスにまで逆輸入された国産ダックワーズ。
そのルーツを辿れば行き着く先は福岡市中央区薬院4-20-10。
そして、そこには御大三嶋隆夫シェフが。
ダックワーズ生みの親は、模倣を拒まず、寛大なる心で普及に尽力されてきた神ともいうべきかたなのです。
ジャンルは違えど、つけ麺界にも模倣を是とする同じ「神」が存在し、一年前に他界された。
そんなことを思いつつ、現人神の手による至高の洋菓子を口にできた喜びに浸るワタクシでした。