canさんが投稿した祇園 大渡(京都/祇園四条)の口コミ詳細

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can (女性・三重県) 認証済

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祇園 大渡祇園四条、京都河原町、三条京阪/日本料理

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.2
1回目

2020/08 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

祇園の名店を楽しむ

前々からぜひ伺ってみたかった京都の銘店のひとつ大渡さんへの訪問がようやく叶いました。
6月に越県移動が解除になって以来数度訪れている京都ですが、7月末から日々拡大する感染者数増加報道にもうダメかと思いつつず〜っと楽しみにしていたので諦めることはできず移動手段は車にして完全武装で3密には徹底的に配慮ということで行ってまいりました。

さすがに例年の夏とは違う京都の人出、でも駅には行かなかったのでわかりませんが四条河原町付近は若者メインに老若男女で思いのほか賑わっていました。
前回は電車利用で京都駅は普段より歩きやすいと思いましたがこの週末からお盆を迎えるのでまた人出が多くなるかもしれません。

さて厳重に注意を払いつつお店にやってきた私たち、まず目に入るのは鳥獣戯画を彷彿とさせる躍動感溢れる兎さんの暖簾、控えめに店名だけが入る普通のものとはひと味違います。
これは大将の大渡真人さんが卯年生まれなのに因んで懇意にされているキーヤンこと木村英輝氏が作られたものだとか、店名だって横書きでO-Watari、まるで歌舞伎の見得を切っているような兎さんにはH.ki-yanと署名入りです。
壁画始め様々な作品でお見掛けする色彩豊かな独特の世界観がこちらでは粋を感じる単色ですっきりと表現されていて、鳥羽僧正もかくして自由にあるがままに描かれたのだろうと千年の昔に想いを馳せつつ暖簾をくぐりました。

初めてご挨拶した大渡大将は噂に反して生真面目そうなお顔でまずは冷茶を出して下さいましたが暑かったので思わず一気に飲み干すと「お代わりする?」って途端にお茶目な相好、一挙に空気感を変える天才ですね。

さてキリンで乾杯、本日の宴の始まりです。


◎ 山芋昆布〆素麺 毛蟹 キャビア 蓴菜をトマト酢で

まずはさっぱりと。
毛蟹とキャビアは言わずもがな、トマト風味のお酢と蓴菜と素麺のツルツルした絡みがたまりません。
お箸とスプーンの二刀流で余すことなく頂きました。


◎コロの冷製茶碗蒸 白味噌仕立 牛蒡風味

冷製だからこそのさっぱり感とものすごいコクの二重奏、唸ります。


◎鮎の揚げ物 ウスター風味のポン酢で

琵琶湖特有の小振りの鮎にお腹の部分だけ粉を付けてからりと揚げた一品。
頭からガブリと行くと苦味がたまりません。
一口だけポン酢で頂きましたが私としてはそのままの方が圧倒的に好みです。
小振りだからこその揚げ勝ちですね。
この時期どちらでも出される鮎、塩焼きばかりでは飽きるでしょとの大将のお考え。
お店ごとに焼き方の個性があるとはいえ、こうしてガラリと違うスタイルも嬉しいです。


◎スッポンの冷製お粥

ここでお凌ぎです、なんと贅沢なまるお粥。
プルンとしたコラーゲンたっぷりのスッポンの身とやや強目の飯と濃厚ジュレのコラボレーション、匙が止まりません。


●ここで夫は日本酒にチェンジ、スッキリ系ということで大将ははるかを選ばれました。
さらりと軽やかな口当たりです。


◎ 鱧の炙り 鱧の卵の塩辛 赤芽紫蘇

骨切りを拝見しているとかなり大振りで立派な身厚、燃え盛る炭で皮目だけさっと炙られた身はもっちりしています。
梅肉だと梅が立ちすぎるというので振られているのは赤芽紫蘇、なるほど赤紫蘇なら梅干しの系譜、芽なので若やいだ香りです。
添えられたのはなんと鱧の卵の塩辛、これを山葵とともに身に載せて口にすれば言うことなし。


◎赤魚鯛と白木耳のお椀

鱧と同じく丁寧に包丁を入れられた身は見事に弾けて口当たりを柔らかくしています。
お出汁の風味はなんとも言えない透明感、節は鰹じゃないな、鮪かな?と思いましたが外すと恥ずかしいしご常連とのお話に花が咲いてらしたのでお訊きできませんでした。
薄切りの胡瓜に梅肉に青紫蘇で夏らしく頂きます。


◎牛冷しゃぶ 冬瓜

もちろん美味しいのですがこれからの品々を考えて半分を夫に助けてもらいます、お魚だったら死守しますが。


●ここで高知の美丈夫を。


◎焼物スズキ 蓼と万願寺のソース 千六本のウド載せ

フレンチと見紛う美しい緑のお皿が登場、スズキです。
鮮やかな緑のソースは蓼に万願寺唐辛子を加えたもの、蓼の爽やかな辛味を万願寺が甘く柔らかくしています。
添えられた蓼の葉を噛みつつ楽しみました。


●松の司を一献


◎鮑のしゃぶ

まぁ立派な鮑の登場、カメラを向けると大将満面の笑みでポーズ決めのサービスです。
志摩の鮑とのこと、今の季節は志摩か瀬戸内と仰っていました。
鮑好きの私は地元(単に三重県というだけですが)の鮑が嬉しくて素人ながらの鮑談義、束の間の楽しい時間です。
グツグツと煮え立つ器にはすでに芋茎が、そこに鮑を入れると良い塩梅の火の通りになりただ柔らかいだけでなく活きた鮑のコシが損なわれていないのです。
鮑の肝ソースを付けるとまた潮の香りが一段と増幅され至福、この肝ソースは炊き立てご飯に少し残しておけとのこと、仰せに従います。
お出汁はすっきりと昆布だけでそこに鮑から出たエキスが渾然と混ざり合いこれを飲み干す幸せ。


◎お食事

ご飯のお供はちりめん山椒やへしこと幾種類もの香の物。
土鍋で炊き上げられたご飯はまずは熱々を一口頂いて大事な鮑の肝ソースを絡めて、更にお替りは黄身を掛けてもらいました。


◎お菓子とお茶

黒糖わらび餅、大将自らのお抹茶、赤紫蘇のメレンゲを焼いたもの


これだけ頂いたらもうお腹はいっぱい、幸せもいっぱい、でした。

大将は初見の私たちにも終始ご配慮下さり常連さんばかりの中アウェイ感もなく、そして包丁を使いながらどんな小さな呟きも聞き逃されることなく飲み物などにも気を遣って下さいました。
さすが大渡劇場、美味しい上に楽しいと来たら人気があるはずです。
さて次の観客になれるのはいつのことでしょう、日頃の行いを正して待つとしますか。


どうもごちそうさまでございました。

  • 山芋昆布〆素麺 毛蟹・キャビア・蓴菜をトマト酢で

  • コロの冷製茶碗蒸

  • 鮎の揚げ物

  • すっぽんの冷製お粥

  • 鱧の炙りと鱧卵の塩辛

  • 鱧の卵の塩辛

  • 赤魚鯛と白木耳のお椀

  • 赤魚鯛の身がはじけています

  • 牛しゃぶ 冬瓜

  • 大根ではなく冬瓜です

  • スズキ 蓼と万願寺のソース

  • フレンチのお皿みたい

  • 立派な鮑

  • 大将のサービスポーズ

  • 鮑のしゃぶ

  • 鮑肝ソース

  • ご飯のお供たち

  • 山椒ちりめん

  • へしこ

  • 香の物

  • にえばな

  • お替りは黄身を掛けて

  • わらび餅

  • 焼菓子 赤紫蘇のメレンゲ

  • お昼はこんな感じ

  • Ki-yanの暖簾

  • 夜はこんな感じ

  • 暖簾が一段と鮮やか

  • おまけ 暖簾作者のki-YanStuzio 八坂さんの目の前です

2020/08/31 更新

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