3回
2018/11 訪問
奥嵯峨と落ち鮎
秋の京都は嵐山。紅葉を見に奥嵯峨です。
阪急で嵐山へ向かった私たちは嵐山の駅に降り立ちました。
渡月橋は観光客が行列を成して写真を撮っています。おそらく竹林への道も間違いなく人が多いことでしょう。
それを見越して今回はバスでの移動です。
まずは大覚寺まで行き拝観したあと山を下ることにいたしました。
大覚寺は丁度嵯峨天皇の写経された般若心経が初公開されとても賑わっています。
初公開とのことでお坊様も沢山見学にいらしていました。
今年の京都の紅葉は猛暑のせいか紅葉はあまり美しくなく枯れて縮んでしまったもみじ・紅葉していない
もみじが入り乱れ残念な紅葉でしたが、恒例の嵯峨菊展が来場客の目を楽しませてくれました。
門外不出の菊なのだそうです。
大覚寺を後にした私たちはその後京都バスに乗り鳥居本で下車。
この日は平野屋さんへおじゃました後、化野念仏寺、祇王寺、二尊院、竹林の小径といった経路で
山を下っていこうと決めました。
さて鳥居本でバスを降りるとバス停の周りにはなにもありません。(汗
何もない山道を少し歩くと下の方に古い町並みが見えてきました。
山道から下に急な階段が続いておりそこを降りると愛宕神社の鳥居前町として発展した古い街なみが現れます。
更に坂を登っていくと大鳥居が目に入り平野屋さんが現れました。
古民家の茅葺屋根には苔がむし店前には毛氈がかけられた赤い長椅子。
店先では名物のしんこ餅を戴いている方たちの姿が目に入ります。
もはやここまでくるとあの観光客の雑踏はなくとても静かです。
この時期は湯豆腐のコースとなっていてそれと落ち鮎を
塩焼きにしていただきました。
落ち鮎は産卵のために川を下った鮎のことだそうです。
お部屋から外を眺めていると池の傍の木の蓋を開け鮎を網ですくっている様子が
見られます。
ちょっとかわいそうかな。。。
出てきた鮎は雌と雄の2匹。
雌の鮎には卵がパンパンに入っています。
焼き立ての鮎の美味しいこと。
卵もぷちっとしてとても美味しいです。罪悪感より美味しさが勝ってしまいました(笑
湯豆腐のコースの内容は以下の通り。
・湯葉のお刺身
・前菜山菜 長いも 蕗味噌 湯葉とゼンマイ
ほうれん草と春菊と椎茸の煮びたし 薩摩芋と蕗
・天婦羅 万願寺唐辛子 生麩 丹波の栗 エリンギ
・炊き合わせ はがんもとカボチャ がんもには銀杏などがはいっていた
・しんこ餅
主役の湯豆腐ももちろん美味しいのだけれどそれ以外の野菜がたまらなく美味しくて。
例えば前菜の五種にしても丁寧に作られていてお酒が欲しくなりました。ノマナカッタ ジブンヲ ホメテホシイ●~*
天婦羅で栗を揚たものが出されこれって初めて戴きましたが
なかなか美味しい。
炊き合わせのがんもには銀杏などいろいろ入っていておりお味もよく染みていて美味しいと感じました。
最後の炊き込みご飯はキノコや銀杏など秋のものを使った炊き込みご飯で美味しくいただきました。
やっぱりこちらのお店は秋がよいです。
来年もまた行きたいと思うお店でした。
それにしても祇王も嵐山がこれほど人が来る場所になろうとは思わなかったことでしょう。
渡月橋や竹林の道あたりは大変なことになっています(笑
湯葉のお刺身
山菜 長いも 蕗味噌 湯葉とゼンマイ ほうれん草と春菊とシイタケの煮びたし サツマイモとふき
鮎の塩焼き
鮎の塩焼き
蓼酢をつけて戴きます。卵がパンパン
鮎の甘露煮
湯豆腐
鮎の甘露煮
野菜の天婦羅 万願寺唐辛子 生麩 丹波の栗 エリンギ 蓮根
栗の天ぷら
炊き込みご飯
しんこ餅
生け簀
2018/12/23 更新
2017/06 訪問
奥嵯峨の奥の奥。
嵐山から奥嵯峨へ向かいます。
嵐山は京都屈指の観光スポットということで沢山の人で賑わっているのだけれど奥嵯峨までいくと人も疎ら。
もはや外国人観光客はほとんど見かけません。さすがにこちらまでは来ないのかな。。。
祇王寺から化野念仏寺をお参りし、ここ平野屋へやってきました。
祇王寺は平家物語に出てくる祇王が平清盛に捨てられた後、尼となり身を寄せたお寺として有名です。
のちに祇王が清盛に捨てられるきっかけとなった仏御前もまた清盛に捨てられ祇王を頼って
こちらに身を寄せたそうです。
今も昔もハイスぺな男子は色を好む? zozo ナ ヒト ナカンジ●~*
ほんとうはこちらで鮎丼なるものをいただこうと思っていたんですがお昼にたどり着けず断念。
もう一つの名物。しんこ餅をいただきました。
しんこ餅は黄な粉を付けていただく素朴な食べ物です。
お抹茶と一緒にいただいてほっこり。
椿の葉が添えられていてこれって黄な粉をかけるスプーン代わりに使うのかしらなんていって
使ってみたり(笑
平野屋さんは愛宕神社の一の鳥居のそばにありここから愛宕神社へいくには徒歩で1時間以上かかるとのことだったので
あきらめましたが一度行ってみたいものです♪
2017/09/18 更新
久しぶりに平野屋さんへランチで訪問することになりました。
宿泊していたホテルが四条だったので四条から嵐山行きのバスに乗り向かいます。
嵐山行のバスはあの映画の太秦(うずまさ)なども経由し私のように観光重視な人には楽しいしわくわくします。
嵐山から平野屋さんまでのバスは本数がないのでうまく乗れたらラッキーなのですが
時間がないならタクシーでいってもいいかもしれません。実際タクシーでいらっしゃっている人も多く見受けられます。
それほど遠くはないので時間さえあれば歩いて散策しながらいくのもありだと思います。
実際私たちの帰りは歩いて下まで降りました。
下まで降りる途中には化野念仏寺や二尊院も通ります。
さて九月はまだ鮎のコースの時期でした♪
鮎のコースは次の通り♪
・鮎のあらい
・鮎粥
・天婦羅
・炊き合わせ
・しんこ餅
前菜は山菜中心で前回の時と同じような感じなのですが今回は赤い蒟蒻がありました。
おそらく兵庫の赤蒟蒻なのでしょう。
初めて戴いた鮎粥は滋味深いお味。
体に優しいお粥でした。
待望の鮎はふっくらと焼きあがっており蓼酢で美味しくいただきました。
私はこちらの炊き合わせが好きで銀杏などいろいろ入ったがんもが好きです♪
お出汁がしみていて本当に美味しい。
最後の〆はしんこ餅を戴いて終了。
こちらは外の景色もごちそうですね。
愛宕神社は火の用心の神様で京都の料理屋さんにはここのお札を厨房にはるという習わしが
あるそうです。(東京の愛宕神社は出世の神様らしいですが。。。)
個人的には御朱印を戴きたいという気持ちがあるんですが簡単には行けそうになくトレッキングシューズなど
用意して登らなければならないようでいつかは準備していってみたいものです♪