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白うるかと苦うるか
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背越し
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椀
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鮎の塩焼き
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うるか茄子
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ご飯にうるか茄子のお汁を掛けて。
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うるか味噌の包み揚げ
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酢の物
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白みそのお味噌汁
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鮎ご飯
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青梅の甘露煮
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昨年、京都で戻り鮎の塩焼きを戴いたのがきっかけで旬の時期に美味しい鮎を戴いてみたいと
思うようになりました。
東京には鮎正という有名店があるのを思いだし食べログってみたところ昨年末にお店を閉店されたそうです。
確かその鮎は島根の高津川でとれた鮎を使っていて鮎料理で有名な美加登家さんの支店と聞いておりました。
だったら日原へ行っちゃう？なんて安易に考えお店を予約。
予約を入れてからいろいろと旅の計画をたてました。
島根だから出雲神社を参拝して御朱印なんて思ったんですがここ日原はどちらかというと山口県寄り。
島根空港を利用すると車で2時間くらいかかるそうで最寄りの空港は萩岩見空港の方が近いのだそうです。
萩岩見空港から日原までは車で20分くらいとのこと。なので津和野観光を兼ねて行ってきました。
※ちなみに津和野には日本五大稲荷の一つ、太皷谷稲成神社があります。稲荷の字がこちらだけ稲成と書きます。
タクシーで高津川沿いを走って日原へ向かいます。
高津川はダムのない唯一の一級河川として有名だそうで上質の鮎が取れることでも有名です。
お店に着くと女将さんが着物姿で出迎えてくださいます。凛としたそのお姿が素敵です。
せっかく来たのですから一番お高いコース料理とそれに合わせて地元の日本酒を戴きました。
・白うるかと苦うるか
・鮎の背ごし
・椀
・鮎の塩焼き
・うるか茄子
・揚げ物
・酢の物
・鮎ごはんと白みその椀
・青梅の甘露煮
・日本酒 平家の里と初陣
最初に戴いたのは苦うるかと白うるかです。
苦うるかは鮎の内臓を1年ほど漬け込み発酵させたもの。
白うるかは卵を塩漬けしたものだそうです。
苦うるかは舌にざらつくような後味があるのが一般的だと思っていたんですがこちらの苦うるかはそれが
なく食べやすいですしまろやかな塩加減で美味しいです。そして日本酒にも合います。
初めて戴いた白うるかはチーズのような感じ。こちらも美味しい。
苦うるかはうるか茄子やうるか味噌の包み揚げなどのお料理に使われます。
地元のかたのお話しを聞いていると昔から病み上がりに熱いご飯の上に苦うるかを載せていただいたとの
お話を伺いました。地元ではうるかを使った料理はよく食べられるようです。
この苦うるかは地元のひとには滋養強壮作用があるとして重宝されているのではないでしょうか。
初めていただいた鮎の背ごしは鮎を輪切りにしたお刺身というか洗いです。
川魚とは思えないほど食べやすく美味しくいただきました。
椀は焼いた鮎から骨抜き椀にしたものと下には柔らかな冬瓜が入っています。
上品なお椀で美味しくいただきました。
メインの塩焼きはまるでお皿のうえで泳ぎ跳ねているような出来栄えです。
この時期はまだ少し早いかもしれません。
うるか味噌包み揚げは甘いうるかを使った味噌が鮎に添えられ揚げられたもの。これもおいしいですね。
うるか茄子は茄子も美味しいのですが戴いた後の残ったお汁を少量のごはんに掛けて戴きます。
これが絶品。
鮎ごはんは焼いた鮎を上に散らした感じ。
甘い白味噌のお椀はお麩がきれいに3つ並べられ
見た目も美しいお椀でした。
こちらは何を戴いても美味しいですね。
そして鮎正さんのお話を少し伺ってみました。
鮎正さんは東京オリンピックの頃新橋にお店を出されたのだそうです。
当時は鮎の輸送に苦労されたそうでそんなお話も伺えて楽しいひと時を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。