中篇の最後で突如
思わず息を飲む不穏な雲行きとなって来たワタクシの香港行。
このまま妙齢美女B嬢に誘(いざな)われるがままに、
めくるめく快楽の世界に我が身を投じてしまうのか???事実から申し上げますと、はい、
その通り。ただし、より正確には、投じちゃったのは我が
身ではなくて、我が
アタマでありましたが。
そう。
ホテル自室で彼女にお願いしたのは、香港での彼女の生業でもある
「ヘッドスパ」。
ヘッドスパをご存じ無い方は、彼女自身のホームページ↓をご覧あれ。
http://www.odo.com.hk/index.htm実は、半年前の東京で彼女と初めて会ったのも、キッカケはそのヘッドスパ。
香港でヘッドスパの独立起業を考えていた彼女が、広く多方面から意見や助言を求めている中で、たまたま彼女の親友でもあるKちゃんの紹介で、ぼくが彼女と会って話を聞くことになった次第。
つまりは、それがキッカケで、今回こうしてせっかく香港にまで足を運んだわけだもの。
だったら是非とも、その彼女自慢のヘッドスパを、ぼくも自ら体験させてもらおうじゃないの!と思った次第。
例の「謎の大荷物」は、その「出張施術」の為の七つ道具なのでありました。
その内訳は、頭皮スキャナと、それを接続して操作するノートPC。
それに、彼女オリジナル「ODO」ブランドのヘッドスパクリームが3種類。
ちなみに余談ながら、白状します。
そのPCで見せてもらった彼女のホームページで、彼女自身の写真を見た時は、ワタクシ思わず
ドン引きしました。
だって...アレレレ?
彼女ってばひょっとして、ベトナムの裏社会で財を成した華僑マフィアの跡取り娘とかで、オレはこのままアヤシゲな媚薬でも嗅がされ、気を失ったまま手足をもがれて「上海雑技団」にでも売られてしまうのではあるまいか...とか一瞬思っちゃったりもして。
冗談はさておき、いよいよ彼女自慢の出張ヘッドスパの始まり、始まり~♪
まずは頭皮スキャナを起動し、ぼくの頭皮・頭髪の健康度をチェック。
その後、そのスキャン結果に基づく彼女自身の分析・診断に基づいて、ぼくの頭皮に合うクリームをチョイス。
そのクリームで、小一時間に及ぶ入念なマッサージ。
これがなんとも本当に心地良く気持ち良くて、嬉しくて♪
こりゃあ癒されるわあ。
マッサージ後に頭に残ったクリームをシャワーで洗い落としてしまえば、その後はなんだかまるで、それまで頭や肩に掛けていた数kgもの錘(おもり)を外したかのような、なんとも軽くすっきりした爽快感と解放感♪
なるほど、こりゃあ女性に人気なのも良くワカル。
でも考えてみれば、
我が妻にさえ触らせたことのない我が頭皮をアラレもなく曝け出して妙齢美女の手に委ね、頭皮頭髪を縦横に揉みしだかれるその快感に身悶えしつつ、だらしなく開いた口からヨダレを垂らしながら半眼も虚ろに陶然となっている我が身の姿なんて、とてもとても他の人には見せられぬ。
それでもなお、そんな代償(?)を払って得られるこの癒しと活力は、決してタダモノではない。
これはホンモノだ。
ヘッドスパって本当にスバラシイ♪
てなことで、彼女のゴッドハンドのお陰ですっかりリフレッシュさせてもらった気分を胸に、またも再び、いつの間にやらすっかり日が暮れてしまった夜の街へ。
お次は、たまたまホテル近くの海沿いで催される「ライトショー」の見物だ。
海の対岸に立ち並ぶ高層ビルの数々が、まるで対岸全体を一つの舞台に見たて、複数のビルそのものが精巧にシンクロした照明装置と化して、空いっぱいの照明パフォーマンスを繰り広げる。
あいにく当夜は霧雨交じりの荒天だったので、すっきりクリアに全景が楽しめたわけでもなかったけれど、海沿いを埋める多くの観光客や旅行客と一緒に楽しんだ幻想的でロマンチックなページェント。
その後の夕食は、これまたB嬢が選んで押さえておいてくれた「北京楼」にて。
フカヒレのスープと鮑の煮物が絶品に美味しかった♪
以上、B嬢に何から何までお世話になった香港での半日間。
何もかもが楽しかったし、気持ち良かったし、美味しかった♪
おかげでなんだか、香港を丸3日分くらいたっぷり堪能させてもらった気分。
B嬢、本当にありがとう。
次回は是非日本で会おう!
...そう再会を約して別れを惜しんで来たばかりのB嬢。
なのに、実はつい先週、東京は京橋のインド料理店「
Dhaba India」で夕食をご一緒したばかり。
本日記にも登場した彼女所縁の友人Kちゃん、Pちゃんも加わっての計4人で。
実はB嬢、ビザの更新と旧正月の休暇を兼ねて、ぼくが香港から戻ったすぐ翌週から、ちょうど一時帰国中なのでありました。
次回また香港でご一緒しましょ♪
おしまい。