ceciloさんが投稿したロビンソンクルーソーカレーハウス(東京/北品川)の口コミ詳細

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ロビンソンクルーソーカレーハウス北品川、新馬場、品川/カレー

1

  • 昼の点数:5.0

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 3.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2004/03 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

来たれ!辛さ無差別級・カレー界のK-1王者を競う猛者たちよ

あれはもう10年ほど前のこと。
当時勤めていた会社があった市ヶ谷に、毎週欠かさずランチに通い詰めていた大のお気に入りのカレー屋があった。
記憶に残るユニークな特徴は色々あれど、なによりまずは、そのカレーに付けられた楽しいネーミング。
トッピングの種類によって「市ヶ谷」や「五番町」といったご当地所縁の地名を名付け、それらを可愛らしい手描きのイラスト入りで紹介した大判のメニューが楽しかった。

もうひとつの特徴は、ルウの辛さを好みの「倍数」で注文できたこと。
辛さ2倍、3倍は当然として、例えば100倍だろうが1,000倍だってオッケー。
そして店内の壁という壁をびっしり隙間なく埋めるのが、「遂に制覇!XXX倍カレー!」などと自らの「戦績」を誇らしげに謳う署名入りの貼り紙の数々。
世の中には斯くもモノズキな、いやもとい、斯くも不思議なコトに命を燃やす奇特な連中も居たものだ。

そして何より、カレーそのものが素直にウマイっ!
その味わいは謂わば、遥か昔の少年時代に母親が市販のルウに色々工夫を加えて作ってくれた「我が家のカレー」を思い起こさせるような、なんともしみじみ懐かしい味がする。
しかしそこはさすがプロの技。
一般の家庭ではまず再現が難しそうな、一種独特で複雑な深みとコクがあり、これがクセになる。
ぼくに云わせれば、これぞまさしく「正しいニッポンのカレー」なのだ。

実直そうで愛想の良いオヤジさんと奥様が夫婦交代で厨房や接客を担う、そのなんともアットホームでほのぼのした雰囲気も好きだったし、行けば必ず貰える「10枚集めたら1回タダになる」オレンジ色のクーポン券もずいぶん集めたものだ。

ところが。
「ビル改装に伴い一時休業しますが、近々再OPENするのでお楽しみに!」という手書きの貼り紙を残して同店が突然店を閉めてしまったのが、今から7年ちょっと前の98年夏のこと。
ところがこれが、いつまで経っても開く気配がない。
そのうちその貼り紙もいつしか剥がされ、月日は流れた。
そうこうするうち、あれほどまでに愛した当店とそのカレーの香りは、ぼくの記憶の中からほぼ完全に消えて行きつつあったのだ。

それが、今からおよそ2年前のこと。
ふと何気なく覗いた某・レストランガイドに、なんと、あの懐かしい市ヶ谷の店と一字一句同じ名前のカレー店が掲載されているではないか!
さらに、その記載内容を精読したぼくは、タチドコロに確信した。
これぞまさしくあの店だ!と。
そのアツイ確信に突き動かされ、地図を頼りにわざわざ当店まで足を運んだのは、たまたま2ヶ月ほど「無職のぷう」状態でヒマこいていた昨年春のこと。

出迎えてくれたのは、確かに見覚えのある、あの懐かしいオヤジさんと奥方様。
カレーの注文もそこそこに、まずはそのお二人と「積もる話」(?)に興ずること暫し。
すると...

7年前の突然の「閉店劇」は、元々は前述した貼り紙の口上通り、同じ市ヶ谷での「再開」を期しての一時休業のつもりだったそうな。
ところがそれが叶わぬ諸事情もあり、已む無く同地での再開は断念し、たまたまご夫婦一家のお住まいからも近い今の場所に「移転」した、というのが事の真相だった。

だからもう、此方の店も既に開店丸7年以上の営業歴。
今やもう市ヶ谷ではなく、ここ北品川の地にしっかりと根を下ろした地域の店として、地に足の着いた地道な商売を粛々と続けておられる様子がよく分かる。

さてほぼ6年ぶりに戴く懐かしいカレーに選んだのは、以前も好物だった当店独特の「中華風トンカツ」にゆで卵をトッピングした定番「カツカレー」。
もちろんこのカレーにも、以前と同様、今のご当地・品川界隈にちなんだ地名の名前が付いていたのだが、自分にとっちゃさっぱり土地勘のないエリアの地名ゆえ、まったく記憶にない。
辛さは「3倍」でお願いした。
これがやっぱりウマイっ!
「正しいニッポンのカレー」はこうでなくちゃ。

懐かしさとそのウマさに涙しつつ、ふと店内の壁面を見れば、これまた以前と同じく「署名入り戦績」を大書した貼り紙があるわアルワ!
中でもブッタマゲたのは、一際目立つデカイ文字で「1,500倍達成!」と大書した1枚。
聞けば、値段はおよそ15,000円だったとの由。
これにはもう、ただただ唖然。
しかし同時に、ある種アツイ感慨もまた、胸にこみ上げる。
こんな「辛さ無差別級・カレー界のK-1王者」を競い続ける猛者達とともに、ぼくが愛した横丁のカレー屋は、此処・北品川でまだまだどっこい元気に生きていた。
それがストレートに嬉しくて、頬張るカレーもますますウマイ。

そんなこんなで、まさにある意味「市ヶ谷のロビンソンの末裔」とも呼べる当店には、今は亡き「先代」(?)市ヶ谷店に通い詰めたぼくのアツイ想いもたっぷり込めて、やや逆上の星5つ。

2005/10/29 更新

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