ちゃいりーさんが投稿したホルモン焼 夏冬(東京/大門)の口コミ詳細

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ちゃいりーの短編飯

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ホルモン焼 夏冬大門、御成門、浜松町/ホルモン、もつ焼き、カレー

1

  • 夜の点数:3.5

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2025/11 訪問

  • 夜の点数:3.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

記憶に残らない名前と、年季が刻まれた地下水脈

「夏冬」と書いて、「かとう」と読むらしい。僕は最初、それを知らなかったし、なぜだかその読み方を何度聞いても記憶に定着させることができない。名前自体が何か隠された暗号のような響きを持っている。

大門駅で降り立つことは僕の日常の中ではほとんどない行為だ。ビジネス街としては品川や田町が、飲み屋としては新橋がいつだって優先されるからだ。その大門駅から飲み屋のある賑やかな方面とは逆方向に歩き始めると、本当にこちらで合っているのか不安になる。周囲に店が全くなくなった頃、不意にその「夏冬」は現れる。

店の外観は驚くほど年季が入っていた。確固たる覚悟や強い好奇心がない限り、人はきっとこの扉を開かずに素通りしてしまうだろう。僕は自分が持つ確固たる「想い」に後押しされ、勇気を振り絞って門戸を叩いた。

内観も外観と変わらず時が深く刻み込まれている。僕はこういう店がとても好きだ。テーブルの横では客に出す七輪で使う炭がガンガンと音を立てて焼かれていた。

ありがたいことに盛り合わせがある。僕は小盛を頼んだが、届いた皿は小盛とは思えないほど山盛りだった。どの肉も新鮮な赤色で力強く輝いている。大人になって初めて僕はホルモンの持つ本当の美味しさに気づいたのかもしれない。僕は夢中で肉を食べ進め、特に美味しかったハラミを思わず追加で注文した。

付け合わせに頼んだしいたけも、また格別だった。肉厚で今まで僕が食べたしいたけの中で最も美味しかったと言える。それはまるで、ホルモンの野性的な世界の中で見つけた静かで完璧な脇役のようだった。

ホルモンにはホッピーが合う。それは揺るぎない真実だ。僕は夢中でホルモンを味わう傍ら、冷えたホッピーを呷り続けた。

ホルモンもお酒も、すべてがリーズナブルな価格に収まっている。この店の年季、この肉の品質、このホッピーの調和。これらすべてを考えると僕はまた必ずこの大門の地下水脈のような場所を訪れるだろうと確信した。

2025/12/13 更新

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