Champagneさんが投稿したFelicelina(東京/中目黒)の口コミ詳細

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Champagneのクリスタルなサロン

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Champagne (女性・神奈川県) 認証済

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閉店Felicelina中目黒、代官山/イタリアン、パスタ、肉料理

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 2.5
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 3.8
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2013/10 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス2.5
    • | 雰囲気3.8
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

裏中目に新しいカタチのルーキー出現。

<2011年10月>
気に入ったお店は、あまり間を置かずに再訪。これ、私の鉄則です。
1回目の感動を、もう一度味わいたくなっちゃうのです。
そのときが、夢か幻ではなかったことを願って。

「子持ち鮎のコンフィ 野菜のケッカ風ソース」。
パリっと骨までそのままいける鮎は、ホクホク。
下には細かくカットした野菜のケッカと、ヴィネグレットがピリっと効いたソースと共に。

「えぞ鹿の温かいカルパッチョ」。
きれいな赤身のカルパッチョがお皿に載って登場。
その上から、たっぷりとウンブリア産白トリュフを削っていただいて。
濃厚な薫りが、たまりません。
えぞ鹿は、内腿の一番柔らかい部分を、ちょうどいいスライス具合で。
キメ細かい肉質は限りなく上品でいながら、野性味を帯びて。
スパイス使いも見事。
すべてのコンビネーションがピッタリと決まった一皿に、感嘆。

「伊勢海老のスパゲティ サフラン風味 ペスカトーラ風」。
焼きの火入れが見事な伊勢海老は、プリップリ。
サフラン風味とマッチするムール貝。
マイルドなトマトソースと、元気なフレッシュハーブを上から散らして。
豪快に、そして、おのずと無言になってしまう、うれしい一皿。

「和牛イチボのタリアータ ほろ苦野菜のサラダ添え」。
締まった赤身のイチボは、優しいカブのソースや西洋わさびを添えて。
ほろ苦野菜は太陽をたっぷり浴びた証拠。

「チーズの盛り合わせ」。
ワインがまだ残っているので、ドルチェまでの間に一呼吸。
4種類のチーズと、トーストしたドライフルーツ入りのパン、栗のハチミツを添えて。
状態もいい具合です。

「焼きリンゴとヴィンサントのジェラート」。
焼きたてのリンゴは甘酸っぱさがたまらなく美味しく、
作りたてのジェラートがトロトロと溶けてソースに変わっていく。
そんな食後の幸せは至福のひととき。

今回も、期待を裏切るところか、新たなる感動や悦びを噛み締めながら、
4時間ほどのディナータイムは素敵な時間となりました。

開店1ヶ月ほど経った今回、変わっていたことがいくつか。

①予約電話受付時間を設定してあります。
11時から12時、16時から17時30分のみ。
これで営業時間内は、調理に専念することができます。
大英断!これでいいんです。
くれぐれも、予約した皆さまが道に迷ったりしませんよう…。
営業時間内は、お店に電話しても誰も出ませんから。

②お水のお代わりは、デキャンタで目の前に用意。
これもいいんです!
ワインだって、ちょうどいい温度になっているボトルならば、
テーブルに置いて「Help yourself」でいいんです。

そんなこともあり、サービスにだいぶ余裕ができました。
色々工夫して、いい方向に向かうよう成長中です。

シェフ2人、カウンターのみ。
一皿づつ感動の内容で、ビックリのお値段。
目指すものは銀座のグランメゾンではなく、広尾にあった頃の初期のアロマフレスカ。
あの活気と、美味しいものが食べられるオーラを放った空間を見事に再現しています。

サービス体制やカウンターの造りからして、グループや接待には向いていません。
私としては、食べ終わったお皿を自分で下げてもいいくらい!
このお店のサービスに評価を下すなんておこがましいので、サービスの★は空欄にしてあります。

<2011年9月>
プロフィールは、アロマフレスカ出身のシェフ2人。
場所は、いまアツいスポット、「裏中目」。
もちろん、開店早々に予約。
ようやく待ちかねた当日です。

店内は、L字型の窓側にローカウンターと、内側にある厨房が見渡せるハイカウンター。
ダークな木目のテーブルはシック。
ローカウンターのどっしりとした椅子は座りやすく、くつろいでしまって根が生えそう。
上からの照明は、やや明るめ。
テーブルにはランチョンマット、ガラスのレストにはクリストフルのカトラリー。
ナプキンリングには、真白な布ナプキン。
ますは、おしぼりが渡されます。

すでにテーブルに置かれているのは、ドリンク、ワインリスト、ドルチェメニューが1冊になっているアルバム。
表紙にはお店のロゴと共に、予約したお客さんの名前が書かれています。
そんなサービスは、アロマフレスカを彷彿とさせる部分。

ところで、このワインリストのセレクションは、なかなかスゴい!
こんなの飲みたい、と思わせる銘柄をチョイスしていて、さらにリーズナブル。
価格別に載っているので、ワイン初心者でもわかりやすく、
それぞれの説明文を読めば、イメージできるようになっています。

手書きのメニューは、アクリルの額に入って目の前に。
日付入りなので、仕入れによって毎日更新しているよう。
ディナーはアラカルトのみ。
アンティパスト1600円、パスタ1800円、セコンド2800円の基本で、
メニューによってはプラス料金。
2人だと、2皿+2皿+1皿でちょうどいい量だと説明がありました。
今回はやや軽い感じで。

「本日築地より 極太アスパラガスと魚介のサラダ仕立て」。
今日の魚介は鬼海老、シマアジ、シロイカ。
特に、鬼海老の絶妙な火入れの具合と、焼きの香ばしさは格別。
小さいけれど濃い甘みと旨みのある身。初めて口にしました。
頭をパリっと手で割って、ミソはパンで。
直径2センチ以上もあるグリーンアスパラは、しっかりの塩で茹でてあり、歯応えも上々。
ハーブやペッパー、オレンジも添えられていて彩りよく。
これは白ワインなしにはいられません。

「鱧のセモリナ粉フリット 野菜のケッカ風ソース」。
パリっと揚げた熱々の鱧は、サクっと。
下には、彩り野菜の小さなキューブが隠れています。
優しい鱧と、ピリっとしたビネグレットの野菜。パンチが効いてます。
リコッタチーズやオリーブのペーストなども一緒に。

「ぶつ切りオマール海老のキタッラ フレッシュトマトソース」。
ますは、目の前にお皿が置かれてビックリ!
なぜなら、白いお皿を覆い尽くすのはオマール海老だけに見えたから。
パスタメニューなのに、オマール海老のパスタ添え?って思っちゃうほど堂々の主役。
「おしぼりはいくらでもありますから」、との心強いお言葉に、手でバリバリ。
身は、しっとりとジューシーで甘みと旨みたっぷり。
ホロっときれいに外れます。
焼きの薫りと、ハーブと、トマトソースと。
何も言うことはありません。

「ブレス産仔鳩の丸ごとロースト たっぷりの黒トリュフ添え」。
鳩の色んな部位は、ロゼの焼き具合。
ラギオールのナイフを入れると、赤く肉汁が滴ります。
鳩の旨みと脂、滋味深い肉質を生かしたロースト。
ポルチーニと、たっぷりトリュフの量もサプライズ。
シンプルながら、相当ゴージャスな一皿。

「いちじくのソテーとバニラアイスクリーム」。
温かいイチジクにアイスクリームが溶けてまみれて。
トップにはシナモンやカラメルソース。
とろけます~。

シェフ2人ですべて行っているので、お皿出しに時間がかかるのは想定内。
全員同じおまかせメニューにしたら楽なのに、アラカルトにしてるなんてエラ過ぎ。
なのに、クーラーのワインは空になる前に注いでくれるし、おしぼりは取り替えてくれるし、
不足は感じません。
ただ店内は狭いので、魚介や肉を焼いている薫りや煙、フードプロセッサーの音などなど、
五感的に賑やかです。

すべてカウンターなので、2人で訪れるのがベスト。
そして必須条件は「のんびりとできる日に、話の弾む、気の置けない相手と」。
全般にしっかりとした味付けなので、「ワインが楽しめる」ことも重要。

アロマフレスカ出身のシェフ2人がタッグを組んで、さらに個性をたっぷり振りかけて、理想形のお店を完成。
季節のよい素材を生かして、最高のものを大胆に、そして丁寧に心を込めて作る。
そんな贅沢なことを、何なくやってしまうってすごい。
やや荒削りではあるけれど、勢いがあるエネルギッシュさが非常に心地よく感じられます。
私の感動の余韻は、なかなか冷めない気配。

帰り道・・・何となく、初めて広尾のアロマフレスカを訪れたときの感動を想い出しながら、帰宅しました。

2013/05/19 更新

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