無料会員登録/ログイン
閉じる
この口コミは、Champagneさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する
2回
夜の点数:4.5
昼の点数:4.3
2017/12 訪問
夜の点数:4.5
2018/01/01 更新
2016/11 訪問
夜の点数:4.5
昼の点数:4.3
記念日に間違いなし。
2016/11/20 更新
エリアから探す
開く
閉じる
ジャンルから探す
<2015年3月>
今回もお祝いディナー。
ウェイティングスペースで記念写真を撮っていただき、ダイニングへ。
ゆったりとしたテーブルの配置はホテルのダイニングならでは、です。
春のお祝いに相応しい、ロゼのシャンパーニュで乾杯。
コースメニューは選択するお皿によってお値段が異なるシステム。
でも、色々と相談したらオリジナルのコースが出来上がりました。
そんなワガママにも、優しく応えてくれます。
トリュフを羽織った白アスパラガス 梅干のシャンティイー
尼鯛 みかんのクーリーに酸味をきかせた野菜
アボカド, 林檎とアーモンドオイルのエミュルション
オマールブルー海老のリソレ リヴサルトと一緒に
アニス風味の人参と熟成されたミモレット
鴨のロースト サルミソース
ベルナール アントニーさんのチーズ
軽い食感のフォレ ノワール
カフェとショコラ
お料理すべて、お見事でした。
初めてのフレンチのお客さんでも、こなれたお客さんでも満足のいくメニューではないでしょうか。
とかく、ホテルのダイニングは堅苦しいイメージがありますが、
リラックスしてお食事できるようなサービスを心がけていらっしゃるよう。
気が付いたら3時間経っていたという、マジック。
初めてのお客さんにも、常連さんにも、ありとあらゆる方に対応できる懐の深いサービス。
改めて、記念日に間違いなし!、と納得しながらお店を後にしました。
<2012年7月>
朝食は、背筋を伸ばしてアラカルト。
「牛タンのエッグスベネディクト」なんてありましたっけ。
ランチは、ちょっと華やかに。
休日は家族のお祝い事で訪れている方々が多かったような。
ディナーはしっかり「ザ・フレンチ」の味わい。
食後酒まで心ゆくまで楽しみ。
と、どのシチュエーションも体験済みですが、4年ほど前に改装してから実は初めて。
シェフもランスのレ・クレイエールから迎えて、すっかり定着した模様。
皆さまのレビューでの評判もよろしく、どんな風になっているのか興味津津で訪れました。
お祝いごとだったので、まずはエントランスで記念撮影のサービス。
後から人数分焼いてくれます。
店内の席数は以前よりだいぶ減っていて、ゆったりと配置されているのは大英断かも。
どのテーブルになっても、隣が気にならないレイアウト。
グラスシャンパーニュは5種類の用意。
ボトルがワゴンに乗せられてしずしずとやってきます。
小さなメゾンのものから、クリュッグやドン・ペリニヨンまで、誰もが満足するラインナップ。
品揃えのよさはさすがホテルですね。
食前酒をいただきながら、メニュー決め。
じっくり眺めてお料理を想像し、結局ランチコースとアラカルトを組み合わせたオーダーに。
アミューズのお皿にはなんと、四つ葉のクローバーが添えられていて、
お祝いごとへのうれしい心遣い。
これはお持ち帰り必須です。
「赤座海老をマンダリンとバニラオイルで引き立てて」。
ちょうどいい火入れの赤座海老。
口にすると、甘みを感じ、さらにプチっと弾けて旨みが口の中いっぱいに広がる。
それにしても太くて立派な赤座海老。仕入れがよいです。
シンプルな柑橘系の風味で。
「帆立貝のグリエ インカの目覚めとクルミのエクラゼ」。
インカの目覚めをマッシュした上に、見たことないほど大きな帆立。
火を入れてもこの大きさならば、貝はどのくらい大きいのか、と思うほど。
表面にきれいな焼き色。中はジューシーな仕上がり。
美味しいものを満足いくまで食べたい私は、とても満足。
「特選和牛のポワレ リ・ドゥ・ヴォーとトリュフのドフィーヌ アーティーチョーク
スパイシーなリヴサルトのソース」。
この日は九州産の特選和牛を使っているとのこと。
周りの脂をカットし、サシがきれいに入ったロースの部分を使用。
想像通りのお味。肉の旨みが生きてます。
さらに、それを引き立てるアーティーチョークのファルシが絶品!
リ・ドゥ・ヴォーとトリュフの薫りがギューーっと詰まっている。
これだけで完成された一品と言っても、過言ではありません。
ガルガンチュアで発売されていたら、迷わず買って帰るのに…。
赤ワインが少し残ったので、デセールではなく、チーズを選択。
ワゴンに乗ったチーズは種類はさほど多くはないけれど、適度に網羅。
食べやすいものが多く、ドライフルーツやはちみつと共に。
大好きなエポワスの熟成具合は、いま一つ…だったかしらん?
お茶と共に、その後はちょっとサプライズ。
ろうそくの立った、小ぶりないちごのショートケーキが登場。
何人かのサービス陣が「おめでとうございます」、と集まってくれました。
それをカットしてサーブ。
プティフールのチョコレートはレ・セゾン特注のもの。
食べきれない分のお持ち帰りは、残念ながらできません。
ただ、ホテルのお部屋へはその限りではないようですよ。
お食事中のパンはすべて温めてサーブしてくれます。
中でも特筆すべきは、魚料理専用の四万十川の岩海苔を練り込んだ、珍しいもの。
生臭いのでは、と思いきや、香ばしい薫りがとても美味。
添えられている、松ぼっくりのようにくり抜かれたかわいい発酵バターともよく合います。
ちょうど、美味しい海苔を使ったおかきのような香ばしさを想像するといいかも。
これは、レ・セゾンで魚料理をオーダーしないと食べられない特別なもの。
帝国ホテルらしい熟練のサービス陣は、すべてを委ねられる安心感のあるもの。
質問すれば、すぐに詳細な答えが返ってくるし、
ウィットに富んだ会話ができるのも、レベルの高さを感じます。
グラスワインの種類も多めで、適格なアドバイスをしてくれるソムリエさんに、
デギュスタシオンでお願い。
わかりやすい説明は、ワイン初心者にもよくわかるもの。
これって、かなり重要です。
残念ながらシェフはお留守だったようで、お目にかかることはできませんでしたが、
優秀なスタッフのおかげで、素敵な記念日を過ごしました。
以前と比べると、現代フレンチとなっており、誰をお誘いしても満足してもらえる味と言えます。
お誕生日やアニバーサリーに、とても真価を発揮するお店ではないでしょうか。