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2回
夜の点数:4.5
2016/09 訪問
夜の点数:4.5
「味の」もり川
2016/09/24 更新
2016/05 訪問
夜の点数:4.5
2018/01/01 更新
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<2008年9月>
新幹線の中で考えました。
「ホテルへ直行するなんて、時間がもったいない!」。で、急遽、予定変更。
京都駅からその足で地下鉄に乗り、荷物を持ったままお店へ直行。
ご近所の年配ご夫婦が帰られてからは、運よく貸切状態。
入口近くの「シェフズテーブル」とも思える席だったので、手元がよく見えて楽しい。
まずは「いつものメニュー」を順々に。
そして、今回初めて「鴨の塩焼き」を。
ロースターで注意深く火加減を変えたりしながら、ようやく出来上がった塩焼き。
噛めば噛むほど鴨の滋味が感じられる、シンプルながら、奥深い味わい。
しみじみと美味しい。
最後にいくつか握ってもらった中では、近海(淡路島)の雲丹が秀逸。
ミョウバンを使っていない、新鮮な雲丹。
飲み込んだあとも、口の中にまったりと残る旨味だけで、お酒がいけちゃいそう。
駆け付けた甲斐がありました。
今回も、美味しいものをたっぷりといただき、大満足。
<2006年9月>
やはり京都滞在の際には足が向いてしまいます。
まだ鱧もあり、さらに松茸が出ていて、両方を味わうことができました。
今回も極上の鮒寿司があり、立山の冷酒と共に。
旅の始まりの日なので、お酒は控えようと思ったものの、
そんな決意はどこへやら。
<~2005年12月>
駅から10分ほど、住宅街ではありますが、周りに畑もあるのどかな場所。
看板には「味のもり川」と書いてあります。
大将は以前松鮨におり、その後独立。
1階が店舗、2階が自宅のようです。
入って手前はカウンター席、奥には個室があります。
ピリっときれいに磨かれている店内は、大将の姿勢が感じられます。
普通の鮨屋のように、ネタの入ったケースが目の前にあるわけではありません。
献立は季節のものが多数。
まずは、鮒寿司などのつまみや季節の薄作りなどをいただき、
蒸し物、焼き物などなど。
お通しからして、どれもがいい仕事をしているものばかり。
特に、とこぶし煮に山椒を添えたものは美味。
蒸し物などの出汁もよく、どれも日本酒によく合う。
最後に何か握ってもらうのですが、ネタはどれも最上。
通常のネタに加えて、季節によっては加茂茄子の握りなどもあります。
もちろん京都ならではの鯖棒鮨は極上。
そのままいただくのもよし、半量は網で炙ってもらうと、
鯖の脂がシャリに回り、また違った愉しみが味わえます。
客層は地元京都のきちんとした風情の常連さんがほとんど。
さらに東京の築地の人々が新幹線に乗ってでも訪れるという話は聞きました。
初めて訪れた時は、無口で気難しそうな大将とは、あまり会話は
できませんでしたが、何度か通ううちに気軽な話もできるように。
偶然、おせち料理も作っていると聞き、この何年かは大晦日に届くよう、
配送してもらっています。
京都の料亭のおせちなどの比べたら、全く地味ですが、さすが「味のもり川」。
食べて本当に美味しいおせちです。
なかなか、こんな美味しいものには出会うことができません。
家に居ながらにして、こちらのお料理を堪能でき、
満足この上なしのお正月が迎えられます。