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Champagneのクリスタルなサロン
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Champagne (女性・神奈川県) 認証済
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1回
夜の点数:4.3
2015/11 訪問
驚きと感動と薫りと。
<2015年4月>おまかせコースの完成度が素晴らしいものでした。そのとき手に入る最高の食材を、感動的なお皿に。渾身のメニューです。最初の一皿(うなぎとキャヴィア+カルダモンの薫り)軽く燻した初鰹のカルパッチョ仕立て フレッシュトマト風味伊勢海老のヴァボーレ アジアの薫り春の薫りを少し(筍のスープ)The ヴォンゴレ ビアンコ(大蛤のヴォンゴレ)ホワイトアスパラガスのシンプルリゾット石鯛の炭火焼 トマトとにんにく、オレガノの薫り柑橘のシャーベット子豚のヴァリエーションと春野菜野菜のココット(新玉葱)お楽しみのお皿(チーズ)食後のお飲物新しいサービスチームも頑張っています。リラックスしてお食事させてくれる、抜き加減が上手。どんなふうに進化していくのか、これからも楽しみです。<2015年2月>長年アロマフレスカのサービスを担っていた方が、このたび卒業されました。新しいサービスチームが素晴らしいサービスを引き継ぐことを願ってやみません。今まで、ほんとうにお世話になりました。新天地でもお元気で。<2012年4月>銀座に移転後、2カ月ほどで訪れてみたものの、そのときはサービス体制の弱さを感じて、しばらくご無沙汰。。お料理が完璧なものだっただけに、残念な思いでいっぱいでした。ところが最近、サービス陣が強化されたことを耳にし、「ならば!」と予約。約1年半ぶりでしょうか。予約確認の電話でメニューを確認し、「季節のメニュー」をお願いしました。最初は、プロセッコのサービス。細いグラスの淵には、お砂糖があしらってあり、カクテル気分。「最初の一皿」。もちろんいつもの「ウナギとキャヴィア」。カルダモンの薫りも軽やかです。「車エビと春の苦味」。ガラスの器に濃厚でクリーミーなソースを敷き、プリップリの、きれいで見事な車エビが躍ってます。周囲には、フキノトウの芽の苦み走った部分を素揚げして。春を感じる一皿。「ホワイトアスパラガスとポーチドエッグ ミモレット風味」。お皿は、細かく削ったミモレットの雪が降ったよう。目の覚めるようなオレンジ色が鮮やか。焼いた薫りがフワっと立つホワイトアスパラは、食感が心地良く。さらに、濃い黄身のポーチドエッグとミモレットをソースにすると、非常に濃厚。ミモレットのコクと塩気で、アスパラに旨みを増して。今まであるようでなかった、素晴らしい一皿。「初春の香りを少し」。新筍のスープは、この時期のお約束。ややエグミのあるスープを先に、筍を最後に一口で。「空豆のスパゲッティ アーリオオーリオ」。空豆のピュレで、お皿全体のグリーンがきれい。基本のアーリオオーリオは、ピリっとオイルベース。空豆が優しく全体をまとめています。「蛍烏賊の黒いリゾピラフ」。イカスミのリゾピラフのトップに、蛍烏賊が。添えられたトマトのピュレを混ぜて口にすると、酸味がポイントに。想像通り、というか、想像以上に濃厚で満足感ある一皿。「甘鯛のうろこ焼き 黒キャベツと香草風味」。ナイフを入れるとパリパリと音を立てる、この瞬間。厚めカットの身は、ふんわりとしっとり。添えてある野菜たちと、深いグリーンのソースと共に。「柑橘のシャーベット」。「酸っぱいです」と置いて行かれた、定番の目が覚めるようなシャーベットでリフレッシュ。「仔豚のヴァリエーション」。3種類の調理で、香草を加えた賑やかなお皿。皮がぱりっとアメ色に焼かれたものが、私にとってのベストでした。「野菜のココット」。本日は、新タマネギのココット。一見、皮は真っ黒で衝撃的。ところが、半分に割ってある白い中身をスプーンですくうと、甘い!ホントに熱々なので、火傷しないように。「お楽しみの一皿」。チーズ、パスタ、シャーベットからお好きなものを。というわけで、少しワインが残っていたので、チーズを。4種類のチーズを甘く煮たフルーツや、ナッツと共に。「ドルチェ」。6種類から選択。今回は定番の「あまおうのスープ」を。トップにはふわふわの綿菓子。あまおうの甘みと酸味を、ぎゅっと閉じ込めたスープ。ジェラートと共に。噂通り、サービス陣は4名+αの体制となり、目配りも充分。オペレーションは、完璧となりました。ようやく、銀座の様々な高級店と肩を並べられるようになったかと思われます。この日は記念日を祝うテーブルが多く、お店の空気を、さらに華やかなものにしていました。本場のイタリアンとはだいぶ異なるとは思うけれど、口にすると、「素直に美味しい!!」と、思わず口にしてしまう、驚きと感動は健在。さらに、グランメゾン並みの設えと、サービス。時間をかけて、出来上がってきたようです。新しいアロマフレスカが。<2010年10月>銀座に場所を移して3ヶ月目。ようやく訪れる機会が巡ってきました。12階のエレベーターの扉が開くと同時に、名前を呼ばれてのお出迎え。流れるようにダイニングへ。さほど広さはないけれど、四角い空間。まん中に大きなお花が活けてあり、周辺の床には大きな丸いペルシャ絨毯。見事がカサブランカが、華麗にダイニング中に香ります。高い天井のまん中には、吹きガラスの飾りがキラキラと輝くようなシャンデリアがお花を照らします。まるで、ホテルのメインダイニングのよう。中央通りとは反対側のため眺望は望めず、その代わりなのか、窓には木があしらってあります。ところどころには、観葉植物も。緑が多かった麻布十番の時を、彷彿とさせるような部分。テーブルは7卓。以前より1卓多いでしょうか。サービスは1人増えて、3人。調度品などはイタリアからのものと思われます。中でも、私にとって大事なのは、お食事の時間を共にする椅子。以前と異なり、幅も奥行きも大きいもの。脚の長さは日本仕様にしてあるのか、椅子全体のバランスから言って、短め。肘かけはありますが、座面は幅広。体の小さい私は、どっちに寄ってもグラグラ。姿勢が何となく落ち着かない。メニューは、予約確認の電話で決めておくシステム。予約時は1週間ほど前に連絡するとの話でしたが、実際は2日前に着信が。今回は「季節のメニュー」をオーダーしておきました。まずは「アルコールが大丈夫であれば、ご挨拶がわりに」、と小ぶりのシャンパングラスにパッションフルーツのカクテルの仕掛け。「もちろんです!」、とシュワシュワと泡を目の前で注いでもらいました。いつもワインをいただいている、という履歴は、どうやら残っていないようです。カクテルは目新しくてよかったけれど、やはり、スプマンテのワゴンがゴロゴロとやってきて、今日はどれにしようか、と考えるほうが楽しいかも。自家製オリーブは一人一人に、ガラスの小さな器で。パンはグリッシーニ、ゴマのパン、フォッカッチャ、バゲット。そこからはテンポよく、コース料理が供されました。「最初の一皿」。いつもの、小さな鰻とキャビア。これをいただくと、アロマフレスカに来た、という気分にさせてくれます。「赤座海老のクルード」。以前にもお目にかかったことがあるメニュー。フレッシュトマトのソースや香草に囲まれた、限りなくレアに焼きあげた赤座海老。お皿全体の色彩がとってもきれい。照明がテーブルには当たっていないので、実際よりも暗い色に感じてしまうかも。ミソまでパンで。「フレッシュポルチーニの炭火焼き」。一瞬、どんこかと思しき肉厚のポルチーニはとってもジューシー。口に含むだけで、満足。下にはフォアグラのソテーがあしらわれ、コクを増してはいるけれど、なくても充分。「冷たいスープを少し」。以前もいただいた味、ポルチーニと鮑のスープ。ガラスのお皿が以前よりも、少し浅いものに代わりました。「海の幸のリゾット アロマフレスカ風」。様々な海の幸が口の中を駆け巡り、幸せな時間を実感。リゾットの米粒よりも、海の幸のほうが多いほど。すごい!今回で一番のお皿。「白トリュフのパスタ」。こちらは別のパスタ料理の予定でしたが、プラス料金で差し替え。恭しく、ロイヤルコペンハーゲンのお皿に鎮座する白トリュフ。ガラスの蓋をちょっと開けてもらうと、薫りのパンチ。オーダーせずにはいられないんです…。リングイネが少し縮れたようなパスタに、よく絡みます。ちなみに、離れたお隣りのテーブルからも薫るほどの白トリュフは、今だかつてないほどの最上級品。が、白トリュフを削るパフォーマンスがあるにせよ、パスタがやや冷めていたのが残念。「スジアラの炭火焼 パッシート風味」。ハタの一種だというスジアラは初めていただきました。「柑橘のシャーベット」。いつもの、目が覚めるほどの酸味のシャーベット。「和牛のビステッカ」。初心に帰って、定番メニューをオーダー。色んな味が添えられるけれど、やはり一番好きなのは、イギリスの岩塩でシンプルに。今日のストウブの調理は、大きな茄子。甘みを感じます。そう言えば、今回はポーションを聞かれなかったので、ここら辺でかなりお腹いっぱい。「お楽しみの皿」。パスタ、チーズ、マンゴープリンの中から選択。まだワインが残っていたので、迷わずチーズを。自家製ドライフルーツと共に。「スフレ」。だいぶお腹いっぱいになっていたので、小さめサイズでお願い。Goサインの問題か、まだチーズを楽しんでいる最中に出てきてしまったのは、ご愛嬌。もちろん、改めてのご登場となりました。熱々のまん中を割り、別の器で添えられているカプチーノのクリームをポトっと落として。シュワシュワと口溶けがいいので、軽く食べられてしまう。新たなるヒット。「ドルチェ」。6種類の中から、いちじくのコンポートとアイスクリームを。コンポートの中には、フレッシュチーズが。食後のお茶と共に、小菓子。一人一人、お皿に3種類づつ。ピスタチオやビスコッティがたっぷりと入った、大きなポットを囲んでのお茶が、懐かしい。ワインリストは、内容充実、価格抑えめで選びやすくなりました。ハーフボトルの品揃えも多くなり、2人でもボトルオーダーしやすいよう考えられているよう。サービスは、まだバタバタ感は否めない部分が色々。自然体で素晴らしかったサービスは「人」によるものだったのか、と、改めて実感。今のサービスも悪くはないのですが、そこは私の好みの問題。チームワーク、経験、お互いの慣れ、が必要かもしれません。食材選びは、明らかにパワーアップ。以前のメニューも取り入れながら、新しい形にも挑戦。ただ、お値段もかなりアップ。フレンチのグランメゾンと、同等クラスの価格帯。目指すところは、そこ。「銀座進出、グランメゾン並み」、だったのですね。でもでも、アロマフレスカって、そのようなお店ではなかったはず。麻布十番の時は、邸宅に招かれたような、あの空間でのおもてなしが大好きだったし、開店当時の広尾の頃は、半地下で厨房スタッフの顔が見える、そんなお店だった。同じこれらのお料理でも、以前の空間のほうが、鼻をくすぐる薫りが元気よかった気がします。出世魚のように名前も新たなお店ならば、それはそれで納得。今の時点では、アロマフレスカのお料理を、以前の空間でいただきたい気持ちでいっぱい。お料理と、空間と、サービスは、どれが欠けてもいけない、私にとっては一体のものだということがわかりました。もう、叶わないけれど…。最後にひとつ、お化粧室。アロマフレスカ専用ですが、お化粧スペースとしては使い勝手が物足りなく、手拭き用のタオルもない。ティッシュペーパーのみ。最近のお店では当たり前の、アメニティー類も皆無。グランメゾン並みを目指しているのなら、こんなところには気を遣ったほうがよろしいかも。そんな色んなことを、一抹の寂しさと共に考えた一日。次回の訪問は…無期お休みです。※以前からのレビューが、ごく最近 「移転前」の麻布十番のほうへ丸ごと移動されたので、銀座移転後のレビューのみ、こちらにお引っ越ししました。ご参考までに、2006年からのレビューや、皆さまの粋なコメントの数々はこちらです。↓ ↓ ↓ ↓http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13004586/dtlrvwlst/81615/]
2016/01/25 更新
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日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
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カウンター席
ソファー席
座敷
<2015年4月>
おまかせコースの完成度が素晴らしいものでした。
そのとき手に入る最高の食材を、感動的なお皿に。
渾身のメニューです。
最初の一皿(うなぎとキャヴィア+カルダモンの薫り)
軽く燻した初鰹のカルパッチョ仕立て フレッシュトマト風味
伊勢海老のヴァボーレ アジアの薫り
春の薫りを少し(筍のスープ)
The ヴォンゴレ ビアンコ(大蛤のヴォンゴレ)
ホワイトアスパラガスのシンプルリゾット
石鯛の炭火焼 トマトとにんにく、オレガノの薫り
柑橘のシャーベット
子豚のヴァリエーションと春野菜
野菜のココット(新玉葱)
お楽しみのお皿(チーズ)
食後のお飲物
新しいサービスチームも頑張っています。
リラックスしてお食事させてくれる、抜き加減が上手。
どんなふうに進化していくのか、これからも楽しみです。
<2015年2月>
長年アロマフレスカのサービスを担っていた方が、このたび卒業されました。
新しいサービスチームが素晴らしいサービスを引き継ぐことを願ってやみません。
今まで、ほんとうにお世話になりました。
新天地でもお元気で。
<2012年4月>
銀座に移転後、2カ月ほどで訪れてみたものの、
そのときはサービス体制の弱さを感じて、しばらくご無沙汰。。
お料理が完璧なものだっただけに、残念な思いでいっぱいでした。
ところが最近、サービス陣が強化されたことを耳にし、「ならば!」と予約。
約1年半ぶりでしょうか。
予約確認の電話でメニューを確認し、「季節のメニュー」をお願いしました。
最初は、プロセッコのサービス。
細いグラスの淵には、お砂糖があしらってあり、カクテル気分。
「最初の一皿」。
もちろんいつもの「ウナギとキャヴィア」。
カルダモンの薫りも軽やかです。
「車エビと春の苦味」。
ガラスの器に濃厚でクリーミーなソースを敷き、
プリップリの、きれいで見事な車エビが躍ってます。
周囲には、フキノトウの芽の苦み走った部分を素揚げして。
春を感じる一皿。
「ホワイトアスパラガスとポーチドエッグ ミモレット風味」。
お皿は、細かく削ったミモレットの雪が降ったよう。
目の覚めるようなオレンジ色が鮮やか。
焼いた薫りがフワっと立つホワイトアスパラは、食感が心地良く。
さらに、濃い黄身のポーチドエッグとミモレットをソースにすると、
非常に濃厚。
ミモレットのコクと塩気で、アスパラに旨みを増して。
今まであるようでなかった、素晴らしい一皿。
「初春の香りを少し」。
新筍のスープは、この時期のお約束。
ややエグミのあるスープを先に、筍を最後に一口で。
「空豆のスパゲッティ アーリオオーリオ」。
空豆のピュレで、お皿全体のグリーンがきれい。
基本のアーリオオーリオは、ピリっとオイルベース。
空豆が優しく全体をまとめています。
「蛍烏賊の黒いリゾピラフ」。
イカスミのリゾピラフのトップに、蛍烏賊が。
添えられたトマトのピュレを混ぜて口にすると、酸味がポイントに。
想像通り、というか、想像以上に濃厚で満足感ある一皿。
「甘鯛のうろこ焼き 黒キャベツと香草風味」。
ナイフを入れるとパリパリと音を立てる、この瞬間。
厚めカットの身は、ふんわりとしっとり。
添えてある野菜たちと、深いグリーンのソースと共に。
「柑橘のシャーベット」。
「酸っぱいです」と置いて行かれた、定番の目が覚めるようなシャーベットでリフレッシュ。
「仔豚のヴァリエーション」。
3種類の調理で、香草を加えた賑やかなお皿。
皮がぱりっとアメ色に焼かれたものが、私にとってのベストでした。
「野菜のココット」。
本日は、新タマネギのココット。
一見、皮は真っ黒で衝撃的。
ところが、半分に割ってある白い中身をスプーンですくうと、甘い!
ホントに熱々なので、火傷しないように。
「お楽しみの一皿」。
チーズ、パスタ、シャーベットからお好きなものを。
というわけで、少しワインが残っていたので、チーズを。
4種類のチーズを甘く煮たフルーツや、ナッツと共に。
「ドルチェ」。
6種類から選択。
今回は定番の「あまおうのスープ」を。
トップにはふわふわの綿菓子。
あまおうの甘みと酸味を、ぎゅっと閉じ込めたスープ。
ジェラートと共に。
噂通り、サービス陣は4名+αの体制となり、目配りも充分。
オペレーションは、完璧となりました。
ようやく、銀座の様々な高級店と肩を並べられるようになったかと思われます。
この日は記念日を祝うテーブルが多く、
お店の空気を、さらに華やかなものにしていました。
本場のイタリアンとはだいぶ異なるとは思うけれど、
口にすると、「素直に美味しい!!」と、思わず口にしてしまう、驚きと感動は健在。
さらに、グランメゾン並みの設えと、サービス。
時間をかけて、出来上がってきたようです。
新しいアロマフレスカが。
<2010年10月>
銀座に場所を移して3ヶ月目。
ようやく訪れる機会が巡ってきました。
12階のエレベーターの扉が開くと同時に、名前を呼ばれてのお出迎え。
流れるようにダイニングへ。
さほど広さはないけれど、四角い空間。
まん中に大きなお花が活けてあり、周辺の床には大きな丸いペルシャ絨毯。
見事がカサブランカが、華麗にダイニング中に香ります。
高い天井のまん中には、吹きガラスの飾りがキラキラと輝くようなシャンデリアがお花を照らします。
まるで、ホテルのメインダイニングのよう。
中央通りとは反対側のため眺望は望めず、その代わりなのか、窓には木があしらってあります。
ところどころには、観葉植物も。
緑が多かった麻布十番の時を、彷彿とさせるような部分。
テーブルは7卓。以前より1卓多いでしょうか。
サービスは1人増えて、3人。
調度品などはイタリアからのものと思われます。
中でも、私にとって大事なのは、お食事の時間を共にする椅子。
以前と異なり、幅も奥行きも大きいもの。
脚の長さは日本仕様にしてあるのか、椅子全体のバランスから言って、短め。
肘かけはありますが、座面は幅広。
体の小さい私は、どっちに寄ってもグラグラ。
姿勢が何となく落ち着かない。
メニューは、予約確認の電話で決めておくシステム。
予約時は1週間ほど前に連絡するとの話でしたが、実際は2日前に着信が。
今回は「季節のメニュー」をオーダーしておきました。
まずは「アルコールが大丈夫であれば、ご挨拶がわりに」、と小ぶりのシャンパングラスに
パッションフルーツのカクテルの仕掛け。
「もちろんです!」、とシュワシュワと泡を目の前で注いでもらいました。
いつもワインをいただいている、という履歴は、どうやら残っていないようです。
カクテルは目新しくてよかったけれど、やはり、スプマンテのワゴンがゴロゴロとやってきて、
今日はどれにしようか、と考えるほうが楽しいかも。
自家製オリーブは一人一人に、ガラスの小さな器で。
パンはグリッシーニ、ゴマのパン、フォッカッチャ、バゲット。
そこからはテンポよく、コース料理が供されました。
「最初の一皿」。
いつもの、小さな鰻とキャビア。
これをいただくと、アロマフレスカに来た、という気分にさせてくれます。
「赤座海老のクルード」。
以前にもお目にかかったことがあるメニュー。
フレッシュトマトのソースや香草に囲まれた、限りなくレアに焼きあげた赤座海老。
お皿全体の色彩がとってもきれい。
照明がテーブルには当たっていないので、実際よりも暗い色に感じてしまうかも。
ミソまでパンで。
「フレッシュポルチーニの炭火焼き」。
一瞬、どんこかと思しき肉厚のポルチーニはとってもジューシー。
口に含むだけで、満足。
下にはフォアグラのソテーがあしらわれ、コクを増してはいるけれど、なくても充分。
「冷たいスープを少し」。
以前もいただいた味、ポルチーニと鮑のスープ。
ガラスのお皿が以前よりも、少し浅いものに代わりました。
「海の幸のリゾット アロマフレスカ風」。
様々な海の幸が口の中を駆け巡り、幸せな時間を実感。
リゾットの米粒よりも、海の幸のほうが多いほど。すごい!
今回で一番のお皿。
「白トリュフのパスタ」。
こちらは別のパスタ料理の予定でしたが、プラス料金で差し替え。
恭しく、ロイヤルコペンハーゲンのお皿に鎮座する白トリュフ。
ガラスの蓋をちょっと開けてもらうと、薫りのパンチ。
オーダーせずにはいられないんです…。
リングイネが少し縮れたようなパスタに、よく絡みます。
ちなみに、離れたお隣りのテーブルからも薫るほどの白トリュフは、今だかつてないほどの最上級品。
が、白トリュフを削るパフォーマンスがあるにせよ、パスタがやや冷めていたのが残念。
「スジアラの炭火焼 パッシート風味」。
ハタの一種だというスジアラは初めていただきました。
「柑橘のシャーベット」。
いつもの、目が覚めるほどの酸味のシャーベット。
「和牛のビステッカ」。
初心に帰って、定番メニューをオーダー。
色んな味が添えられるけれど、やはり一番好きなのは、イギリスの岩塩でシンプルに。
今日のストウブの調理は、大きな茄子。甘みを感じます。
そう言えば、今回はポーションを聞かれなかったので、ここら辺でかなりお腹いっぱい。
「お楽しみの皿」。
パスタ、チーズ、マンゴープリンの中から選択。
まだワインが残っていたので、迷わずチーズを。
自家製ドライフルーツと共に。
「スフレ」。
だいぶお腹いっぱいになっていたので、小さめサイズでお願い。
Goサインの問題か、まだチーズを楽しんでいる最中に出てきてしまったのは、ご愛嬌。
もちろん、改めてのご登場となりました。
熱々のまん中を割り、別の器で添えられているカプチーノのクリームをポトっと落として。
シュワシュワと口溶けがいいので、軽く食べられてしまう。
新たなるヒット。
「ドルチェ」。
6種類の中から、いちじくのコンポートとアイスクリームを。
コンポートの中には、フレッシュチーズが。
食後のお茶と共に、小菓子。
一人一人、お皿に3種類づつ。
ピスタチオやビスコッティがたっぷりと入った、大きなポットを囲んでのお茶が、懐かしい。
ワインリストは、内容充実、価格抑えめで選びやすくなりました。
ハーフボトルの品揃えも多くなり、2人でもボトルオーダーしやすいよう考えられているよう。
サービスは、まだバタバタ感は否めない部分が色々。
自然体で素晴らしかったサービスは「人」によるものだったのか、と、改めて実感。
今のサービスも悪くはないのですが、そこは私の好みの問題。
チームワーク、経験、お互いの慣れ、が必要かもしれません。
食材選びは、明らかにパワーアップ。
以前のメニューも取り入れながら、新しい形にも挑戦。
ただ、お値段もかなりアップ。
フレンチのグランメゾンと、同等クラスの価格帯。
目指すところは、そこ。
「銀座進出、グランメゾン並み」、だったのですね。
でもでも、アロマフレスカって、そのようなお店ではなかったはず。
麻布十番の時は、邸宅に招かれたような、あの空間でのおもてなしが大好きだったし、
開店当時の広尾の頃は、半地下で厨房スタッフの顔が見える、そんなお店だった。
同じこれらのお料理でも、以前の空間のほうが、鼻をくすぐる薫りが元気よかった気がします。
出世魚のように名前も新たなお店ならば、それはそれで納得。
今の時点では、アロマフレスカのお料理を、以前の空間でいただきたい気持ちでいっぱい。
お料理と、空間と、サービスは、どれが欠けてもいけない、私にとっては一体のものだということがわかりました。
もう、叶わないけれど…。
最後にひとつ、お化粧室。
アロマフレスカ専用ですが、お化粧スペースとしては使い勝手が物足りなく、
手拭き用のタオルもない。ティッシュペーパーのみ。
最近のお店では当たり前の、アメニティー類も皆無。
グランメゾン並みを目指しているのなら、こんなところには気を遣ったほうがよろしいかも。
そんな色んなことを、一抹の寂しさと共に考えた一日。
次回の訪問は…無期お休みです。
※以前からのレビューが、ごく最近 「移転前」の麻布十番のほうへ丸ごと移動されたので、
銀座移転後のレビューのみ、こちらにお引っ越ししました。
ご参考までに、2006年からのレビューや、皆さまの粋なコメントの数々はこちらです。
↓ ↓ ↓ ↓
http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13004586/dtlrvwlst/81615/]