8回
2024/06 訪問
野毛のジャズ喫茶で死だーウォルトン
ゴールデンセンターが暑すぎて、ダウンビートに避難してきた。
ところが、ここも暑い。
しかも、リスニングルームのほうが客が多く、先客8~9人もいる。
2~3人ずつのグループで、みんな喋っている。
昔はリスニングルームでのおしゃべりは不可だったんだけど。
今はゆるい。
もっときついのは、みんなタバコを吸ってる。
失敗だ。
飲んだらすぐに出よう。
アイスコーヒー 850円税込
暑いから氷がたっぷり入ったアイスコーヒーがおいしい。
でも、一度入ってしまったからには、飲んだだけでは出られない。
You can checkout any time you like, but you can never leave.
店員は、どうせなにかリクエストするんだろう、といった目で私を見ている。
ここは好きなジャズのLPレコードをリクエストしてかけてくれる店。
最近の若い人は、よほどのマニアでなければ、LPと言っても通じないようだ。
ほとんどの客が若い男の客で、ほぼ全員がタバコを吸ってる。
ああ、嫌だ。
臭い。くさすぎる。
うるさいやつをかけたら、みんな帰るかな?
Eastern Rebellion/Cedar Walton (1975)
死だーウォルトン。
昔よくリクエストしていたアルバム。
A面だけ聴こう。
もっと涼しくて、ダバコ客もいなければ、アルコールやフードも頼むんだけどな。
店長、頼むから禁煙にしてくれ。
そうすれば、私のような汚い男ばかりだけではなく、若くてきれいな女の子もくるよ。
2024/06/27 更新
2024/04 訪問
野毛のDown BeatでWoody Shaw
ダウンビートは、野毛で酔い覚ましに立ち寄れる貴重な店でもある。
早い時間に空きっ腹で飲み始めたら頭がクラクラしてきた。
あわててDown Beatに飛び込む。
この店は大好きなJazzを聞きながらコーヒー一杯で過ごせるからいい。
酔いざましにちょうどいい。
Hot Coffee 750円税込
Art Blakey and the Jazz messengersのMosaicをリクエスト。
Wayne ShorterはMiles時代よりも、このころのほうが好きだ。
Freddie Hubbardもいい。
続いてかかったのは、Woody ShawのLove Dance。
Woody ShawもFreddie Hubbardに劣らずいい。
酒の酔いは覚めたが、Jazzに酔ってしまった。
2024/04/04 更新
2024/03 訪問
dbは駄弁り場所ではない
祝日の野毛、老舗の店はほとんど閉まっていた。
dbはやっていた。
ただ祝日のせいか、いつもより混雑している。
入口に「大きな声でしゃべるな」と貼り紙がしてあるせいか、リスニングルームにいる客も静かだ。
静かというか、ジャズの音が大きいので喋っていても聞こえない。
ホットコーヒー 750円税込
コーヒーを女の子にオーダーし、ファイルを持ってきてもらう。
PAT METHENYのTRAVELSというアルバムをリクエスト。
1曲めのAre You Going With Me?が大好きだ。
1983年にリリースされ、1984年にグラミー賞ベスト・ジャズ・フュージョン・パフォーマンス賞を受賞した。
2024/03/21 更新
2023/10 訪問
ちぐさとダウンビート
移転後のニューちぐさは、只今建築中だ。
YouTubeを見ていると、日本最古のジャズ喫茶などと謳って、移転後のニューちぐさが昔からこの場所にあった古いちぐさであるかのように紹介している動画が目につく。騙されてはいけない。日本最古のジャズ喫茶ちぐさは、現在の場所ではなく、もっと大岡川に近い場所にあり、2007年1月31日に消失したのだ。その5年後に現在の場所で、有志団体が再開したのだ。それを私は「ニューちぐさ」と呼んでいる。現在は、古い建物は壊され、新しい建物が建築中である。
アイスコーヒー850円
古いジャズ喫茶の雰囲気を味わいたければ、ダウンビートのほうがずっといい。
2023/10/13 更新
2021/07 訪問
dbでjzを聴きながらic
LITTLE VILLAGEへ行ってみたら、コロナ休業中だった。
久しぶりのdb。
初代のマスターのころによくきていた。
あの頃はまだちぐさのおやしも健在だった。
私にとっての野毛の原点だな。
内装はほとんど変わらないと思う。
外は猛暑なので涼みに来た。
アイスコーヒー 750円
リスニング・ルームに喫煙者の団体が入ってきた。
ここは禁煙ではなかったのか?
すぐに退散。
2021/07/22 更新
2008/09 訪問
FGMとしてのジャズ
野毛にあるジャズ喫茶である。
もう数十年通っている。初代のおやじさん(安保さん)のころからだ。
ドアを開けると右手にカウンター、左手にテーブル席がある。カウンター席では会話は自由だが、テーブル席はリスニングルームとなっており基本的には会話は禁止だ。
レジの下にあるリクエストファイルを開くとジャズの名盤のタイトルがずらりと並んでいる。その中から好きなレコードを選び、かけてもらう。
壁には落書き帳がぶらさっていて、ジャズのことやそれ以外のことを書き連ねることができる。今はブログがあるのでこのノートに書くこともなくなったが、昔はよく色々なことを書いたものだ。
アルコールもあるが、コーヒー一杯だけでも構わない。BGMとしてジャズを聞くのではなく、たまには主体的なFGM(Foreground Music=前景音楽)としてジャズを聴いてみるのもいいのではないだろうか。
2009/11/23 更新
野毛のダウンビートには初代の頃から通っている。あの頃はまだネットなどないころだったので、この店の壁にかけてあったノートにいたずら書きをしていたものだ。(たしかノートは2冊あり、A冊がジャズ関連、B冊がジャズ以外だった)
私の野毛放浪は、このダウンビートから始まったといっても間違いではない。
ノートに、その頃の福田フライや波の上のことを書いたのを今でも思い出す。
ちぐさとダウンビートは、かつては横浜を代表するジャズ喫茶だった。
残念ながらちぐさの名物おやじはなくなり、場所も移転し、更に移転後のちぐさも建て替えのため消失した。
ダウンビートは、初代のおやじは亡くなったが、店は存続している。
ジャズ喫茶を今の若い人は知らないかもしれないので、改めて説明すると、ジャズのアナログレコード盤を、リクエストによってかけてくれる喫茶店である。かつては全国にジャズ喫茶があったが、今ではかなり減少した。
SONNY ROLLINS Vol.2を聴きたかったが、混んでたのでやめた。このアルバムはCDで持ってはいるが、アナログのレコードをジャズ喫茶の大きなスピーカーで聴くのとは訳が違う。
ホットコーヒー750円税込
ジャズを聞きながら飲むコーヒーは格別だ。
夜十時過ぎの「ダウンビート」のいつものボックス席でアルテックの旧型スピーカーーから流れるハードバップに身をひたしていたい。
「野毛的」平岡正明著
ちぐさがジャズ喫茶としては事実上閉店となったことから、野毛のダウンビートが横浜最古のジャズ喫茶となった。
死ぬ前に一度行っておきたい店 【横浜編】
https://tabelog.com/matome/29146/