3回
2021/07 訪問
夏の鰻は味が落ちる
反町のラーメン屋でいつも行列しているSHINがひっそりとしている。
お休みかと思って近づいてみると、シャッターに貼紙がしてあった。
「血糖値が昏睡状態になるほど高く入院する事になりました。しばらく休業します。」
ラーメンと糖尿病。
怖いな。
私はこれからもラーメンはできるだけ食べないようにしなければならない。
で、SHINの道路を挟んで反対側にある菊家で鰻を食べることにした。
夏といえば鰻ということに最近ではなっているが、夏の鰻は味が落ちるといわれ、本来は冬に美味しいのが鰻だ。
鰻重定食 4,200円(税込)
鰻重のいちばん高いやつにした。
お椀とお新香が付く。
先客は3名ほどだったが、15分程度で出てきた。
鰻もご飯もやわらかい。
タレはあっさりめ。
やさしい味。
ご飯は食べすぎないようにして、糖尿病に気をつけたい。
この店は、鰻の味を楽しむ以前に、古い店の雰囲気を味わう。
禁煙なのもいい。
2021/07/12 更新
2019/07 訪問
老舗菊家 完全禁煙店
最近の反町駅周辺は、ラーメン屋が増えたが、私は常々なぜ最近の若者はラーメンばかり食べたがるのだろうか不思議に思っている。私などは年を重ねるとともに、身体に悪いものは自然と敬遠するようになり、できるだけ身体によいものを食べようと心がけている。身体によいものの代表格といえば、滅多には食べないが、鰻である。
この反町の老舗「菊家」には、数十年前に一度訪れたことがある。インターネットができるもっと昔のことなので、この食べログにはレビューは書いていない。そのころ既に古い佇まいを見せていた記憶が残っている。肝心の鰻の味は忘れてしまった。忘れてしまったのか、そのころまだ鰻の味がわかっていなかったのか、何とも言えない。
メニューを見て、一番高い「鰻重定食 3,890円」を注文した。最近あまりライスは食べたいと思わなくなってきたため、1,950円の一番安い鰻重定食でもいいかと思ったが、鰻重にしては3,890円は安いほうだと気がつき、心を変えた。鰻は愛知三河一色産と壁のポスターに書いてあった。壁には「禁煙」のステッカーも貼ってあった。
鰻が出てくるまで時間がかかるだろうから、先にビールとつまみを頼んだ。ビールは、アサヒとキリンがあるとのことだった。キリンの中瓶 648円と壁の品書きにあった「あゆ南蛮漬 650円」を注文した。
あゆ南蛮漬は、意外と大振りのあゆで、味はいいが、骨が多いのがやっかいだった。鮎に小骨が多いのは知っているが、たまに食べると食べている途中で「ああ、やっぱり骨が多いな」と思い出すのだ。
鰻は、ふっくらとやわらかく、タレも濃すぎず薄すぎず絶妙な味だった。私などはもう少し歯ごたえがあってもいいような気がしたが、年老いた父などは「おいしさ」の基準は「やわらかいか、かたいか」なので、すぐさま「やわらかいな」と満足な表情を浮かべただろうと思う。一度父にセブンイレブンの鰻重を食べさせたことがあるが、あまり喜んでいなかった。「かたいな」と一言呟いただけだった。父にここの鰻重を食べさせてあげたかった。タレがよく絡んだご飯の量もやや少なめな感じで、私にはちょうどよかった。一番高い3,890円の鰻重にして正解だった。
最近の飲食店は、オープンしてすぐに辞めてしまう店が多い。菊家は100年以上続いている店だと聞くが、やはり長年営業を続けていけるには理由があるのだと思う。ここは反町の宝だと言っていいだろう。
2019/07/07 更新
夏に鰻を食らう馬鹿って一体誰なんだ!?
この私です。
ということで、反町の大門通りにある鰻の老舗菊家へ飛んだ。
この店の裏手反町公園の周辺に昔遊郭があったという。
それで、菊家の横に大門があった。
現在放映されているNHKの大河ドラマ「べらぼう」の舞台にもなった吉原遊廓の入口にも大門があったように、大門というのは遊廓の入口にある。
よって、この前の通りが「大門通り」と呼ばれていたらしい。
火曜日12:35、先客3人。
鰻重定食 4,200円税込
明日は美人の彼女と一◯やるので‥‥(ここからは妄想です。以前食べログに妄想として色々と書いたら、下書きに戻されたのでここでは書きませんが)一番高い鰻重定食を頼んだ。
12:52出た。20分弱で出た。早い。
漬け物と肝吸い付き。
うなぎは抜群にいーうまというほどでもない。とはいえ、大門通りの反対側に最近できた某鰻チェーン店よりはずっといい。ふんわりやわらかな関東風だ。
ご飯が多すぎた。少なめでもよかったが、タレが染みてるので食べられた。
かつ重、親子重、玉子重は暫くメニューから消えていたが、復活したようなので、そのうちに食べてみたい。
鰻は実は夏よりも冬のほうが美味しいらしいので、夏はこのあたりのほうがいいのかもしれない。
※注:
◯の中は、「発」ではなく「献」でした。残念でした。美人の彼女と一献やるのは別に問題ないだろう。