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昼の点数:4.5
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~¥999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 5.0
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|CP 5.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気5.0
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| CP5.0
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| 酒・ドリンク- ]
ぱっと見そうは見えないけど本格派
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取手駅西口下車、国道6号に向かう坂道を少し上がったところ
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このほか、沖縄そばも始めたとか。夜は居酒屋モード。
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2009/04/14 更新
開店して一年ほどの店。「ビーフとチキン、2種類のカレーが一度で味わえて500円」とのことで、前から気になっていたのだが、ようやく訪問。
取手駅西口から正面方向、国道6号線に向けて上っていく坂道を、みずほ銀行、酒屋、パン屋を通り過ぎたところにある。らせん状の階段を下りて地下一階へ。
「地下」とは言うが、崖の段差に建てられた建物で、窓から外光が入り、店内は明るい。ご主人は沖縄出身で、店内にはそれらしい写真が飾られており、泡盛のボトルも用意されている。
さて、その「ついんくるカレー」。
サラダとおかわり自由のハーブティーがついて500円の「普通盛」をいただいた。
長方形に近い形で、中央に「仕切り」がある皿に御飯が盛られており、ビーフカレーとチキンカレーは、それぞれ小さなカレーポットに入った形で提供される。
面倒なので、ビーフカレーを左半分、チキンカレーを右半分に、それぞれ全量投入。まずは「カレーだけ」で味見すべきだったかな。まあいいとして…
食べてみてわかるのは、まさしくそれが「インド料理としてのカレー」であるということだった。横須賀発祥と言われる、「日本料理」の「カレーライス」とは明らかに異なっている。入り口のらせん階段にも張り紙があるのだが、32種類のスパイスを調合して2週間熟成するという、手間暇のかかったブレンドで作られたソースは、まさに本格的なもの。
あまり辛くはない。個人的好みは中辛ないし辛口なのだが、辛さ控えめでも、それはそれで素材の味が立つというもので、決して嫌いじゃない。まして、この「ついんくるカレー」はビーフとチキン、2種類の味を楽しもうというものなのだから、それぞれの味がちゃんと区別されて感じられないと話にならない。
で、実際そういう違いが楽しめる一皿となっている。
ただ、「最初だからいろいろやっとこう」ということで、「辛い方がお好きなら」とご主人が勧めてくれた「辛みスパイス」も加えてみた。
これが…かなり強力。そんなに大量に加えてもいないのだが、たちまち額から汗が噴き出る辛さとなった。「第三の味」と「第四の味」が立ち上がった形で、これもやっぱりおいしいと思う。
ということで、とても満足のいく食事ができた。
さてしかし、この店のカレーには、ちょっとした事情がある。というのは、上に「32種類のスパイスを…」と書いたのだが、そのブレンドを行っているのはこの店のご主人ではないのである。福岡にあるという「あんくるカレー」のおじさんが作り、「配ってくれる」のだという。そういう形でカレーの供給を受けているお店が、主に九州にあるそうだ。
で、「関東地方は取手だけ」とのこと。
するとチェーン店なのかとも思うが、「カレーを使うということ以外は、他メニューなど自由にやっていい」というのが「おじさん」のやり方なので、フランチャイズでも何でもないことになる。実際、「ついんくるカレー」は、沖縄出身のご主人の個性を前面に「タコライス」や「沖縄そば」も出している。
「ついんくるカレー」がそういう「遠路はるばる輸送された」カレーであることに関連して、なのだが、一つ注記しておきたいことがある。
実は、カレーを出すまでの過程を見ていて「あれ?」と思ったことが一つ。
ご主人は、ビニールの袋に入ったカレーを、湯煎で温めて提供していたのである。
ちょっと、不思議な光景。
しかしこれには訳があって、客の回転が悪い時には、煮込みすぎなどにより味が変わってしまう場合があるため、窮余の策としてやっているとのことだった。
最初は少し驚いたが、料理の質に悪影響があるわけでもないようだ。
これはこれで、いいんじゃないかと思う。