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外観
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先付け
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八寸
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お造り
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日本酒が入ってきた徳利がステキ
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鱧しゃぶ
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鱧しゃぶ
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すずきの焼き物
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煮物
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おこわ
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ご飯と牛そぼろ
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京都木屋町の櫻川さんは、ミシュランの星も取られている京懐石の老舗。
二年前まで祇園にも支店を出されていましたが、今はこちらの木屋町のみで営業されています。
祇園店の時もダシを引くのは木屋町本店の井戸水を運んでいたのを覚えています。
お水が違うとダシの味がまったく決まらないと板長が話していたのを記憶しています。
木屋町は大きなカウンターで10席と奥の隠れてところにテーブル4〜6名席があるこじんまりしたお店です。
ちょうど土曜日の夜だったせいか、お客様は年配のご常連夫婦がほとんどです。
聞くと普段の夜は必ず外国人が一組はいるので、英語で説明が出来なくて大変だそうです(^^;;
確かに少し前の外国人といえば、京都の寺巡りだったのに、最近では懐石料理を巡っている人が目立ってきた！
カリフォルニアロール、照り焼きチキンなどではなく、外国でも伝統的な和食が受け入れられるようになったってことよねぇ…シミジミ、って、櫻川さんには関係ないか。
こちら、12席くらいを板長と二名の板さんで切り盛りしています。
こんなに少ない席数でも板さんが3名、それだけ色々手をかけるのが京都のお料理。
逆に1人の板さんだけでは、八寸まで作るのはどエラく大変だということです。機械化されませんよね、美味しいお料理は…
先付けは、季節の野菜とジュレ、お盆だったので、ハスの葉が飾りでした。
京野菜とジュレ、美しい一品。
はしりのイチヂク、トウモロコシ揚げ、ウリのゆかり和え、はしりの銀杏揚げ、上にのっているのは骨せんべいでした。
お造りは、普通ならとてもいいマグロがのるのですが、悲しいことに私がマグロを食べられないため、こんな白っぽいお造りになっています、すみません。
お造りの後に待ってました！鱧です。鱧の出し方は、各店本当に色々工夫しています。
こちらのお店は、鱧の旨さを本当にシンプルに楽しませてくれます。
櫻川自慢のダシを器ごと焼いてアッツアツの状態
そこへ鱧をしゃぶしゃぶ！
シンプルかつ演出としても楽しませてくれます。
こちら、左隣のお隣の常連さんは大きめな鍋でしゃぶしゃぶしてまして、それを見た右隣の常連さんが「あれで雑炊食べたい」と言い出し、板さんがそれを仲介…(^^;;
常連さん、いいけど、それは赤の他人がしゃぶしゃぶってたダシですけど…(^^;;
ま、いいけど（笑）
とにかく、鱧しゃぶは最高です！
その後に穴子の揚げ物、すずきの焼き物が続きます。
多分、一番高いコースをとると穴子の焼き物も楽しめると思います。
すずきの焼き物と一緒にでている玉ねぎが素晴らしく美味しい。
鮎ではありませんが、蓼酢がついてきます。これがまたあう！
食べつけない懐石で、焼き物辺りで飽きがくるのが締まる感じです。
その後の炊もの、〆のおこわは梅と細かーく刻んだ大葉、これまた香りが最高です。
ずいぶんとシンプルなんですが、バランスですかね？ペロッとたべて、挙句に櫻川自慢の牛そぼろでご飯までいただいてしまいました。
久しぶりに櫻川のお料理を堪能です。
今回、週末という事もありカウンターの大半がご常連さま
京都はご常連重視です。
ご常連の様へ提供されるものは、一見さんのコース料理とはまったく違う事は、鱧しゃぶ雑炊をみていただければわかりますよね。
これに腹を立ててはいけません。
京都はこうやってお店が長きにわたり安定した経営なのです。
一見さんだって、けして適当にあしらわれる訳ではありません。
何度か通い、顔を覚えてもらうようになったら、きっともっと素敵なサービスをうけられます。
常連さんと区別されるのが嫌なら、観光客用のお店を選びましょう。
ふつうの扱いでよければ、京都には美味しいお店がまっています。
常連さんと扱いが違っても、がっかりしないでね。
今回、メニューでいうと真ん中の一万円のコースを選択しています。
二名でグラスビールと日本酒二合、たぶんそれに席料が入ってお会計は27000円でした。
2人で三万円覚悟していけばよいかな。