2回
2016/11 訪問
千葉の高級天ぷらならここ。ランチはCPが良い!
久しぶりにお昼に千葉へ出てきました。
今回はお客さんと一緒。
天ぷらでも食べましょう~と言う事でセレクトしてみたのがこのお店。
何故か食べログの評点は低いけど、レビューを読むとすごく良い感じ
場所は千葉駅からは結構遠い。千葉市中央区役所の対面にある。
一応電話を入れて開店の12時に伺いました。
既に店前に並んでいらっしゃる方が2人。おお~人気が高いな~
暖簾がまだ出ていなかったが、女将とご主人が迎え入れてくれた。
話によるとご主人は銀座天一で20年職人としてやられていたそうだ。そう言った意味で期待できる。
小奇麗で明るい店内。9席のカウンターで小洒落た寿司屋さんと言った感じで実に良い雰囲気。
ランチのコースは花1500円、葵2000円、椿3500円の3種類。
初めてだった事もあり真ん中の葵でお願いすることにしてみました。
待っていると次から次にお客さんが来られて、あっという間に満席。
平日のお昼でも電話予約してから行くのが無難だと思う。
それとこの日だけなのかわからないが、1回転のみでそれ以上のお客さんは入れていなかった。
そんな訳でゆったりとした雰囲気で天ぷらが頂けるのは実に良かった。
目の前で車エビを剝いて、揚げているのが見える。
えび天が出てきた。
おお~良い感じ。素材の味を十二分に引き出して衣のサクサク感を出している。
尻尾まで旨い味わいだ。
次に京都のエビイモ。ダシでしっかり煮たものを天ぷらにしている。
ねっちりとした食感。口に広がるダシの味わいがとても良い。手が込んでいて美味しいじゃないの~
そしてひめこ鯛。身の味が濃くて香りが実に良い。鱚も良いけど鯛は旨いな~
次に出てきたのは下仁田ネギ。甘いねぎの味と香ばしい衣がマッチしていてこれも旨い。野菜が何より美味しい。
ぎんなんもサックリと揚げてあって美味しい~
お口直しにエノキの煮びたし。口がすっきりとする。
そしてまたえび天2匹目。改めて食べると美味しさがより感じられる。
墨烏賊の青紫蘇揚げの墨烏賊が柔らかくてとろける感じ。紫蘇の香りと衣がベストマッチ。旨いな~
天ぷらの〆はインカの目覚め。甘味が強くて、ネッチリとした食感が美味しい。
最後はかき揚げと白いご飯か、天茶のどちらかが選べたが、天茶をセレクト。
お茶ではなくすっきりとしたダシ。
かき揚げはえびが入っていてこれがものすごく旨い。
油っぽさもなく、三つ葉の香りとマッチしている。
あ~こんな旨い天茶は初めてかもしれない。
どれもこれもレベルの高い内容。
以前、宮崎台の美かさに行ったことがあるが、正直に言えばこちらの方が満足度が高く味のバランスも良い。
使っている野菜も良いし魚も良い。
千葉で恐らくこれ以上のレベルの天ぷらは食べられないと思うくらい。
まだ知られていない点で穴場の店だと思う。
デートや接待に使える高級天ぷら店。
また機会があれば夜に再訪してみたいと思う。
2016/11/25 更新
以前、お昼に行って美味しいな~。ここは夜も行ってみたいな~と思っていたら千葉在住のレビュアーさまからのお誘い。
そりゃ~行かなきゃそんそん。
そして当日を迎えました。
當店のある場所は千葉駅から歩くにはちょっと遠い。
それに土地勘が無いと歩くのもちょっと難しいかも。
千葉市中央区役所の対面を目指して行くと良いと思います。
18時ちょっと前に到着。丁度暖簾を出されているところでした。
カウンターに座ってご一緒される方を待ちます。
程なくしてメンツが揃ってスタート。
自分は日本酒が頂きたかったのでプレモルの小瓶を頂きます。
たまに呑むプレモルも良い感じ。
そして最初に出てきてくれたのがエビの足。
サクサクでこれが美味しい。何よりエビの香りが良い感じです。
すぐにえびの天ぷらも出てきました。甘みが口いっぱいに広がって美味しい。
ちょっとサイズは小さめだけどこのくらいの方が味が美味しいんだと思います。
そして出てきたのが長野県産「くれい茸」。
聞いたことが無かったんですけど、調べてみると「アワビダケ」という茸らしいです。
食感と香りが何とも美味しい。初めてこれは食べたかも。
そして愛知県産「ヒメコ鯛」これも甘みがあって良い~そしてふんわりと柔らか。
衣が付くとこれだけ美味しくなる物なんだと関心しっぱなしです。
次に熊本県産「赤茄子」これは生しょう油で頂きます。
茄子自体がジューシーで旨みが濃縮されている感じ。熱々で火傷しちゃいそうでした。
お口直しに柚味噌田楽。ちょっと冷たすぎたのが残念だったかな~でも味は美味しいです。
次に北海道産「ホタテ貝柱」しっかりとした食感。強い甘み。旨い。塩で食べるのが良い感じ。
ここの天ぷらは天つゆも良いけどシンプルに塩やレモン汁で食べる方が楽しめる感じです。
そして千葉県産「大浦ごぼう」
この大浦ごぼうは、匝瑳市大浦地区だけで生産されている直径30cm、長さ1mにも及ぶ巨大ごぼうだそうだ。
炊いた牛蒡に衣を付けて揚げているのでこれまた旨い。何より香りが良いですね。
次に北海道産「本ししゃも」。いつも食べている偽物のししゃもとは全く違って美味しい事。香りがとても良かった。
そして愛知県産「赤メゴチ」甘さが凄い。そしてふんわり。揚げ加減が凄いです。感動する味わい。
次に箸休めに日光産「湯葉」湯葉と言っても豆腐状のもの、でも味は湯葉という不思議な感覚。
そして一番最初に食べた同じエビが出てきました。フライ油の香りの変化を楽しむために2回に分けて出しているんだそうです。仰る通り2回目の方が味が濃く感じる。
次に北海道産「かぼちゃ」。じっくり時間をかけて火を入れているので甘さが半端ない、そして食感もふんわりホクホク。久々に美味しいかぼちゃを頂きました。
そして北海道産「紫人参」一見すると真っ黒だけど紫~。味も濃厚。甘さが素晴らしい。
最後の〆のご飯は天茶漬け。蓮根を使ったかき揚げが乗っている。出汁をかけて頂くとこれがまた旨い。
油っぽさも無くてすんなり入って行っちゃいます。
ちょっと天丼も分けてもらいましたがこれも絶品。
あ~~旨かった。お腹が一杯。でももたれる感じは全くなくて揚げ物を食べたとは思えない印象なのも當店の良さだと思いました。
Mさまお誘い頂きありがとうございました!
千葉だから、そして駅からも遠いと言うのはあるとは思いますが、當店は極めて仕事が素晴らしい天ぷら店。
もっともっと人気が出てもおかしくないお店だと思います。
わざわざ行っても後悔しない良店です。
都内にあったらさぞかし予約の取れないお店になっている事だと思います。
是非お勧めしたい千葉では数少ないお店です。