comotanさんが投稿したくずし 之助(静岡/新浜松)の口コミ詳細

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くずし 之助新浜松、第一通り、浜松/日本料理、ふぐ

1

  • 夜の点数:4.2

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2024/10 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

フグ、アンコウ、ウナギ! 浜松の食材を贅沢に楽しめる隠れ家割烹

(ブログからの投稿です)

静岡県の浜松にある割烹料理のお店へ行きました。

■くずし之助

JR浜松駅の近くにある割烹料理のお店です。
格式のある組み木作りの外観が特徴的。お店の看板はなく、知る人ぞ知る浜松で人気の日本料理のお店です。

扉をスライドさせて店中に入ると、「くずし之助」という店名がようやく見えました。
なかなか初めて入る時は、ドキドキしました。隠れ家的な一面もあるようです。

地元の舞阪漁港を中心に、浜名湖産のウナギやスッポンを使ったお料理を楽しめることが特徴です。

店名の「くずし」という言葉から分かるように、「くずし割烹」のような意欲的な一面も特徴の1つ。
割烹料理の既成概念に捉われず、創作的な切口で日本料理を楽しませてくれるお店でもあります。


店内は、木を基調とした落ち着いた雰囲気です。
風格があって、オシャレなカウンターです。

調理しているのを目の前で見ることができるカウンター席が人気です。
カウンターの脇には、ネタケースが置かれており、本日使用するアンコウ、タイ、赤足海老などが冷やされていました。

予約をして訪れると、あらかじめテーブルはお盆がセッティングされていました。


「くずし之助」では、旬の食材を使った「おまかせ」のコース料理を提供してくれます。
内容に応じて、16,500円、22,000円のコースなどがありました。

今回は、「料理長おまかせの絶品コース(16,500円)」をお願いしました。


では、おまかせコースの順にお料理を味わっていきます。


●お通し 浜名湖産鼈煮氷 茶碗蒸し

目の前で、餡のかかった茶碗蒸しを盛り付けてくれました。
綺麗な器が用いられており、気品のある茶碗蒸しです。

スッポンの煮凝りが入った茶碗蒸しに、浜名湖で獲れた「ドウマンガニ」と北海道産の「ホタテ」が入った餡をかけたお料理。
カニとホタテの味が濃厚な餡がとても滑らかな食感です。

スッポンはとても淡白な感じで、餡の濃厚さと一緒に、スッポンの食感を楽しめました。

「ドウマンガニ」って初めて聞きましたが、汽水湖で獲れる稀少なカニのようです。
カニの味がとても濃厚で美味しかったです。


●蒸し物 自家製いくら飯蒸し

北海道産の筋子から自家製のいくらを作り、飯蒸しの上にたっぷりとかけてられていました。
最後に、ゆずの皮を削って完成です。

宝石のような大粒のいくらが並ぶお料理。
最後に削ったゆずのいい香りが食欲をそそります。

下は温かく、上は冷たい。
いくらは、上部と下部で味わい方が異なるというのがこのお料理の特徴だそうです。

上部を掬い上げると、ひんやりとしたいくらを柚子の香りでさっぱりと楽しめます。

下部は、蒸されたごはんの熱によって、いくらも温まっています。
もっちりとしたごはんの食感と一緒に、いくらを楽しむことができました。

いくらがとても大粒なので、味わい深いです。


●お造り 天然虎河豚 厚切り鉄刺

続いては、10月1日に解禁されたという、遠州灘の天然虎フグのテッサです。

この日は、5kgを超える虎河豚を味わえました。
一般的に、魚は大きくなるにつれて大味になりやすいそうですが、虎フグは放血神経〆をすることによって、大きなフグでも美味しく味わえるそうです。

筋肉質でみずみずしいフグの食感を楽しんでもらうために、フグは厚切りにしてというご説明です。


塩ぽん酢と酢橘塩が添えられていました。
絞ったスダチに塩を溶かしながら味わう「酢橘塩」がオススメというご説明です。

そして、フグには「あん肝」と「自家製のからすみ」が添えられており、フグの身で巻いて、芽ねぎと一緒に味わうのがオススメだそうです。

まずは、あん肝を巻いて味わってみました。
コクのある滑らかなあん肝とフグの弾力のコラボレーション。

そして、芽ねぎの食感がアクセント。なんとも豊かな味わいです(^-^)


続いて、自家製のカラスミを巻いて楽しみました。
塩気のあるカラスミの味と、独特の風味が加わって、なんとも珍味な感じです(^-^)

さらに、キャビアをサービスしてもらいました。
こちらの「ハルキャビア」は、静岡県の春野町で生産したという国産のキャビアだそうです。

余韻のある濃厚なキャビアの味わい。そのまま食べても美味しいです。
このキャビアをフグで巻いて楽しみました。なんとも贅沢な味わい方です。


オススメの食べ方は、あん肝をフグで巻いて、キャビアを乗せて味わう方法だそうです。
贅沢すぎて、言葉が出ません(^-^)

何個でも食べたくなる美味しさでした。

テッサは、日本酒にもよく合います。
こちらは、静岡県の焼津市で作られている日本酒の「磯自慢」です。


●揚げ物 あんこうの唐揚げ

板前さんが大きなアンコウの身を目の前でカットしてくれました。
手のひらサイズのこのアンコウの切り身をそのまま唐揚げにするようです。

アンコウの唐揚げに、自家製のカラスミを削り掛けて完成です。
「これでもかっ!」ってくらいに、たっぷりとカラスミを振りかけられました。

アンコウと一緒に、赤い万願寺とうがらしの唐揚げも添えられていました。
紀州和歌山県産の山椒塩を振りかけて味わうスタイルだそうです。


中骨がついた大きなアンコウです。
骨に気をつけながら、唐揚げをそのままかぶりつきました。

ジュワ〜として、思いの外プリッとしている食感です。
身がジューシーで、まるで魚じゃないみたいです(^-^)

カラスミと山椒塩がアクセント。
唐揚げの衣が甘くて美味しかったです!


●焼き物 うなぎの白焼き

続いて、浜名湖産のうなぎの登場です。
串に刺して、今回は白焼きで提供してくれるようです。

しばらく待っていると、こんがりと焼き上がりました。
焼いた後に蒸し、さらにもう一度焼くという、独特の調理方法だそうです。


粗塩とわさびの2つの薬味が用意されていました。
まずは、塩で味わいます。

皮はパリパリ、身はふっくらジューシー。脂がよく乗って美味しいうなぎです。
わさびをつけると爽やかな香りが口の中で広がりました。

わさびで食べる方が、個人的にはより美味しいイメージです(^-^)


●名残りのアジ 醤油漬け

献立表にない、寿司がサービスとして出されました。
身は大きく、手で摘んでそのまま口に頬張りました。

醤油の味がよくついていて、アジのしっかりとした旨みを堪能。
静岡緑茶と一緒に楽しました。


●土瓶蒸し

土瓶の中には、岩手県産新物牡蠣、ブータン松茸、浜名湖産赤足海老、蛤などが入っているようです。

まず1杯目は、お猪口にお出汁を注いで、そのまま味わいました。
牡蠣や蛤のエキスがしっかりと出ていて、松茸の香りがふんわりと香ります。

2杯目は、お猪口のふちにスダチの果汁を絞って味わう。
スダチの仄かな香りがプラスされて、爽やかな味わいです。

3杯目は、スダチをぎゅっと絞って、土瓶の中にスダチを投入。
スダチの酸味が出汁に溶け込んで、少しマイルドな味になりました。

出汁を楽しんだ後は、土瓶の中の具を味わいます。
岩手県産の新物カキは、大きめのサイズで食べ応えあり!

秋の味覚の松茸はいい香り。
浜名湖産の赤足海老や蛤も美味しく味わいました。


●お肉料理 峯野牛の炭火焼き

お肉料理には、地元のブランド牛の「峯野牛」を使用。
「峯野牛」というのは、静岡県浜松市の峯野牧場で育ったという、生産者の名前を冠したブランド牛だそうです。

静岡に皇室の別荘があって、天皇様が静岡に来られる際には、必ず献上品としてこの「峯野牛」を食されるそうです。


表面を炭火で焼いたランプ肉に、地元の浜松で作ったゴボウが添えられていました。
ソムリエが選んだという、赤ワインを使ったのソースがかけられていました。

炭火で表面が焼かれていて、中に赤身の旨味がギュッと凝縮されているようです。
歯切れが良くて、旨味のあるお肉を楽しめました。

コクのある赤ワインソースとの相性が良かったです。
また、香りのいい浜松のゴボウも美味しかったです。


●本日のお食事

・鯛めし

ごはんものには、大きな鯛を使用。
土釜で炊いたご飯と合わせて鯛めしにしてくれました。

ごはんの上に鯛を乗せて混ぜる。
鯛にご飯の熱が伝わって、半生の状態で食べるスタイルだそうです。

土釜のおこげもあって、美味しそうです。
鯛の旨味と、ちょうどいい塩加減を楽しめました。

おこげの香ばしさも素敵です!


鯛めしの後に〆を3種類から選択することができました。

・フグのアラを使ったおすまし
・フォアグラバター蕎麦
・峯野牛の牛スジカレー

3つとも楽しむことも可能です。
今回は、少量ずつ3つとも味わってみました。


・フグのアラを使ったおすまし

フグのアラの存在感がすごいです。
お出汁も美味しかったですし、フグのアラの身をお箸でほじりながら食べるのも楽しかったです。


・フォアグラバター蕎麦

お蕎麦には、手打ち蕎麦を使用しているそうです。
フォアグラを使ったバターのつゆで味わいます。

蕎麦の風味をしっかり楽して、喉ごしのいい食感を楽します。
フォアグラを使ったバターのつゆは甘くて濃厚。わさびをプラスして、爽やかな風味にするのもあり!

蕎麦を食べ終えた後は、つゆを飲んでフォアグラの味を楽しみました。


・峯野牛の牛スジカレー

峯野牛の牛すじを煮込んで作ったカレー。
ブランド牛の「峯野牛」はなかなか仕入れられず、原木で仕入れた時だけ〆にカレーがあるそうです。

ルウにコクと旨味があって、美味しかったです。


●本日のデザート サツマイモを使った自家製アイス

デザートは、サツマイモを使った自家製アイスです。
旬のサツマイモ使ったアイスをモナカでサンドしていました。

きな粉を使わないという、こだわりのモナカのようです。

甘さ控えめ。
パリッとしたモナカが、さつまいもの風味を包み込んでいました。

デザートにまでこだわりあり!
たっぷりと2時間半も楽しめて大満足です。


スッポン、虎フグ、アンコウ、ウナギ、ドウマンガニ、赤足えびなど、静岡産の食材を使った美味しいお料理が楽しめました。
カウンター席の目の前で調理しながら、食材の魅力を説明してくれて、食べるのが好きな人には絶好のお店に感じました。

表に看板が出ておらず隠れ家的な一面もあり、行ったこと友達に自慢したくなるようなお店でした。

2024/11/07 更新

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