少し前の事、車で実家の近くを走行中、実母が歩いているので、レジ袋を手に元気に歩いて買い物かと見ていたところ、老婆が後を追うように白髪を振り乱して歩いているのである。
「あんなお婆さん見たことある?」
相方に、歩いている母の話をしていたことから何気なく聞いてみた。
「お婆さんて誰? 」
えっ! 母のすぐ後ろを歩いてた人だよ。見てただろ。
「お母さんの他、誰もいなかったよ。」
絶句した。また見てしまったのかと・・・。
良からぬことが起こるときには、必ず見る前兆とも言えるもの。
母には、決して普段と変わったことをしないように、また、厄落としの祈祷をするまでは旅行等も止めといてと懇願したのでした。
今一つは、ついにというべきか、とうとう自分が昇天する夢を見たこと。
夢占いでは、吉夢として崇められている感じであるが、見るのは初めて。
自分が離脱する感じを不思議な思いでボーっとしてるときに目が覚めた。
奇妙に思ったのが、凄く自分が冷静だったこと。
むしろ、自然の流れ、一連の行動として概観しているかのような感じともいえるものだった。
人生の最期にもこのように、一切の未練もなく去れるのかな?