発祥の店は、四日市市にある「来来憲」本店です。
いまや、四日市はおろか三重県を代表するご当地グルメとなった「とんてき」ですが、そもそも、とんてきの定義とは、以下のように定められています。
(1)ソテーした厚切りの豚肉である
(2)黒っぽい色の味の濃いソースが絡められている
(3)にんにくが添えられている
(4)付け合わせは千切りキャベツが主である (四日市とんてき協会より)
意外なのは、厚切りの豚肉であるということだけで、部位についての言及がないことです。基本は、肩ロースで、筋切りをしてサクサク・シコシコ、そして、脂身も適度にと言うのが理想的です。
最近、脂身の全くないカスカスのソテーしていない「とんてき擬き」を食してガッカリしましたが、料理人として恥ずかしくないのでしょうか。