だるちゃさんが投稿した肉炭馨 和衷(大阪/北新地)の口コミ詳細

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だるちゃの馬鹿舌日記

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肉炭馨 和衷北新地、西梅田、大江橋/日本料理、ステーキ、海鮮

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2024/01 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

桃源郷にいざなわれて…

今回はちょっと、いや、かなり贅沢に、北新地でのディナーコースを堪能しました。

たまにはこういう経験をするのも、気持ちの洗濯になります。

プロフにもある通り、基本的に5.0は付けないので、4.5が実質的には自己満点になります。

4.0はある程度の頻度で付けますが、食べログの投稿を始めてから、今まで4.5を付けたのは1回しか無いので、今回で2回目になります。

訪問したのは肉炭馨和衷というお店で、アバンザのすぐ北側にありますが、細い階段を登った2階にあるので、ちょっとした隠れ家的な雰囲気が漂っています。

18時に予約したので、ちょうどご出勤のお姉様方で賑わう時間帯でしたが、店内に入った途端に外の喧騒が嘘の様な静寂に包まれました。

6人掛の半個室を、贅沢にも2人で専有させて頂いたので、まるで桃源郷に迷い込んだ様なゆったりした心地になりました。

お目当ては、店名にもある様に牛肉でしたが、それ以外のコース料理も、それぞれが非常に繊細に調理されていて絶品でしたので、コース順にレビューします。

コースの料理写真も30枚全てアップしてありますので、説明と併せてお楽しみ下さい。

・日本酒
「にいだしぜんしゅ」という自然酒
後で調べた処、1711年創業の福島県の仁井田本家という、老舗蔵元の醸造だと判りました。
「日本の田んぼを守る酒蔵になる」という使命を掲げて、無農薬自家栽培米と蔵付酵母だけでは飽き足らず、木製の仕込樽まで自製してしまうというこだわり様です。
85%という、想像を絶する低精米歩合なのにも関わらず、高精米歩合の吟醸酒にも全く劣らない林檎果汁の様にフルーティで綺麗な味わいには
驚かされました。

・アワビのズワイガニあんかけ
出汁で煮付けたアワビの上から、ズワイガニのあんがかかっていました。アワビは味というよりは刺身で歯応えを愉しむしか知りませんでしたが、じっくり柔らかくなるまで煮込むと、これほど優しい食感と貝本来の旨味が引き出されるという事を再認識しました。

・白味噌雑煮
関西のお正月では定番のお雑煮ですが、濃過ぎず薄過ぎず、絶妙の濃度と甘味が絶品でした。
餅の代りに蓮根饅頭という一工夫も好感がもてました。

・夕締めアジの刺身
〆めてから数時間という超絶鮮度の刺身でした。脂の乗りがウリの鰤ですが、それよりもコリコリした食感と甘味が勝る絶品でした。

・カラスミの餅包み
見た目だけでは単なる焼餅に見えますが、中にはカラスミのスライスが包まれていて、磯の香りとモチモチした食感が溶け合って、日本酒に非常にマッチしていました。

・ブリの西京焼と大根煮天麩羅
サワラの西京焼きはよくありますが、ブリは初めてでした。
麹の香りも強過ぎず、魚の旨味が良い具合に引き出されていました。
付合せには珍しい大根の天麩羅が添えられていましたが、煮てから揚げるという手間を掛けられているそうでカリットロッの美味しさでした。

・イカの塩辛
コリコリして定番の美味しさでした。

・マッカラン12年
メインの肉料理に進むのに合せて、お酒もウイスキーに切替えました。
グラスを少し回しただけで周囲にメープルシロップの様に甘やかな香りが漂い、流石にウイスキーのロールスロイスと呼ばれるだけの事があると実感しました。
アルコールに酔う前に、薫りに陶酔しました。

・牛肉とウニの海苔巻
ユッケにした牛肉とウニをなめろうの様に合わせたものがパリパリの焼き海苔に乗っていました。
このお店ではウニクと呼んでいる様です。
味付けはシンプルな塩味で、どちらが出しゃばることもなく、それぞれの持味が高次元で融合していました。

・ヒレ
山形牛のA5等級の雌牛。
噛むと非常に優しく断ち切れ、若干のニュルッとした生肉の食感と共に、非常に上品で甘味のあるサシがじんわりと溶けて口の中に広がりました。
レアなので、脂の他に生肉の旨味と仄かな血の香りを十二分に堪能出来ました

・イチボ
山形牛のA5等級の雌牛。
ヒレに比べて、脂の乗った部位で、生肉感よりはサシそのものの旨味をダイレクトに味わえる絶品でした。
個人的には、ヒレが中トロだとすれば、イチボは大トロという印象でした。

・カイノミ
山形牛のA5等級の雌牛。
ヒレやイチボとは違い、じっくり焼いていることもあって、しっかりした噛み応えのある肉肉しい感じの逸品でした。
個人的にはレアが好きなので、今回の料理の中では唯一、少しもったい無い印象を受けました。

・鯛めし
こだわり素材を厳選して炊き上げて頂いた鯛めしで、いくらの塩味と大葉の香りも活かされた逸品でした。お代わりもしましたが、おひつに残った分は持帰りのおにぎりにして頂けました。
味噌汁は出汁と三つ葉の香りが爽やかでした。
香物もさり気ない浅漬けで良い〆になりました。

・山崎蒸溜所梅酒
食事が終わったので、食後酒として梅酒を注文してみました。
一般の梅酒よりも甘味は控え目でサッパリしていて、山崎蒸溜所のウイスキー樽で熟成させてあるので、仄かなオークの香りも感じる気がしました。

・ほうじ茶アイス
甘さはかなり抑え目にしてあり、その分だけ生乳の旨味と香りが堪能出来る、サラッとしたアイスでした。
ほうじ茶パウダーも、茶葉を挽かれたものと思われ、仄かな苦味が甘味と融合した逸品でした。

2時間程の滞在でしたが、都会の喧騒から離れ、しばしの桃源郷にいざなわれて、非常にゆったりした時間を過ごす事が出来ました。

頻繁に行く事は出来ませんが、自分へのご褒美として、気持ちの洗濯をされる際には非常にオススメ出来る良店です。

  • にいだしぜんしゅ

  • アワビのズワイガニあんかけ

  • アワビ

  • 白味噌雑煮

  • 蓮根饅頭

  • 夕〆アジの刺身

  • 夕〆アジの刺身

  • カラスミの餅包み

  • カラスミの餅包み

  • ブリの西京焼と大根煮天麩羅

  • ブリの西京焼

  • イカの塩辛

  • マッカラン12年

  • コースター

  • 牛肉タタキとウニの海苔巻

  • A5等級の山形牛の雌牛

  • A5等級の山形牛の雌牛

  • ヒレとイチボ

  • ヒレ

  • イチボ

  • カイノミ

  • 鯛めし

  • 鯛めし

  • 三葉の味噌汁

  • 香物

  • 山崎蒸溜所梅酒

  • ほうじ茶アイス

  • ほうじ茶アイス

  • 半個室

  • 看板

2024/02/11 更新

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