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昼の点数:4.5
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.5
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.5
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味4.5
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP4.5
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| 酒・ドリンク4.5 ]
慶応三年の味
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2025/09/14 更新
プロフィールにも書いてある通り、自分として食べログ評価5.0を付ける可能性は99.99%無く、実質的な満点は4.5と決めています。
これまで4.5を付けたお店は2〜3店舗しかなかったと思いますが、今回は久々に4.5を付けようと思います。
このお店は、以前にSNSで見掛けてからずっと気になっていた鰻屋さんですが、今回ようやく初訪問となりました。
大阪には色んな鰻屋さんがあり、群雄割拠の状態だと思いますが、このお店は頭ひとつ分(もっと?)抜け出していると思います。
創業は慶応三年、つまり大政奉還の1867年にあたるので、幕末から160年近くも人気を誇っている伝説の老舗という事になります。
今回はちょっと贅沢に、特上鰻重と白焼一尾と鰻巻を注文し、日本酒とのマリアージュを愉しむ事にしました。
まず特上鰻重ですが、炭火でジックリ火を通される事で、アスリートの様に余分な脂分が削ぎ落とされた国産鰻は、皮はカリッとクランチーで、身も表面だけはややカリッとしつつも、中心部は液体かと思うほどトロトロで、想像以上の美味しさでした。
伝統のタレは低粘度のサッパリした味わいで、スーパーで売っている水飴みたいな代物とは別次元の存在で、砂糖臭さや醤油臭さが全く無いので、鰻本来の味わいを邪魔する事なく、絶妙なバイプレイヤーぶりでした。
白焼一尾は、蒲焼がサウナに入って完全に整ったイメージで、皮を箸でこするとカリカリ音を立てていました。
これこそ、鰻という食材の品質と、職人さんの焼き技術がダイレクトに結実した、誤魔化しの全く効かない逸品です。
すり下ろした本わさびが添えられてあるので、それを僅かに乗せ、数滴の醤油だけで味わいましたが、カリッとしたクランチーな歯応えの後に、不要な脂が削ぎ落とされて旨味の凝縮された鰻そのものの味わいを堪能する事が出来ました。
青森県の田酒とのマリアージュを愉しみましたが、白焼鰻の繊細な味わいと、淡麗な日本酒のシナジー効果で、非常にハイレベルなハーモニーを愉しむ事が出来ました。
鰻巻は、卵本来の香りをが満喫出来る淡白な味付けで、これは焼物とは真逆で脂の乗った部分がペースト状に詰められており、これらが融合する味わいは絶品でした。
当然ながら、品質に比例してそれなりの値段はしますが、充分な満足感を得られる希少なお店だと思います。